時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

生命保険各社が自民に献金

2007年10月08日 | 政治問題
第一、住友、日本、明治安田の大手4社の生命保険会社だけで、2001年度からの5年間で、各社とも100億円以上の保険金の未払いがあったと報じられている。
この4社以外にも、10月5日に発表があった20社で、最高数10億円の未払いがあったというから驚くばかりである。また、調査中の10社、調査終了の4社を含めた38社の総計で、分かっただけで累計120万件、金額にして910億円に上っている。
保険契約というのは、基本契約のほかに「特約」があるが、どうも不払いの手口は、この「特約」に該当する部分を意図的に支払わないということがあったようだ。
この特約部分は、保険者が申告する必要があるが、保険各社は、このことを知りながら、保険者から申告がなければ、黙っていて支払いを免れていたらしい。極めて悪質な手法である。
読者の皆さんも、保険契約を確認するとともに、特に、「特約」については入念にチェックすることをお勧めしたい。
その一方で、大手4社だけで、2001年から2006年の6年間に、自民党に2億1500万円もの献金を行っていたことが明らかになっている。
金融庁が2005年2月に、明治安田生命に対して最初の業務停止命令を出して以降も、4社は献金を続けていたわけであり、生命保険業界の体質とともに、国や金融庁の監督責任が厳しく問われる事件である。