日本ハムのGMに東京五輪で侍ジャパンを金メダルに導いた球団OBの“稲葉篤紀”氏が就任するとのニュース。
さらに、新監督には同じく球団OBで稲葉監督とチームメートだった“新庄剛志”氏の就任が最有力との情報も……
マジに“新庄監督”の就任はあるのだろうか?
もし実現すれば本当に面白いことになりそうな予感が!
プロ野球はお金を払って見るものだから、ただ勝つだけでなく魅せるプレーをして欲しい。誰とは言わないが、しかめっ面をして野球理論を振りかざされても面白くも何ともない!
あの“新庄劇場”と言われる奇想天外な発想とプレースタイルを思い出すだけでウキウキしてくる。
現役時代は敬遠球をサヨナラ安打したり、オールスター戦で奇跡的なホームスチールを敢行するなど、「新庄劇場」と揶揄する人も多いが、常にファンサービスを考え野球界を変えてきた男である。
メジャーから帰国後、巨人などからのオファーを断り、あえて弱小球団であった日ハムを選んだのもファン心理を考えてのこと。
当時、本拠地を東京ドームから札幌ドームに移したばかりで、入団会見で「札幌ドームを満員にする」と宣言。開幕戦で4万人以上のファンがドームを埋め尽くしたことは今も語り草である。
さらに06年の開幕直後に、いきなり引退を宣言したが、これも入場者数を増やしたい、球団の台所事情をおもんぱかっての行動で、しかもこの年、日本一を達成しての引退はあまりにもカッコよすぎる。
引退後はインドネシアのジャワ島に移住し、プロ野球とは一線を引いた格好だったが、昨年48歳で突然12球団トライアウトを受けると宣言して“不合格”となったものの、プロ野球界への復帰を待ち望む新庄ファンの期待は大きい。
正月のテレビ番組では、日本ハムの新球場がオープンとなる23年に自分に監督就任のオファーが来ると勝手に予想し、「ヘッドコーチに福山雅治、守備走塁コーチに木村拓哉なんか面白くない?」など、誰も思い付かないような夢を描いて笑わせたり、「自分は総合監督になり、他にピッチング監督とバッティング監督、守備走塁監督の4人監督制にする。」「ピッチャーの交代やピンチヒッターの起用、代走や守備位置の変更などは各監督に任せて自分は一切口出ししない!」とも。
もうセオリー重視の野球なんかつまらなくなって、常識外れともとれる奇抜なアイディアが次々と出て来て、聞いているだけで夢が膨らむ。
是非とも日ハムに来て新風を吹き込み、新しいスタイルの球団を目指して欲しいし、ついでに北海道を盛り上げてくれるならそんな嬉しいことはない。