[※ 2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日というトリガー(『報道特集』、2021年06月26日、ブログ主が改変)↑]
(2021年12月18日[土])
『●損害賠償費用、佐川さんが払うの? アベ様? 昭恵様? 麻生
元財務相? いえ、税金です。こんなふざけた話があるでしょうか?』
『●「認諾」という卑劣な手…《岸田政権は、真相を明らかにしたくない
ために国民の税金である札束で赤木さんの頬を張ったのだ》(リテラ)』
《改ざんの元凶・安倍元首相夫妻を守り雅子さんの頰を金ではたく卑劣》。
東京新聞の【<社説>森友訴訟幕引き 裁判でも「隠蔽」なのか】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/149382?rct=editorial)によると、《国は不意打ちの訴訟終結という手段を選んだ。裁判での学校法人森友学園をめぐる文書改ざんの真相解明は遠のき、自殺した元財務省職員の妻の思いはかなえられない。国会での徹底追及を望む。相手の請求をのみ、損害賠償を支払う「認諾」という方法がある。確定判決と同じ効力がある。元職員赤木俊夫さんの妻・雅子さんが、国と財務省理財局長だった佐川宣寿氏に損害賠償を求めた訴訟協議で、国は一転、認諾を伝えた。つまり雅子さんが求めた約一億円の請求を受け入れる書面を国側が裁判所に提出し、訴訟は即日、終結してしまった。これは賠償金を払って、真相を「隠蔽(いんぺい)」する幕引きに他ならない。雅子さんは「負けたような気持ちだ。真実を知りたいと訴えてきたが、こんな形で終わり、悔しくて仕方がない」と述べた。すべてを物語っていよう。つまりは国側が訴訟の手続きを逆手にとったのだ。公文書改ざんの詳しい経緯の説明から逃れるためと疑われて当然だ。訴訟終結で証人尋問などは行われず、真相究明は遠のく。政治家や幹部職員の関与が闇に葬られるのは到底許されない。そもそも国は全容解明に後ろ向きだった。麻生太郎前財務相は二〇一八年に行った調査のやり直しもずっと拒んでいた。改ざんの過程を示す「赤木ファイル」の存否も「調査中」だったが、裁判所から提出を求められ、やっと今年六月に内容が明らかになった》。
この裁判は「おカネじゃないんだよ」!! 明らかにすべき真相……原因の一つ=安倍昭恵氏、トリガー=アベ様、責任者の一人=麻生太郎前財務相…彼らを庇うために、真相を隠すために、この国・ニッポンは何をやってしまったのか…。
東京新聞のコラム【筆洗】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/149379?rct=hissen)によると、《伴った妻を任地で亡くした。知人の不幸を告げる知らせが追い打ちをかけるように届く。断腸の思いで涙したという大伴旅人の歌が、万葉集におさめられている。<世の中は空(むな)しきものと知る時しいよよますます悲しかりけり>。世の中とはむなしいものであると知るにつけ、悲しみはいよいよますます込み上げてくるのですと▼夫を失った悲しみに追い打ちを加えるように、真相を知る道までも、むなしく閉ざされてしまった。世の中を治める人々の無情を知らされ、いよいよ悲しみ、打ちひしがれているはずである。赤木雅子さんの心中を察する▼森友学園に関する決裁文書改ざんを苦に自殺した近畿財務局の元職員、赤木俊夫さんの妻である。国に損害賠償を求めた訴訟は賠償責任を一転して認めた国側の手続きによって突然の終結となった▼「認諾」だそうだ。裁判の関係でしか見ない言葉である。名案と考えた人がいたのではないか。この手続きを取れば、賠償金を払うけれど、追及をかわすことができると▼鈴木財務相は遺族に対して心よりのおわびを口にし、国の責任を明確に説明している。ならば遺族の心をますます傷つけることになる認諾での幕引きなど、あっていいものだろうか▼情報開示に向けた遺族の願いに、国は応じてほしいが、この奇策の後でどうだろう。世の中のむなしさが、高じているようである》。
《「報道機関が声を上げてほしい」》し、国会(真の野党)も《批判》してほしい。
東京新聞のコラム【ぎろんの森/森友訴訟幕引きへの憤怒】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/149667?rct=discussion)によると、《本紙に対して読者から「報道機関が声を上げてほしい」「このまま曖昧にせず取材を続けてほしい」と叱咤(しった)する声も届きます。真相を究明し、権力の誤った行為に、間違いだとはっきり言うのは、報道機関の義務の履行にほかなりません。私たちはこれまでも、そしてこれからも「言わねばならないこと」を言い続ける新聞であり続けたいと考えています。(と)》。
これも、東京新聞の記事【【抗議文全文】夫は国に2度殺された…赤木雅子さん、森友改ざん「悔しくて仕方ない」】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/149597?rct=national)。《森友学園問題を巡る財務省の決裁文書改ざんに関与させられ自殺に追い込まれた財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が17日、同省を訪れ抗議文を提出した》。
東京新聞の記事【財務省職員、赤木雅子さんとの同席拒む 「お墓参りを」伝えたいだけなのに…森友改ざん】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/149588)によると、《雅子さんはその後、報道陣に「怒鳴り散らすようなことをするつもりはない。夫の残した物がまだあるなら出してほしいし、夫がどんな風に仕事をしていたのか知っていたら話してほしいし、もしお墓参りに行きたいという方がいたら、ぜひ来てほしいと伝えたかった」と話した》。
《何も説明せずに幕引きを図る卑劣さと不条理》…《「報道機関が声を上げてほしい」》し、国会(真の野党)も《批判》してほしい。そして、《人々の「許せない」という声》が必要。
日刊ゲンダイの記事【森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記 相澤冬樹/裁判打ち切りの抗議文を提出した雅子さんとは「同席しない」と言い放った財務省の卑劣さ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298925)によると、《理由を尋ねても「裁判の相手だから」の一点張り。自分たちで裁判を終わらせておきながら、今度は別の情報開示をめぐる裁判を理由に同席を拒否した。その後のヒアリングでも裁判を終わらせた理由について「いたずらに長引かせないため」としか言わない。だが、ここまでいたずらに長引かせたのは彼らの方なのだ。この後、雅子さんは弁護団とともに財務省を訪れ、打ち切りに対する抗議文を手渡した。最後に「必ずお返事をくださいね」とお願いしたが、明確な答えは返ってこなかった。何も説明せずに幕引きを図る卑劣さと不条理。人々の「許せない」という声で事態を動かしたいと願う》。
『●スゲエなぁアベ様、露骨…忖度な太田充理財局長に《論功行賞で、
財務省きっての花形ポストがプレゼント》』
『●頭から腐った自民党のその総裁・アベ様という《総理のために
嘘をつくことが奨励される国──》ニッポン』
『●《改ざんを命じられたときも相当抵抗…。やっているのは犯罪。
自分の信念や理に反して悔しかっただろう》』
『●《近畿財務局元職員の妻が…佐川宣寿氏と国を相手に…大阪地裁に提訴》
…《前代未聞の改ざんなのに、最高責任者の麻生太郎財務相》は?』
『●近畿財務局元職員のご遺族が提訴…《刑事罰どころか出世していた
財務省の“改ざん指示”幹部官僚たち》や行政府の長、財務相の冷酷非道』
『●パワハラにより森友公文書改ざんという犯罪を強要…真の犯罪者
《なんとも無責任な態度》な行政府の長や財務相、財務省幹部官僚達』
『●森友公文書改ざんという犯罪を強要…泥棒(アベ様や財務相)が縄を
綯う(まともな再調査する)訳がない…第三者性のある新たな調査を』
『●アベ様や財務相はトップに居座り続け、財務省幹部官僚達は栄転
…《内輪のあやふやな再調査ではなく、第三者性のある新たな調査》が必要』
『●私人の「桜を見る会」、《政府の自粛呼びかけの最中であること》
だけ《が原因ではない》…森友問題、アベ昭恵様が〝タマ〟を込めた結果…』
『●《昭恵夫人が発案し立ち上げた事業の資金提供者》であるが故に
《「桜を見る会」に招待されていたマルチ企業》48ホールディングス社長』
『●(西日本新聞)《桜下に羽目を外さず》…《首相は、公園の桜ではなく
飲食店の敷地内なので「花見ではない」》…桜は見たが花見じゃない』
『●《新型コロナウイルス禍の対応に尽力している政府は絶対の正義で、
社会防衛の前には人一人の命ごとき取るに足らないとでも言いたげ…》』
『●再び《論功行賞》…《そもそも太田氏は、森友公文書改ざん問題から
安倍首相を守ってきただけではなく、深く関与している…“当事者”だ》』
『●《「改ざんした日からコロッと様子が変わって、口数も減って
しゃべらなくなった」(赤木雅子さん)》…〝壊した〟犯人らはのうのうと…』
『●《菅義偉官房長官…「報告書に事実が書かれ、検察の捜査も行われ
結論が出ている」と訴えを一蹴…雅子さんや遺族、そして世論は納得》?』
『●デモクラシータイムス《「僕の雇い主は国民です」と胸をはり…生きて
いた夫が壊れたのはなぜか、「私は真実を知りたい」から》…に応えよ』
『●アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、いま黒塗りに』
なっている夫がうつ病になった経緯であるとか、出すのは簡単なことだ》』
=====================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/149667?rct=discussion】
ぎろんの森
森友訴訟幕引きへの憤怒
2021年12月18日 07時54分
私たち論説室にとっても驚きでした。森友学園問題に関する財務省の決裁文書改ざんを巡る訴訟で、国が約一億円の賠償金を支払うことで幕引きを図ったことです。
国との訴訟が終結したことで、改ざんへの関与を苦に自殺した財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が求めていた事実の解明は、法廷では困難になりました。
事前の通告はなく、国が訴訟の仕組みを逆手に取り、不意打ちした形です。
読者から本紙には「国の説明はあまりにもお粗末」「こんなことってあるのか。大変腹立たしい」「真相がはっきりしないまま結審させてはならない」「ここで諦めたら政府の思うツボ」などと怒りの声が相次いで届いています。
私たちもその怒りを共有します。十七日社説「裁判でも『隠蔽(いんぺい)』なのか」との見出しを掲げて「公文書改ざんは民主主義の根幹を破壊しうる重大な不祥事である。はびこる隠蔽主義は、国民への背信行為でもある」と訴えました。
鈴木俊一財務相は「いたずらに訴訟を長引かせるのは適切ではない」と述べました。国は責任を認めたとはいえ、いきなり裁判の幕引きを図るのは、明らかにしたくない真相があるのではないか、と疑われて当然です。
雅子さんは岸田文雄首相に「第三者による再調査で真相を明らかにしてください」と求める手紙を送り、手紙を読んだ首相は「しっかり受け止めたい」と述べています。
「聞く力」を強調してきた首相ですが、不意打ちのような仕打ちをしては、聞く耳を全く持っていないと指摘されても仕方がありません。
本紙に対して読者から「報道機関が声を上げてほしい」「このまま曖昧にせず取材を続けてほしい」と叱咤(しった)する声も届きます。
真相を究明し、権力の誤った行為に、間違いだとはっきり言うのは、報道機関の義務の履行にほかなりません。
私たちはこれまでも、そしてこれからも「言わねばならないこと」を言い続ける新聞であり続けたいと考えています。 (と)
=====================================================
=====================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/149597?rct=national】
【抗議文全文】夫は国に2度殺された…赤木雅子さん、森友改ざん「悔しくて仕方ない」
2021年12月17日 21時39分
(赤木雅子さんが財務省に提出した抗議文(雅子さん提供))
森友学園問題を巡る財務省の決裁文書改ざんに関与させられ自殺に追い込まれた財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が17日、同省を訪れ抗議文を提出した。
雅子さんの財務省への抗議文の全文は以下の通り。
◇ ◇
私の国に対する損害賠償の裁判は、国が認諾したことで終わりました。
国が認諾したことについて、私は強く抗議します。ふざけるなと言いたいです。こんな形で終わってしまったことが悔しくて仕方ありません。
この裁判は、夫がなぜ死んだのかを知るための裁判でした。でも、国の認諾によってもう知ることができません。そのようなことでは、またきっと夫と同じように自殺に追い込まれる公務員が出てくるでしょう。自分で何があったのか説明したがっていた夫も、とても悔しがっていると思います。
国の認諾は、不意打ちですし、あまりに酷いと思います。裁判官も知りませんでした。国は、これ以上裁判が進むと事実が明らかになっていくので、真相を隠すために認諾をしたのでしょう。本当に酷いと思います。
私は夫が国に殺されたと思っています。そして認諾によって夫はまた国に殺されてしまったと思います。夫は遺書で「最後は下部がしっぽを切られる。なんて世の中だ」と書いています。また認諾によってしっぽを切られたのだと思います。
私も夫も国の認諾は絶対に許しません。国は夫が亡くなったことと認諾したことについて、私に謝罪すべきですし、認諾するようになった経緯や理由を説明すべきです。
赤木雅子
【関連記事】財務省職員、雅子さんとの同席拒む 「お墓参りを」伝えたいだけなのに…
=====================================================
=====================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/149588】
財務省職員、赤木雅子さんとの同席拒む 「お墓参りを」伝えたいだけなのに…森友改ざん
2021年12月17日 23時03分
森友学園問題を巡る財務省の決裁文書改ざんに関与させられ自殺に追い込まれた財務省近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の妻雅子さん(50)が17日、同省を訪れ抗議文を提出した。国に賠償を求めた訴訟が国の手続きで真相究明の機会が失われたためで、「ふざけるなと言いたい。こんな形で終わってしまったことが悔しい」などと手書きで記した。
訴訟は15日、雅子さん側の賠償請求を全面的に受け入れる「認諾」の手続きを国が取ったことで、改ざんの具体的な経緯が明らかにされないまま終結した。雅子さんは抗議文で、認諾への謝罪と、国がその手続きを行った理由の説明を求めた。
抗議文提出後、雅子さんは報道陣の取材に、国の対応を「本当にひどい」と批判。「もう手も足も出ないが、これから私は口を出していきますので、負けるつもりはありません」と語った。応対した財務省職員に「必ず返事をください」と何度も伝えたという。
財務省は認諾した理由を「いたずらに訴訟を長引かせるのは適切ではない」と説明している。その点について、雅子さんは「赤木ファイルは1年3カ月も出てこなかった。それが『いたずら』じゃないんですかね」と皮肉り、「せめて抗議文に対して真摯に対応してほしい」と注文を付けた。
◆死因「改ざんさせられたことに尽きる」
雅子さんは抗議文の提出に先立ち、立憲民主党の部会に出席。
「夫の死はマスコミと野党のせいだとネットではよく言われているが、夫の死の原因は改ざんをさせられたことに尽きる。私は近くで見ていたので1番夫のことを分かっている。もう2度と、夫のようにつらい思いをする人を出してはいけない」と訴えた。
部会には、財務省理財局の担当者も認諾の経緯についてヒアリングを受けるために出席したが、雅子さんとの同席を拒んだ。
同党の議員が「雅子さんが一言でいいから伝えたいことがあると言っている。答弁は要求しない」と促しても、担当者は「別途の裁判が行われており、訴訟外でのやりとりは避けさせていただきたい。(雅子さんを部屋に呼ぶなら)いったん退席する」と応じなかった。
雅子さんはその後、報道陣に「怒鳴り散らすようなことをするつもりはない。夫の残した物がまだあるなら出してほしいし、夫がどんな風に仕事をしていたのか知っていたら話してほしいし、もしお墓参りに行きたいという方がいたら、ぜひ来てほしいと伝えたかった」と話した。(原田晋也)
【関連記事】夫は国に2度殺された…赤木雅子さん、森友改ざん「悔しくて仕方ない」【抗議文全文】
=====================================================
=====================================================
【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/298925】
相澤冬樹 ジャーナリスト・元NHK記者
1962年宮崎県生まれ。東京大学法学部卒業。1987年NHKに記者職で入局。東京社会部、大阪府警キャップ・ニュースデスクなどを歴任。著書『安倍官邸vs.NHK 森友事件をスクープした私が辞めた理由』(文藝春秋)がベストセラーとなった。
森友遺族・夫の死を巡る法廷闘争記
裁判打ち切りの抗議文を提出した雅子さんとは「同席しない」と言い放った財務省の卑劣さ
公開日:2021/12/18 13:20 更新日:2021/12/18 13:57
(財務省へ抗議に訪れた雅子さん(撮影)相澤冬樹)
公文書改ざんで夫を亡くした赤木雅子さんに対し、突然「賠償を全額払う」と言いだし、裁判を一方的に打ち切った財務省。「真相を知られないため国はそこまでするのか!」と世の中に衝撃が走った。
なぜこんな卑劣な行動に走ったのか? 立憲民主党は急きょ財務省の担当者から事情を聴く緊急ヒアリングを17日開いた。たまたまその日、雅子さんは、同じように親族を亡くした人たちと会うため東京に来ていた。以前から面識のある立憲民主党の階猛衆院議員からの招きで、ヒアリング会場に詰めかけた野党議員と報道陣の前で語った。
「よく、野党やマスコミの追及のせいで夫が死んだと言う人たちがいます。それは違います。夫が亡くなったのは改ざんをさせられたからです。夫は改ざんの直後から精神的におかしくなっていきました。私は夫の一番そばにいて、夫が苦しみ“壊れていく”姿を1年間、ずっと見ていたんです」
「夫は財務省に殺されたと私は思っています。今回、無理やり裁判を終わらせられたことで、夫を再び殺されたという思いです」
静かだが深い憤りのこもった言葉が、会場の人々に染み渡った。
■「裁判の相手だから」の一点張り
その時、財務省の担当者は室内にいなかった。雅子さんと議員との質疑応答が終わり、雅子さんが退席すると、入れ替わりに室内に入って席についた。ここで階議員が尋ねた。
「たった今、赤木雅子さんがここで思いを語ってくれました。その思いを財務省の皆さんにも一言聞いてほしいそうです。この席に再び招いて少し話してもらってもよろしいですよね?」
ただ聞くだけでいいのだ。答えは求めていない。ところが財務省の担当者は……。
「そういうことであればいったん退席させていただきます。(雅子さんと)同席することは避けさせていただきます」
理由を尋ねても「裁判の相手だから」の一点張り。自分たちで裁判を終わらせておきながら、今度は別の情報開示をめぐる裁判を理由に同席を拒否した。その後のヒアリングでも裁判を終わらせた理由について「いたずらに長引かせないため」としか言わない。だが、ここまでいたずらに長引かせたのは彼らの方なのだ。
この後、雅子さんは弁護団とともに財務省を訪れ、打ち切りに対する抗議文を手渡した。最後に「必ずお返事をくださいね」とお願いしたが、明確な答えは返ってこなかった。
何も説明せずに幕引きを図る卑劣さと不条理。人々の「許せない」という声で事態を動かしたいと願う。
=====================================================
[※《自助》大好きオジサン・元最低の官房長官と学商 (日刊ゲンダイ 2020年9月7日 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278353)↑]
(2021年08月14日[土])
中根政人記者による、東京新聞の記事【政策決定の核心は「ブラックボックス」 「5大臣会合」「連絡会議」議事録なく検証もできず…】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/122200)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/ホントに菅首相続投?世代間闘争の雰囲気、国民不在で乱立も】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108100000120.html)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/読み飛ばしても謝罪すればいい、お手軽なものだ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108070000074.html)。
《政府の新型コロナウイルス対策が国民の理解や共感を得られない背景には、政治家の発信力不足だけでなく、政策決定過程の不透明さがある。政治判断の核心部分はブラックボックスの中だからだ。…だが、首相や西村氏ら関係閣僚が参加する「5大臣会合」などの非公式協議や、昨年9月までの安倍政権で開催されていた「連絡会議」は、いずれも意見交換が目的との位置付け。実際には政策決定プロセスの核心部分とされるが、政治家同士のやりとりを記した議事録などは残らない》。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「アサヒコムの南彰記者による記事【自著での主張も記憶にない?
