『私のエッ!?日記』(暇爺の“ボヤ記”) 

 ~平凡な日常を画像で綴る Photo diary ~

S.ヨンチェヴァの「椿姫」

2020年01月24日 13時45分23秒 | 日記

 連夜のオペラ三昧で、今夜はWOWOWの『椿姫』(METライブビューイング 2017年3月11日

 世界で一番愛される “オペラの中のオペラ” と名高いヴェルディの名作「椿姫」。美貌と美声を併せ持つ新星ソニア・ヨンチェヴァが不滅のヒロインを歌い上げます。

  ネトレプコがザルツブルク音楽祭で鮮烈なデビューを果たした時と同じビリー・デッカーの演出。真赤なドレスとシンプルな舞台装置、ジョルジョ・ジェルモン役もトーマス・ハンプソンと共通性が多く、ついネトレプコの『椿姫』と比較しながら観てしまいました。

 

 

 

 もう一つの注目は指揮者のニコラ・ルイゾッティでした。

 彼を語るには、2006年10月3日サントリーホールでの「グレート3テナーズ ガラコンサート」は外せません。悪戯っぽい目でのアドリブや、茶目っ気たっぷりのサプライズは忘れられません。

 ちなみに彼は、ボッケリーニ音楽院在学中に “作曲・ピアノ・声楽” を学んでおり、決して趣味のレベルなどではありません。


グレート3テナーズ ガラコンサート アンコール



 この頃は、まだコンサート指揮者というイメージが強かったのですが、その後サンフランシスコ・オペラの音楽監督を経て、今や最高峰のメトロポリタン・オペラを指揮するまでになっていました。

 緻密な指揮により音色とハーモニーの統制を的確に表現し、その繊細なオケの響きにしっかり溶け込む各歌手の力量とで、ヴェルディの名作見事に紡ぎあげてくれました


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