元旦は観たい番組が沢山あるので、ニューイヤーコンサートは録画して後でゆっくり鑑賞することにしています。
ウィーン楽友協会の黄金ホールから TV&ラジオを通じて世界90カ国以上に放送され、5千万人が視聴するというクラシック音楽界最大のビッグイベント。
コロナ禍で昨年は無観客で行われましたが、今年は1,000人限定で観客を入れ、幕開けに不死鳥の名を冠した「フェニックス行進曲」を持ってくるなど「コロナに屈しない」という決意表明のよう。
シュトラウス一家のワルツやポルカとともに、世界中の音楽ファンに熱いメッセージを届けてくれましたが、やはり恒例のアンコールの終曲には聴衆の手拍子が似合います。
ニューイヤー・コンサート2014~マエストロもまだ若々しいです!
コンサートの模様は1月7日に全世界でデジタル配信が開始され、国内盤の発売はCDが1月26日、ブルーレイが2月16日の予定ですが、一足先にオリジナルDVDとして収録しました。
世界的指揮者のバレンボイムは、幼い時から両親の手ほどきだけでピアニストとしてその名声を確固たるものとしてきましたが、彼を語るとき「ウェスト=イースタン・ディバン管弦楽団」抜きに語ることは出来ません。
米文学者のエドワード・サイードととともに、イスラエルと対立するアラブ諸国から集まった若者たちによる「ウェスト=イースタン・ディバン管弦楽団」の結成に深く関わり、「共存への架け橋」を理念に活動を続けています。
彼らが紡ぎ出すハーモニーは、“いつ聴いても” “何度観ても” 涙なしではいられません。
Beethoven Sym.No.6 (Proms 2012)