菅官房長官「知らない」】…と、リテラの記事【菅官房長官が
壊れ始めた! 会見で「ここは質問に答える場所じゃない」、
自分の著書のことを「知らない」】」
《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、そのことすら記憶にない
――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した『政治家の覚悟』
(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、
議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への
背信行為」と記していた》」
《公文書管理に消極的な政府の姿勢は、これまでもたびたび指摘されてきた。安倍政権では、南スーダンに派遣された自衛隊の日報隠蔽や、安倍晋三前首相の妻昭恵氏と関わりがあった学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る決裁文書改ざん、「桜を見る会」の招待者名簿廃棄などが相次いで問題化。菅政権でも、憲法が保障する「学問の自由」を侵すとして批判を浴びた日本学術会議の新会員任命拒否問題に関し、理由や経緯を記した文書の開示に応じていない》。
元最低の官房長官殿の野党時代の御言葉《政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為》。まさに、正論。一方、アベ様政権・カースーオジサン政権…あぁ、杜撰…。巨大なブーメランが後頭部に突き刺さる。質の悪いことに、議事録を残す能力も無く、発想も無く…意識的に残さず。こんなデタラメな政権が打つまで続くのか。
《日本学術会議の新会員任命を拒否された一人、岡田正則早稲田大教授…「現在の政権はブレーキが壊れ、暴走している。失敗を何とか隠して、票を集めるということだけになってしまっている」》。正鵠。
《とにかく選挙に行くこと、もちろん、その前に「忘れないこと」。それが今国民に求められている一番大事なことだ》(古賀茂明さん)。何度でも、何度でも、何度でも、#投票倍増委員会 会員として強く訴えます、自公お維トファに投票してはいけない。
『●倉持仁医師《どうにもならない》…武田砂鉄さん《問われなければ
いけないことが無数に残っている。…やってよかったとは思えない》』
『●「復興五輪」!? 原状回復してから言ってくれ…片山夏子記者【「原発
事故前の故郷に戻して」 浪江町・津島訴訟の原告団長が語った決意】』
『●《「やめることは一番簡単なこと」「挑戦するのが政府の役割だ」と
発言。意味不明。…日本が再び焦土と化す日も近い》(適菜収さん)』
それにしても、スッゲェなぁ、自民党…支持者の気が知れない。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/ホントに菅首相続投?世代間闘争の雰囲気、国民不在で乱立も】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108100000120.html)によると、《★5日には元総務相・高市早苗が…と月刊誌に出馬の意欲を語っていることが分かった。そんな話を聞けば幾度も総裁選挙にチャレンジしようとした党幹事長代行・野田聖子も黙ってはいられないだろうし、元政調会長・稲田朋美も浮足立つことだろう。その顔触れを見て政調会長・下村博文も外相・茂木敏充もエントリーすると言い出すのではないか。》
『●「恥」の三重塗り: 高市早苗氏・稲田朋美氏の
「ネオナチ」写真問題・「在特会」機関紙執筆問題』
『●日本社会は歪んでる: ネオナチやヘイトスピーチ集団に
「信奉」される議員が取り巻くアベ様』
《第2次安倍内閣の命取りになりかねないのが女性大臣や党幹部と
極右活動家とのつながりだ。高市早苗総務相と稲田朋美政調会長が
「国家社会主義日本労働者党」の代表者・山田一成氏と撮った
ツーショット写真が海外メディアに報じられてしまった。
山田氏はヒトラーを崇拝する活動家。「民族浄化を推進しなければ
ならない」「在日朝鮮人殲滅」など、ナチそっくりのスローガンを掲げ、
HPにカギ十字によく似たマークを掲げている。ユダヤ人への
ホロコーストを「日本の南京大虐殺とまったく同じで、戦勝国がつくったデマ」
と否定している。まさに日本版「ネオナチ」だ。一体、どんな人物なのか》
『●大水害被害者は癒えず……そんな時に
極右ネットテレビに出演して御自身が「癒される」アベ様の神経とは?』
《それはコンテンツを見れば一目瞭然。シリーズで行っている企画は
「この憲法でいいのか!?」「中国に立ち向かう覚悟」
「事実と歴史を歪めた朝日新聞」「原発と日本再生」、
番組ゲストも百田尚樹に竹田恒泰、金美齢、青山繁晴など
ネトウヨ支持率の高い論客揃いで、政治家も「ヒゲ」こと佐藤正久、
高市早苗、稲田朋美、萩生田光一など安倍チルドレンが多数出演。
ちなみに、安倍首相の生出演が終わったあとに始まったのは、
「WiLL」(ワック)編集長・花田紀凱による
「WiLL場外論戦 花田編集長の右向け右!」。
…どうしてこんな極右しか見ないであろう番組に出ることが、
「国民に広く説明する」ことになるのか》
『●斎藤貴男さん、大新聞社は「自分たちだけは例外。
権力にオネダリして、そうしていただいたのである」』
「アベ様に逆らう者は「誰一人残っていなかった」
…という惨状なジャーナリズム。「電波」な「凶器」高市総務相の暴走と
「報道現場の声」から見えてくるのは、「自粛」「忖度」「委縮」…が「内部から」」
『●何度目かの「指摘は重く受け止めますが、法的には
問題がありません」ごっこ by 下村博文元文部科学相』
スッゲェなぁ、自民党…自公お維トファ支持者の気が知れない。
サイゾーの記事【安倍前首相の小池百合子潰しか?ポスト菅義偉に 高市早苗が浮上の裏】(https://www.cyzo.com/2021/08/post_288001_entry.html)によると、《9月末に予定される自民党総裁選に突然、ダークホースが登場した。8月10日発売の月刊誌「文藝春秋」(文藝春秋社)に、高市早苗・元総務相がタイトルそのまま、<総裁選に出馬します!>の6ページにわたる論考を寄稿するというのだ。「8月6日には早刷りが永田町に出回り、各社も報じました。二階俊博幹事長は3日の記者会見で『(菅義偉首相の)続投していただきたいと思う声のほうが、国民の間にも党内にも強い』と発言。KY発言と世間から総スカンくらったものの、菅氏の無投票当選の道筋が作られたと思われました。そこに、総理候補に名が上がったことすらない高市氏が突然、浮上したのです」(政治部デスク) 実は永田町で「高市出馬説」はここ数カ月、くすぶり続けていた。バックにいるのは、安倍晋三前首相だ》。
自公お維による《政治の劣化と衰退がつらい》…それが8年も続いているニッポン。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/読み飛ばしても謝罪すればいい、お手軽なものだ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108070000074.html)によると、《★読み飛ばしても謝罪すればいいという発想は安倍・菅政権での責任はあるが責任は取らない手法と同一だ。6日の広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式のあいさつで首相・菅義偉は「我が国は核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国」などが記された原稿の1ページ分を読み飛ばし「『核兵器のない世界』の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要です」の部分も読み飛ばした。また「原爆」の部分を「ゲンパツ」と読み違え、すぐに訂正した》。
『●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると「どうやら経産省では
文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい』
『●忖度・改竄・隠蔽から得られた教訓…経産省の
《政治家発言の記録は残すな》という、その発想の大胆な転換』
『●数多のアベ様案件 ――― 「一部の人だけに富が集まる、あるいは
無法者が得をする状態をつくってはなりません」等々、どの口が言う?』
「どうでもいいことなのですが … いやぁ~、スッゴク目出度い。
カースーオジサンの政権にピッタリだなぁ ――― 「元経産省出身の
慶大教授・岸博幸によると「どうやら経産省では文書書き換え・
改ざんは日常茶飯事」らしい」。アサヒコムの記事【内閣官房参与に
岸博幸・慶大大学院教授 経済など担当】」
そして、取り巻き連中の劣化も著しい。一月ほど前に予想した通りでした…カースーオジサンの政権にピッタリだなぁ。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/議会対策を内閣の人間がテレビでぺらぺら】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108130000099.html)によると、《嘉悦大学教授・高橋洋一の後任として元経産官僚で01年の第1次小泉内閣の経済財政相・竹中平蔵の補佐官、04年、郵政民営化相、総務相となった竹中の秘書官に就任など輝かしい経歴の岸博幸が7月、成長戦略や規制改革、広報戦略担当に任命された…与野党の議員はいずれも国民に選ばれており、議会対策で答弁を変えることを公然と内閣の人間が軽口のようにテレビでぺらぺらしゃべることを首相は期待したのだろうか。》
日刊ゲンダイの記事【岸博幸参与がトンデモ助言「相手に言質を与えないことが大事」で“すれ違い答弁”推奨の大暴論】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/293263)によると、《7月、コロナ禍を巡る「さざ波」発言で辞職した嘉悦大教授の高橋洋一氏(65)と入れ替わる形で内閣官房参与に任命された慶応大大学院教授の岸博幸氏(58)のことだ。岸氏は9日放送の読売テレビ「かんさい情報ネットten.」にリモート出演。菅首相が7月30日の会見で、記者から東京五輪・パラリンピックを予定通り開催するか、を問われた際にチグハグ答弁になった点について、「国会答弁としては100点、国民への説明としては0点だと思います」など言い、さらに「これが国会答弁なら野党の議員からつっこまれて、いかにすれ違い答弁をして答えないで相手に言質を与えないことが大事。でも会見の場合は国民に説明しなければいけない」などと持論を展開したのだ。岸氏は<この答え方は総理に『ダメっすよ』って言いましたから>などと振り返っていたが、「国会答弁なら(略)いかにすれ違い答弁をして答えないで相手に言質を与えないことが大事」とは一体何なのか。国会質疑は、与野党議員の後ろにいる有権者=国民に説明する場ではないのか。「相手に言質を与えないで答えることが大事」という暴論が通るのであれば、最初から国民に説明する気がないということだろう。これでは質疑が成り立つはずがない。「ダメ」なのは岸氏本人ではないのか。ただでさえ、質問に対する答弁が噛み合わず、「ヤギさん答弁」などと揶揄されているのが菅首相だ。この上、岸氏の“トンデモ助言”が加わったらますます迷走し、支離滅裂になるのは目に見えている。ネット上でも<岸さんは旧通産官僚出身だが、役所で何を学んできたのか><はぐらかしてばかりいたら物事は進まない><さすが悪名高き竹中平蔵の子飼い>などと疑問視する声が続出。》
=====================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/122200】
政策決定の核心は「ブラックボックス」 「5大臣会合」「連絡会議」議事録なく検証もできず…
2021年8月6日 06時00分
<民なくして 2021年夏>
政府の新型コロナウイルス対策が国民の理解や共感を得られない背景には、政治家の発信力不足だけでなく、政策決定過程の不透明さがある。政治判断の核心部分はブラックボックスの中だからだ。
◆分科会「政府方針の追認」に不満
5月14日に開かれた専門家らによる政府の基本的対処方針分科会は、異例の展開をたどった。政府は群馬、石川など5県をまん延防止等重点措置の区域に追加することを諮ったが、メンバーからは当初案になかった北海道など3道県への緊急事態宣言発令を求める声が相次いだ。閣議出席のため中座した西村康稔経済再生担当相は、菅義偉首相と相談した上で、専門家の意見を全面的に受け入れることを決めた。
以前の分科会は、政府の方針に「お墨付き」を与えることの繰り返しだった。だが、この日の会合では専門家から「諮問の原案が決まった経緯や、地域の細かい事情について、情報を持っていない。(政府が)最初にもう少し説明をしてから議論してもいいのではないか」と注文が付いた。
政策決定を主導する政権中枢で、どのような議論が重ねられているのかは見えない。
政府はコロナ対応を行政文書管理のガイドラインに基づく「歴史的緊急事態」に指定。政策の決定に関わる会議では議事録・議事概要の作成を義務付ける。
だが、首相や西村氏ら関係閣僚が参加する「5大臣会合」などの非公式協議や、昨年9月までの安倍政権で開催されていた「連絡会議」は、いずれも意見交換が目的との位置付け。実際には政策決定プロセスの核心部分とされるが、政治家同士のやりとりを記した議事録などは残らない。
(https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=122200&pid=421276)
(https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=122200&pid=421277)
◆公文書を軽視し続ける安倍、菅両政権
公文書管理に消極的な政府の姿勢は、これまでもたびたび指摘されてきた。安倍政権では、南スーダンに派遣された自衛隊の日報隠蔽や、安倍晋三前首相の妻昭恵氏と関わりがあった学校法人「森友学園」への国有地売却を巡る決裁文書改ざん、「桜を見る会」の招待者名簿廃棄などが相次いで問題化。菅政権でも、憲法が保障する「学問の自由」を侵すとして批判を浴びた日本学術会議の新会員任命拒否問題に関し、理由や経緯を記した文書の開示に応じていない。
公文書は「健全な民主主義の根幹を支える国民共有の知的資源」と公文書管理法で定義されている。適切な管理や保存をおろそかにする一連の対応は、今だけでなく、後世の国民に対しても説明責任を果たそうとしないことを意味する。
日本学術会議の新会員任命を拒否された一人、岡田正則早稲田大教授(行政法)は本紙の取材に「現在の政権はブレーキが壊れ、暴走している。失敗を何とか隠して、票を集めるということだけになってしまっている」と指摘した。(中根政人)
【関連記事】菅政権の言葉、国民に響かず 情報発信に「失敗」専門家が代弁
=====================================================
=====================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108100000120.html】
コラム
政界地獄耳
2021年8月10日7時58分
ホントに菅首相続投?世代間闘争の雰囲気、国民不在で乱立も
★自民党幹事長・二階俊博が首相・菅義偉に「しっかり続投していただきたいと思う声の方が、国民の間にも党内にも強いんではないか」「今日しっかり頑張っておられるわけでありますから、今すぐ菅総裁を変える意義は見つからない」「複数の人が手を挙げる見通しは今のところなく、現職が再選される可能性が極めて強い状況は、誰もが承知の通りだ」と首相の総裁選挙無投票再選を発言したのが今月3日。細田派会長・細田博之は「首相は最大の苦労をしている。政治的責任を問うというよりは、われわれはこの状況に耐えて乗り越えていかなければならない」と再選支持を打ち出した。
★5日には元総務相・高市早苗が「社会不安が大きく課題が多い今だからこそ、今回、私も総裁選に出馬することを決断した」「政策を多くの候補者と競い、ベストな道を提示する機会を得たい」と月刊誌に出馬の意欲を語っていることが分かった。そんな話を聞けば幾度も総裁選挙にチャレンジしようとした党幹事長代行・野田聖子も黙ってはいられないだろうし、元政調会長・稲田朋美も浮足立つことだろう。その顔触れを見て政調会長・下村博文も外相・茂木敏充もエントリーすると言い出すのではないか。
★そうならば元外相・岸田文雄も元幹事長・石破茂も覚悟を決めるかもしれない。ほかにも我こそはとおもう候補が出てくるかもしれない。ポスト菅は見当たらないどころかあっという間に候補者が横浜市長選挙並みに乱立するのではないか。「当然この動きに前首相・安倍晋三ら3Aや二階も反応せざるを得なくなるだろうし、党内工作が激化するのは明白」(閣僚経験者)「公選法に抵触しない党総裁選挙は閣僚ポストの空手形とカネが飛び交う」(自民党中堅議員)など生臭くなってくる。世代間闘争の雰囲気もある。当然首相は総裁選挙前の解散で揺さぶるだろう。既に事態は国民不在だ。(K)※敬称略
=====================================================
=====================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108070000074.html】
コラム
政界地獄耳
2021年8月7日8時33分
読み飛ばしても謝罪すればいい、お手軽なものだ
★読み飛ばしても謝罪すればいいという発想は安倍・菅政権での責任はあるが責任は取らない手法と同一だ。6日の広島市原爆死没者慰霊式・平和祈念式のあいさつで首相・菅義偉は「我が国は核兵器の非人道性をどの国よりもよく理解する唯一の戦争被爆国」などが記された原稿の1ページ分を読み飛ばし「『核兵器のない世界』の実現に向けた努力を着実に積み重ねていくことが重要です」の部分も読み飛ばした。また「原爆」の部分を「ゲンパツ」と読み違え、すぐに訂正した。
★その後広島市内での会見で「先ほどの式典のあいさつの際に、一部、読み飛ばしてしまい、この場を借りておわび申し上げる」と謝罪した。お手軽なものだ。被爆者をはじめ戦争体験者が少なくなってきている現在、政府にとって広島・長崎はどういう位置づけなのだろうか。政治家ならばここぞとばかり平和を訴えようとするものではないのだろうか。最もビジョンのない政治家が売り物の首相には渡された原稿の読み飛ばしなど取るに足らないことなのだろうか。
★思えば昨年8月11日、官房長官だった菅は、当時の首相・安倍晋三の広島と長崎の平和式典でのあいさつが酷似しているのではとの問いに「哀悼の気持ちや唯一の戦争被爆国としての立場を申し上げるのは両式典でどうしても同じような内容になる」と述べている。そこで思い出すのは16年5月27日、平和記念公園で原爆死没者慰霊碑に献花した米オバマ大統領(当時)の演説だ。「私たちはこの街の中心に立ち、勇気を奮い起こして爆弾が投下された瞬間を想像します。私たちは目の当たりにしたものに混乱した子どもたちの恐怖に思いをはせようとします。いつの日か証言する被爆者の声が私たちのもとに届かなくなるでしょう。しかし、1945年8月6日の朝の記憶を決して薄れさせてはなりません。その記憶があれば、私たちの道徳的な想像力をかき立てるのです。その記憶があれば変化できるのです」(抜粋)。政治の劣化と衰退がつらい。(K)※敬称略
=====================================================
=====================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202108130000099.html】
コラム
政界地獄耳
2021年8月13日9時21分
議会対策を内閣の人間がテレビでぺらぺら
★5月に国内の感染状況を「日本はこの程度の『さざ波』。これで五輪中止とかいうと笑笑」。さらに緊急事態宣言について「欧米から見れば戒厳令でもなく『屁みたいな』もの」と投稿。その後「不適切表現を改める」と陳謝し内閣官房参与を5月に退任した嘉悦大学教授・高橋洋一の後任として元経産官僚で01年の第1次小泉内閣の経済財政相・竹中平蔵の補佐官、04年、郵政民営化相、総務相となった竹中の秘書官に就任など輝かしい経歴の岸博幸が7月、成長戦略や規制改革、広報戦略担当に任命された。
★08年6月に現立憲民主党・江田憲司や先の高橋らと共に「官僚国家日本を変える元官僚の会(脱藩官僚の会)」を設立。18年雑誌「正論」5月号で「書き換えは霞が関の常識?」と題して公文書改ざん問題で経産省時代の話として「書き換えぐらいのことは平気でやった」「野党は批判さえしていれば内閣支持率は下げられますから」「正直言って与党もバカ、野党もバカ、メディアもバカ」など放言を繰り返しながら政権擁護をしている。
★その岸が読売テレビの番組で首相・菅義偉の先月30日の会見のちぐはぐ答弁について首相に「ダメっすよ」と指摘したとし「国会答弁としては100点、国民への説明としては0点」と述べ、「これが国会答弁なら野党の議員からつっこまれて、いかにすれ違い答弁をして答えないで相手に言質を与えないことが大事。でも会見の場合は国民に説明しなければいけない」と堂々と解説。これに立憲民主党副代表・蓮舫がツイッターでかみついた。「国民の代表機関たる性格を有する国会答弁はすれ違いでいい? この人が元官僚とは」と嘆いた。与野党の議員はいずれも国民に選ばれており、議会対策で答弁を変えることを公然と内閣の人間が軽口のようにテレビでぺらぺらしゃべることを首相は期待したのだろうか。本来は元共同通信論説副委員長で首相補佐官の柿崎明二の仕事だが、こちらも仕事しているのか。(K)※敬称略
=====================================================
[※《自助》大好きオジサン・元最低の官房長官と学商 (日刊ゲンダイ 2020年9月7日 https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278353)↑]
(2021年06月20日[日])
木原育子・榊原崇仁両記者による、東京新聞の記事【「菅内閣は政権の延命しか考えていない」菅 (かん) 元首相を批判した菅 (すが) 首相に返ってきた特大ブーメラン】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/110925)。
《新型コロナ、五輪、最近では東芝問題。重要な課題が山積しているのに、今国会が閉会しようとしている。大幅延長の要求に与党は応じず、反発した野党側が提出した内閣不信任案は15日に否決された。会期は16日まで。このまま終わっていいのか。過去を振り返ると、現政権の偉い人たちも「国家の一大事」の際、延長に応じようとしない当時の政権を批判していたようだが…。(木原育子、榊原崇仁)》。
『●すぐさま公選法違反な河井克行元法相夫妻を逮捕…《憲法53条は
「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は…」》』
『●司法までもが壮大なカルト状態…《九十八日間もの臨時会の先延ばし》
国会召集訴訟、《東京地裁は憲法論に立ち入らず形式的に請求》却下』
「《「九十八日間もの臨時会の先延ばしこそ「加計隠し」だった」?
(桐山桂一)…壮大な《もはやカルト》状態》…だったはずが??
《安倍内閣は二〇一七年に長く臨時国会を召集しなかった。
訴訟になり、東京地裁は憲法論に立ち入らず形式的に請求を退けた。
国会召集が憲法上の義務だと確認ができないなら、
民主主義は危機だ》、東京地裁・鎌野真敬裁判長、
一体どうなっているの??」
アベ様同様、特大ブーメランが後頭部によく刺さる人だよなぁ。非民主主義・非立憲主義好きな支持者の皆さん、自公お維の支持者の皆さんも、大喜びでしょうよ。この非常時に、国会を閉じるとは呆れるね。それでも支持者が集まるのだから、どうかしているよニッポンは。
菅直人元首相曰く、「私は、野党から出された内閣不信任決議案を否決したが、会期は延長した。首相は今日、決議案を否決したけれど、会期は延長していないよね。言っていることが矛盾しているじゃないですか」。
『●《そんな「捏造体質」の持ち主が…メディアに対して「捏造体質は
変わらないようだ」などと特大ブーメランを飛ばすとは……》(リテラ)』
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「南彰記者による記事【自著での主張も記憶にない? 菅官房長官「知らない」】…。
リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた! 会見で
「ここは質問に答える場所じゃない」、自分の著書のことを「知らない」…】…
《これに対して、菅官房長官「知りません」と一蹴。すると、朝日記者が
こんな種明かしをしたのだった。
「これは、官房長官の著作に書かれているのですが」
そう、朝日記者が会見で読み上げた政治家の著作とは、菅氏自身が
下野時の2012年に著した『政治家の覚悟』(文藝春秋)という本の一節
だったのだ。菅官房長官はかつて、政府にとってすべての記録を
残すべきであり、その基本的資料である議事録がないなどというのは
「国民への背信行為」と断じていたのだ》」
沖縄タイムスの記事【社説[国会閉幕]論戦回避 とんでもない】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/771276)によると、《首相は野党時代の10年前、自身のブログで東日本大震災の対応を巡り、会期延長を渋る当時の民主党政権を批判。「被災地の状況を考えると、国会を閉じるなどとんでもない」と指摘していた。内閣支持率が下落する中、政治への信頼を回復したいのであれば、論戦に真摯(しんし)に向き合い、国民に語るべきだ》。
この非常事態下、国会を閉じ、カネカネカネの金(カネ)色の五つの輪の強行へと暴走。
〝責任者〟でもないカースーオジサンがサミットで金(カネ)色の五つの輪開催への〝強い支持〟を得たかのように嘯き、マスコミもヨイショしつつ、カースーオジサンの個人的な社会実験をやろうとしている…恐怖でしかない。デルタ株による収束不能な感染爆発が生じたとき、無責任なカースーオジサンはどう責任をとるのか?
デモクラシータイムスの映像資料【菅スガる 五輪ワクチン解散【山田厚史の週ナカ生ニュース】】(https://youtube.com/watch?v=yIzMo1K-wUw)。
デモクラシータイムス
【菅スガる 五輪ワクチン解散【山田厚史の週ナカ生ニュース】】
(https://youtube.com/watch?v=yIzMo1K-wUw)
《デモクラシータイムス
◆毎週水曜 20時〜生配信! 《菅スガる 五輪ワクチン解散》
<気になるニュース>
・IOCコーツ来日、有観客も画策中、専門家はどうする
・ワクチン行き当たりばったり、高齢者7月終了??
・東芝大激震「経産と一体」企業統治に欠陥
・みずほG、システム障害、驚愕の舞台裏
・G7 対中包囲網鮮明に、石炭火力日本も断念へ
・「緊急事態条項発議 に絶好の機会」改正国民投票法
・こんな時に国会閉幕、安保土地取引規制法は強行
・ベトナム大手5機関の技能実習生、受入れ停止
・イスラエル、超右派ベネット登場、ガザ空爆再開》
『●ボイコフ教授《五輪がごり押しされるのは「主な理由は3つ。カネ、
カネ、カネだ」…「そのカネのほとんどはアスリートではなく…」》』
『●《私たちの艱難辛苦は、ひとえに五輪で巨万の富を得る貴族らとグローバル
巨大資本、その走狗たる日本の傀儡権力のために捧げられるのだ》』
『●《「パソナ」の純利益が前年の10倍以上》―― カネカネカネの
金(カネ)色の五つの輪に便乗して、アサマシき「なんでも金、金、金」…』
『●《私たちの艱難辛苦は、ひとえに五輪で巨万の富を得る貴族らとグローバルと
巨大資本、その走狗たる日本の傀儡権力のために捧げられるのだ》』
『●PCR検査抑制論者の皆さんの沈黙 ――「検査の能力あるんですか?
仮にあるとして、じゃあ一般の感染者の検査どうするんですか?」』
『●《竹中氏がこんなむちゃくちゃな論理を言い張ってまで、五輪を開催
させようとしているのは、自分がその利権に関係しているから》(リテラ)』
『●カネカネカネの五輪貴族「菅首相が中止を求めても開催される」
「アルマゲドン(人類滅亡)が起きない限り、東京五輪は開催される」』
『●斎藤貴男さんの悪い予感的中…《世界の笑いものであり、憎悪の的…
後はせめて、負けを勝ちだと強弁するための統計偽装だけはご勘弁》』
『●《「殺人オリンピック」「強行派は死の商人」「バカの祭典」といった
ハッシュタグが次々と…中でもしっくりきたのが「パソナ五輪」》』
=====================================================
【https://www.tokyo-np.co.jp/article/110925】
「菅内閣は政権の延命しか考えていない」菅かん元首相を批判した菅すが首相に返ってきた特大ブーメラン
2021年6月16日 17時24分
新型コロナ、五輪、最近では東芝問題。重要な課題が山積しているのに、今国会が閉会しようとしている。大幅延長の要求に与党は応じず、反発した野党側が提出した内閣不信任案は15日に否決された。会期は16日まで。このまま終わっていいのか。過去を振り返ると、現政権の偉い人たちも「国家の一大事」の際、延長に応じようとしない当時の政権を批判していたようだが…。(木原育子、榊原崇仁)
◆問題山積の中、会期の延長拒否
15日午後1時。衆院本会議場に菅義偉首相が姿を見せると拍手と怒声が出迎えた。3時間余りの議論の後、議員が木札で票を投じた。その結果、反対多数で不信任案が否決された。
野党議員が議場を去って行くのを横目に、ほとんどの自民党議員が議場に残った。菅首相が長めにおじぎをすると、「頑張れ」と激励が飛び、この日1番の拍手が響いた。
野党が不信任案を提出したのは、会期の3カ月延長を与党側が拒否したからだった。国家的な問題が山積している中、菅首相を支持している人でも会期の延長拒否に疑問を感じる人はいるだろう。
◆「菅内閣は批判から逃れるために国会を早く閉じようと…」
(菅義偉首相のブログ「意志あれば道あり」の
2011年5月7日の書き込み)
「菅内閣は批判から逃れるために国会を早く閉じ政府案の提出は8月以降にすると発言しています。政権の延命しか考えていない」
大物政治家のブログにこんな記述があった。その政治家はほかでもない菅首相だ。胸中を告白しているようにも感じてしまうが、もちろん違う。文中の「菅内閣」は「スガ内閣」ではなく、「カン内閣」。民主党の菅直人政権を批判した2011年5月7日の記述だ。
菅首相と菅元首相。あまりにややこしいので、異例だが現首相を義偉さん、元首相を直人さんと書くことをお許し願いたい。
まるで、直人さんへの批判がブーメランのように義偉さんに返ってきたようなブログの記述だ。ここで批判された直人さんはどう感じるだろうか。
◆「私は会期延長した。言ってることが矛盾している」
(菅義偉首相のブログについて答える菅直人元首相
=15日、東京・永田町の衆院第一議員会館で)
「ほうか…。当時の彼は、私にとって大勢の自民党議員の中の1人。直接関わったことないし、全然知らない人。幹事長とかでもないよね。私からすると、見えていない人だった」
プリントアウトしたブログの891字を追った直人さんの口調からはいら立ちが感じられた。
そして直人さんはさらに語気を強めた。「私は、野党から出された内閣不信任決議案を否決したが、会期は延長した。首相は今日、決議案を否決したけれど、会期は延長していないよね。言っていることが矛盾しているじゃないですか」
ちなみに義偉さんのブログはさらに続く。「世論調査によると、菅総理の指導力に国民の8割近くが不満をもっています。与党内ですら多くの議員が反感をもっており、とりわけ地方議員には強い不信感が広がっている」。日付を気にしなければ、支持率下落中の義偉さんが自分の現在の状況を説明しているようにも思えてくる。
◆新型コロナと東日本大震災…国難に直面した2人
新型コロナと東日本大震災。「国難」に直面している点でも義偉さんと直人さんは重なる。2人をついつい並べてしまうのは、衆院議員も同じだった。
(衆院本会議で内閣不信任決議案の趣旨説明をする
立憲民主党の枝野代表。奥右は菅首相)
本会議で不信任案について趣旨を説明した立民の枝野幸男代表、反対の討論に登壇した自民議員が、義偉さんと直人さんを対比させた。壇上で「か、ん」「す、が」と強調すると、微妙な笑いが広がった。そんな議場で直人さんは、対角線にいる義偉さんを見据えていた。
憲法の規定によれば、通常国会は年に1回開く。そして国会法では、通常国会の会期は150日間とし、1回のみ延長できると定めている。例年、1月から6月にかけて開き、会期末が近づくと延長の議論が持ち上がる。昨年までの10年間を振り返ると、「延長なし」の年は計6回。最近は2年連続で会期通りに閉会している。
一方で長期延長になったケースもある。安倍晋三首相時代の2015年には95日間延長された。これは通常国会の延長幅として現行憲法下で最長だった。安全保障関連法案の審議日数を確保するためで、安倍さんは「決める時は決めるという議会制民主主義の王道を進んでいくべきだと判断した」と息巻いた。
◆会期延長を求めて10年たち、首相になって…
義偉さんが直人さんを批判した11年の通常国会では紆余曲折があった。義偉さんがブログで会期延長を訴えたのが5月7日で、同じ月の31日には他議員らとともに延長を求める決議文をまとめた。翌6月1日に内閣不信任決議案が自民党などから提出された一方、直人さんは会期延長の意向を示し、東日本大震災の対応にめどが立った後に退陣すると表明した。
すると逆に自民党内から「会期延長は首相の延命策」「早期退陣しなければ認められず」と批判が相次いだ。結局、70日間の延長となったものの、直人さんは閉会直後の9月2日で首相の座から降りた。
10年たち、義偉さんは首相になり、かつて求めた会期延長を拒んでいる。
駒沢大の山崎望教授(政治理論)は「現首相らは権力闘争の道具として会期延長を使ってきた。ある時は政敵を引きずり降ろすため、ある時は自らの地位を守るために論じてきただけ。国民のために国会で議論を尽くそうという意識は持ってこなかった」と嘆く。
◆誰のせいでこうなったのか、誰が二枚舌を使うのか…衆院選で審判を
(国会議事堂)
今国会は16日で会期末を迎える。南部義典・元慶応大講師(政治学)は「コロナ禍の対応を考えると、このまま閉会していいとは思えない。会期中に当初予算や補正予算が成立したものの、取りまとめたのは昨年末。今と状況が違う。経済的な支援策として何が必要なのか、改めて国会で議論する必要がある。そうしないのは、おそらく秋までにある衆院選をにらんでのこと。選挙に合わせてバラマキ策を打ち出し、票に結びつけようと考えているのではないか」と指摘する。
今国会では、LGBTなどの性的少数者への理解増進を図る法案の提出が見送られた。当選無効となった国会議員の歳費返還を可能にする法改正も同様だ。南部さんは「会期延長で議論の時間を確保すればいい話。時間切れが都合良く使われた」と突き放す。
新たに浮上した問題もある。今月10日、東芝が外部弁護士による調査報告書を公表した。昨夏の定時株主総会を巡り、同社が経済産業省と一体となり、株主提案権や議決権の行使を妨げようと画策したと指弾された。報告書は当時官房長官だった義偉さんの関与にも言及した。
梶山弘志経済産業相は15日の会見で、省の対応に問題がなかったことを強調した。しかし、山崎さんは「報告書の通りなら経済活動の根幹を揺るがす国家の不当介入があったということ。行政府の問題は立法府でただすべきであり、そのために国会を開いておくべきだ」と語る。
だが、閉会により官僚や義偉さんに絡む重大案件は議論されそうもない。山崎さんは「機能不全を起こしているのが今の国会。誰のせいでこうなったのか、誰が二枚舌を使うのか、私たちはしっかり覚えておき、衆院選で審判を下す必要がある」と訴える。
◆デスクメモ
「菅首相」と「菅元首相」では、ぱっと見た時に字面で区別が付きにくい。スガさんとカンさん。カタカナで書くのはあまりに違和感がある。どう表記するか、かなり悩んだ。ちなみに、中国語では、2人の名前はどちらも「ジィエン」と発音するそうだ。ますますややこしい。(裕)
※2021年6月16日付東京新聞朝刊に掲載
=====================================================
[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
(2021年06月19日[土])
沖縄タイムスの【社説[改正国民投票法成立]重大な欠陥置き去りに】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/768993)。
琉球新報の【<社説>改正国民投票法成立 熟議なき欠陥法は不要だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1337248.html)。
《憲法改正手続きを定める改正国民投票法が、多くの課題を積み残したまま、11日の参院本会議で可決、成立した。最も大きな問題は、テレビ・ラジオのスポットCMやインターネット広告がほぼ野放しであることだ。投票日の14日前から投票運動のためのCMは禁止されるが、それ以外の意見広告やネット広告には制限がない現行法の規定は手つかずで残った。2007年の法制定当時は広告費全体の1割足らずだったネット広告は19年初めてテレビ広告を上回り、影響力を増し続けている。無規制のままでは資金力で投票結果が左右されかねない。最低投票率の規定がなく、国民全体の意思が反映されない可能性がある状態もそのままだ。CM規制、最低投票率ともに、制定時の付帯決議で「施行までに必要な検討を加える」とされていたが、議論は進んでいない》。
《国民の懸念を解消できないまま、11日の参院本会議で改正国民投票法が成立した。投票率の下限を定めず、一部に憲法違反の可能性を残す欠陥法だ。政党間の駆け引きによって成立にたどり着いたが、議論が尽くされたとはとうてい言える状況にない。欠陥だらけの改正国民投票法は不要であり、憲法自体を論ずる以前の問題だ。指摘されている問題点に対して熟議を重ね、幅広い国民の合意形成を図るべきだ》。
連中の無為無策無能さを棚に上げ、違憲に壊憲とは呆れるばかり。「国民主権の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限…緊急事態条項の創設」する気満々な政権と自公お維。主権者の皆さんは、いま、ソンナコトを望んでいるのか?、このコロナ禍で。それとも、気づいていないのか? COVID19を収束するために、違憲な壊憲が必要とでも信じ込まされているのだろうか。しつけられてて、大丈夫ですか?
