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▲鉄鋼スラグ問題、本日、県からの回答日

■8月23日に提出した質問に対して、本日が回答期限となっています。

 回答は、10日ほどでとお話ししましたが、県としては、2週間欲しいとのことでした。2週間後となると本日です。投函の前に、FAXでいただきたい旨、先ほど県へ連絡を入れました。

■県の調査結果の発表、遅いですね。

 フェロシルトのときも、調査から発表まで時間が掛かったときは、何か問題がありました。今回もなかなか発表がされません。何らかの対策を県として示さねばならないので、遅れているのかもしれませんね。

 鉄鉱石から造られた鉄鋼スラグも安全かどうかは、今治市の汚染事例もあるので、慎重に判断する必要があると思います。また、鉄くずから造られる鉄鋼スラグは、原料によって汚染がでることが考えられますので、リサイクルにあたって、どんなチェックをしていくのか課題です。そして、今回、ブログにコメントを頂きましたので、「鋳物砂」のリサイクル問題について、webで調べてみました。(川崎重工業(株)鋳物砂問題関連

今回の取り組みで、
  ・ 汚染を伴うリサイクルをどう防ぐか
  ・ 市場性のないリサイクルから発生する「廃棄物野積み問題」
のふたつの問題提起ができたかと思います。

■なごやのゴミ問題への取り組みから

 藤前干潟やなごやのゴミ非常事態宣言など関わっていた頃、新日鐵に見学に行ったことがあります。名古屋市は、いち早く、容器包装リサイクル法を取り入れ、プラスチックごみのリサイクルに取り組みました。

 リサイクルといっても、製鉄所の高熱の炉の中に、プラスチックを還元剤代わりに投入するわけで、焼却とどう違うのかな?と思うわけですが、質問の時間にこんなやりとりがありました。

私 「プラスチックに含まれている還元剤や可塑剤、重金属類は、どこに残るのですか?」
新日鐵 「鉄鋼スラグに残ります」
私 「そんな鉄鋼スラグを、路盤剤に使ってもだいじょうぶですか?」
新日鐵 「プラスチックは、還元剤の10%くらいまでしか使わないので、微量ですから大丈夫です」

 これらやりとりから「不純物は鉄鋼スラグに残るもの」という考え方が、私の脳裏にこびりつき、今回、調べてみようというきっかけともなりました。

■愛知県知事も、「あいくる」認定に問題があったことを認めました。よりよい体制をつくっていって欲しいと思います(読売新聞・9/4)

あいくる制度 「チェック態勢に問題」
知事、製品安全性など指摘

 神田真秋知事は3日の定例記者会見で、愛知県が推奨している産業廃棄物を加工したリサイクル建設資材について、「企業に製品の検査結果を出してもらっているが、きちっと報告されていたのか。県のチェック態勢も問題だ」と述べ、製品の安全性について県の審査が十分ではなく、品質などに疑問があるとの考えを明らかにした。知事が制度の問題を指摘したことで、「県のお墨付き」が揺らぐ事態ともなりそうだ。

 リサイクル資材について県は2002年4月から、有害物質が検出されないことなどの評価基準を設け、製造業者からの申請を受けて適合するものを認定する「県リサイクル資材評価制度(あいくる)」を実施。今年8月10日現在、産廃中間処理業者など約300社の23品目1557資材を認定し、公共工事で率先利用している。

 あいくる認定製品を巡っては、鉄鋼スラグから路盤材を製造している蟹江町の業者が鉄鋼スラグを野積みしている県内6か所保管場所の周辺から、環境基準を超すホウ素などの物質が検出されたと市民グループが指摘。業者はあいくるの申請で工場以外の保管場所を明記せず、県は野積みの実態を把握していなかった。(2007年9月4日  読売新聞)

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