『私のエッ!?日記』(暇爺の“ボヤ記”) 

 ~平凡な日常を画像で綴る Photo diary ~

オートファジー

2016年12月16日 06時55分44秒 | 日記
 直訳すれば「自動」「あいまい」? 一体なんのこっちゃ! 「自食作用」?= タコの足食いか!? 
 凡人にはさっぱり解りません…



 今年のノーベル医学生理学賞を受賞した東京工業大学の大隅良典栄誉教授の業績が「オートファジー(自食作用)の仕組みの発見」でした。

 細胞内の一部を分解してリサイクルする仕組みだそうで、主に外部から十分な栄養をとれないときに起こり、細胞内をきれいにする浄化作用や、病原菌を分解する免疫などの役割も担っていることが分かってきているという。

 酵母のような単細胞生物から哺乳類まですべての真核生物がオートファジーの機能を持っていて、山などで遭難して水だけで何日も生き延びて無事生還するケースは、細胞の自食作用により生命の危機的状況を一時的に回避するオートファジーのおかげだそうです。

 大隅さんは「誰もやっていなかったから」という理由で、分解酵素のメカニズムに着目、小さいリソソームではなく大きい液胞だからこそ顕微鏡で観察でき「ラッキーだった」と言い、酵母で実験したことが成功のカギだったようです。



 酵母といえば凡人には「酒」くらいしか思い浮かばないが、何と公式晩さん会に日本酒が提供されるのだという。神戸酒心館の「福寿・純米吟醸」で、日本人がノーベル賞を受賞した年には必ず提供されるそうで、さぞかし大隅教授も美酒に酔いしれたことでしょう。



 それでは、私もあやかって「乾杯!」



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