goo

▲9月議会/議会最終日&全員協議会

■「税金の無駄遣い」に的を絞り、発言をした9月議会でした

 ★斎場建設計画の進め方が問題!と、1億円の無駄遣いを指摘!

 ★土木建築事業の落札率が97.3%(過去1年4ヶ月集計)。
  談合が起きない入札制度を!

の上記2点を主に訴えました。

■最終日、市民の税金金無駄遣いストップのため、2度の”動議!”を発しました。

・委員会報告で質問

 委員会報告に対して、今までほとんど質問がありませんでしたが、文教福祉委員会報告と経済建設委員会報告に質問しました。

 と申しますのも、斎場建設における都市計画の進め方に関する資料が、文教福祉委員会と経済建設委員会で開示されたものが全く違った資料であったからです。同じ計画なのに、違う資料が提示され、その資料によって議論されたわけですので、委員会での議論や採決は、意味がないということになります。

 ふたつの委員会への質問で、それぞれの委員会に市側から提示された資料は、同じものでなかったことを確認しました。

・斎場への進入道路の市道認定の議案で、「動議!」を発しました。

 「斎場がらみの道路だ」という説明があったり、「斎場がらみではない」と説明があったりと、市側の説明が一貫していないこと。また、2つの委員会への資料が、同じものでなく、まちがった資料のもと審議されたので、継続審議を求めると、動議の提案をしました。

 動議に対して、賛否がとられ、賛成6(私・市民派1、保守1、共産4)で動議が成立。次に、継続審議にすることに対する賛否がとられました。残念ながら、賛成多数で、そのまま議案は通ってしまいました。

・引き続き、 補正予算案でも「動議!」

 補正予算案には、この「斎場への進入道路建設事業費」が、約1億5千万円計上されていました。市道認定議案と同様、継続審議の提案をしました。採決は、同様でした。

・市民に1億円者損害を与える道路計画に、以下のような反対討論をしました。

 斎場がらみの道路であります「款:土木費 項:道路橋梁費 目:道路新設改良費」に問題がありますので、反対の立場で討論を致します。

 1番目の反対の理由は、議案質疑の折りも質問しましたが、斎場計画と一体化すれば、合併特例債が利用できるのに、1億円を放棄してまでも急ぐ理由が明確にされなかったことです

 今回、この道路建設にかかる補正予算額は、1億5千080万円です。これを合併特例債を利用するとして、2%の利率で10年借りたとします。私の計算では、地方交付税で約1億1千万円補填がされることになりますが、このお金を捨ててまで、急いだ建設を選択する明確な理由が、当局からは示されずませんでした。これこそ、無駄遣いであると私は考えます。

 2番目の理由は、基本計画もできていない、環境影響調査もまだこれからであり、何ら斎場建設計画について議会に示されていない段階で、建設予定地内の道路建設を認めることできません。今後、この道路にあった施設計画となっていく可能性があり、過大な施設になる危険をはらんでいると考えるからです。

 まずは、基本計画、そして、環境影響調査、そして、工事といった、正規の手続きを踏むべきであり、今回の補正予算は、この正規の手続きから外れたものです。

 文教福祉委員会では、基本計画も、環境影響調査も未実施であり、道路建設は時期尚早との意見が何人かの議員の方からあったわけですが、副市長は「環境影響調査の結果や基本計画原案を踏まえ、公聴会などを開いて市民の声を聞いていくから」と、「火葬場の都市計画手続」という資料のもと答弁をしました。市民の声を聞いて計画が変わる可能性のあるものを、道路だけ先行して造ることは、副市長の答弁とも矛盾していると考えます。

 3番目の反対理由は、集中改革プランとの整合性をとるのに、この進め方では問題があるからです。、
 
 6月議会で質問しましたが、その中で、企画部長は「斎場基本計画が策定されていく中で、整合性をとっていかなければならない」との主旨の答弁をされましたが、正規の手続きを踏まねば、市長が決めた「集中改革プラン」との整合性を見極める機会がなくなるということです。
 先日の特別委員会に於いても、地元対策費についての話も出ましたが、「もっとあとでよい」とのことで、先延ばしにされました。こういったことを建設計画と平行して考えていかねば、全体の費用がわかりません。どうやって集中改革プラント整合性をとるのでしょうか。

 4番目の反対理由は、農業振興地域の除外の手続きについてです。文教福委員会では、「2万平米を越すと市全体の農振の見直しが必要になる」との説明がありました。行政だからこそ、手続きをきちんと踏まねば、毅然とした指導ができなくなります。2万平米以下にするために、道路を造ることには問題があります

 5番目に、地元と交わした覚書についてです。
 覚え書きは、法律上、契約書と何ら変わらない法的な力があります。そのなかで、今後計画が変更になる場合があることなどが記されていないなど、議会の決定によっては変更が伴うものであるにもかかわらず、そのような但し書きが記されていません。議会軽視ではないでしょうか。

 迷惑施設の受入をしていただくことへの感謝と、正しい手続きを踏むことは、別のことです。市になって初めての大きな事業です。今後の前例となるものですので、きちんとして欲しいと思います。

■議会終了後、全員協議会が行われました。

 賛成された方で、手続きが変だと考えていらっしゃった方もありました。
 議会終了後、全員協議会で、副市長から「文教福祉委員会での発言を撤回する」との発言があり、混乱がありました。(最終日の採決を終えての撤回はできません。)。このような事態となり、「市側の今後の予定を、一週間以内に示すよう」議長から要望がされ、10月4日の午後、全員協議会が開かれ、市側から説明があります。しかし、私は、こういったことがなぜ本会議で議論されずに、議事録の残らない全員協議会になるのか・・・残念でなりません。議会の形骸化につながり、市民から信頼をなくする大きな問題だと感じました。

コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする