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まさきとしか著『あの日、君は何をした』
コロナ禍による巣篭もりのせいで暇を持て余している折りに、たまたまラジオ番組で紹介があったこの作品。
作者が札幌出身だったことに加えて、各界からの批評がことのほか高く、『まさきとしかは、この1作で間違いなく飛躍するだろう』『イヤミスの先頭集団に躍りでるはずである』『軽い気持ちで読み進めれば火傷するかもしれない。』などと、とにかく評価がユニークなのです。
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北関東のある街で平凡な主婦として幸せに暮らしていた主人公の生活は、息子が連続殺人事件の容疑者に間違われて事故死したことによって一変する。深夜に家を抜け出し、自転車に乗っていた息子は何をしようとしていたのか……。
15年後、新宿区で若い女性が殺害され、重要参考人である不倫相手が行方不明に。無関心に見える妻に苛立ちながら、母親は必死で彼を探し出そうとする。捜査が進むうちに、無関係に見える二つの事件をつなぐ鍵が明らかになる。
読み終えた後は「イヤミス」感が残るが、読み応えのあるミステリー作品である。
今日は“小正月”ですが、我が家では“小豆粥”を食べる習慣などは元々ありません。
そもそも今年は母の喪に服しており、“正月飾り”や“鏡餅”なども控えてきたので、どんと焼きや鏡開きも必要ありません。
一部には「忌明け後なら良いのでは?」と言う意見もあるようてすが、やはりここは祝い事や華美な行いは謹しみ、初詣も控えてきました。
明確な根拠も知らずに、ただ昔からの慣わしでそうしてきたのですが、改めてひも解いて見ると、正月に行うことの多くが「神事」であるのに対して、喪中は「仏事」であることから、身が汚れた状態で年神様を招き入れることはタブーとされ、つまり「神事」と「仏事」とでは真逆の行事だからと言うのであります。
何か少し寂しい気もしますが、たまには静かな正月もまた良いものです。
やはりこれを聴かないうちは年が明けた気がしません。
朝から一日がかりでビデオを編集しDVD化して、元旦恒例の「ウィーン・フィル ニューイヤーコンサート」を心行くまで堪能しました。
ウィーン楽友協会の黄金のホールから、TVとFMを通じて世界90カ国以上に放送され、5千万人が視聴するというクラシック音楽でも最も有名なビッグ・イベントです。
シュトラウス一家のワルツやポルカが演奏され、その高額のチケットは世界一入手困難と言われていますが、今年はコロナ感染防止のため史上初めて無観客で開催されました。
指揮はイタリアの巨匠 “リッカルド・ムーティ” で3年ぶり6回目の登壇を果たし、円熟のタクト捌きで王者の貫禄を見せつけました。
恒例のウィーン国立バレエ団によるバレエシーンでは、「春の声」の3組目に第1ソリストの木本全優、橋本清香夫婦が登場し花を添えてくれました。
二人は10代で海外に渡って出会い、ウィーン国立バレエ団に移籍後、橋本は2016年、木本は2017年に最高位である第1ソリストに昇格しています。
海外屈指のバレエ団で夫婦そろって最高位に昇りつめるのは奇跡のような確率かもしれません。
[2021演奏曲目]
1.ファティニッツァ行進曲(スッペ)
2.ワルツ「音波」作品148(ヨハン・シュトラウス2世)
3.「ニコ殿下のポルカ」作品228(ヨハン・シュトラウス2世)
4.ポルカ・シュネル「憂いもなく」作品271(ヨーゼフ・シュトラウス)
5.ワルツ「坑夫ランプ」(ツェラー)
6.ギャロップ「贅沢三昧」(ミレッカー)
7.喜歌劇「詩人と農夫」序曲(スッペ)
8.ワルツ「バーデン娘」作品257(コムザーク)
9.「マルゲリータ・ポルカ」作品244(ヨーゼフ・シュトラウス)
10.「ヴェネツィア人のギャロップ」作品74(ヨハン・シュトラウス1世)
11.ワルツ「春の声」作品410(ヨハン・シュトラウス2世)
12.ポルカ・フランセーズ「クラップフェンの森で」作品336(ヨハン・シュトラウス2世)
13.「新メロディ・カドリーユ」作品254(ヨハン・シュトラウス2世)
14.皇帝円舞曲作品437(ヨハン・シュトラウス2世)
15.ポルカ・シュネル「恋と踊りに夢中」作品393(ヨハン・シュトラウス2世)
16.狂乱のポルカ 作品260(ヨハン・シュトラウス2世)
17.新年の挨拶
18.ワルツ「美しく青きドナウ」 作品314 (ヨハン・シュトラウス2世)
19.ラデツキー行進曲 作品228 (ヨハン・シュトラウス1世)
再放送:1月9日(土)Eテレ 14:00~17:00 の予定です。
正月三が日が過ぎて今日から “仕事始め” という方も多いと思いますが、私の場合は年末年始に録りだめしたビデオの編集・整理が “仕事始め” のようなものです。
年末~年始は何かと忙しく見たい番組も重なるため、複数台のテレビの裏録機能もフル稼働させて録画し、後でゆっくり鑑賞することが通例になっています。
とりわけ、昨年はコロナ禍によりPMFをはじめ楽しみにしていたコンサートが軒並み中止になり音楽に飢えていただけに、恒例のジルベスターコンサートやニューイヤーコンサートが、まるで乾ききった心にビタミンが浸みこむように潤わせてくれるのです。
♪ 恒例の大晦日カウントダウン・コンサート
毎年BSテレ東で生中継される「東急ジルベスターコンサート」は、紅白の終盤と競合する年越しの名物番組ですが、今年のカウントダウン曲はベートーヴェン生誕250周年の締め括りに相応しい交響曲第5番「運命」第4楽章でした。
指揮は、昨年3月にびわ湖ホールでオペラ『神々の黄昏』の無観客上演と無料ライブストリーミング配信を敢行し、大きな話題を呼んだ沼尻竜典で、東京フィルハーモニー交響楽団が奏でるベートーヴェンがオーチャードホールに響き渡りました。
絶対に失敗することはないと信じつつも、画面に映し出されるカウントダウンの秒針と睨めっこしながらハラハラドキドキのコーダ部分でしたが、 0時00分のピッタリ1秒前に終わり、カノン砲は鳴りませんでしたが見事カウントダウンに成功!
あらためてベートーヴェンの音楽のテーマ「苦悩を克服して歓喜へ」のごとく、コロナが収束して希望に包まれた1年になるよう祈りをこめて新しい年をスタートさせたいと思いました。
[曲目]
・モリコーネ:『ニュー・シネマ・パラダイス』 より
・小曽根真:「No Siesta」 オーケストラ版
・ベートーヴェン:交響曲第5番「運命」第1楽章、第4楽章
・シェーンベルク:『レ・ミゼラブル 』より「民衆の歌」
・ピアソラ:「リベルタンゴ」
・ストラヴィンスキー:『火の鳥』 より「子守唄」「終曲」
喪中につき初詣は控えますが、「初日の出」くらいは許されるだろうと思い待っていたら、キタキツネが挨拶回りに来ました。
堤防で見かけたことがありますが、住宅街では初めてなのでビックリしました。
先日の足跡はもしかしてキタキツネだったのかもしれません。
飼い猫等との接触によるエキノコックス感染症が懸念され、正月早々有難迷惑な来訪者となりました。
ちなみに、初日の出は雲や屋根に邪魔されて拝むことは叶いませんでした。
代わりに、富士山上空からのテレビ映像に手を合わせて拝みました。