『●すぐさま公選法違反な河井克行元法相夫妻を逮捕…《憲法53条は
「いづれかの議院の総議員の四分の一以上の要求があれば、内閣は…」》』
『●司法までもが壮大なカルト状態…《九十八日間もの臨時会の先延ばし》
国会召集訴訟、《東京地裁は憲法論に立ち入らず形式的に請求》却下』
『●《神さま》気取りのアベ様にこんなお願いする気? ―――「国民主権
の縮小、戦争放棄の放棄、基本的人権の制限…緊急事態条項の創設」』
呆れる…《国民投票法に条件付き賛成で…支持者が増》<<「支持者減」。立憲を掲げて、しかも、このコロナ禍で、あのトンデモ壊憲に手を貸すとは呆れる。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
『●《そんな「捏造体質」の持ち主が…メディアに対して「捏造体質は
変わらないようだ」などと特大ブーメランを飛ばすとは……》(リテラ)』
アベ様同様、よくブーメランがが頭に刺さる人だなぁ。
アサヒコム【首相、政権批判がブーメラン 「閉じるのとんでもない」】(https://www.asahi.com/articles/ASP6H45ZRP6HUTFK00B.html?iref=comtop_7_02)によると、《野党時代の菅義偉首相の言動が波紋を広げている。東日本大震災の対応をめぐり、国会の会期延長をしぶる当時の民主党政権を批判しながら、自身は今国会の会期延長に応じていないためだ。加藤勝信官房長官は15日午前の記者会見で、首相の過去の発言との整合性を問われたが、「ここは政府の立場を申し上げる場だ」と言及を避けた。自民党が野党だった2011年5月、菅氏は自身のブログに「被災地の状況を考えると、国会をこの状態で閉じるなどとんでもないことです」と書き、政権の対応を繰り返し批判した。菅氏らが中心となり、与野党の中堅、若手議員とともに当時の菅直人首相に会期延長の要請書を提出。当初、会期延長を渋っていた当時の菅(かん)首相は70日間の延長を決めた。一方、菅(すが)氏が首相として臨んだ今国会では、新型コロナウイルス対応のため、野党側が国会会期を3カ月間延長するよう政府・与党側に要請。しかし、首相はこれを拒否し、野党4党が不信任決議案を出すに至っている》。
自公お維には誰一人として尊敬できる政治家が居ない。あえて挙げれば…《村上誠一郎元規制改革担当相は「首相の発言は選挙で勝てば憲法を拡大解釈できると理解できる。その時々の政権が解釈を変更できることになる」と批判》。
マガジン9【自民党 異端の本流 村上誠一郎(自由民主党)【山田厚史のここが聞きたい】20210609】(https://www.youtube.com/watch?v=18yFSuTACLU)によると、《デモクラシータイムス みなさま、自民党の暴れん坊、総務会で一人で反対する男、村上誠一郎さんをご存じでしょう。国会での腑抜け党首討論が終わった日、村上さんに言いたい放題聞いてきました。実は、村上さんは自民党では「異端」ではなく「本流」にいたはずでした。政界の右往左往にも動じず、初当選以来35年間、ずっと自民党にいて「これが俺の正論」という意見を述べ続け、小選挙区で11回もを勝ち上がってきたのです。それが「異端の本流」に見えてしまう自民党の今って何なんだ、というあたりから、お話を伺いました。収録は2021年6月9日》。
【自民党 異端の本流 村上誠一郎(自由民主党)【山田厚史のここが聞きたい】20210609】
(https://www.youtube.com/watch?v=18yFSuTACLU)
=====================================================
【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/768993】
社説[改正国民投票法成立]重大な欠陥置き去りに
2021年6月12日 07:47
憲法改正手続きを定める改正国民投票法が、多くの課題を積み残したまま、11日の参院本会議で可決、成立した。
最も大きな問題は、テレビ・ラジオのスポットCMやインターネット広告がほぼ野放しであることだ。
投票日の14日前から投票運動のためのCMは禁止されるが、それ以外の意見広告やネット広告には制限がない現行法の規定は手つかずで残った。2007年の法制定当時は広告費全体の1割足らずだったネット広告は19年初めてテレビ広告を上回り、影響力を増し続けている。無規制のままでは資金力で投票結果が左右されかねない。
最低投票率の規定がなく、国民全体の意思が反映されない可能性がある状態もそのままだ。CM規制、最低投票率ともに、制定時の付帯決議で「施行までに必要な検討を加える」とされていたが、議論は進んでいない。
改憲案が一括して国民投票に付される余地があるのも批判が強い。9条と環境権創設など複数の改定案がまとめて国民投票に付されれば、国民は個別に賛否を表明できず、棄権したり不本意な投票を強いられたりする恐れがある。
今回の改正国民投票法は、駅や商業施設でも投票できるようにする「共通投票所」導入など、公選法同様の利便性向上策を設ける形式的な内容だ。先月の与野党合意を基に施行後3年をめどにCMやネット広告規制について必要な措置を講じるとの付則が追加されたが、これら問題点への具体的対処は先送りされたままである。
■ ■
そもそも、新型コロナウイルス感染拡大が続く中で、成立を急ぐ必要があったかも疑問だ。
自民党内にはコロナ禍で緊急事態条項新設の必要性が高まったとの声がある。加藤勝信官房長官は11日の記者会見で、緊急事態条項への関心は高まっており、改正国民投票法成立は改憲論議を進める「絶好の契機」と述べた。
ただ、戦争や大規模災害における緊急事態条項と感染症対策を同列に並べるのは無理がある。秋までにある衆院選に向け改憲派にアピールしたかったようだが、コロナ禍に便乗するような発言は国民感情を逆なでするだけだ。
一方、3年間採決に反対し続けた立憲民主党が一転、賛成に回ったのは野党共闘への影響に配慮したためという。自民も立民も目先の選挙を意識しての行動ということだ。問題を多く残したまま改正法を成立させた説明責任は、与野党ともに問われる。
■ ■
改正により、改憲派は「改憲発議への環境が整った」と主張するが、本当だろうか。
参院憲法審では、改正後の改憲発議が可能かについて、是非の見解が与党と立民などで分かれたまま可決された。常識的にいえば、国民投票の公平性が担保されない今のままでは改憲の正当性に疑問が生じかねない。
今、与野党がなすべきは、付則が定めるように、重大な欠陥と言われるCM規制などの問題について3年以内に解決し、国民投票の公平性と正当性を担保することだ。
=====================================================
=====================================================
【https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1337248.html】
<社説>改正国民投票法成立 熟議なき欠陥法は不要だ
2021年6月12日 05:00
国民の懸念を解消できないまま、11日の参院本会議で改正国民投票法が成立した。
投票率の下限を定めず、一部に憲法違反の可能性を残す欠陥法だ。政党間の駆け引きによって成立にたどり着いたが、議論が尽くされたとはとうてい言える状況にない。
欠陥だらけの改正国民投票法は不要であり、憲法自体を論ずる以前の問題だ。指摘されている問題点に対して熟議を重ね、幅広い国民の合意形成を図るべきだ。
改正国民投票法の問題はCM・広告に規制がないことや、投票率の下限がないことなどが挙げられる。
CM・広告は現状のままなら、資金力にものを言わせて一方的な主張を大量にCMなどで流すことで、国民の投票行動を左右する恐れがある。この問題について改正法は「施行後3年をめどに必要な措置を講ずる」との付則が盛り込まれたが、付則を含む修正案を提起した立憲民主党が法制化を求めるのに対し、自民はあくまで検討対象としている。規制の可否は先送りされたにすぎない。
最低投票率の設定は多くの識者から指摘された。しかし改正法を審議する衆参両院の憲法審査会での議論に全く反映されなかった。
2018年の国会に提出された改正国民投票法案は約3年にわたり、実質的な審議が進んでいなかった。今国会で成立できたのは、支持層に実績をアピールするため廃案を避けたい与党などが、改憲論議を先送りしたい立民の修正案を丸のみしたからだ。
衆参両院のホームページで今国会でのそれぞれの憲法審査会の審議記録を見ると、衆院は3回の開催で合計約5時間半、参院は4回で合計約9時間しかない。
改憲に関わる重大な法案を衆参合わせて十数時間程度の論戦で片付けてよいものか。
多様な視点から検証すべく、参院憲法審査会は衆院で実施しなかった参考人質疑を行った。参考人の意見によって法の不備が露呈した。
与党推薦の上田健介近畿大教授(憲法)は、議員の質問に対して「(衆参とも)熟議になっていないのではないか」と発言している。
飯島滋明名古屋学院大教授(憲法)も投票所の時間短縮など「投票環境悪化の可能性」を指摘し、不在者投票で投票できない人が放置される恐れがあり「(改正法)は違憲の可能性もある」と指摘した。
熟議どころか、憲法違反すら疑われる法の成立を誰が望んだだろうか。「公益」の名の下に人権を制限し、私権制限を拡大する緊急事態条項の必要性を説く自民党改憲草案のように、改憲そのものに異論も多い中で不備ばかりの手続き法を定めても無意味だ。
最低投票率の設定、投票環境の改善など直すべきところは幾つもある。少なくとも付則にある3年をめどに改善できなければ、改憲論議に入るべきではない。
=====================================================
[※『権力と新聞の大問題』(望月衣塑子×マーティン・ファクラー著)…《政権をチェックしようという意識が…》↑]
(2021年06月05日[土])
アサヒコムの記事【「報道特集」にギャラクシー賞 40年間の歩みを評価】(https://www.asahi.com/articles/ASP6267GZP62UCVL019.html)。
マイナビニュースの記事【『報道特集』膳場貴子キャスター「耳障りなことも申し上げます」】(https://news.mynavi.jp/article/20210602-1898330/?lead=&utm_source=smartnews&utm_medium=ios&utm_campaign=sp_app)。
《膳場貴子キャスターは「週末の夜に、こんな硬派な番組が40年間放送を続けられたというのは、ある意味奇跡的だなと思っています」と話し、番組についてこう説明した》。
《そして、「ぜひ注目していただきたいのは、豊富な取材経験に裏打ちされた金平(茂紀)キャスターが忖度せずに自由にものを言う姿。膨大な知識とアジア各国の取材を通じて誰よりも温かな眼差しを持った日下部(正樹)キャスターのものの見方。そして、腹が座った若き皆川(玲奈)キャスターがタイムリーに現場に出て届けてくれる声を楽しんでいただければと思います」と呼びかけた》。
久米宏さんの『ニュースステーション』時代の面影も無く、テレ朝の報道ステーションがアノ状態…そんな中で、唯一頑張るTBS。テレビ番組で報道と呼べるのは、もはやTBSの『報道特集』と『サンデーモーニング』だけ。その『報道特集』がギャラクシー賞・報道活動部門の大賞を受賞したそうだ。本当に目出度い。
番組のつぶやき:
- - - - - - - - - --- -- -
【https://twitter.com/tbs_houtoku/status/1400100769311858689】
報道特集(JNN / TBSテレビ) @tbs_houtoku
「報道特集40年の歩みとこれから」が、ギャラクシー賞・報道活動部門の大賞をいただくことができました。番組を見て下さっている方々、様々な形でご協力いただいている方々、多くの皆様に深く感謝申し上げます。スタッフ一同、引き続きより良い番組作りに励んで参ります。
=========
TBS『報道特集』がギャラクシー・報道活動部門の大賞に
TBSテレビの報道番組『報道特集』が、ギャラクシー賞・報道活動部門の大賞に選ばれました。 優れた放送番組などに贈られる、第58回ギャラクシー賞が発表され、TBSテレビの報道番組『報道特集』が報道活動部門の大賞を受賞しました。 1980年にスタートした『報道特集』は、去年10月に放送開始40年の節目を迎えました。今回の受賞は、「40年の歩みとこれから」と題して、調査報道に一貫して取り組む姿姿勢と、地方のネットワーク局の作品を全国に広げた功績が認められました。…
news.tbs.co.jp
=========
午後11:43 · 2021年6月2日
- - - - - - - - - --- -- -
テレビも同じ。
「新聞は安倍政権に屈したのか?」。《望月 …一部のメディアは政権をチェックするという役回りより、政権とともに力を肥大化させていること。…新聞を含む大手マスメディアは、政権をチェックしようという意識が弱体化しているばかりでなく、その中から、むしろ政権に寄り添うような報道を続けるメディアや記者も出てきました。インターネットやSNS…新聞の報道を疑問視するようになり、新聞の社会的信頼性が従来より低下していると感じます》。
テレビも新聞も、広報機関に堕していてはダメ。「番犬ジャーナリズム」「調査報道」を求む。
『●『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著)読了
…《あなたの政治的ポジションを見つけて…》』
《だいたいみんな、このごろ、まちがえてんのよね。
「偏らないことがいいことだ」「メディアは中立公正、不偏不党であるべきだ」
「両論を併記しないのは不公平だ」。そういう寝言をいっているから、
政治音痴になるのよ、みんな。》
《あのね、政治を考えるのに「中立」はないの。メディアの役目は
「中立公正、不偏不党な報道」ではなく「権力の監視」なんです。
それ、常識。》
《党派性をもたずに政治参加は無理である。》
『●『国民のしつけ方』(斎藤貴男著)読了…
《それは調査報道…「番犬(ウォッチ・ドッグ)」としての役割》』
《ジャーナリズムの最大の存在意義は「権力のチェック機能」である。
…専門的には「番犬(ウォッチ・ドッグ)ジャーナリズム」理論という》
《「番犬ジャーナリズム」は、純粋培養の環境下にあるよりも、
一人ひとりのジャーナリストがもがき、苦悩しながら遂行していってこそ
成長し、民主主義社会に貢献できるのではないか》
『●『追及力 権力の暴走を食い止める』(望月衣塑子×森ゆうこ著)読了
…《今、ジャーナリズムと野党の…》』
《今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す》
『●沖縄県知事選で「ファクトチェック(事実検証)」報道…
「ネット上にはびこるデマやうそ、偽情報を検証」』
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「南彰記者による記事【自著での主張も記憶にない? 菅官房長官「知らない」】…。
リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた! 会見で
「ここは質問に答える場所じゃない」、自分の著書のことを「知らない」…】…
《これに対して、菅官房長官「知りません」と一蹴。すると、朝日記者が
こんな種明かしをしたのだった。
「これは、官房長官の著作に書かれているのですが」
そう、朝日記者が会見で読み上げた政治家の著作とは、菅氏自身が
下野時の2012年に著した『政治家の覚悟』(文藝春秋)という本の一節
だったのだ。菅官房長官はかつて、政府にとってすべての記録を
残すべきであり、その基本的資料である議事録がないなどというのは
「国民への背信行為」と断じていたのだ》」
『●《官邸の意に沿わない記者を排除…
明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を狭める…》』
「阿部岳記者は、《民主主義社会における報道はプロパガンダとは違う。
権力から独立し、監視するのが役割。
評価するのは権力ではなく、読者や視聴者だけだ》と言います。
最低の官房長官は、市民の《評価》を妨害しようとしています。
「事実誤認」「度重なる問題行為」かどうかは《読者や視聴者》が
判断することで、最低の官房長官がやるべき事じゃない」
《新聞労連(南彰委員長)…首相官邸が昨年末の菅義偉官房長官の
記者会見での本紙記者の質問を「事実誤認」「度重なる問題行為」とし、
「問題意識の共有」を内閣記者会に申し入れたことについて
「官邸の意に沿わない記者を排除するような申し入れは、
明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を
狭めるもので、決して容認できない」とする抗議声明》
『●《事実誤認》というフェイクで記者を会見から締め出す前に…
アベ様や最低の官房長官こそ《事実誤認》?』
『●事実誤認の常習犯…《聞きたくない質問、
都合の悪い質問を遮るような、その先に国民がいることを無視…》』
『●《事実誤認》はどちらか? 《権力を監視し、
政府が隠そうとする事実を明らかにするのは報道機関の使命》』
『●《「この会見は一体何のための場だと思っているのか」と質問
菅氏は「あなたに答える必要はない」》!!』
『●記者イジメ…最低の官房長官が《民主主義を守るために努力》
《国民へ情報を知らせる義務》を果たしてる?』
『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、
報道が発達し、憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た』
『●三宅勝久さん《報道・言論の自由を標榜しながら
じつのところ会見参加者を選別している…巧みな情報操作》』
「レイバーネットの記事【メディア攻撃をここで堰き止めよう!
〜「知る権利を守る官邸前行動」熱く広がる】…。三宅勝久さんの
スギナミジャーナルの記事【東京新聞記者の官房長官記者会見
「質問制限」問題を考える】…《しかし、そこで前提として理解しておかねば
ならないのが「記者クラブ」と官房長官記者会見の関係である。
残念ながらこの「記者クラブ」が持つ問題の本質に切り込んだ言論
というのは比較的少ないようにみえる》」
『●最低の《官房長官が「これでいい」と決めれば、
官僚も秘書官も誰も止められない。それは非常に危険》』
『●映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』《その中で…
ナイト・リッダー社の記者たちは政権のウソを報じ続ける》』
「東京新聞の豊田洋一記者のコラム【【私説・論説室から】/
権力のウソと新聞記者】…。《ブッシュ政権が開戦の大義としたのが
大量破壊兵器の存在だが、イラクはそんなものは持っていなかった。
証拠をでっち上げ、ウソの理由で戦争が始められ、多くの命が失われた。
米国の報道機関のほとんどが政権の誤った情報を垂れ流した》。」
『●《新聞を含むマスコミは…「客観中立で、常に事実と正論を語る」
という自画像を描き、自ら縛られてきた》』
=====================================================
【https://www.asahi.com/articles/ASP6267GZP62UCVL019.html】
「報道特集」にギャラクシー賞 40年間の歩みを評価
2021年6月2日 19時13分
(「報道特集」が報道部門の大賞に選ばれ、トロフィーを手に話す
膳場貴子キャスター=6月2日午後、東京都渋谷区
(C)第58回ギャラクシー賞贈賞式)
昨年度の優れた放送作品や放送人に贈られる第58回ギャラクシー賞(放送批評懇談会主催)が2日、発表された。報道活動部門の大賞にはTBSの「『報道特集』40年の歩みとこれから」が、テレビ部門の大賞にはフジテレビがコロナ禍を取り上げた1人3役の実験的なドラマ「世界は3で出来ている」が選ばれた。
土曜夕方放送の「報道特集」は、1980年に「JNN報道特集」としてスタートして以来、調査報道をはじめとして40年間報道を続けてきたことなどが評価された。
トロフィーを受け取った膳場貴子キャスターは「週末の夜に、こんな硬派な番組が40年間放送を続けられたというのは、ある意味奇跡的だなと思っています」と話し、番組についてこう説明した。
「人間の体と同じで、体幹、根幹を鍛えるのを怠らずにいれば、どんなでこぼこの道でも倒れることなくずっと立っていられるものなんじゃないかと思います」
「報道特集の根幹は、調査報道に挑戦すること、現場からものを考えること、評論家よりも当事者の声に耳を傾けるということです。この三つを愚直に守ってきたので40年間、報道特集は社会に受け入れていただけた、そしてこれからも受け入れていただくんだと思います」
さらに膳場さんは、TBSで…
=====================================================
=====================================================
【https://news.mynavi.jp/article/20210602-1898330/?lead=&utm_source=smartnews&utm_medium=ios&utm_campaign=sp_app】
『報道特集』膳場貴子キャスター「耳障りなことも申し上げます」
2021/06/02 18:40
TBS系報道番組『報道特集』(毎週土曜17:30~)が、第58回ギャラクシー賞(主催:放送批評懇談会)の報道活動部門大賞を受賞。2日、都内のホテルで行われた贈賞式で、膳場貴子キャスターが喜びを語った。
(『報道特集』の膳場貴子キャスター)
今回は、1980年の番組開始から40年にわたる報道の継続力が評価されて受賞。膳場氏は「週末の夜にこんな硬派な番組が40年も放送を続けられたのは、ある意味奇跡だなと思います」と驚きを語る。
その上で、「『報道特集』の守ってきた根幹は、報道の原点に常にかえるようにしていることです。その1つ目は調査報道に挑戦すること。2つ目は現場からものを考えること。そして3つ目は評論家よりも当事者の声に耳を傾けること。この3つを愚直に守ってきたので、40年間『報道特集』は社会に受け入れていただけた、そしてこれからも受け入れていただけるんだと思います」と胸を張った。
TBSでキャスターを務めて15年になるという膳場氏は「この15年を振り返るだけでも、私たちの社会は、自分たちが見たいものばかりを見るようになってきてるなという危機感を持ちます」と切り出し、「検索サイトのアルゴリズムで好きなものを提示してくれて、聞いていて心地よい意見ばかり集めてくれるので、どうしてもそうなってしまう社会なんでしょう。でも、ネットに席巻されるそんな社会だからこそ、『報道特集』のような番組が必要とされているのかなと思います。耳障りなことも私たちは申し上げます」と宣言。
「時代が変わっていく中で、時代から取り残されそうになるんですけど、あえて時代に抗いながら『こういうものの見方もあるよ』というのを提示していきたいと思います。テーマは何でもありだと思っています」と意気込む。
そして、「ぜひ注目していただきたいのは、豊富な取材経験に裏打ちされた金平(茂紀)キャスターが忖度せずに自由にものを言う姿。膨大な知識とアジア各国の取材を通じて誰よりも温かな眼差しを持った日下部(正樹)キャスターのものの見方。そして、腹が座った若き皆川(玲奈)キャスターがタイムリーに現場に出て届けてくれる声を楽しんでいただければと思います」と呼びかけた。
=====================================================
[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]
(2021年02月02日[火])
水井多賀子さんによる、リテラの記事【菅政権がコロナ専門部会の議事録を隠蔽 刑事罰反対が大多数だったのに「専門家も賛成」と嘘! 菅の官房長官時代からの隠蔽改ざん体質】(https://lite-ra.com/2021/01/post-5777.html)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/傲慢な新自由主義は日本で無理】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202101300000099.html)。
日刊ゲンダイの記事【「政治とカネ」問題かわす菅首相が10年前に言っていた正論】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/284408)。
《だが、これがとんだ大嘘だった。27日になって、公開を求めていた野党側には何の連絡もせず、厚労省はこっそりとHPで議事録を公開。そして、その議事録の中身を見ると、罰則に「概ね賛成」どころか、18名の委員のうち罰則に賛成していた委員はわずか3名だけで、8名は反対、3名が慎重意見だったのだ》。
スピード感満載な刑事罰導入審議。専門家も刑事罰を支持? 《『概ね賛成』というかたちでありました》? 隠蔽・ウソ・詭弁・後手後手等々もアベ様から《継承》した利権漁りカースーオジサン。というよりも、《菅首相は官房長官時代も、「桜を見る会」招待者名簿廃棄があきらかになっているのに「公文書管理法に基づいて対応している」と言うだけで批判をシャットアウトするなど、議事録やデータを徹底して開示せず、都合の悪い情報を出させないようにしてきた“隠蔽の張本人”》。そして、《2019年に発覚した統計不正問題では、「毎月勤労統計」の調査手法の変更によって賃金伸び率を上振れさせるという「アベノミクス偽装」の疑惑が浮上…つまり、菅首相は自ら“悪い数字”が出ることに業を煮やして厚労省職員をどやしつけていた》ような陰険陰湿強権的な張本人。《こうした過去の事例を考えれば、今回、法案修正の方向に動くまで議事録が公開されなかったことも、ほとんどが反対・慎重意見だったのに「概ね賛成」「概ね了承」と事実が歪められたことも、いかにも菅首相らしいやり口だ》った訳だ。《平気で嘘をつき、情報を隠し、国民を欺く》。
罰則導入は速攻で可決しようとし…刑事罰は撤回されたが、結局、行政罰は残ったまま。罰則導入審議 ――― そんなことの前にヤルことがあるのでは? 《失敗を国民のせいにして権利を制限する前にすること》があるでしょ? この1年間、自公お維や小池百合子「ト」知事は何をやってきたの?
『●金子勝さん《抜本的なコロナ対策こそ、最大の経済対策なのだ》…
検査検査検査・追跡・保護と社会的検査による無症状感染者の炙り出し』
『●《範を示》す能力など無し…【春秋/国民に重い負担、求める側の
覚悟は】《失敗を国民のせいにして権利を制限する前にすること》がある』
『●厚労相「義務ではない」扶養照会…カースーオジサン、躊躇わずに
生活保護を申請できるようにしてから「生活保護がある」と言ってくれ』
『●意図的に《検査件数が大きく減っている…東京都は都内の保健所に
対し、「積極的疫学調査」の対象を絞るよう、通知を出している》』
『●《菅政権は、規制改革を政策の重点事項としている。だったら、
国民生活を危機に陥れている感染症の利権を最優先の改革対象とすべき》』
「《ずっと即効性があり、コストが安く、確実で、安全だと考え》られる
ゼロコロナ、Withoutコロナこそ目指すべき。《政府は緩い自粛を
続けた後、ワクチン接種による一発逆転に望みをつないでいるようだ》
って、1年間、政権や自公お維は何をやっていたのか?」
東京新聞の【社説/刑事罰の削除 実効性になお疑問残る】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/83042?rct=editorial)によると、《新型コロナウイルス対策の特別措置法などの改正案が審議入りした。与野党の修正協議で刑事罰が削除された代わりに、行政罰が導入された。罰則を伴う対策に実効性があるのか、なお疑問が残る。政府が閣議決定した感染症法改正案には、入院を拒否した感染者に「一年以下の懲役か百万円以下の罰金」を科す罰則が盛り込まれていたが、自民、立憲民主両党は修正協議で、懲役刑を削除し、刑事罰の罰金も行政罰の過料に改めることで合意した。入院ができない事情がさまざま考えられる中での刑事罰適用は、人権問題にもなりかねない強権的な対応だ。人権に最も配慮することが求められる感染症法の理念に照らしても、削除は当然である。一方、行政罰の過料が妥当かどうかは、さらなる議論が必要だろう。罰則を科すことには変わりはないからだ。政府は入院拒否が感染を広げている具体的な事実や、罰則が感染拡大の防止に効果があるかどうかの根拠を示していない。国会審議の中で示す必要がある。特措法の改正案にある罰則導入も同様だ。営業時間の短縮などの要請に応じない事業者に対し、緊急事態宣言下では五十万円以下、宣言が出される前の「まん延防止等重点措置」の場合は三十万円以下の過料を科す罰則についても、金額を引き下げることで合意した。雇用を守り、経営を維持するために、営業せざるを得ない事業者は少なくない。額が下がったとはいえ、罰則はさらに追い詰めることにならないか。むしろ必要なのは、営業自粛に応じて経営を支える支援策だ》。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/傲慢な新自由主義は日本で無理】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202101300000099.html)によると、《国民は前首相・安倍晋三に「悪夢のような民主党政権」と言われ続けたが、その後の安倍・菅政権、ことにコロナ禍後の政治や社会情勢、国民の生活に直接影響する政策やでたらめな税金の使い方に閉口したり、うんざりしたりする国民、ことに民主党政治は悪夢と素直に信じてきた自民党支持者や若者は怒りのやり場に困っていることだろう》。
アベ様の真の《悪夢》のような政から、利権漁りカースーオジサンの「地獄」へ…自公お維非支持者や野党支持者こそ、いい迷惑だ。
『●「ホンモノの疑惑にメス」は入るか?…
…何でも許す倫理観無き「責任政党」と手控える批判精神無きマスコミ』
またしてもブーメラン…しかも、「小沢事件」って《捜査権力とメディアの共犯》ではないかよ…。
【「政治とカネ」問題かわす菅首相が10年前に言っていた正論】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/284408)によると、《この時の菅氏は政治資金規正法違反で秘書が起訴された「小沢事件」を取り上げ、民主党(当時)の鳩山首相にこう迫っていた》…。《いやはや、まさに「オレは法律だ」「オレに従え」と振る舞っているのは、今の菅政権。菅首相は過去の自身の言葉を思い出し、ご都合主義に陥らず、政治倫理要領に沿って異常事態の自民党の政治責任をただしてほしいものだ》。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
『●《悪夢…民主党》総裁選では「全国で遊説することなく、国民に広く
考えを示さず、政策論争を深めなかった」と当て擦っておきながら…』
『●スガ様の御著書『政治家の覚悟』から「粛々」と、こっそりと
《「公文書の管理の重要性」を訴える記述》を削除…が意味するものは?』
『●《政治家の覚悟》をかなぐり捨てる――著書から削除・隠蔽すれば
ブーメランが後頭部に刺さることが無いと思っているオジサン』
『●(永田健氏)《安倍氏が国民が注視する国会であんな答弁をしたのは
「野党をなめていたから」ではなく「国民をなめていたからだ」…》』
「《疑惑を持たれた政治家は当然、国民への説明責任を果たすべきだ》
…これまたお得意のブーメラン」。
「ブーメラン…「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に
陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」by (当時野党)自民党アベ様」。
《「安倍氏は政界一のブーメランの名手」と認定》…」
=====================================================
【https://lite-ra.com/2021/01/post-5777.html】
菅政権がコロナ専門部会の議事録を隠蔽 刑事罰反対が大多数だったのに「専門家も賛成」と嘘! 菅の官房長官時代からの隠蔽改ざん体質
2021.01.30 07:33
(厚労省HPにこっそり公開された議事録)
「隠蔽・改ざん」を繰り返してきた安倍政権を継承した菅義偉首相だが、なんと、新型コロナ対策でも「隠蔽」をおこなって政策を押し通そうとしていたことが発覚した。政府は22日に入院措置を拒んだ感染者への懲役刑などの罰則を新たに設ける感染症法改正案などを閣議決定し国会に提出。最終的には野党の反対で懲役刑などの罰則は削除されたが、まだ法案の修正に応じる前、罰則の是非を話し合った専門家の会議の議事録を隠した上、「専門家も賛成」と大嘘をついていたのだ。
この菅政権による大嘘が判明したのは、27日に公開された厚労省「厚生科学審議会感染症部会」の議事録。この部会は1月15日に開催されたものだが、政府による法案提出時にも公開されず、議論の詳細は不明の状態だった。法改正をしようというのに専門家の議論の中身も明かさないまま法案提出すること自体がありえない態度だが、予算委員会がスタートした25日になっても、なんと議事録は出てこなかった。
実際、同日の衆院予算委員会では、立憲民主党の後藤祐一衆院議員が「議事録を公開するように私ずっと求めているんですけど、出てきませんよ。なんで隠しているんですか。出してください」「専門家はどんな意見だったんですか?」と追及をおこなったのだが、そのとき、田村憲久厚労相はこう答弁していた。
「ここに議事録等々ないわけでありますけど、両方、まあ、ご意見がありました。しかしながら、『概ね賛成』というかたちでありました」
だが、これがとんだ大嘘だった。27日になって、公開を求めていた野党側には何の連絡もせず、厚労省はこっそりとHPで議事録を公開。そして、その議事録の中身を見ると、罰則に「概ね賛成」どころか、18名の委員のうち罰則に賛成していた委員はわずか3名だけで、8名は反対、3名が慎重意見だったのだ。
たとえば、山田章雄・東京大学名誉教授は「御提案の罰則等は感染源対策はプロモートできますけれども、感染経路対策にはほぼつながらない」「感染症に対する抑制効果がどのように出てくるのかという科学的根拠がない」と言い、白井千香・大阪府枚方市保健所所長も「対策の実効性が確保できるかといったところで、これが独り歩きするような形になると逆に保健所の仕事が増える」と発言。がん・感染症センター都立駒込病院の今村顕史・感染症科部長は「罰則をつくることによって、かえって従業者の検査行動を妨げる可能性が極めて高い」とし、中山ひとみ弁護士も「刑事罰であれば前科になるという非常に重い刑罰なわけなので、そういうもので感染症の蔓延防止に本当に実効性を担保できるのかというのは、私自身はやや疑問」と述べている。
■厚労省は専門家に「国会でも反対の意見があったことを伝える」と約束していたのに逆に隠蔽
もっともな意見ばかりだが、このほかの委員の発言を見ても、議論は明確な反対意見と慎重意見が大勢を占めており、どこからどうみても罰則に「概ね賛成」などとは言えないものだったのだ。
しかも、議論の締めくくりでは、厚労省の江浪武志・健康局結核感染症課長がこうも語っている。
「罰則を設けるかどうかということ、それについてどういうものにするのかということについては、国会での審議が必要なことであるということでございますけれども、その際には先生方からいただきました御意見をしっかりお伝えするようにしたいと思います」
つまり、専門家である委員たちには「国会審議ではいただいた意見をしっかり伝える」と言っておきながら、政府は議事録も公開せずに“隠蔽”し、「概ね賛成」などと事実を捻じ曲げて国会で説明をおこなっていたのである。
28日の自民党と立憲の国対委員長による改正案修正協議で、自民の森山裕・国対委員長が感染症法改正案に盛り込まれた懲役刑の削除という立憲の安住淳・国対委員長からの要求を受け入れたのも、この議論の中身が判明したことが決定打になったと言っていいだろう。
国民に大嘘の説明をおこなってきたのだから修正に応じるのは当然の話だが、しかし、信じられないのは自民党の姿勢だ。そもそも政府が法案提出時にこの議事録は公開すべきものだが、厚労省がこのタイミングで議事録を公開したことに対して、自民党幹部は「厚労省は本当にいいかげんだ」「与党の国対委員長としては(両改正案を)修正しなければならなかったのは極めて残念だ」などと怒りをあわらにしているからだ(読売新聞29日付)。ようは、「法案通過まで隠しとけ」ということらしい。
いや、それ以上にひどいのは、菅首相の態度だ。この“隠蔽”問題があきらかになっても、菅首相は自分たちが虚偽の説明をおこなってきたことについて詫びるどころか、何ひとつ態度を変えていないのだ。
28日の参院予算委員会では、日本共産党の小池晃議員から議事録問題を追及されても、菅首相は「全体を通じて、概ねの了承が得られたので提出したということであります。私はそういう意味において、この審議会においてそういう報告であれば、それは問題ないと思います」などと答弁した。
しかし、「全体を通じて、概ねの了承を得られた」というのは、まったくの詭弁だ。問題の専門部会では、最後のほうで座長である脇田隆字・国立感染症研究所所長が「結論は事務局から提案された方針でよしとすると思いますけれども」と議論を打ち切っているが、つづけて「ただ、いろいろな意見はありますので、それも反映していただく必要がある」と発言している。つまり、脇田座長が判断しただけで「全体を通じて、概ねの了承を得られ」てもいないし、委員の意見を反映させる必要にも触れていたのだ。そうした事実が議事録の公開によって明るみに出たのに、菅首相は性懲りもなく大嘘を突き通したのである。
■菅首相「隠蔽には当たらない」の釈明でまた大嘘 専門家の意見を封殺したのは官邸
さらに、昨日29日の衆院本会議では、立憲の長妻昭衆院議員から「昨日、私は(専門部会に)出席した中心メンバーからお話をお伺いしました。『当日の議論はただ実効性を高めるということの必要性は共有したけれども、刑事罰までを是認するということではなかった』というふうにおっしゃっておられます」と部会の委員からの聞き取りの結果を突きつけられたにもかかわらず、菅首相はまたも「1月15日の感染症部会で議論をおこない、罰則を設けることも含め、改正の方向性について概ね了承が得られたとの報告を受けています」と答弁。その上、こう強調したのだ。
「感染症部会は公開の場で議論され、その議事録については委員の確認後すみやかに公表されているものと承知しており、少なくとも隠蔽という指摘はあたらない」
公開までに約2週間もかかった上、公開される前に法案を国会に提出して「概ね賛成だった」などと事実とは真逆の説明をおこなってきたというのに、「隠蔽という指摘はあたらない」と言い張る……。だが、これはあきらかに“隠蔽”ではないか。
そもそも、感染症法や特措法を改正して罰則を設けようというのは、菅首相が新型コロナ対策で「後手後手だ」と批判を受けたことから挽回しようとした結果のものだ。
実際、昨夏に特措法の改正を求める声が大きくなった際もそれを無視し、感染収束後におこなうという姿勢だった菅首相だが、「GoTo」一時停止の判断の遅さなどの「後手後手」批判や「大人数ステーキ会食」に非難が集中するようになると、昨年12月24日に「規制、罰則と給付金はセットで必要なのではないかと私自身は思っている」と述べ、翌25日の総理会見でも「給付金と罰則はセット」と発言。そうしたなかで、感染症法の改正による刑事罰までもが盛り込まれたのである。
つまり、法改正によって「後手後手」批判を挽回しようと、特措法改正のみならず、菅首相は慎重な議論が必要な感染症法改正までをも突貫で押し進めようとしたのだ。当然、厚労省の専門部会で反対や慎重意見が巻き起こったことも報告を受けていたはずだが、それを「概ね賛成」などと事実を覆い隠させたのである。
厚労省がようやく議事録を公開したのも、「入院すべき人が入院できない状況なのに、これはおかしい」という声が大きくなったことや、日本医学会連合をはじめ最前線でコロナ対策にあたっている保健所長からなる全国保健所長会からも意見書が出されたこと、さらには政権与党の松本純・自民党国対委員長代理と遠山清彦・公明党幹事長代理の“深夜の銀座クラブ通い”が報じられて反発が高まったことから法案修正に踏み切らざるを得ないところまで追い詰められた結果でしかないだろう。ようするに、官邸がまだ懲役刑の罰則を強行する姿勢を貫いていたら、そのまま議事録は隠蔽されていた可能性もある。
■安倍政権時代から都合の悪い文書廃棄やデータ改ざんを主導してきた菅首相の体質
実際、菅首相は官房長官時代も、「桜を見る会」招待者名簿廃棄があきらかになっているのに「公文書管理法に基づいて対応している」と言うだけで批判をシャットアウトするなど、議事録やデータを徹底して開示せず、都合の悪い情報を出させないようにしてきた“隠蔽の張本人”だ。
そればかりか、2019年に発覚した統計不正問題では、「毎月勤労統計」の調査手法の変更によって賃金伸び率を上振れさせるという「アベノミクス偽装」の疑惑が浮上したが、この調査手法変更をめぐっては、政府検討会の委員が「サンプルを(全数)入れ替えるたびに数値が悪くなるそれまでのやり方に官邸か、菅(義偉官房長官)さんかが『カンカンに怒っている』と言って厚労省職員は検討会の最初から相当気にしていた」と証言をおこなっていた。つまり、菅首相は自ら“悪い数字”が出ることに業を煮やして厚労省職員をどやしつけていたのである。ちなみに、この検討会では調査手法の変更について「さらに検討が必要」という意見が多かったにもかかわらず、検討会自体が打ち切られ、別の強引な手で調査手法は変更されてしまうのだ。
こうした過去の事例を考えれば、今回、法案修正の方向に動くまで議事録が公開されなかったことも、ほとんどが反対・慎重意見だったのに「概ね賛成」「概ね了承」と事実が歪められたことも、いかにも菅首相らしいやり口だとしか言いようがない。
新型コロナという国民の命に直結する問題でさえ、平気で嘘をつき、情報を隠し、国民を欺く。刑事罰が法案から削除されたからといって、この重大な背信行為を見過ごすわけにはいかない。しかも、政府は入院拒否によって感染が拡大した科学的なデータに基づいた事例をいまだに示しておらず、罰則に根拠となる立法事実がない状態であるにもかかわらず、修正案では罰則は残ったままで過料の行政罰が科せるものになっている。特措法改正による罰則規定にしても、政権与党の幹部議員が緊急事態宣言下で深夜に銀座のクラブに繰り出しても役職辞任程度でお茶を濁して終わりなのに、深夜営業で店側は罰せられるのは、どう考えてもおかしいだろう。
自分たちの行動は顧みないのに国民を縛り付ける強制性だけは発動させ、不都合な事実は覆い隠そうとして透明性をまったく持たない。これだけ批判を浴びてきたのに、菅政権がいまだに新型コロナ対策の先頭に立つ立場として何ひとつまともな態度をとれていないということこそ、もっと問題にされるべきだろう。
(水井多賀子)
=====================================================
=====================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202101300000099.html】
コラム
政界地獄耳
2021年1月30日9時7分
傲慢な新自由主義は日本で無理
★ネットに「今の野党は8年前とは違う。現政権のおかげで鍛えられた。あとは1つにまとまるだけだ」という書き込みがあった。国民は前首相・安倍晋三に「悪夢のような民主党政権」と言われ続けたが、その後の安倍・菅政権、ことにコロナ禍後の政治や社会情勢、国民の生活に直接影響する政策やでたらめな税金の使い方に閉口したり、うんざりしたりする国民、ことに民主党政治は悪夢と素直に信じてきた自民党支持者や若者は怒りのやり場に困っていることだろう。
★高校1年生、16歳の時に民主党政権から安倍政権になり、あるべき政治は安倍政権だと思っていた人たちも、既に干支(えと)がひと回りして28歳になる。さすがに社会に出て政治とは何か、何が動くとどうなるかの仕組みも分かってきただろう。何を悪夢というのか。民主党政権は悪夢だと思い続ける人もいるだろうが、当時の考えのままだという人ばかりではなくなったのではないか。無論、野党が正しく与党が間違っているなどとは思わない。
★冒頭にあるようにこの8年間の政治で野党のみならず国民はいろいろと鍛えられた。良い部分もあったろうが、格差社会を政治が強く受け入れたのは経済が好調ならそのしずくが社会全体にいきわたるので、不安が薄れる。ところが格差が広がるだけでその差を縮める方策が政治から出てこない。勝ち組に居続けなければ成立しない方策だ。そのころだろうか、上級国民という言葉が生まれたのは。
★新しい政治は、この傲慢(ごうまん)な新自由主義が我が国ではなかなか当てはまらないということを理解する政治家を必要としている。55年体制をほうふつとさせる立憲民主党の参院幹部のように与党をギリギリとしめ上げるだけで建設的な議論ができなくてはだめだし、長年敵対してきた政党とは組めないと幼稚な理屈を言い続ける労働組合などを当てにしていたら、そんな政治は生まれない。(K)※敬称略
=====================================================
=====================================================
【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/284408】
「政治とカネ」問題かわす菅首相が10年前に言っていた正論
公開日:2021/01/27 06:00 更新日:2021/01/28 15:55
(菅首相(C)JMPA)
26日の衆院予算委では、公選法違反事件で有罪判決を受けた参院議員の河井案里被告(自民離党)と公判中の夫で、元法相の河井克行被告、鶏卵生産大手「アキタフーズ」グループ元代表から現金を受け取ったとして収賄罪で在宅起訴された吉川貴盛元農相ら自民党に所属した国会議員の「政治とカネ」の問題が追及された。
この日、質問に立った立憲民主党の本多平直議員が「辞職は当然」とただしたのに対し、「自ら判断すべきだ」と歯切れが悪かった菅首相。ノラリクラリする菅首相の発言にもどかしさを覚えた本多議員が、かつて「政治とカネ」の問題で鳩山政権を厳しく追及していた野党時代の菅首相発言を取り上げ、「この時のあなたはどこにいったのか」と迫ると、「10数年前のことだから、今、即座にそうしたことを思い浮かべることはできない」などと逃げ回る場面もあった。
菅首相が「思い浮かべることができない」のであれば、記憶を喚起してもらうしかない。本多議員が指摘したのは2010年2月5日の衆院予算委で、質問に立った菅氏の発言だ。
この時の菅氏は政治資金規正法違反で秘書が起訴された「小沢事件」を取り上げ、民主党(当時)の鳩山首相にこう迫っていた。
「小沢幹事長の元秘書など5人が次々と逮捕されて起訴されているという、極めてこれは異常な事態だと思います。(略)非常に残念なことですけれども、民主党の皆さんから異論や批判の声がほとんど出ていない。民主党に自浄作用・能力がないのではないか、こう言わざるを得ないのであります」
「刑事責任とは別に、政治的道義的責任というのは当然あり得ると思いますけれども、これについて総理はどう考えますか」
そして鳩山首相が「国会のことは国会でぜひ御議論をいただいて、結論を出していただきたい」と答えると、菅氏は苛立ちながら「それは御都合主義というものじゃないでしょうか」と切り捨て、こう畳みかけたのだ。
「私たち衆参両院議員で、政治倫理綱領というものを私どもは決めています。国会議員の手帳の中にもあります。その内容というのは、疑わしいことがあったら責任を明らかにするように努めていこう、みずから進んで解明しよう、説明をしようということです」
「民主党の代表として総理に指導力を発揮していただきたいというふうに思います。(略)小沢幹事長に対しては、偽証罪のある証人喚問を強く求めたいと思います。(略)小沢首相が誕生することになれば、『オレは法律だ』『オレに従え』と振る舞われるつもりなのか? とても、法治国家の政治家の発言とは思えません。戦時中の統制国家が復活する危機感を感じますよ」
いやはや、まさに「オレは法律だ」「オレに従え」と振る舞っているのは、今の菅政権。菅首相は過去の自身の言葉を思い出し、ご都合主義に陥らず、政治倫理要領に沿って異常事態の自民党の政治責任をただしてほしいものだ。=====================================================
[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【中村敦夫 末世を生きる辻説法/「政治家の覚悟」唯一まともなのはカットしたこの文脈だけ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280677)。
リテラの記事【新潮が報道 菅首相と「第二の森友事件」の相手とのもうひとつの疑惑 所有ビルを事務所費問題発覚後に買い取ってもらっていた】(https://lite-ra.com/2020/10/post-5686.html)。
《この初版本には、実に立派なことが書かれている。「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、その作成を怠ったことは背信行為」 これは、当時の民主党政権の公文書管理を批判した部分である。自民党が復権し、安倍・菅コンビ内閣になると、この政権は本のタイトルを悪用した方向へ暴走し始めた。内閣の人事権を過剰に行使し、官僚の将来を人質にとった。脅かしを武器に、政権の暴走や違法行為に、彼らを巻き込んだ。とんでもない「官僚を動かせ」だった》。
《菅義偉首相に一大スキャンダルが噴き出した。…「第二の森友事件」と銘打ち、菅首相の「タニマチが公有地でぼろ儲け」「異常すぎる特別扱いの「払い下げ」」について報じたからだ》。
新書から《政治家の覚悟》を削っても、ブーメランは消えない。憎き《悪夢のような民主党政権》に対するド正論《政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為》、カッコイイ! なぜ削ったのでしょうか? 不思議だ。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた! 会見で「ここは質問に
答える場所じゃない」、自分の著書のことを「知らない」】…
《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、そのことすら
記憶にない――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した
『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を
克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。
その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していた》 」
『●ブーメラン…「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に
陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」by (当時野党)自民党アベ様』
「【[大弦小弦]安倍首相の「責任」】…。《…▼「政治家も責任を
取らない結果、政府は無責任体制に陥り、国家運営の著しい停滞を
招いた」。12年10月31日の衆院本会議で、当時の
民主党政権を批判した安倍首相の言葉だ。今、ブーメランのように
返っている。(吉川毅)》」
『●《悪夢…民主党》総裁選では「全国で遊説することなく、国民に広く
考えを示さず、政策論争を深めなかった」と当て擦っておきながら…』
「日刊ゲンダイの記事【菅氏「党員投票すべき」発言ブーメラン
世襲制限も腰砕け】…《これで首相が務まるのか。2日、自民党総裁選に
出馬表明する菅官房長官。党内からは「政策の継続性」を求める声が
上がっているが、菅長官に継続性は期待できそうにない。過去の発言が
“ブーメラン”となり、SNSで話題になっている。…
〈候補者は民主党議員の顔色をうかがい、多数派工作に終始〉
〈自民党が総裁を選ぶ際には、全国で遊説を行いって(原文ママ)
国民に広く考えを示し、政策論争を深めてきました〉と
ブログで猛批判していた》」
『●スガ様の御著書『政治家の覚悟』から「粛々」と、こっそりと
《「公文書の管理の重要性」を訴える記述》を削除…が意味するものは?』
『●《政治家の覚悟》をかなぐり捨てる――著書から削除・隠蔽すれば
ブーメランが後頭部に刺さることが無いと思っているオジサン』
さて、〝箕部幹事長〟といい、元最低官房長官といい醜悪です。
『●無《責任政党》内人事、大惨事アベ様政権・「官邸官僚」人事…
見るに堪えないメンバーで数々の腐臭漂うアベ様案件に蓋をする気満々』
『●《半沢が箕部幹事長と対峙するシーンの長台詞は、まるで私利私欲に
まみれた今の自民党政権に対する怒りの言葉のようだった》…現実は?』
「日刊ゲンダイの記事【半沢直樹には快哉を叫び政権支持7割
ドラマと現実なぜ乖離】…。…【ワダアキ考
〜テレビの中のわだかまり〜 武田砂鉄/半沢直樹と日本社会】」
『●《「これは『半沢直樹』そのまんま」「リアル『半沢直樹』だ!」
「箕部幹事長はやっぱり二階だったのか」》…キングメーカー気取り』
新たなスガ様案件登場。
日刊ゲンダイの記事【菅首相の“オトモダチ”に「公有地払い下げ」の異様な経緯】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280645)によると、《「『第二の森友事件』! 『菅総理』タニマチが公有地でぼろ儲け」――。衝撃的なタイトルの記事だ。29日発売の「週刊新潮」が、菅首相のお膝元で起きていた「異常すぎる特別扱い」の土地売買を報じ、政界に激震が走っている。…2015年に神奈川県の県有地が「保育所や学生寮の設置」を条件に破格で民間業者に売却されたが、条件は守られず、転売された。情報公開請求で県の内部資料を検討すると、<経緯の異様さと、菅総理の影や形が立ち上がってくる>というのだ。横浜市保土ケ谷区の3000平方メートルほどの土地を県から購入したのは、横浜市内の「㈲成光舎」という会社の河本善鎬代表。菅首相との関係は古く、<ある県議から紹介されて市議時代の菅さんと知り合った。以来、本人も菅さんとの関係を自慢していましたから、県の政界では『菅さんの太いスポンサー』として知られた存在でした>という県政関係者のコメントが紹介されている》。
言葉も出てきません。正に『第二の森友事件』。アベ様とやってることが同じ。
=====================================================
【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280677】
中村敦夫 末世を生きる辻説法
「政治家の覚悟」唯一まともなのはカットしたこの文脈だけ
公開日:2020/10/30 06:00 更新日:2020/10/30 06:00
(野党時代は民主党政権の公文書管理を批判していたのに…
(C)日刊ゲンダイ)
菅首相は2012年、後援会向けの単行本を出版したことがある。この年は民主党政権時代で、菅は野党の一議員に過ぎなかった。
本のタイトルは、「政治家の覚悟 官僚を動かせ」であった。
ところで、この初版本には、実に立派なことが書かれている。
「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、その作成を怠ったことは背信行為」
これは、当時の民主党政権の公文書管理を批判した部分である。
自民党が復権し、安倍・菅コンビ内閣になると、この政権は本のタイトルを悪用した方向へ暴走し始めた。内閣の人事権を過剰に行使し、官僚の将来を人質にとった。脅かしを武器に、政権の暴走や違法行為に、彼らを巻き込んだ。とんでもない「官僚を動かせ」だった。
この悲劇の典型は、安倍夫妻と詐欺師が共謀した森友学園事件だ。公文書改ざんを強要された財務省の役人が、後に自殺する結果となった。「政治家の覚悟」とは、これでも知らぬ存ぜぬを通すことなのか。
ところで、菅内閣は出だしの世論調査で高支持率を獲得したが、「学術会議」スキャンダルで墓穴を掘った。支持率は1カ月で、10ポイントも下落した。国民は、政権のレベルの低さに絶望したのだ。
政権にとっては、「反知性主義者」とか、「答弁は、役人の作文を棒読み」といった評判が広がるのもまずかった。本の一冊も出して、見えを張りたかったのか。
しかし、「不得意科目で張り切ると、大やけどする」と俗に言う通り、この再版本は、菅首相の汚点を拡大することになった。
新書版のタイトルは「政治家の覚悟」に短縮し、「官僚を動かせ」はカット。新たに最近のインタビューなどをつけ足した。
ところが、びっくり、「議事録の作成を怠ったことは背信行為」という一連の文章は、奇麗サッパリ消えてしまった。
おそらく、この本で唯一まともなのは、ここの文脈だけではなかったろうか。よほど森友事件の公文書改ざんを掘り返されたくなかったのだと思われる。
しかし、都合の悪い部分だけをカットするのは、省略ではなく、悪意に満ちた改ざんと同じだ。何かを隠そうとすると、嘘と小細工が次々と重なっていく。
こざかしい人格を、国のトップにいただく国民は、とても幸せとは言えない。
=====================================================
=====================================================
【https://lite-ra.com/2020/10/post-5686.html】
新潮が報道 菅首相と「第二の森友事件」の相手とのもうひとつの疑惑 所有ビルを事務所費問題発覚後に買い取ってもらっていた
2020.10.29 11:21
(自由民主党公式サイトより)
菅義偉首相に一大スキャンダルが噴き出した。本日発売の「週刊新潮」(新潮社)が、「第二の森友事件」と銘打ち、菅首相の「タニマチが公有地でぼろ儲け」「異常すぎる特別扱いの「払い下げ」」について報じたからだ。
記事によると、菅首相が横浜市議会議員時代から付き合いがあるとされる河本善鎬氏が代表を務める「(有)成光舎」は、2015年に神奈川県横浜市保土ケ谷区にある県有地を購入。しかし、この公有地取引は非常に不可解なものだった。
そもそも、この土地は2013年秋に一般競争入札がおこなわれる予定だったというが、問題の土地の隣接地権者だった同社は同年6月に「保育所と学生寮を併設した施設整備」を理由に土地取得に名乗りをあげた。だが、同社はパチンコホールの経営が主な業務で、保育所を設置できるの「能力や意欲があったかどうか疑問」を持たざるを得なかったという。にもかかわらず、神奈川県はわざわざ“横浜市長からの副申書(参考意見)が必要”などとアドバイス。さらに、実際に林文子・横浜市長は保育所整備が理由であることを挙げて黒岩祐治知事宛てに副申書を提出。これによって同年9月に県は同社と随意契約で売却する方針を固めたというのだ。ちなみに林市長といえば、2009年に民主党の推薦を受けて市長選に初当選を果たした人物ではあるが、菅氏にあっさり取り込まれ「菅氏の操り人形」「菅氏の直系」と呼ばれてきた人物だ。
だが、土地取引はさらに怪しさを増してゆく。県は不動産鑑定をもとに売却額を約4億5700万円と決定したのだが、河本代表はこの額に納得せず、「3億円台の半ばくらい」ではないのかと反論。これを受けて県側は一般競争入札に切り替える意思を見せ、河本氏が訴訟をちらつかせても再鑑定には応じない姿勢をとっていたという。
ところが、その後、県の姿勢は一変。2014年5月に再鑑定の実施を河本氏に伝え、さらに2015年1月には当初の評価額よりも約7000万円も安い約3億8800万円で成光舎に売却をおこなうのだ。しかも、驚くことに同社は売却された当日にこの土地を関連会社に転売。転売禁止の条件を反故にする明確な契約違反だが、県は「保育所建設は困難」という同社の言い分をそのまま認め、用途指定を解除。2016年8月に同社の関連会社は住宅メーカーに売却してしまうのだ。河本氏がこの土地を「5億円台半ばで売りに出していた」という証言もあるが、それが事実なら、約2億円近くを儲けたことになる。
まさに驚くような展開だが、問題は、一時は県も一般競争入札さえ辞さない構えだったというに、再鑑定に応じ、しかも当初評価額よりも低く売却したことだ。一体、この間に何があったのか。「週刊新潮」が入手した県の内部文書には、県との交渉における河本氏のこんな発言が記されていたという。
「対応によっては、知事、副知事、菅官房長官へ話しに行く」(2014年1月21日)
「いろいろとしっかり頼みますよ。納得がいかなければ、知事、副知事にも、官房長官にも行きますから」(2014年2月25日)
森友学園問題では籠池泰典氏が近畿財務局の職員に昭恵氏との写真を見せた2014年4月28日以降、明らかに交渉の潮目が変わったが、この土地取引でも同じように「菅官房長官」の名によって「神風」が吹いたのではないのか──。そう考えずにはいられないだろう。
というのも、河本氏と菅首相は「知り合い」「支援者」の関係を超えたものだからだ。
■神奈川県との交渉記録に「対応によっては、知事、副知事、菅官房長官へ話しに行く」との記述も
「週刊新潮」によると、河本氏は菅首相が国政で初当選を果たした1996年から2007年までのあいだに、「成光舎」名義で菅首相の関係政治団体に合計342万5000円もの献金をおこなってきたというが、深い関係を示すのはそれだけではない。
第一次安倍政権では、伊吹文明文科相や松岡利勝農相、中川昭一・自民党政調会長(いずれも当時)らといった重要閣僚や党役員による「事務所費」問題が吹き荒れたが、2007年8月には、よりにもよって政治資金規正法を所管する総務相だった菅氏にも同様の問題が発覚。菅氏が代表を務める自民党神奈川県第2選挙区支部と政治団体「菅義偉後援会」は、菅氏が2004年末に5690万円で購入した所有ビルに「主たる事務所」を置いていたというのに、2005年分の政治資金収支報告書には計1956万円あまりもの事務所費を計上していたのだ。
政治資金規正法の施行規則では、事務所費は家賃や電話代、切手代などといった事務所の維持に通常必要とされる費用を計上することになっている。そして、1956万円のうち家賃は405万円。つまり、菅首相は政治資金を悪用し、私的な資産形成をおこなっていた、というわけだ。
この問題が発覚したことにより、すでに菅氏は安倍首相から総務相から官房長官への横滑り人事が伝えられていたものの内閣改造では立ち消えとなり、官房長官は与謝野馨氏に。菅氏は閣僚の座から降ろされてしまった。
この事務所費問題は当時の菅氏にとって相当の痛手となったが、重要なのはここから。じつは、菅首相は問題となった自分が所有していたビルを、事務所費問題報道の3カ月後に「成光舎」に売却。さらに、翌2008年に菅首相は事務所を他のビルに移したが、それも河本氏の関連会社が所有するビルだったというのだ。
所有者を変えたところで菅首相の不適切な事務所費問題がなくなりはしないが、問題追及を塞ぐために登場した人物が河本氏だったということは、菅首相との結びつきの深さを物語っているだろう。しかも、河本氏側が所有するビルに事務所を移したということは、河本氏側は「大家」であり、事務所費を支払う金銭のやりとりもあったということだ。だが、その大家と店子という関係は2011年に解消される。というのも、同年3月11日付の朝日新聞朝刊が当時の菅直人首相が在日韓国人から104万円の献金を受け取っていたと報道。政治資金規正法は外国人からの寄付を禁じているが、この献金をおこなっていた人物が河本氏だったのだ。ご存じのとおり、この報道があった午後に東日本大震災が発生したこともあり、菅直人氏の献金問題は大きな話題とはならなかったが、「週刊新潮」によると、同年9月に菅義偉首相は別のオーナーのビルに移ったという。
しかし、2013年にはじまった土地取引の問題を考えれば、昵懇の関係はずっとつづいていたのだろう。今回、「週刊新潮」が入手した神奈川県の内部文書の記述や土地取引の経緯を見れば、県側の対応は異例なものと言わざるを得ない。しかも、そこでは菅官房長官の名前まで飛び出していたのだ。神奈川県知事の黒岩氏は菅氏の子飼いであり、これだけこじれた河本氏との土地取引の問題が、菅氏の耳に入っていないなどということは考えにくい。
■問題だらけの「GoToイート」で予約件数2.7倍の「ぐるなび」創業者も菅首相のパトロン
まさしく森友学園を彷彿とさせる、菅首相と「パトロン」である河本氏の関係、そして公有地売却をめぐるこの問題。──だが、菅首相の「パトロン」との関係にスポットがあたったのは、これがはじめてではない。
本サイトでもお伝えしてきたが、菅首相が官房長官時代から主導して進めている「GoToイート」キャンペーンをめぐっても、「GoToイート」事業に参加しているグルメサイト経営者が菅首相の有力なパトロン・後援者といわれている。それは「ぐるなび」の創業者で現会長の滝久雄氏だ。
「GoToイート」事業には、事務委託費として最大469億円、オンライン部門には約61億円が投じられており、事業者の企画競争入札には18社が応募し、13社が選ばれている。「ぐるなび」はその13社のなかでも高額の委託費が配分されているとみられている。
だが、その「ぐるなび」の滝会長は古くから菅首相の有力なパトロンといわれており、実際、菅氏が初当選した1996年から2012年にかけて、滝氏が会長を務める電車の中吊りなどを扱う広告代理店「NKB」や同社の子会社が、菅氏の政治団体に多額の寄付をおこなってきた。「週刊文春」(文藝春秋)9月24日号は菅首相と滝会長の関係について「菅氏が困った時に頼るのが滝氏」という証言を掲載している。
しかも、菅首相と滝会長の関係は、寄付だけにとどまらない。なんと、菅氏は滝会長に、あの政権御用ジャーナリスト・山口敬之氏への資金援助まで頼んでいたという疑惑が報じられている。
周知のように、山口氏は伊藤詩織さんへの性暴力事件で告発を受け、逮捕状が出されるも、当時の警視庁刑事部長・中村格氏(現・警察庁次長)によって直前でストップがかけられ、事件が握りつぶされてしまったことが明らかになっている。この中村氏は菅氏の秘書官も務めていた最側近の警察官僚で、逮捕状ストップも菅氏の意向があったのではないかといわれている。
ところが、その山口氏に対して、菅首相と親しい「ぐるなび」滝会長の経営する広告代理店「NKB」が「顧問料月額42万円」や「交通費その他の経費」等を支払っていたことが明らかになっているのだ。
■菅首相パトロンの「ぐるなび」創業者に安倍御用ジャーナリスト・山口敬之氏への資金援助も依頼
この問題を最初に報じたのは、「週刊新潮」2019年7月18日号。同誌には、山口氏はTBSを退社したあとの2016年11月に「NKB」の子会社と顧問契約を結んでいた事実、そして広告代理店関係者のこんな証言が掲載されている。
「この滝会長と菅さんが仲良しなんです。山口がTBSを辞めた後に、菅さんが”山口にカネを払ってやってくれないか”と滝会長に依頼したそうです。具体的には月42万円で、実際に払っているのは横浜にあるNKBの子会社。本体の方が業績がよくないので、そうなったということですが、子会社の経営陣は不満を抱えていたようです。“会社と何の関係もない山口に、ちゃんとした人を一人雇える額をなんで払わなきゃいけないのか”と」
さらに、この関係者は、山口氏は滝会長の子会社に一度も出社したことがなく、「週刊新潮」が2017年5月に伊藤詩織さんへの準強姦疑惑の告発記事を出すと支払いを止めたことから、山口氏との顧問契約は「どうしても断れない特別な案件だったからと考えるのが自然」とも述べている。
一方、「週刊新潮」は滝会長への“山口氏支援の依頼”にかんして菅氏を直撃しているが、言葉少なに関与を否定するだけで、「それ以上は言えない」などと、事実上、説明を拒絶したという。
いずれにしても、菅首相と「ぐるなび」の滝会長がかなり昵懇な関係にあり、これまで菅首相がさまざまな協力・支援を受けてきたことは疑いようがない。「ぐるなび」は昨日28日、2021年3月期の連結最終損益が95億円の赤字になりそうだと発表したが、その一方で「GoToイート」により10月のネット予約件数は前年同月と比べて2.7倍に増えたという(10月23日までの実績)。「GoToイート」のポイント還元事業は大手グルメサイトを通さなければいけない制度になっており、「飲食店支援ではなくグルメサイト支援になっているのでは」と批判が起こっているが、こうした制度設計になったことと、菅首相と「ぐるなび」の親密な関係は影響していないのか。
このような政治の私物化が疑われる事例は安倍晋三・前首相の時代から頻発している問題ではあるが、今回の「週刊新潮」のスクープを見れば、安倍前首相を「継承」する菅首相も同じなのではないかと疑わざるを得ない。だが、両者には大きく異なる点があるだろう。
安倍前首相の場合は「腹心の友」である加計孝太郎氏や、自身の熱狂的な支持者であり、かつ同じ極右思想の持ち主で妻・昭恵氏が校長を引き受けるなどの関係があった籠池氏など、縁故や思想によって政治を私物化していた。対して菅首相の場合は、その関係性以上に「金」の匂いがつきまとっている、ということだ。
菅首相をめぐって今回あきらかになった不透明かつ不可解な公有地取引の問題は氷山の一角にすぎず、今後、このような「金」が絡んだスキャンダルがどんどん出てくることになるのか。注視したいところだ。
(編集部)
=====================================================
[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/悪いことしている自覚あり 野党時代の菅氏発言を振り返る】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280359)。
リテラの記事【菅首相の著書改ざんは“都合の悪い記録は残さない”という宣言! 森友・加計、桜、コロナで文書隠蔽を主導してきた過去】(https://lite-ra.com/2020/10/post-5679.html)。
《「(前略)政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」(菅義偉総理大臣) これは菅首相が、2012年3月に刊行した単行本「政治家の覚悟」という本の中の一文。自民党、菅さんが野党議員である頃に書かれたもの。なんだ、わかってんじゃん。公文書を廃棄したりすることが、いかに重い罪だって》。
《“菅義偉首相らしい”としか言いようがない。今月20日に文春新書として刊行された菅首相の著書『政治家の覚悟 官僚を動かせ』の改訂版で、公文書管理の重要性を説いた箇所を削除していたという問題だ。今回の改訂版で削除された部分で問題になっているのは、東日本大震災に対応した民主党政権下で会議での議事録が作成されていないことが判明した問題についての、こんな一文だ》。
《政治家の覚悟 官僚を動かせ》…自著をこっそり改ざん・隠蔽。新書で出さなきゃいいのに。版元もよくそんなことが出来るよなぁ。恥ずかしくないのかね? 《版元は著者との付き合いに対する慎重さやきめ細やかさで有名》というのにも大いなる疑問。世間は持て囃してきましたが…「クソッタレ」な出版社。《編集部は「特定の文言の削除を意図したものではなく、全体のバランスを考え、編集部の判断で割愛した」》。最も《割愛》してはいけない部分でしょ? (ゴーストライターなのでしょうが)著者から要望があったのならば、そう公表すればいいし、新書を出さなければいい。絶好のチャンスを逃す愚かさ。
『●「スモモを盗った」ことを隠すためには、
あらゆる記録を残さないことを《徹底的に実施する》アベ様ら…』
著書から削除・隠蔽すればブーメランが後頭部に刺さることが無いと思っているオジサン。《国民への背信行為であり、歴史的な危機に対処していることへの政権の意識の薄さ、国家を運営しているという責任感のなさ》…ブーメランは返り続ける。
陰湿オジサンは、一体、こっそり何をやっているのやら。《重い罪》であることの自覚と、違法者・犯罪者であることの告白、自白したようなもの。《総理となったいま、菅首相が、これから都合の悪い記録は一切残さないと考えていることを証明するものと言っていいだろう》。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた! 会見で「ここは質問に
答える場所じゃない」、自分の著書のことを「知らない」】…
《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、そのことすら
記憶にない――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した
『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を
克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。
その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していた》 」
『●ブーメラン…「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に
陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」by (当時野党)自民党アベ様』
「【[大弦小弦]安倍首相の「責任」】…。《…▼「政治家も責任を
取らない結果、政府は無責任体制に陥り、国家運営の著しい停滞を
招いた」。12年10月31日の衆院本会議で、当時の
民主党政権を批判した安倍首相の言葉だ。今、ブーメランのように
返っている。(吉川毅)》」
『●《悪夢…民主党》総裁選では「全国で遊説することなく、国民に広く
考えを示さず、政策論争を深めなかった」と当て擦っておきながら…』
「日刊ゲンダイの記事【菅氏「党員投票すべき」発言ブーメラン
世襲制限も腰砕け】…《これで首相が務まるのか。2日、自民党総裁選に
出馬表明する菅官房長官。党内からは「政策の継続性」を求める声が
上がっているが、菅長官に継続性は期待できそうにない。過去の発言が
“ブーメラン”となり、SNSで話題になっている。…
〈候補者は民主党議員の顔色をうかがい、多数派工作に終始〉
〈自民党が総裁を選ぶ際には、全国で遊説を行いって(原文ママ)
国民に広く考えを示し、政策論争を深めてきました〉と
ブログで猛批判していた》」
=====================================================
【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/280359】
室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。
室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
悪いことしている自覚あり 野党時代の菅氏発言を振り返る
公開日:2020/10/23 06:00 更新日:2020/10/23 06:00
(2012年当時の菅首相(C)日刊ゲンダイ)
「(前略)政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」(菅義偉総理大臣)
これは菅首相が、2012年3月に刊行した単行本「政治家の覚悟」という本の中の一文。自民党、菅さんが野党議員である頃に書かれたもの。なんだ、わかってんじゃん。公文書を廃棄したりすることが、いかに重い罪だって。
しかしですな、最近、考え方を変えたようである。この本は20日に新書として発売された。新書の中では、公文書管理の重要性を訴える記述を削除したようだ。
10月19日付の毎日新聞によると、本の中で菅首相は、
「旧民主党政権が東日本大震災時、会議で十分に議事録を残していなかったことを批判し、『千年に一度という大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために、政府があらゆる記録を克明に残すのは当然(後略)』」と断じていたようである。そして、そのあと冒頭の言葉につながる。
菅さんは安倍政権で官房長官だった。モリ・カケ・サクラなどで、公文書の廃棄や改ざんなどを行った政権の中枢にいた。これらの問題ぜんぶ、文書があったら一発で解決みたいな話だろ。
官房長官時代の菅さんはこうした問題に対し、いつもシレッと「ご批判には当たらない」とかいって誤魔化してたけど。今回新書で削った文面を見ると、彼は悪いことをしているという自覚はあったようだ。より罪は重いな。マスコミのみなさん、ヌルッと逃がしちゃダメですよ。
それにしても本のタイトルが「政治家の覚悟」。本は出したいが、問題となりそうな発言の部分をこっそり削除。でもって、安倍政権下では汚い仕事をこなし、総理になった今でも我々の前になかなか出てこない。やべ、やっぱりヌルっと感じる。陰気な覚悟も見えたしな。
=====================================================
=====================================================
【https://lite-ra.com/2020/10/post-5679.html】
菅首相の著書改ざんは“都合の悪い記録は残さない”という宣言! 森友・加計、桜、コロナで文書隠蔽を主導してきた過去
2020.10.22 08:30
(菅義偉『政治家の覚悟』(文春新書)文藝春秋 )
“菅義偉首相らしい”としか言いようがない。今月20日に文春新書として刊行された菅首相の著書『政治家の覚悟 官僚を動かせ』の改訂版で、公文書管理の重要性を説いた箇所を削除していたという問題だ。
今回の改訂版で削除された部分で問題になっているのは、東日本大震災に対応した民主党政権下で会議での議事録が作成されていないことが判明した問題についての、こんな一文だ。
〈政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為であり、歴史的な危機に対処していることへの民主党政権の意識の薄さ、国家を運営しているという責任感のなさが如実に現れています。〉
国民の誰もが異論のない、まったくのド正論だろう。しかし、菅氏は総理大臣になった途端、『政治家の覚悟』と冠した著書からこの箇所を削除してしまったのである。
今回、「文春新書」編集部は「特定の文言の削除を意図したものではなく、全体のバランスを考え、編集部の判断で割愛した」などとコメントを出している。民主党政権批判の2章をまるごとカットしていることをもってそう言っているのだろうが、到底の説得力のある説明ではない。しかも著者への相談もなく勝手に「編集部の判断で割愛」することなど、まずありえない。版元は著者との付き合いに対する慎重さやきめ細やかさで有名な、あの天下の文藝春秋である。菅首相側からの要望や同意があって削除したことは明白だ。
では、なぜ菅首相はこの〈あらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料〉という正論を削除したのか。
実は、菅首相は安倍政権になってから、この箇所の記述について突っ込まれ、赤っ恥をかいていた。
加計学園にかんする議事録が問題になっていた2017年8月8日の官房長官会見でのこと。朝日新聞の記者で、その後、新聞労連委員長として活躍(現在は再び朝日新聞記者に復帰)した南彰記者が、菅氏がしたためたこの文章を読み上げた上で「その発言をしていた、本に記されていたのはどなたか、官房長官はご存じでしょうか」と質問。すると、官房長官だった菅氏は「知りません」と返答していたのだ。
自分が出した本について感想を聞かれ、「まだ読んでない」と答え、ゴーストライターが書いていたことをばらしてしまった松本伊代を彷彿とさせるが、しかし、今回の著書の改訂でその忌々しい過去をなかったことにしようとしたというだけではないはずだ。
総理となったいま、菅首相が、これから都合の悪い記録は一切残さないと考えていることを証明するものと言っていいだろう。
実際、菅首相は安倍政権時代、それこそ率先して「議事や面談記録の隠蔽」を推進してきた。
森友・加計学園問題、公文書改ざんや自衛隊日報隠蔽などを受けて、安倍政権は2018年4月に行政文書の管理に関するガイドラインを改正。〈政策立案や事務及び事業の実施の方針等に影響を及ぼす打合せ等の記録については、文書を作成するものとする〉とした。
ところが、実態はまったく違っていた。ガイドライン改正後に毎日新聞が安倍首相と省庁の幹部らの面談議事録や説明資料などの記録を官邸に情報公開請求したところ、すべてが「不存在」という回答が返ってきたのである。
ガイドライン改正から2019年1月末までのあいだに首相動静で記録されている安倍首相の面談は、約1000件だ。しかし、官邸の文書を管理する内閣総務官は〈いずれの記録も「存在しない」と回答〉。首相の議事録などの記録がつくられているのかどうか、それさえ不明の状態だったが、さらなる取材によって、そもそも面談の記録を官邸では作成していないことが判明。官邸は「(記録は)官庁側の責任で作るべきものだ」と主張したというが、一方の相手官庁側がきちんと作成して情報開示しているというわけではない。
なかでもひどかったのが、菅首相が当時、官房長官として率いていた内閣官房だ。内閣官房は安重要政策や災害・テロ対策などを担う立場だが、毎日新聞がおこなった情報開示請求に対し、「外国人材の受け入れ」「西日本豪雨」「台風21号」などにかんする安倍首相と内閣官房幹部の面談時の説明資料計47件を開示したが、打ち合わせ記録は〈47件中1件もない〉と回答したのだ。
■安倍・菅官邸は“記録を作成しないよう”指示していたと複数の省の幹部が証言
しかも、官邸は各省庁にとんでもない指示を出していた。複数の省の幹部職員がやはり毎日新聞の取材でこんな証言をおこなっている。
「官邸は情報漏えいを警戒して面談に記録要員を入れさせない」
「首相の目の前ではメモは取れない。見つかれば、次の面談から入れてもらえなくなる」
「面談後に記録を作っても、あえて公文書扱いにはしていない」
「幹部は面談後、記憶した首相とのやり取りを部下に口頭で伝えてメモを作らせている」
また、西日本新聞でも、都市圏総局次長の植田祐一氏がこんな話を明かしていた。植田氏の〈旧知のキャリア官僚〉の弁によると、ガイドラインが改正される直前の2018年3月末、上司から公文書管理にかんしてこんな指示がなされたというのだ。
〈「機微に触れるものは記録に残さず、頭の中にメモせよ。報告する際は口頭で」。首相官邸で首相秘書官らと打ち合わせる際は「メモ厳禁。録音不可」の徹底が言い渡されたという。〉(西日本新聞2018年7月13日)
つまり、官邸はほとんどの打ち合わせや面談を「記録の不要なもの」として、逆に記録を作成しないようにしたのである。
しかも、こうした公文書管理のとんでもない実態が露呈したというのに、当時の菅官房長官はこう主張したのだ。
「安倍総理大臣の打ち合わせ等の記録については、説明・報告をおこなう各行政機関において、公文書管理法等の規定に基づき、必要に応じて作成・保存している」
さらに、政策決定過程を記録できているかという問いに対しても、菅官房長官は「できていると思っている」と言い張ったのだ。
「桜を見る会」問題でも同様だ。招待者名簿廃棄が明らかになっているのに、当時「公文書管理法に基づいて対応している」と言うだけで、批判をシャットアウトしていた。
だが、こうした記録の隠蔽がいかに危険なことであるかは、その後、はっきりとした。
言うまでもない、新型コロナ対応だ。安倍前首相が事実上、新型コロナ対応を決めてきた「連絡会議」の1月26日〜3月5日のあいだの議事概要など40回分の記録を毎日新聞が調査したところ、〈議事内容の記載は平均で10行しかなく、首相ら高官の発言の記載は一切なかった〉(9月11日付)のだ。
当然、菅氏も「連絡会議」の主要メンバーのひとりだったが、この会議でどんな発言をおこなったのか、安倍前首相が具体的にどんな指示をおこなったのか、まるで見えてこない。つまり、その判断や意思決定が適切なものだったのかを検証することさえできない状態なのだ。
その結果、コロナ対応の何が問題だったのかを検証することもできず、抜本的な体制見直しをすることもなく、感染再拡大の季節を迎えようとしている。
菅氏が著書から削除した記述には、記録の作成を怠ったことが「国民への背信行為であり、歴史的な危機に対処していることへの政権の意識の薄さ、国家を運営しているという責任感のなさ」の表れだという指摘があるが、この言葉はそっくりそのまま菅首相にあてはまると言っていいだろう。
過去の自分が主張していた記述を削除したからといって、批判そのものを封じ込めることはできない。菅首相にはあらためて、いま「国民への背信行為」をはたらき、「歴史的な危機に対処していることへの政権の意識の薄さ」「国家を運営しているという責任感のなさ」を自ら露呈させていることについてどう考えるか、国民にしっかり説明していただきたい。
(編集部)
=====================================================
[※歴代自民党内閣は「国民のために働」いていなかった!? 縁故主義・政権の私物化もアベ様から《継承》 (日刊ゲンダイ 2020年10月14日)↑]
井上昇記者による、asahi.comの記事【菅首相の著書、改訂版が発売 公文書管理の記述消える】(https://www.asahi.com/articles/ASNBM5RD7NBJUTFK00Q.html)。
大場伸也記者による、毎日新聞の記事【「政府が記録残すのは当然」新書版で削除 菅首相の著書「政治家の覚悟」】(https://mainichi.jp/articles/20201019/k00/00m/040/269000c)。
《菅義偉首相の著書「政治家の覚悟」…が20日に発売される。野党議員時代の2012年に刊行した単行本を改訂した新書で、全244ページ。官房長官時代のインタビューが追加収録される一方、「公文書の管理の重要性」を訴える記述があった章は削除された》。
《だが、菅氏がその後、官房長官を務めた安倍晋三政権では、学校法人「森友学園」への国有地売却問題や首相主催の「桜を見る会」問題を巡り、政権に都合の悪い公文書や記録が改ざんされたり、廃棄されたりした。新型コロナウイルス対策を話し合う会議も、発言者や発言内容の詳細が分かる議事録を残しておらず、政権の中枢にいた菅氏は批判を受けていた》。
いつもつぶやいている件……南彰記者【自著での主張も記憶にない? 菅官房長官「知らない」】《菅氏は野党時代の2012年に出版した『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していた》 『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、「国民への背信行為」を自分自身で行っている』(https://blog.goo.ne.jp/activated-sludge/e/068f6fe8dc1c263999cf2e859e81281a)。
このニュースで、直ぐにピンときましたよ。消すなら、アソコだ!
