おしゃべり花ガーデンと手作り三昧

カリフォルニアで、季節ごとのお花を育てながら、手作りも楽しんでいます。

無花果で短歌

2021年06月26日 | 短歌
今年は、無花果が大きいです。そのままで食べてもおいしいし、ジャムにしてもおいしく、砂糖をあまり加えなくても甘味が十分あります。
無花果は、中近東、トルコやギリシャの辺りにあるフルーツだそうです。寒さに弱いので、日本では、関東東北地方では育たないようです。
花の無い果実と書きますが、花は実の中にあるそうです。食べるとプチプチっと音を立てますが、それが花なんだそうです。また受粉をせず単体で実を結ぶという変わったフルーツです。単為結果性品種というそうですが、一本で結実します。子供の頃から身近にあったのに意外と知らないことでした。






そんな無花果で短歌を作りました。


無花果の葉影で語るキリストの声包むごとふくらむ果実

イスラエルの方では、無花果の木の木陰で本を読んだり暑さをしのいだりしていたようです。
2000年前には、イエス・キリストが木陰で説教をしていたかもしれないと思い詠んでみました。


極楽鳥花さんの寸評

キリストのみ言葉が果実に入ってふくらむというのは、すばらしい発想です。
ですが、ここでは少し無理な表現と思います。
無花果という言葉はそれだけでインパクトがあります。
無花果の中に「果」が入っているので、結句の「果実」で重なりがあります。
又ふくらむ果実とは言いません。果物は実るか熟すと表現します。
それから「葉影」は「葉陰」が正しいです。

改作
無花果の葉陰で語るキリストのみ声聞きたしまなこを閉じる

これは改作の一例です。これが絶対ということはありません。


極楽鳥花さん、ありがとうございました。



コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ジャム作り、グラジオラス(... | トップ | 南国の花たち  サクララン... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
日本語の難しさと楽しさを感じます💛 (ふらフラガール)
2021-07-01 16:25:51
おしゃべり花さん作の短歌が、イメージが沸いて良いなあと思っていたら、極楽鳥花さんの寸評で、なるほどと、さらに感慨深くなりました。独学では学べない、師に教えを乞う醍醐味を感じますね!心が豊かで穏やかになる短歌だと思いました。
今回の影と陰ですが、同じような経験をすることが多々あるように思われます。陰の方が正しいのですね。私も、どちらの漢字を使うのが良いのかなあ?と迷うことがよくあり、便利なネット辞典で確認することも増えてきましたが、今まで、間違った漢字の使い方をしていたことが思い当たったりします。
また、果実は、ふくらむとは言わないのですねえ。蕾がふくらんだと言うので、果実もそうかなと思ってしまうけど、ホント、要注意ですね。写真の無花果は、綺麗に熟して、ほっぺが落っこちそうなくらい美味しそうです♪無花果三昧、羨ましい限りです!ジャム作りも、いっぺんには行かないようですが、長く楽しめるので、精を出して頑張ってね!
返信する
Re:日本語の難しさと楽しさを感じます💛 (ふらフラガール様) (おしゃべり花)
2021-07-03 18:13:53
あたたかいコメントをありがとうございます。
極楽鳥花さん曰く短歌も俳句も読んでもらって完成するものと言われていました。短歌会などに参加をするのもそういう意味でも必要なことのようです。今回は極楽鳥花さんからいろいろな意見がいただけてよかったです。
中でも漢字の間違いは、ふらフラガールさんも同様の間違いの経験があるようですが、打ち込み変換ミスが他にもあると思います。
無花果を見上げながらあれこれ考えただけでも、随分と脳を使いました。出発が低次元ですが、日々の何でもないこと一つ一つをじっくり味わっているような新感覚でした。
無花果は、今年はサイズが大きいです。見てもよし、食べても良し、短歌に良しです。
返信する

コメントを投稿

短歌」カテゴリの最新記事