①宇宙ゴミ
先日、日本の民間企業が開発した「宇宙ごみ」を撮影する衛星の打ち上げに成功したとのニュースがありました。
宇宙には、使われなくなった人工衛星やロケットなどの「宇宙ごみ」が2万個以上浮遊しており、1mmサイズのデブリも含めると1億個を超えるそうです。
こうしたデブリが地球を覆ってしまうと、ロケットや人工衛星の打ち上げができなくなることから、日本の貢献はとても大切なことだと思います。
②核のゴミ
原子力発電に伴って発生するいわゆる「核のごみ」の最終処分地の選定に向けて、全国で初めて北海道の寿都町と神恵内村が手を挙げ文献調査が行われてきました。
対象の両自治体には交付金が用意され、はじめの「文献調査」では最大20億円、次の「概要調査」では最大70億円が支払われる模様ですが、強い放射能を帯びた核のごみの影響が弱まるまでには10万年かかるそうで、賛成派と反対派が真っ二つに割れています。
北海道の鈴木知事は、人類史上これほどの歳月に耐えられる構造物が存在した例がないこと、さらには処分場を受け入れないとする道の条例などを理由に反対する意向を示しており、最終処分地の決定までには紆余曲折が予想され、注視していきたいと思います。
③登山ゴミ
アルピニスト野口健がエベレストの清掃登山を始め、続けて富士山の清掃登山を行う傍ら登山ゴミの廃絶を呼びかける講演会など啓発活動に勤しんでおります。
自分も頂上には2度登ったことがあり、五合目までは数えきれないほど訪れていますが、驚いたのは麓から家電製品や古タイヤ、家庭ごみなど、5合目からの山道は食料品の袋や空き缶、吸い殻などゴミだらけであることです。
究極は山頂に自動販売機が並んでいることであり、こんな山は世界中探してもないでしょうし、世界遺産が泣いていると思います。
④災害ゴミ
石川県の発表によると、能登半島地震で発生した災害廃棄物は県内全体で240万トンにのぼるとのこと。倒壊した建物の廃材などで、県の年間ゴミ排出量の7年分に相当するという。
全壊・半壊建物の廃材や使えなくなった家具・家財などで、被害の大きい奥能登地区では、穴水町で年間ゴミ排出量の96年分、能登町は46年分、輪島市は31年分に相当する災害廃棄物が発生。
特に建物1万棟以上が被害を受けた珠洲市では、同市の年間ゴミ排出量132年分にあたる58万トンのゴミが発生した模様で、先ずこれらを処理しないことには復旧・復興の道筋は見えてこないという。
国会では自らの裏金問題すら説明でない体たらくさで、こんな奴らに国の舵取りなどか任せてられません。
⑤家庭ゴミ
3R活動とは、Reduce、Reuse、Recycle の3つの頭文字で、使用済みになったものでも廃棄せず、可能な限り加工・販売して再使用を促進すること、さらには再使用された後に廃棄されたものでも、再生資源として再生利用すること。
『分ければ資源、混ぜればゴミ』は、環境に関する意識を高め行動を促すための標語ですが、身近には家庭ごみがあり、日々家庭ごみ収集カレンダーに基づき回収日ごとに分別して町内ゴミステーションに出しています。
「SDGs」は国連サミットで採択された「持続可能でよりよい世界を目指す国際目標」ですが、一人一人の日々の小さな行動の積み重ねが、必ずやこの地球を未来につなげて行くことが出来ると信じたいものです。