当時(2017年8月8日)、「まるでマンガだ。ゴーストライター(だから記憶にない)説とのつぶやきも有り。《下野時の2012年》なんて遠い昔のこと、昨日のことさえ恣意的に忘れるような方が記憶している訳も無し。スガ語的「粛々」と証拠隠蔽、記憶消去…市民が忘れ去ることを待つ。《全く問題ない》し、《指摘はあたらない》訳です。「最低の官房長官」に新たな一頁が加わりました」…と。
で、今回は、ご自身の著書から抹殺し、隠蔽をこっそりと図ったわけです。すごいね、元・最低の官房長官殿。アベ様政権下で、アベ様らのためにさんざんやってきたことを、ご自身の著書でもこっそりと。凄まじくイジマシイ。小さい。《悪夢のような民主党政権》に対して、野党議員として《公文書管理の重要性を訴え》る正論なのにね。それをこっそり削除したということは、どういう意味でしょうね? これでようやく《ブーメラン》が後頭部に突き刺さる恐怖から解放…される訳はありません。
スガ語的「粛々」とこっそり証拠隠蔽、こっそり記憶消去…またしても、《全く問題ない》し、《指摘はあたらない》訳でしょう。元「最低の官房長官」に新たな一頁が加わりました。スガ様の「完全オフレコ朝食懇談会」にノコノコ出掛ける様な記者や、陳腐な「菅総理大臣へのグループインタビュー」を受け入れるような内閣記者会の政治部記者の皆さんには、この件を口にできる方は居ないでしょうね。そもそも、まともな首相会見も開かれない異常事態。首相は国会も開かず、害遊している始末。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「南彰記者による記事【自著での主張も記憶にない? 菅官房長官
「知らない」】…と、リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた!
会見で「ここは質問に答える場所じゃない」、自分の著書のことを
「知らない」】…《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、
そのことすら記憶にない――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した
『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残す
のは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは
国民への背信行為」と記していた》。《菅官房長官の定例会見…「国会で
述べたとおりです。国会で述べたとおりだと。ここは質問に答える
場所では私はないと思います」…もはや語るに落ちたというべきだろう
…内閣官房長官の定例会見は、ただ政府側の公式発表を垂れ流すための
場所ではない。…菅官房長官「知りません」と一蹴…
「これは、官房長官の著作に書かれているのですが」》」
『●最低の官房長官《“議事録は残さない”と明言したのも…隠蔽を
ほじくり返されないようにするためだったのではないか…抜け道を悪用》』
『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって
「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?』
《森友学園の問題をめぐる一連の経緯の責任…首相は「国民の信頼を
揺るがす事態になっていることは、行政の長として責任を痛感している。
行政の最終的な責任は、内閣総理大臣たる私にあるのは事実だ」
とした上で…。山本氏は「往生際の悪い、地位に恋々としがみつく。
そんなみっともないリーダーなんてやめてくださいよ」と主張。
ロッキード事件では衆議院で24人の証人喚問が行われたとして、
「『アッキード事件』ではまだ籠池(泰典被告)さんしか出てきていない。
自民党の皆さん、真相究明にはこれからガンガン証人を呼ばない
といけないので、逃げないでほしい」と述べ、昭恵夫人や夫人付き職員
だった谷査恵子氏らの証人喚問を求めた》
『●ブーメラン…「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に
陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」by (当時野党)自民党アベ様』
=====================================================
【https://www.asahi.com/articles/ASNBM5RD7NBJUTFK00Q.html】
菅首相の著書、改訂版が発売 公文書管理の記述消える
井上昇
2020年10月19日 17時30分
(菅義偉首相の新書(左)と2012年発行の単行本)
菅義偉首相の著書「政治家の覚悟」(文芸春秋)が20日に発売される。野党議員時代の2012年に刊行した単行本を改訂した新書で、全244ページ。官房長官時代のインタビューが追加収録される一方、「公文書の管理の重要性」を訴える記述があった章は削除された。
12年の単行本「政治家の覚悟 官僚を動かせ」は首相の就任後、ネット上で高額で取引されていた。
今回の改訂版で削除されたのは、旧民主党の政権運営などを批判した章。この中で、東日本大震災後の民主党政権の議事録の保存状態を問題視し、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と公文書管理の重要性を訴えていた。
首相は官房長官だった17年の………
=====================================================
=====================================================
【https://mainichi.jp/articles/20201019/k00/00m/040/269000c】
「政府が記録残すのは当然」新書版で削除 菅首相の著書「政治家の覚悟」
毎日新聞 2020年10月19日 21時55分(最終更新 10月20日 02時43分)
(菅義偉首相の著書「政治家の覚悟」=2020年10月19日撮影)
菅義偉首相が野党時代の2012年3月に刊行した単行本「政治家の覚悟」(文芸春秋)を改訂した新書が、20日に発売される。「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」と公文書管理の重要性を訴える記述があった章などを削除。官房長官時代のインタビューを追加している。新書は全244ページ。
菅氏は12年の単行本で、旧民主党政権が東日本大震災時、会議で十分に議事録を残していなかったことを批判し、「千年に一度という大災害に対して政府がどう考え、いかに対応したかを検証し、教訓を得るために、政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」などと断じていた。
だが、菅氏がその後、官房長官を務めた安倍晋三政権では、学校法人「森友学園」への国有地売却問題や首相主催の「桜を見る会」問題を巡り、政権に都合の悪い公文書や記録が改ざんされたり、廃棄されたりした。新型コロナウイルス対策を話し合う会議も、発言者や発言内容の詳細が分かる議事録を残しておらず、政権の中枢にいた菅氏は批判を受けていた。【大場伸也】
=====================================================
[※ 辺野古は破壊「損」 【米軍飛行場の移設先として工事が進む沖縄県名護市の海岸】(東京新聞 2020年4月3日)↑]
琉球新報の【<社説>菅政権誕生へ 分断策の強化を懸念する】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1191345.html)。
《次の政権も沖縄の民意を無視する体制となるのだろうか。それどころか、「アメとムチ」の政策が一層多用される懸念すらある。…菅氏は安倍政権の「沖縄政策責任者」として名護市辺野古の新基地建設問題だけでなく、沖縄振興策なども長年統括してきた。新基地建設を推し進める一方、県政の容認・反対の態度いかんで沖縄関係予算を増減させる手法などを用いて「オール沖縄」勢力の切り崩しを図ってきた。今後さらに沖縄への分断策が強化される恐れがある》。
沖縄イジメもさらにさらに陰湿・悪質・強権に。
沖縄タイムスの【社説[自民新総裁に菅氏]「負の遺産」に向き合え】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/632427)によると、《政策論争は盛り上がらず、長老のぎらついた権力欲と、派閥の勝ち馬に乗る心理だけが目に付いた選挙だった…「負の遺産」の最大のものは、果たすべき説明責任を怠ってきたことである。菅官房長官は定例の会見で質問を遮断して説明を回避したり、木で鼻をくくったような、はぐらかしが目立った。「その指摘は当たりません」「まったく問題ありません」「仮定の質問にはお答えできません」 辺野古の新基地建設を巡って、会見のたびに「粛々と」という言葉を繰り返す菅氏に対し、亡くなった翁長雄志前知事が「上から目線」だと批判したのは今も記憶に新しい。権力を抑制的に行使してきたかつての保守政権と違い、安倍政権は法律解釈の強引な変更や官僚人事などを通して、自らの都合のいいように権力を行使することが多かった。菅氏には説明責任を尽くすことと意思決定の透明化を強く求めたい》。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた! 会見で「ここは質問に
答える場所じゃない」、自分の著書のことを「知らない」】…
《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、そのことすら
記憶にない――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した
『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を
克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。
その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していた》」
『●ブーメラン…「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に
陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」by (当時野党)自民党アベ様』
「【[大弦小弦]安倍首相の「責任」】…。《…▼「政治家も責任を
取らない結果、政府は無責任体制に陥り、国家運営の著しい停滞を
招いた」。12年10月31日の衆院本会議で、当時の
民主党政権を批判した安倍首相の言葉だ。今、ブーメランのように
返っている。(吉川毅)》」
『●《悪夢…民主党》総裁選では「全国で遊説することなく、国民に広く
考えを示さず、政策論争を深めなかった」と当て擦っておきながら…』
『政治家の覚悟』というブーメランが頭に刺さっている人、それが元・最低の官房長官。
琉球新報のコラム【<金口木舌>「不当表示」見過ごさない目を】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1190801.html)によると、《▼政府は情報公開法に基づき、公文書などの記録を公開する義務を負う。記録はうそやその場の言い逃れで国民をだますことへの抑止にもなる。だが、2011年の東日本大震災で政府は会議の大半で議事録を残さなかった ▼「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」「(議事録の)作成を怠ったことは国民への背信行為」。かつて鋭く当時の民主党政権を著書で批判したのが菅義偉官房長官 …▼自民党の総裁選が実施される。新型コロナ対策や経済の立て直し、辺野古移設問題などにどう向き合うか。うそや隠ぺい、論点ずらしなど政府の「不当表示」がないか、国民は不利益を被らないようもっと敏感になってもいい》。
ブログ主が〝最低の官房長官に認定〟したのは2015年2月頃でした。特に、陰湿な沖縄イジメが主要因。
『●屁理屈にもなっていない…
菅義偉官房長官「汚染水の『影響』は完全にブロック」』
「常々、うすうす菅官房長官はアホ?、と思っていたのですが、
今回、確信に。ブログ主の中で、最低の官房長官に認定。」
『●「恐怖販売機」(©東京新聞『筆洗』)から
出てくる「戦争法案」: 国会や憲法学者の存立危機事態』
『●首相の座を「全く考えていない」と否定…
ブログ主のなかでは「最低の官房長官」認定済み』
『●独裁国家・アベ様政権相手に「けんか」できる
翁長雄志知事の叫び、「うしぇーてぃないびらんどー」』
『●スガ殿曰く「報道が萎縮するような実態は全く生じていない」
…「日本は今や世界の笑い者」、恥ずかしい…』
『●「…は沖縄県民の耳には「期待するな」
「何も改善しない」と冷たく翻訳」…中央政府の体をなしていない』
『●沖縄市民の民意: 民意を何度明確にすれば、アベ様や
最低の官房長官らは理解しようとするのか?』
沖縄イジメの《継承》というよりも、元・最低の官房長官が沖縄イジメの本家、主犯。《米軍軍政下に『沖縄の自治は神話だ』と言った最高権力者キャラウェイ高等弁務官の姿と重なる》元・最低の官房長官。沖縄イジメは陰湿・悪質・強権化することは必至だ。
『報道特集』(2020年8月29日)にて金平茂紀さんの言葉、「…あとは、沖縄ですよね。歴代の政権の中で沖縄に対して最も冷淡な政権だった」。アベ様や最低の官房長官、その取り巻き連中による沖縄イジメ・沖縄差別な7年8カ月。
さらに、3週間後の『報道特集』(2020年9月19日)でも金平茂紀さんは「子供の頃、イジメを止めたとか何とか、さっき言っていましたけれどね、菅さんは。でも、翁長さんがずっと4カ月も会えなかったとういのはイジメそのものだと思いますけどね」。
『●《「遊撃戦遂行の為特に住民の懐柔利用は重要なる一手段にして我が
手足の如く之を活用する」…住民同士を監視させ…批判している…》』
《── 95年には米兵による少女暴行事件が起きました。
三上 彼女を忘れた日はありません。彼女は二度と同じような犠牲者を
出したくないという一心で事件を公にしたのに、普天間飛行場の
返還が発表された時、私たちは「県民の怒りが普天間を動かした」
と報道してしまいました。辺野古が面する大浦湾に米軍基地を作る
計画は60年代からあり、それをこの機を利用して日本に作らせる
というカラクリに気づいてなかったのです。
それが悔しくて、古い基地を返す代わりに新しい基地を日本の税金で
作らせるという欺瞞(ぎまん)を伝えなければと、がむしゃらに
走ってきました》
最後に、辺野古破壊につながる醜悪な《カラクリ》《欺瞞》。
目取真俊さんのブログ【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/米兵3人による卑劣な犯罪から25年】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/8cf7dfaa3a0e315f09692220bf9704e0)によると、《1995年9月4日に米兵3名が起こした卑劣な犯罪から25年が経った。辺野古新基地建設の原点にあるのがこの事件であり、本来なら沖縄にある米軍基地をすべて撤去させるべきだった。にもかかわらず、新たな基地を造る形で現実が進行していることに怒りと情けなさを覚える。事件が起こった沖縄島北部の東海岸に新たな基地を造る。被害者やその家族の心情をまったく考えていない。そのことが一番許せない。日本政府や同調した沖縄の自民党・公明党、建設業者は、事件を利用して基地利権を生み出すことに力を注いだ。辺野古新基地建設で金を儲けている連中は、25年前の事件を食い物にしているのだ。SACO合意とは、事件に対する沖縄県民の怒りをはぐらかし、沖縄の中で基地をたらいまわしする欺瞞でしかなかった。辺野古新基地や高江のヘリパッド、浦添軍港の建設は、すべて米兵の凶悪犯罪に苦しむ被害者の犠牲の上に成り立っている。こんな醜い基地をどうして容認できるか。目の前で進む工事を見ながら、何度も25年前の事件を思い出し、止めきれないことへの情けなさ、無念さを噛みしめてきた。25年前の10・21県民大会に参加した人は、あのとき何を誓ったのか。それを思い出せば、辺野古の現状を見て見ぬふりできないはずだ》。
『●【金子勝の「天下の逆襲」/野党は「消費減税で戦う」ではなく
ニューディール議論を】…最悪な税制なんかを導入したが故に…』
『●さようならアベ総理、そして、こんにちはアベ様…数々のアベ様案件
について真相を解明し、真の「責任」を果たしていただきましょう』
「2020年8月28日(金)午後、漸くこの日を迎えました。
アベ様が首相辞任を表明しました」
『●アベ様は《人事局により「縦割りを払拭」と語ったが、目立ったのは
「功」よりも「罪」の側面だった》…《人事掌握、忖度広がる》』
『●《派閥の談合が露骨で、仲間内で甘い汁を吸うアベ政治…何より問題
なのは、菅がやってきたことを検証せず、ヨイショ報道を流すメディア》』
『●《出来ないことを出来ると言い、やれると言ったことをやらなかったのが
安倍―菅という最悪のタッグ…安倍と周辺一味による暗黒の時代…》』
『●斎藤貴男さん《この国の社会と人心は、主に小泉純一郎政権と安倍政権に
よって破滅…。菅氏も安倍路線の継承を誇らしげにうたっている》』
『●無《責任政党》内人事、大惨事アベ様政権・「官邸官僚」人事…
見るに堪えないメンバーで数々の腐臭漂うアベ様案件に蓋をする気満々』
『●違憲な壊憲、縁故主義・政権の私物化までも《継承》…《主権者である
国民の一人一人が幸せを追求できる政治を実現》する気も無し』
=====================================================
【https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1191345.html】
<社説>菅政権誕生へ 分断策の強化を懸念する
2020年9月15日 06:01
次の政権も沖縄の民意を無視する体制となるのだろうか。それどころか、「アメとムチ」の政策が一層多用される懸念すらある。
自民党総裁選で菅義偉官房長官が総裁に選ばれた。これより菅氏は与党多数の国会で、安倍晋三首相に代わって首相に指名される運びとなった。菅新政権が発足する。
菅氏は安倍政権の「沖縄政策責任者」として名護市辺野古の新基地建設問題だけでなく、沖縄振興策なども長年統括してきた。新基地建設を推し進める一方、県政の容認・反対の態度いかんで沖縄関係予算を増減させる手法などを用いて「オール沖縄」勢力の切り崩しを図ってきた。今後さらに沖縄への分断策が強化される恐れがある。
菅氏は、軟弱地盤が見つかり、予算の肥大化と工事の長期化が確実でも新基地建設を強行する意思を表している。県民投票などで示された新基地建設反対の民意を無視する構えだ。
これに対し県民は、一刻も早い米軍普天間飛行場の閉鎖・返還を求め、新基地建設は許さない意思は揺るがないことを一層明確に示すべきだ。
そもそも「オール沖縄」誕生のきっかけは、安倍政権の対応にある。中枢にいる菅氏自らまいた種とも言える。オスプレイの配備撤回と普天間飛行場の県内移設断念を求めた建白書の下で県政与野党は結集した。沖縄の要求がことごとく足蹴(あしげ)にされることへの反発や危機感が結束を促した。
「オール沖縄」を掲げた故・翁長雄志前知事が、辺野古埋め立てを承認した仲井真弘多元知事を約10万票の大差で破ってからは、国と県の全面対決が始まった。菅氏は沖縄の選挙に積極的に介入し「オール沖縄」勢力を弱体化させようとした。
安倍政権は知事選など県内主要選挙のたびに国政与党幹部らを大量投入し、地方議員や経済界関係者を集めた会合を繰り返した。菅氏自らも来県し、てこ入れした。
6月の県議選では、翁長県政時に「オール沖縄」勢力を担った県内関係者らでつくる団体が「オール沖縄」の切り崩しに動いたとされる。菅氏はその関係者と継続的に関係を深めている。
菅氏は沖縄振興と基地問題は「結果的にはリンクしている」と重ねて明言している。「金と引き換えに基地を容認せよ」という「アメとムチ」の圧力や施策が今後、さらに強まる可能性が大きい。
辺野古埋め立てを「粛々と」進めると説明した菅氏に対し翁長氏が「米軍軍政下に『沖縄の自治は神話だ』と言った最高権力者キャラウェイ高等弁務官の姿と重なる」と発言したことは記憶に新しい。沖縄は日本復帰前、自治権を著しく制限された。そのように扱われることは避けたい。
ただでさえコロナ禍で難局の中にある。県民は、分断されない強い意思を一層強固に持つ時に来ている。
=====================================================
[『学校が教えないほんとうの政治の話』(斎藤美奈子著、ちくまプリマ―新書257)↑]
日刊ゲンダイの記事【菅氏「党員投票すべき」発言ブーメラン 世襲制限も腰砕け】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278093)。
《これで首相が務まるのか。2日、自民党総裁選に出馬表明する菅官房長官。党内からは「政策の継続性」を求める声が上がっているが、菅長官に継続性は期待できそうにない。過去の発言が“ブーメラン”となり、SNSで話題になっている。…〈候補者は民主党議員の顔色をうかがい、多数派工作に終始〉〈自民党が総裁を選ぶ際には、全国で遊説を行いって(原文ママ)国民に広く考えを示し、政策論争を深めてきました〉とブログで猛批判していた》。
『●【金子勝の「天下の逆襲」/野党は「消費減税で戦う」ではなく
ニューディール議論を】…最悪な税制なんかを導入したが故に…』
『●さようならアベ総理、そして、こんにちはアベ様…数々のアベ様案件
について真相を解明し、真の「責任」を果たしていただきましょう』
「2020年8月28日(金)午後、漸くこの日を迎えました。
アベ様が首相辞任を表明しました」
『●斎藤貴男さん【二極化・格差社会の真相】《法令を順守しなければ
ならないのは、誰よりも貴君ら自身、警察権力なのだと自覚したまえ》』
『●前川喜平さん《数々の政策の失敗…行政の私物化について、納得できる
説明をし、ちゃんと謝罪し、その責任をとってから、辞めてほしい》』
『●《官邸職員による“腕つかみ質問阻止”》事件…南彰さん《ついに
質問妨害が、実力行使に発展…安倍晋三首相の記者会見での出来事だ》』
『●浜矩子さん《日本をこの狂った道から正しい道に戻さなくては
ならない。安倍政権はそれほど激しい歪みを日本経済に遺したのです》』
『●アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、いま黒塗りに
なっている夫がうつ病になった経緯であるとか、出すのは簡単なことだ》』
『●《権力をほしいままにし、国家を私物化してきた安倍首相も官邸を
出てしまえば“ただの人”…司直の手に落ちることになるのか》?』
《「密室談合」による菅官房長官の次期総理就任を許していいのか!
