編集委員の顔とも言える『編集後記』をT女史に依頼したのには訳がありました。
実は彼女から『今年度いっぱいで編集委員を卒業したい』旨の申し出があり、願わくば引き留め工作の一環として、最悪でも卒論としての意味合いを持たせたかったのです。
広報紙に限らず社内報や機関誌などにおいて、読者は本編よりも先ず編集後記から読む人が以外に多いのだそうです。
発刊にあたっての想いや、特に力を入れた点、編集を通しての裏話や苦労話など、読者に身近に感じてもらうためのコミニュケーションの場でもあるからです。
リニューアル創刊時のコンセプト『地域への情報発信』『仲間意識の醸成』『次世代への継承』の三点を踏襲しつつ、これまでの「何があったかを振り返る過去形」から、「地域の現状を踏まえ、何が大切で何が問題なのかを問い、あるべき姿やそのためにはどうすれば良いかを皆で考える未来形」へと編集方針を変更したところです。
そんな想いを共有し合いながら、3年連続受賞の名に恥じない紙面になるよう、最終ページを飾ってもらいたいと思っています。