時々新聞社

慌ただしい日々の合い間を縫って、感じたことを時々報告したいと思います

あの時にこうしていたら、・・・

2007年09月15日 | 社会問題
先日、社会面のニュースを見ていてつくづく考えたことがある。
人生というのは、本当に後悔の連続だ。

<その1>
11日午後、墨田区のカードショップで、本を万引したことを注意された近くに住む30歳前後の男が逃げようと店内で暴れた。店側は110番通報し、男性店員が男を床に倒して押さえつけ、取り押さえた。男はさらに抵抗したが、すぐにぐったりと動かなくなり、病院に搬送されたが意識不明の重体。警視庁本所署は傷害の疑いもあるとみて、店員らから詳しい経緯を聴いている。
責任はもちろん犯人にあるが、この犯人も愚かな行為をしたと悔やんでいるだろうか。そして、取り押さえた店員の心にも大きな傷を残すことになった残念な事件である。

<その2>
名古屋大の学生が鳥取市の国立公園・鳥取砂丘に、足で砂を掘り返して「HUCK」と文字を刻んでいたことが11日にわかった。「落書き」は横約50メートル、縦約15メートルに及び、自然公園法違反の疑いもあるとして環境省が調査を始めた。
同大によると、砂丘に文字を刻んだのは、野外活動サークル「ハックルベリー・フィン」に所属していた男子学生7人。今月1日から1週間かけ、兵庫県たつの市から鳥取砂丘まで徒歩旅行をし、8日朝、砂丘に到着し「ゴールの記念」に、サークルの呼称である「HUCK」と刻んだという。
落書きそのものは、風雨に曝されているうちに元に戻るのでそれほど騒ぐことではないように思うが、こんな大きな落書きを見せられた観光客はさぞ興ざめしたことだろう。「つい軽い気持ち」というのが、人生に大きな禍根を残すことになるのだろう。

<その3>
11日午後、3階建て住宅の敷地内で女児が倒れていた。女児は病院に運ばれたが、頭などを強く打っており間もなく死亡した。同署はこの住宅の3階の窓から転落したとみて調べている。
調べでは、女児は近くに住む40歳代の会社員男性の3女で小学5年生(11歳)。友だち宅に遊びに来ていたといい、女児は友だち2人と鬼ごっこなどをしていたらしい。
鬼ごっこに夢中になって、窓から転落してしまったのだろう。転落した少女は気の毒だし、一緒に遊んでいた2人の友人も悲しい思い出を抱きながらこれからの人生を送ることになるのだろう。

人生の中で、あの時にこうしていたら、あんなことをしていなければと思うことは多い。そのことによって、それこそ生き方が180度変わってしまった人も多いに違いない。
逆に、何かのきっかけで、思わず人生が切り開けた人も多いだろう。
過去を変えることはできないし、忘れ去ることもできない。
これからの人生を悔いのないように生きていくしか仕方がないのだが、過去の教訓を思い起こしながら生きることの大切さを痛感している今日この頃である。