GoTo、沖縄いじめ、公文書改ざん、メディア圧力の最大の戦犯
…まさに、菅官房長官が陰に陽に繰り広げてきたメディア工作により
忖度が広がり、スキャンダルや疑惑が持ち上がっても批判的な報道が
徹底してなされず、安倍政権は約8年もの長期政権となったわけだが、
当然、菅官房長官が次期総理となれば、メディア圧力はさらに激しさを
増し、安倍政権以上に批判が封じ込められることは必至だ》
『●アベ様広報紙・産経《むしろ記者たちの質問する権利を奪おうとする、
目を疑うような記事が出た》…《メディアコントロール》の成果』
『●《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の
歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…より陰湿・悪質・強権➀』
『●《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の
歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…より陰湿・悪質・強権➁』
最近のブーメランと言えば、アベ様のコレですかね。(当時野党)自民党アベ様は「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」だそうです。なぜ、最低の官房長官・次期無《責任政党》総裁は、アベ様に「地位に恋々」としがみつかくべきではない、と仰らなかったのでしょうかね?
『●ブーメラン…「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に
陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」by (当時野党)自民党アベ様』
「【[大弦小弦]安倍首相の「責任」】…。《…▼「政治家も責任を
取らない結果、政府は無責任体制に陥り、国家運営の著しい停滞を
招いた」。12年10月31日の衆院本会議で、当時の
民主党政権を批判した安倍首相の言葉だ。今、ブーメランのように
返っている。(吉川毅)》」
そして、「最低の官房長官」スガ殿のブーメランと言えば、コレですね。「国民への背信行為」を自分自身で行っていたというもので、(最近、社会部記者に復帰)記者会見での南彰記者の見事な一コマ。《菅氏は野党時代の2012年に出版した『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していた》訳で、しかも、自著であることさへ記憶がなく…。モリカケ桜問題へと壮大なブーメランでした。一方、アベ様政治を《継承》…《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の歩みをけっして止めるわけにはなりません」》…滅茶苦茶だ。いや、むしろ、陰湿さや悪質さ、強権ぶりはより一層増す「底なしの地獄」です、きっと。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた! 会見で「ここは質問に
答える場所じゃない」、自分の著書のことを「知らない」】…
《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、そのことすら
記憶にない――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した
『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を
克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。
その作成を怠ったことは国民への背信行為」と記していた》 」
アベ様の口癖な《悪夢のような民主党》政権時の民主党総裁選では、当時、スガ殿は「全国で遊説することなく、国民に広く考えを示さず、政策論争を深めなかった」と当て擦っておきながら、ご自身の無《責任政党》総裁選では「候補者は自民党議員の顔色をうかがうこともなく、多数派工作に終始することもない。自民党が総裁を選ぶ際には、全国で遊説を行って国民に広く考えを示し、政策論争を深めてきました」と胸を張って言えるのですかねぇ?
=====================================================
【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/278093】
菅氏「党員投票すべき」発言ブーメラン 世襲制限も腰砕け
2020/09/01 14:50
(過去にも自らの発言を翻している(31日、首相官邸に
入る菅官房長官)/(C)共同通信社)
これで首相が務まるのか。2日、自民党総裁選に出馬表明する菅官房長官。党内からは「政策の継続性」を求める声が上がっているが、菅長官に継続性は期待できそうにない。過去の発言が“ブーメラン”となり、SNSで話題になっている。
■過去の「党員投票すべき」発言がブーメラン
菅長官は、民主党政権時の2011年8月、菅直人首相の退陣後、議員だけで代表選が実施されることについて〈候補者は民主党議員の顔色をうかがい、多数派工作に終始〉〈自民党が総裁を選ぶ際には、全国で遊説を行いって(原文ママ)国民に広く考えを示し、政策論争を深めてきました〉とブログで猛批判していた。
現在、自民党内では若手議員を中心に党員投票を求める声が噴出しているが、執行部はあくまで党員投票を省略した両院議員総会で実施する方針だ。民主党を批判した11年当時から考えが変わっていないなら、菅長官は自ら「党員投票すべし」と訴えるべきではないか。しかし、31日の会見で見解を問われ「コメントは控える」と逃げた。
さすがにSNSでは〈早くもブーメラン直撃〉との声が続出。実は、過去にも菅長官は自らの発言を翻している。自民党が下野した09年総選挙前の5月、菅長官は選対副委員長として「世襲制限」の必要性を訴えた。3親等以内の親族の引退直後に同じ選挙区から出馬する候補を公認しないという内容だ。
「当時、勢いがあった民主党が『世襲制限』を選挙公約に入れていた。自民党の支持率低迷に危機感を持った菅さんは民主党に対抗するため、『世襲制限』を声高に訴えたのです。自らが叩き上げということも影響したとみられています」(永田町関係者)
■最終的には「世襲議員」をヨイショ
要するに民主党の公約をパクったわけだ。ところが世襲制限を適用すると、09年初出馬で、父に小泉純一郎氏を持つ進次郎氏が公認を得られないことになる。これに、進次郎氏の支援者や党内の世襲議員から異論が続出した。すると、菅長官はトーンダウン。神奈川県連会長でもあった菅長官は同年6月になって、県連幹部との協議の末「次の次の衆院選から適用」とまさかの腰砕けに終わったのだった。
当時の「変節」の言い訳がしたかったのか、菅長官は12年11月29日付の朝日新聞のインタビューで、世襲制限の必要性を訴えつつも、〈世襲は禁止ではなく制限〉と発言。世襲の安倍首相や麻生副総理を〈物おじしない〉と評価し、〈小泉純一郎元首相の次男である進次郎さんは、誰もが将来を期待している〉と持ち上げてみせたのだから情けない。「手堅い」との評判もある菅長官だが、今後もブレブレ必至だ。
=====================================================
[※『権力と新聞の大問題』(望月衣塑子×マーティン・ファクラー著)…《政権をチェックしようという意識が…》↑]
リテラの記事【菅義偉“史上最悪”の総裁選出馬会見! 膳場貴子の森友問題追及には「すでに結論」、望月衣塑子の質問には司会者に妨害を指示する動き】(https://lite-ra.com/2020/09/post-5614.html)。
(その➁へ)
《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の歩みをけっして止めるわけにはなりません」》。
『●【金子勝の「天下の逆襲」/野党は「消費減税で戦う」ではなく
ニューディール議論を】…最悪な税制なんかを導入したが故に…』
『●さようならアベ総理、そして、こんにちはアベ様…数々のアベ様案件
について真相を解明し、真の「責任」を果たしていただきましょう』
「2020年8月28日(金)午後、漸くこの日を迎えました。
アベ様が首相辞任を表明しました」
『●斎藤貴男さん【二極化・格差社会の真相】《法令を順守しなければ
ならないのは、誰よりも貴君ら自身、警察権力なのだと自覚したまえ》』
『●前川喜平さん《数々の政策の失敗…行政の私物化について、納得できる
説明をし、ちゃんと謝罪し、その責任をとってから、辞めてほしい》』
『●《官邸職員による“腕つかみ質問阻止”》事件…南彰さん《ついに
質問妨害が、実力行使に発展…安倍晋三首相の記者会見での出来事だ》』
『●浜矩子さん《日本をこの狂った道から正しい道に戻さなくては
ならない。安倍政権はそれほど激しい歪みを日本経済に遺したのです》』
『●アベ様や財務相は、赤木さんが《残したファイルとか、いま黒塗りに
なっている夫がうつ病になった経緯であるとか、出すのは簡単なことだ》』
『●《権力をほしいままにし、国家を私物化してきた安倍首相も官邸を
出てしまえば“ただの人”…司直の手に落ちることになるのか》?』
《「密室談合」による菅官房長官の次期総理就任を許していいのか!
GoTo、沖縄いじめ、公文書改ざん、メディア圧力の最大の戦犯
…まさに、菅官房長官が陰に陽に繰り広げてきたメディア工作により
忖度が広がり、スキャンダルや疑惑が持ち上がっても批判的な報道が
徹底してなされず、安倍政権は約8年もの長期政権となったわけだが、
当然、菅官房長官が次期総理となれば、メディア圧力はさらに激しさを
増し、安倍政権以上に批判が封じ込められることは必至だ》
『●アベ様広報紙・産経《むしろ記者たちの質問する権利を奪おうとする、
目を疑うような記事が出た》…《メディアコントロール》の成果』
アベ様は公党に《悪夢》と仰ったわけですが、実際のアベ様政権は《悪夢》どころか「地獄」の7年8カ月だったわけで、《「安倍総裁をしっかりと継承する」「安倍政権が進めてきた改革の歩みをけっして止めるわけにはなりません」》な最低の官房長官が次期・無《責任政党》の総裁、ひいては、首相となれば、「底なしの地獄」な政権へと堕ちていくことになりそう。アベ様の《レガシー》である《メディアコントロール》、それを支えていたのが最低の官房長官。最低の官房長官、《その正体は安倍首相とまったく同じだ》。それどころか、より陰湿に、より悪質に、より強権に。独裁の度合いは増し、《メディアコントロール》はより強固に。
その陰湿さ、悪質さ、強権度合は、特に沖縄でエスカレートしそう。「唯一の解決策」が口癖の無能な最低の官房長官が次期・無《責任政党》総裁、次期首相…沖縄の皆さんには、本当にお気の毒としか言えない。
沖縄タイムスの【社説[辺野古新基地問題]工事強行し寄り添わず[安倍政権の7年8カ月]】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/626252)によると、《「沖縄に寄り添う」「できることは全て行う」 安倍晋三首相のその言葉とは裏腹に歴代最長となった政権で、県民は基地負担の軽減をほとんど実感できなかった。米軍基地問題で、最大の課題である普天間飛行場の返還では、辺野古新基地建設を「唯一の解決策」として、強硬に押し進めた》。
ブログ主が〝最低の官房長官に認定〟したのは2015年2月頃でした。特に、陰湿な沖縄イジメが主要因。
『●屁理屈にもなっていない…
菅義偉官房長官「汚染水の『影響』は完全にブロック」』
「常々、うすうす菅官房長官はアホ?、と思っていたのですが、
今回、確信に。ブログ主の中で、最低の官房長官に認定。」
『●「恐怖販売機」(©東京新聞『筆洗』)から
出てくる「戦争法案」: 国会や憲法学者の存立危機事態』
『●首相の座を「全く考えていない」と否定…
ブログ主のなかでは「最低の官房長官」認定済み』
『●独裁国家・アベ様政権相手に「けんか」できる
翁長雄志知事の叫び、「うしぇーてぃないびらんどー」』
『●スガ殿曰く「報道が萎縮するような実態は全く生じていない」
…「日本は今や世界の笑い者」、恥ずかしい…』
『●「…は沖縄県民の耳には「期待するな」
「何も改善しない」と冷たく翻訳」…中央政府の体をなしていない』
『●沖縄市民の民意: 民意を何度明確にすれば、アベ様や
最低の官房長官らは理解しようとするのか?』
さらに、《メディアコントロール》で忘れてはならないのが、望月衣塑子社会部記者イジメとそれを傍観する記者クラブの政治部記者達。《会場では笑いが起こったことだ。暴言を放った「次期総理」に対し、記者が声をあげて反論するでもなく、会場が笑いに包まれる……》…絶望的な気分。そんな中、唯一の朗報は、南彰さんが政治部記者に復活すること。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
『●《官邸の意に沿わない記者を排除…
明らかに記者の質問の権利を制限し、国民の『知る権利』を狭める…》』
『●《事実誤認》というフェイクで記者を会見から締め出す前に…
アベ様や最低の官房長官こそ《事実誤認》?』
『●事実誤認の常習犯…《聞きたくない質問、
都合の悪い質問を遮るような、その先に国民がいることを無視…》』
『●《事実誤認》はどちらか? 《権力を監視し、
政府が隠そうとする事実を明らかにするのは報道機関の使命》』
『●《「この会見は一体何のための場だと思っているのか」と質問
菅氏は「あなたに答える必要はない」》!!』
『●記者イジメ…最低の官房長官が《民主主義を守るために努力》
《国民へ情報を知らせる義務》を果たしてる?』
『●小林節氏…《職業としての権力監視機関として、
報道が発達し、憲法の重要な柱のひとつとして確立され》た』
『●三宅勝久さん《報道・言論の自由を標榜しながら
じつのところ会見参加者を選別している…巧みな情報操作》』
『●最低の《官房長官が「これでいい」と決めれば、
官僚も秘書官も誰も止められない。それは非常に危険》』
『●映画『記者たち 衝撃と畏怖の真実』《その中で…
ナイト・リッダー社の記者たちは政権のウソを報じ続ける》』
『●《新聞を含むマスコミは…「客観中立で、常に事実と正論を語る」
という自画像を描き、自ら縛られてきた》』
『●『権力と新聞の大問題』(望月衣塑子×マーティン・ファクラー著)読了
…《政権をチェックしようという意識が…》』
『●『新聞記者』(望月衣塑子著)読了…《ひとつずつ真実を
認めさせて、さらに裏を取っていくこと―――》』
『●アベ様の政で唯一〝上手く行っている〟メディアコントロール…
「一人でも権力に立ち向かう」とはいうものの…』
『●暴言連発「あなたに答える必要はありません」「ここは
質問に答える場所ではない」「その発言だったら、指しません」』
「リテラの記事【「令和おじさん」の本当の顔が露わに! 菅官房長官が
望月衣塑子記者への“質問妨害”を復活、国連報告でも問題に】…
《5月29日の定例記者会見で、東京新聞・望月衣塑子記者の質問に対し、
こう言い放ったからだ。「その発言だったら、指しません」
これまでも菅官房長官は会見の場で、望月記者の質問に
「あなたに答える必要はありません」
「ここは質問に答える場所ではない」などと職責を放棄して暴言を
吐いてきた》」
『●『i -新聞記者ドキュメント-』…《「i」…一人ががんばれば
みんなもがんばる――映画はそのことを教えてくれる》(木下昌明さん)』
『●阿部岳さん《菅氏の会見でも食い下がる記者…。問い続けることが、
あらがうこと。…対話という血管が詰まれば、民主主義が死ぬ》』
『●《東京新聞の記者が質問をしようと挙手しても菅氏が
指名しない》…なぜに《官邸報道室長が司会役を務めている》のか?』
『●あぁ、やっぱりねぇ…、イジメを見て見ぬふり。内閣記者会
政治部記者達が作り出す〝居ないことにされてしまった記者〟』
「あ~ぁ、ちょっと酷すぎやしませんかね? 内閣記者会政治部記者達は、
他社とはいへ、社会部記者を報道の同志とは思わないのかね?
イジメを見て見ぬふりとは、政治部記者を名乗るのは恥だな。」
『●内閣記者会政治部記者の露骨な本音は? Passiveな《官邸による
「望月いじめ」を「黙殺」する形で「加担」》かと思いきや…』
「最低の官房長官のバンキシャ殿は、質問を《6月とか国会が
終わった後にやれば》?、だそうです。アホですか? さらに、
《質問が下手すぎる。完全に喧嘩売っている。もう少しうまく
やらないと引き出せない》…だそうですが、記者会見やぶら下がり、
オフ懇、夜討ち・朝駆けで一体どんな素晴らしい《回答》を引き出した
のでしょうかね?」
『●阿部岳さん《望月衣塑子記者への攻撃が、新たな段階に入ったようだ。
首相官邸だけでなく、他のメディアまで列に加わっている》』
『●畠山理仁さん《報道に携わる者が対峙すべきは権力者だ》…立岩陽一郎さん
《驚かされるのは、周囲の記者の反応…傍観者を決め込んでいる》』
(その➁へ)
[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注」した方は、素直に挙手願います!(東京新聞2018年8月27日)↑]
吉川毅記者による、沖縄タイムスのコラム【[大弦小弦]安倍首相の「責任」】(https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/590526)。
《「最終的な『責任』は内閣総理大臣の私にある」。国会会議録検索システムで、安倍晋三首相が国会で発言した「責任」を検索してみた ▼第2次安倍政権が発足した2012年12月26日から今国会が閉会した17日までに、該当会議録521件2083カ所でヒットした。重い言葉のはずだが、空虚に聞こえてしまうのはなぜか?…▼「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」。12年10月31日の衆院本会議で、当時の民主党政権を批判した安倍首相の言葉だ。今、ブーメランのように返っている。(吉川毅)》。
『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって
「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?』
《森友学園の問題をめぐる一連の経緯の責任…首相は「国民の信頼を
揺るがす事態になっていることは、行政の長として責任を痛感している。
行政の最終的な責任は、内閣総理大臣たる私にあるのは事実だ」
とした上で…。山本氏は「往生際の悪い、地位に恋々としがみつく。
そんなみっともないリーダーなんてやめてくださいよ」と主張。
ロッキード事件では衆議院で24人の証人喚問が行われたとして、
「『アッキード事件』ではまだ籠池(泰典被告)さんしか出てきていない。
自民党の皆さん、真相究明にはこれからガンガン証人を呼ばない
といけないので、逃げないでほしい」と述べ、昭恵夫人や夫人付き職員
だった谷査恵子氏らの証人喚問を求めた》
アベ様の御口から《政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に陥り、国家運営の著しい停滞を招いた》!? 《該当会議録521件2083カ所でヒット》するアベ様が、よくも言えたものですね?
《悪夢のような民主党政権》…そのブーメランは、既に、5、6回はアベ様の元に戻ってきており、それを言った覚えがないなどという寝言を起きたままで国会で答弁する始末…小池百合子「ト」知事に破壊されてしまった民主党政権と比べて、一体、どちらが《悪夢のような独裁政権》ですか?
皆さん、《ブーメラン》。
「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」 by 現・最低の官房長官 (当時、野党自民党)。カッコイイですねぇ~。まさに正論。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「南彰記者による記事【自著での主張も記憶にない? 菅官房長官
「知らない」】…と、リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた!
会見で「ここは質問に答える場所じゃない」、自分の著書のことを
「知らない」】…《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、
そのことすら記憶にない――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した
『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残す
のは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは
国民への背信行為」と記していた》。《菅官房長官の定例会見…「国会で
述べたとおりです。国会で述べたとおりだと。ここは質問に答える
場所では私はないと思います」…もはや語るに落ちたというべきだろう
…内閣官房長官の定例会見は、ただ政府側の公式発表を垂れ流すための
場所ではない。…菅官房長官「知りません」と一蹴…
「これは、官房長官の著作に書かれているのですが」》」
『●最低の官房長官《“議事録は残さない”と明言したのも…隠蔽を
ほじくり返されないようにするためだったのではないか…抜け道を悪用》』
=====================================================
【https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/590526】
[大弦小弦]安倍首相の「責任」
2020年6月25日 06:56
「最終的な『責任』は内閣総理大臣の私にある」。国会会議録検索システムで、安倍晋三首相が国会で発言した「責任」を検索してみた
▼第2次安倍政権が発足した2012年12月26日から今国会が閉会した17日までに、該当会議録521件2083カ所でヒットした。重い言葉のはずだが、空虚に聞こえてしまうのはなぜか?
▼政権発足以降、閣僚の辞任は10人に上る。辞任のたびに陳謝したが、具体的な行動に移したことはない。モリカケ問題や桜を見る会、検察庁人事、コロナ対策の迷走、政治とカネを巡る問題など、国民が納得する説明はいまだ果たされていないからだ
▼長期政権のおごりや緩みの弊害、隠蔽(いんぺい)体質から出る責任回避の数々…。報道各社の直近の世論調査によると、安倍政権の支持率は3割台に下落している
▼共同通信社の世論調査では、河井克行前法相と妻の案里参院議員の逮捕について、党総裁でもある安倍首相に「大いに責任がある」「ある程度責任がある」の合計が75・9%に上った。自民党幹部からは、遠くない時期の衆院解散を示唆する発言が相次ぐ
▼「政治家も責任を取らない結果、政府は無責任体制に陥り、国家運営の著しい停滞を招いた」。12年10月31日の衆院本会議で、当時の民主党政権を批判した安倍首相の言葉だ。今、ブーメランのように返っている。(吉川毅)
=====================================================
[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注」した方は、素直に挙手願います!(東京新聞2018年8月27日)↑]
リテラの記事【安倍政権がコロナ「専門家会議」の議事録を残さないと明言!「37.5度以上4日以上」の相談目安に異論があったことも隠蔽か】(https://lite-ra.com/2020/05/post-5446.html)。
日刊ゲンダイのコラム【立岩陽一郎 ファクトチェック・ニッポン!/議事録を残さないのは議論を隠蔽して闇に葬り去るためか】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274010)。
《公文書の改ざんという国家的犯罪を繰り広げた政権が、反省など微塵もなく、新型コロナで情報隠蔽を正当化した。28日、政府の専門家会議の議事録を政府が作成していないと共同通信が伝えたが、菅義偉官房長官は昨日29日、“議事録は残さなくても問題はない”と主張したのだ》。
《既に驚くことでもなくなっているが、本当にこの政府は、自らの存在自体が緊急事態だと気づくべきだ》。
『●森ゆう子議員「本気度が足りない」…アベ様は《国民がどれくらい
コロナに苦しんでいるかの数字ぐらい連日頭に入れておく》べきなのに…』
『●青木理さん「たかが検査なんですよね…検査がこれだけ増えない
というのは…明らかに政府が無能だからだと思いますよ」と一刀両断!』
『●《スピード感》《やってる感》…《「いまさら」感》、《しかし
コロナ対策で求められるのは一刻も早い政策実現だ》(西日本新聞)』
『●金子勝さん《PCR検査数が圧倒的に少なければ、何の意味もない。
…東京の異様な数値は、検査数の圧倒的不足を示している》』
『●《アンダーコントロール》演出…お維や「小池都知事はよくやっている」
だってぇ? そう見えるのは、《安倍首相がひどすぎるからだ》』
『●内閣支持率は《国会を閉じれば…自然と回復》…「逃げるは恥だし
役立たず」なアベ様は《今は逃げるが勝ちと判断した》のか?』
《…抜け道を悪用したのだ。実際、安倍首相は森友・加計学園問題や自衛隊日報隠蔽問題が発覚しても、「私のリーダーシップの下、公文書管理の在り方について政府を挙げて抜本的な見直しをおこなう」などと述べながら、行政文書の管理に関するガイドラインの改正後は、安倍首相と官庁幹部との面談の際、議事概要などといった打ち合わせ記録が一切、作成していないことは判明》《ガイドラインの見直しによって、公文書を改ざんしたり隠蔽する必要がないよう、そもそも記録を残さないようになってしまったのである》。〝御頭〟は腐りきり、全身にその腐敗が波及。
『●金平茂紀さん《…政府の方針、頭がクラクラしてきます。ウィルスのせい
ではありません。魚と組織はアタマから腐ると言われています》』
何度でも引用します。
金平茂紀さん、「コロナ自粛の最中、賭けマージャンをしていた黒川弘務前東京高検検事長に《訓告》という超軽い処分、さらに、コロナ対策の専門家会議の議事録を作らないという政府の方針、頭がクラクラしてきます。ウィルスのせいではありません。魚と組織はアタマから腐ると言われています。考え直しては如何でしょうか」(報道特集、2020年5月30日)。アタマどころか、本体まで腐りきっている。《既に驚くことでもなくなっているが、本当にこの政府は、自らの存在自体が緊急事態だと気づくべきだ》、アベ様の独裁政権が歴史的緊急事態。
琉球新報の【<社説>コロナ専門家会議 議事録の作成は不可欠だ】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-1131196.html)によると、《政府が、新型コロナウイルス対策を検討してきた専門家会議の議事録を作成していないことが分かった。公文書管理に対する安倍政権の姿勢は不誠実の一語に尽きる。コロナ禍で我慢を強いられている国民への背信行為でもある。…そもそも政府は3月、新型コロナに関して国家・社会として記録を共有すべき「歴史的緊急事態」に指定している。行政文書管理のガイドラインに基づく対応だ。歴史的緊急事態は民主党政権下で2011年の東日本大震災に関連する会議の議事録が未作成だった反省から、12年にガイドラインに盛り込まれた。野党だった自民党は「政権の隠蔽(いんぺい)体質だ」と未作成を批判した経緯がある。政府は今回、作成していないことについて、政策を決定したり了解したりする会議はガイドラインで議事録作成が義務付けられるが、専門家会議はこれに該当しない―と説明している》。
《野党だった自民党は「政権の隠蔽(いんぺい)体質だ」と未作成を批判した経緯》…人様の公党を《悪夢》とまでお呼びになるアベ様、壮大なブーメラン。いまや、どちらが《悪夢》なのかは自明。
『●下野時の発言がブーメラン…「最低の官房長官」スガ殿は、
「国民への背信行為」を自分自身で行っている』
「南彰記者による記事【自著での主張も記憶にない? 菅官房長官
「知らない」】…と、リテラの記事【菅官房長官が壊れ始めた!
会見で「ここは質問に答える場所じゃない」、自分の著書のことを
「知らない」】…《過去には公文書の重要性を訴えていたのに、
そのことすら記憶にない――。…菅氏は野党時代の2012年に出版した
『政治家の覚悟』(文芸春秋)で、「政府があらゆる記録を克明に残す
のは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは
国民への背信行為」と記していた》。《菅官房長官の定例会見…「国会で
述べたとおりです。国会で述べたとおりだと。ここは質問に答える
場所では私はないと思います」…もはや語るに落ちたというべきだろう
…内閣官房長官の定例会見は、ただ政府側の公式発表を垂れ流すための
場所ではない。…菅官房長官「知りません」と一蹴…
「これは、官房長官の著作に書かれているのですが」》」
「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然で、議事録は最も基本的な資料です。その作成を怠ったことは国民への背信行為」 by 現・最低の官房長官 (当時、野党自民党)。カッコイイですねぇ~。まさに正論。
【「桜を見る会」推薦者の内訳調査、記録に残さず】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/32785?rct=politics)によると、《菅氏自らが昨年十一月に内閣府や与党関係者らに聞き取り調査を実施していたが「対象者が少数で内容も詳細なものではなかったので記録は残していない」と述べた。菅氏は昨年十一月の国会で調査結果を基に、桜を見る会では首相約千人、副総理や官房長官、官房副長官約千人、自民党関係者約六千人などの推薦枠があったと答弁。一日の会見で調査について「少数の関係者から確認した内容をそのまま国会に報告したと記憶しており、それ以上のものではない。(国会の)議事録に残されている」と述べた》。
また、同紙の記事【議事録の初回と3回目、速記なし コロナ専門家会議で厚労相】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/32767?rct=politics)によると、《加藤勝信厚生労働相は2日の参院厚生労働委員会で、新型コロナウイルスを巡る専門家会議の初回と3回目に速記者が入っていなかったことを明らかにした。菅義偉官房長官は1日の記者会見で、会議には基本的に速記が入っていると説明していた。政府は議事録を作成することも含め検討に入っているが、これまでの対応の検証がさらに難しくなりそうだ。加藤氏は1~3回の専門家会議に関し「2回目しか速記者を入れていなかった」と語った。現在は議論の内容が記された議事概要が公開されているが、発言者は特定できず、意見に賛否があったかどうかなどを確認できない》。
『●【黒鉄好 アベノマスクはやはり利権だった!~「疑惑の1社」
驚愕の事実】《復興副大臣へ「献金」…若松謙維参院議員(公明、比例)》』
《利権》塗れという点でも汚染されているアベノカビマスク。
琉球新報のコラム【<金口木舌>物差しは一つではない】(https://ryukyushimpo.jp/column/entry-1130409.html)によると、《今や「アベノマスク」は、政府が配布する布マスクの呼び名として定着した感がある。埼玉県深谷市の市立中は、生徒に渡した文書に「アベノマスク」と明記した。着用を確認するといった文言や「忘れた生徒は少人数教室に残る」との記載があり、波紋が広がった ▼保護者から「アベノマスクじゃないと駄目なのか」との問い合わせがあり、SNSでも批判される。学校は謝罪し「どのマスクでも構わない」と訂正した。マスクの有効活用が目的だったというが、強要は許されない》。
漸く我が家にも6月2日(火)に到着、(ちなみに、〝第1回〟定額給付金の申込書が到着したのは 5月30日(土))…要経日観察…使わなくても、日々どのように劣化していくのか。また、《パニックに乗じてカネを懐に入れた悪党がいたなら…》…その監視も必要。
【海鳴りの島から 沖縄・ヤンバルより…目取真俊/昨日、例の奴が届いたのだが…】(https://blog.goo.ne.jp/awamori777/e/4c2dc9bf6a89772b7288a36988664ee8)によると、《ハンジさん : こ、これが、アベノマスク!?…アニ : どうでもいいけどさ、あたしはいらないから。以上、ひらパーで買ったお菓子の空き缶でした》。
【サービスデザイン推進協議会が経済産業省から受託した全14事業】(東京新聞、2020年6月1日)
(https://www.tokyo-np.co.jp/article_photo/list?article_id=32435&pid=41467)
=====================================================
【https://lite-ra.com/2020/05/post-5446.html】
安倍政権がコロナ「専門家会議」の議事録を残さないと明言!「37.5度以上4日以上」の相談目安に異論があったことも隠蔽か
2020.05.30 02:16
(29日、会見する菅官房長官(首相官邸HPより))
公文書の改ざんという国家的犯罪を繰り広げた政権が、反省など微塵もなく、新型コロナで情報隠蔽を正当化した。28日、政府の専門家会議の議事録を政府が作成していないと共同通信が伝えたが、菅義偉官房長官は昨日29日、“議事録は残さなくても問題はない”と主張したのだ。
政府は今回の新型コロナを、3月10日、公文書管理のガイドラインに基づく「歴史的緊急事態」に指定。「歴史的緊急事態」では当然、平時よりも厳格な公文書の作成と管理がおこなわれなければならないが、「政策の決定または了解を行わない会議等」については、議事録の作成が必要ないとされている。
菅官房長官はこの規定を利用して、なんと専門家会議についても「政策の決定または了解を行わない会議等」に該当すると主張、議事録が作成していないことを正当化したのだ。さらに、「発言者を明示しないことは最初の会議でメンバーに説明し了解をいただいた」「専門家に自由かつ率直に議論していただくために、発言者は特定されないかたちだが、議事概要は作成して公表している」と述べ、発言者が誰なのかがわからない「議事概要」で十分だとしたのだ。
これはとんでもない詭弁だ。ご存知のとおり、安倍首相は新型コロナ対応のさまざまな場面で「専門家の意見を踏まえて」判断したと繰り返し述べてきた。その判断のもととなった専門家会議の議論は当然、誰がどんな発言をおこなったのかも含め、すべて国民に公開されなければならないものだ。
しかも、菅官房長官は「自由かつ率直に議論していただくため」に発言者が特定されないかたちにしていると言うが、一方の専門会議のメンバーからは「名前を出して構わない」という声があがっているのだ。
たとえば、専門家会議メンバーの岡部信彦・川崎市健康安全研究所長は昨日、「事務局が『議事概要を出す』と答えたので、ああそうですねということで終わった。(賛否の)手を挙げたわけじゃないから分からないが、全てではないが別に発言者名が出ても構わないというのが委員の意見だと思う」と述べ、「僕は自分の発言に責任を持ちたいから発言は出ても構わない」と記者団に語っている(毎日新聞ウェブ版29日付)。
さらに、昨夜おこなわれた会見でも議事録にかんする質問が記者から数多くなされたが、専門家会議の脇田隆字座長は「(名前が出るのは)個人的にはどちらでも構わない」、尾身茂副座長も「政府が決めて名前を出すということになれば私自身は全然問題ない」と答えている。
脇田座長や尾身副座長の“政府の判断に委ねる”という姿勢は、国民の生命や生活に直結する提言を担う機関の代表として、あまりに自分たちの発言に無頓着と言わざるを得ないが、それでも、専門家会議としては“名前が出ることが議論の妨げにはならない”とはっきり述べているのである。当然だ。名前が非公表だからと無責任な発言がなされているようでは困るからだ。
だが、安倍政権は発言者の名前が公表され、議論をそのまま書き起こした「議事録」ではなく、「議事概要」で済ませようとしている。これは、専門家が提言していないことや疑義を呈しているものを、政府が無視して無理やり押し切っているということを露呈させないためなのではないのか。
実際、そうしたことが疑われる問題もある。たとえばそのひとつが、厚労省が2月17日に示した「37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合」(高齢者や妊婦、基礎疾患のある人については2日)という政府の「相談・受診の目安」だ。
■専門家会議では異論が出たのに「37.5度以上の発熱が4日以上」を発表した加藤厚労相
周知のように、「37.5度以上の発熱が4日以上続いた場合」というこの目安は早期の検査を阻み、重症化・死亡するケースを引き起こす大きな要因となってきたが、目安が発表された経緯を振り返ると、政府の独断だった可能性がかなり濃厚なのだ。
安倍首相が専門家会議を設置したのが国内初の感染者が確認されてから約1カ月後の2月14日、初会合が開かれたのが同月16日。その翌日の17日、加藤勝信厚労相が記者会見で「風邪の症状や37.5度以上の発熱」「強いだるさや息苦しさがある」といった症状が4日、重症化のリスクのある人は2日続いた場合という「相談・受診の目安」を発表している。
時系列だけを見ると、これは前日の専門家会議の初会合で決定され、それを加藤厚労相が発表したかに見える。実際、専門家会議の冒頭で安倍首相は「国民のみなさまにわかりやすい受診の目安の作成などについて議論をお願いしたい」と述べ、この初会合の議事概要には〈普通の風邪だと症状のピークは3~4日だが、新型コロナウイルス感染症では7~10 日でも治らない。“普通の風邪”とずれていると気づけるような内容があるといい〉〈風邪の症状があれば自宅で安静にして、症状が長引けば相談センターに連絡してもらうという流れが望ましい〉といった意見が記載されている。
しかし、この初会合の結果を伝えた読売新聞によると、じつは初会合では、〈受診や相談の目安を示す予定だったが、専門家の間で議論がまとまらなかった〉というのだ(2月17日付)。
議論がまとまっていなかったというのに、なぜ、加藤厚労相は17日に目安を発表したのか。ようするに、専門家会議で異論が出たにもかかわらず、政府がPCR検査を抑え込むために押し切った可能性が高いのではないか──。実際、加藤厚労相は17日の会見で、目安について、専門家会議の正式な見解という言い方をせず、「最終的に専門家の座長と相談してこういう数字を決めさせていただいた」と説明している。
この重要な問題について、一体、この日の専門家会議ではどんな議論がかわされたのか。しかし、議事概要ではそれが正確に掴めない状態になっているのだ。
しかも、安倍首相の新型コロナ対応では、もっとも公開されるべき議論の議事録が残されていないという問題もある。それは、安倍首相と関係閣僚らが意見交換する「連絡会議」だ。
安倍首相は一斉休校を決めた際、専門家に意見を求めることなく、実質的にはこの「連絡会議」で決定したとされている。だが、こうした重要な決定プロセスが具体的に明かされていない。この「連絡会議」の記録について、安倍首相は3月27日の参院予算委員会で「まだ作成されていない」と答弁。専門家会議の議事録を残さないことを正当化した菅官房長官と同じように、この「連絡会議」が「政策の決定・了解を行う会議」には当たらない、と主張したのである。
■森友・加計学園問題や自衛隊日報隠蔽問題後、打ち合わせ記録を作成しない体制に
今回、菅官房長官が“議事録は残さない”と明言したのも、こうした隠蔽をほじくり返されないようにするためだったのではないか。ようするに、新型コロナを行政文書の管理に関するガイドラインに規定する「歴史的緊急事態」に該当するとして、議事録の作成・公表が義務づけられない「政策の決定または了解を行わない会議」という抜け道を悪用したのだ。
実際、安倍首相は森友・加計学園問題や自衛隊日報隠蔽問題が発覚しても、「私のリーダーシップの下、公文書管理の在り方について政府を挙げて抜本的な見直しをおこなう」などと述べながら、行政文書の管理に関するガイドラインの改正後は、安倍首相と官庁幹部との面談の際、議事概要などといった打ち合わせ記録が一切、作成していないことは判明(詳しくは既報参照→https://lite-ra.com/2019/06/post-4751.html)。ガイドラインの見直しによって、公文書を改ざんしたり隠蔽する必要がないよう、そもそも記録を残さないようになってしまったのである。
そして、安倍首相自身が「100年に1度の危機」だと言う新型コロナの対応でも、その対応について検証するための材料となる議事録を残そうとせず、歴史的検証を不可能にしようとしている──。「桜を見る会」問題でも、共産党議員が国会質問のために資料の提出を求めた当日に今年分の名簿をシュレッダーにかけ、「サーバーのデータは復元できない」と強弁するなど、その隠蔽体質に拍車がかかっていたが、そうした問題が有耶無耶になってしまった。そしていま、このような歴史的な国民の生命と生活に直結する問題でも、安倍政権は同じことを繰り返そうとしているのである。こんな政権に、これ以上、新型コロナ対応を任せることなどできないだろう。
(編集部)
=====================================================
=====================================================
【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/274010】
立岩陽一郎
ジャーナリスト、1967年生まれ。91年、一橋大学卒業後、NHK入局。テヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て2016年12月に退職。現在は調査報道を専門とする認定NPO運営「INFACT」編集長。アメリカン大学(米ワシントンDC)フェロー。毎日放送「ちちんぷいぷい」レギュラー。
ファクトチェック・ニッポン!
議事録を残さないのは議論を隠蔽して闇に葬り去るためか
2020/06/03 06:00
(専門家会議の尾身茂副座長と脇田隆字座長(C)日刊ゲンダイ)
既に驚くことでもなくなっているが、本当にこの政府は、自らの存在自体が緊急事態だと気づくべきだ。
新型コロナウイルスの対策を検討している専門家会議について議事録を作成していないという。共同通信の情報公開で明らかになった。議事録を作成しないことについて、政府は、専門家に率直に議論していただくためだと話した。発信者が特定されない形で議事概要を作成しているから十分だという。
その「十分だ」とする議事概要を読み続けているが、一度として十分だと感じたことはない。例えば、3月2日の専門家会議の議事概要。その日の出席者は脇田隆字座長、尾身副座長を含めて16人だが、議事概要に記されている発言はわずか12だ。それもどのような文脈で出た発言なのかもわからない。そもそもそれは「概要」にさえなっていない。
また、この議事概要には隠蔽の疑いもある。例えば、PCR検査については、この議事概要はほとんど書かれていない。では、専門家会議はPCR検査について議論してこなかったのか? そうではないことを、尾身副座長が5月4日の記者会見で明らかにしている。この会見で尾身副座長は、PCR検査の拡充が遅れたことについて次のように話した。
「さまざまな理由があって、これは根深い。制度的な、歴史的な背景があって、一朝一夕には変えられない……ところが、だんだんと3月になって、PCR検査ができないために重症化するという報告が出てきた」
その結果、3月に入って政府にPCR検査の拡充を求めたという。尾身副座長は、それまでもPCR検査について議論をしてきたと話した。そして2月24日の専門家会議で、どう検査体制を拡充するか議論したことを、「よく覚えています」と語った。そして、その結果として、「さまざまな制約があるので、重症化を防ぐということに集中せざるを得ない」という結論になったと話した。
では、その議論の中身はその日の議事概要にどう書かれているのか? 2月24日の議事概要を見ると、約2時間にわたって議論が行われていることがわかる。そして、人々が閉鎖空間を避けることや、無症状感染者からの感染に注意を促すことなど今後の基本方針について議論されていることがわかる。他の日の議事概要に比べれば記述は多い。しかし、PCR検査について議論した内容は書かれていない。PCR検査については、「全国的には余裕があるものの、一部地域では検査が追い付かない状況となっている」との状況が書かれているだけだ。
これで、何が「十分」なのだろうか? 十分どころか、議論を隠蔽しているとみられても仕方のない内容だ。議事録を作成しないという政府の判断には、専門家会議のメンバーからも異論が出ているという。当然だと思う。
尾身副座長がPCR検査について語った「さまざまな理由があって、これは根深い。制度的な、歴史的な背景があって、一朝一夕には変えられない」。これは今回の政府の対応の全てに言えることかもしれない。議事録を残さないとは、その根深いさまざまな理由を闇に葬り去る取り組みにしか思えない。
※コラムへの感想や意見は以下のアドレスへ。
……
=====================================================
[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]
日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/ウソウソウソ…恥を知らない“無敵の人”に監視される我々】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269519)。
日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/「口頭決裁OK」森法相を糾弾せよ】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202002270000068.html)。
《片や、アリの這い出る隙もない監視社会で、生産性と消費の虜としてのみ生かされる私たち。一方では道義心のかけらもなく、一切のチェック機能を封殺し、世襲した権力を弄ぶとっつぁん小僧ども。両者が被支配と支配の関係にあり、そのまた上に米国が君臨しているのが日本の現実だ。監視社会の目的はこの構図の徹底なのだと知ろう》。
《★政府はついに文書改ざんでは飽き足らず公務員が文書を残さないこと、決裁のプロセスのつじつまを合わせるために「口頭決裁」は決裁方法として合法と言いだした。法相・森雅子は弁護士だが、自分の発言がどれほどの意味があるかわかっているのだろうか》。
『●パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に
成り下がりたい?…という人たちの気が知れない』
《①衛星プチ帝国主義。…②階級社会の徹底。…③一億総動員体制。
…④メディアをフル活用したアベ絶対王朝の確立。…》
《②階級社会の徹底。明治礼賛キャンペーンが称揚するのは
大日本帝国のアジア侵略だけではない。アベが幾度も演説で
引いてきた福沢諭吉の実像は社会ダーウィニズム(優生思想の
源流)信奉者に他ならず、長州士族の世襲による藩閥支配を
当然視し、百姓町人をブタ呼ばわりさえしていた…》
『●《在職最長2886日》だってさ! メディアコントロール・
超監視社会を含め負のレガシー山積という醜悪な長期独裁政権』
『●『官邸ポリス』と監視社会・警察国家と前川喜平さん…
映画『新聞記者』と現独裁政権批判と望月衣塑子さん』
《道義心のかけらもなく、一切のチェック機能を封殺し、世襲した権力を弄ぶとっつぁん小僧ども》どもによる監視社会と警察国家。国家のシステムは《この8年の間に完膚なきまでに破壊》されてしまった。法務省大臣・森雅子法「無」相が法を蔑ろにするという国。民主主義国家や法治国家はとうの昔に破壊され、人治主義国家=アベ様独裁国家に。この期に及んで、まだアベ様内閣を直接・間接的に支持する人たち。《パラノイアなディストピアで何を好き好んでアベ様の奴隷に成り下がりたい》のだろうか? 気が知れない…。
《この政権の桁外れな無能は、コロナウイルスに対する無為無策でも実証された》。
『●小田嶋隆さん《行政の担当者としてのあたりまえの習慣を、
安倍晋三氏とその追随者たちは…この8年の間に完膚なきまでに破壊》』
《政権の罪は、むしろ、彼らの日常動作の中にある。たとえば、
行政文書を前例通りに記録・保存するという行政の担当者としての
あたりまえの習慣を、安倍晋三氏とその追随者たちは、政権を担当した
この8年の間に完膚なきまでに破壊した。それだけではない。彼らは、
自分たちの政治資金の出納をまっとうに報告するという、
政治家としての最も基本的な義務すら果たしていない》
《国会は今日もアベシンゾーのウソ八百劇場だ。「桜を見る会」も検察人事もデタラメ三昧で、追及されてもただ、ただ、ウソ、ウソ、ウソ》。人治主義国家=独裁に貢献する森雅子法「無」相…あまりに恐ろしすぎる。
《恥というものを知らない。心の底から軽蔑されていることが理解できない。居直るのが正義と本気で信じ込んでいる幼児性。いわゆる“無敵の人”とは、アベのことだ》。
『●《安倍政権は、官邸に近い黒川検事長を検察トップである検事総長に
就け、検察組織を官邸の支配下に置くつもりだ》、あぁ………』
『●アベ様は検事総長人事までも私物化…《それならば「三権分立は
絵に描いた餅で政界では実現しない」と閣議決定すべきだろう》』
『●《官邸の番犬》黒川弘務氏を《論功行賞として検察トップに据える》
のみならず、カジノ汚職捜査を止めるという目的があった』
『●《政界の不正を摘発するのが特捜部の使命》のはずが…行政府の長・
アベ様が《従来の法解釈》を恣意的に変更! アベ様による独裁…』
《あの《官邸の忠犬…政権の爪牙…山口敬之氏の逮捕を潰した
最重要キーマン》中村格氏も警察庁ナンバー2ですよ。
次期警察庁長官との噂まで。最高裁も、最「低」裁となってすでに久しい。
最高裁判事の人事までも私物化。そして、いま、検事総長人事まで
私物化するアベ様ら。これで、警察国家・《極右独裁国家》の完成だ。
アベ様らによる《メディアコントロール》についても、言うまでもない。
《日本が本物の独裁国家になる日もそう遠くはないだろう》…いやぁ、
既に完成済みなのでは?》
『●アベ様らの数々の不正や無能っぷりは、自公お維支持者や眠り猫な
間接支持者も持つ共通認識…それを許容するかどうかが大問題』
『●《安倍政権にはどうしても、官邸に近い黒川氏を検察トップに
据えたい訳がある…検察が政権に私物化されれば、「首相の犯罪」は…》』
《民主国家、法治国家として積み上げて来たものを一瞬に壊した法相の「口頭決裁」に新聞はあまりにもおとなしい。この発言の持つ恐ろしさを読者に示してくれず、事態をあきれて見せるばかりだ。なぜこんなものは駄目だと糾弾しないのか》!? そりゃぁ、アベ様の政で唯一〝上手く行った〟《メディアコントロール》のお・か・げ。
警察庁長官・最「低」裁判事、そして、検事総長…アベ様による人事の私物化の極致。
東京新聞の記事【検察官定年延長 三権分立を損なう暴挙】(https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2020022702000167.html)によると、《国会での審議を経て成立した法律の解釈を、政府が勝手に変えていいはずがない。黒川弘務東京高検検事長の定年延長を巡る法解釈の変更は、国会の立法権を脅かし、三権分立を損なう暴挙だ。安倍内閣はなぜ、こんな重要なことを、国民の代表で構成する国会での審議も経ず、勝手に決めてしまうのか。…政権中枢の独善的振る舞いを糊塗(こと)するため、官僚たちが辻褄(つじつま)を合わせる。安倍政権ではたびたび目にする光景だが、国民への背信行為は即刻、やめるべきである》。
最後に、この件、至急、国会でも取り上げてほしい!
山岡俊介さんのアクセスジャーナルの記事【渦中の黒川検事長に関するダーティーな情報ーー暴力団幹部、警察関係、大臣経験代議士なども登場】(https://access-journal.jp/47049)によると、《誤解を恐れずに一言でいえば、「黒川氏に賄賂を渡し、ある事件もみ消しを頼んだ」というもの》。
アベ様のダーク仲間だな。
『●《テンチョンニュース》で決して報じない
《安倍さんが直接関わった疑惑。民主主義の根幹を壊す犯罪行為》』
「山岡俊介さんの『アクセスジャーナル』の記事【<再度紹介>
「安倍首相自宅放火未遂事件の闇」で本紙・山岡インタビューも掲載
(『「安倍晋三」大研究』。望月衣塑子)】…《この疑惑が一過性で過ぎ去った
のは、表面上しかなぞらない安易な安倍首相叩きに終始したことも大きな原因
であると思っている。その点、このインタビュー原稿は、
限られたスペースとはいえ、基本的な奥深い「闇」の部分が説明されている。
目を通していただければ、そう実感してもらえると思う》」
=====================================================
【https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/269519】
斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ。早大卒。イギリス・バーミンガム大学で修士号(国際学MA)取得。日本工業新聞、プレジデント、週刊文春の記者などを経てフリーに。「戦争経済大国」(河出書房新社)、「日本が壊れていく」(ちくま新書)、「『明治礼賛』の正体」(岩波ブックレット)など著書多数。
二極化・格差社会の真相
ウソウソウソ…恥を知らない“無敵の人”に監視される我々
2020/02/26 06:00
((居直るのが正義と本気で信じ込んでいる
(衆院予算委で答弁する安倍首相)/(C)日刊ゲンダイ)
最近、公衆電話が着信拒否されるケースが増えた。つながっても相手のスマートフォンに「非通知」だの「不明」と表示され、警戒されて、やはり出てもらえない場合が多い。公衆電話の無効化が加速している。事実上のスマホ携帯義務化である。
私はスマホなど持たない主義だ。便利なあまり全能感にとらわれる醜態はさらしたくないし、通話や移動の履歴を記録され続けるのも真っ平だからだが、そうした発想も生き方も全否定される時代にされてしまったらしい。
がんじがらめの世の中である。街を歩けば監視カメラ網に追尾され、キャッシュレスでポイント還元を受けたら、いつ、どこで、何を買ったかのデータが蓄積・解析されていく。いや、政府にしてみれば、そもそも私たちなど単なる12桁の番号でしかありはしないのだった。
「時代の流れ」だと人は言う。時にそう割り切ってしまいたくなる自分自身に気づいて驚く。政治権力と巨大資本に一挙手一投足を見張られ、操られるだけの人生を呪いつつも甘受して、すべてに無気力になった老人のイメージと己を重ねたり……。
一方、その政治権力の側はどうか。国会は今日もアベシンゾーのウソ八百劇場だ。「桜を見る会」も検察人事もデタラメ三昧で、追及されてもただ、ただ、ウソ、ウソ、ウソ。
この政権の桁外れな無能は、コロナウイルスに対する無為無策でも実証された。支配欲だけを肥大化させたボンクラ集団が、憲法だ戦争だと分不相応の妄想を抱くから恐ろしい。「身の丈に合わせろ」とは本来、彼らのためにある言葉なのだ。
恥というものを知らない。心の底から軽蔑されていることが理解できない。居直るのが正義と本気で信じ込んでいる幼児性。いわゆる“無敵の人”とは、アベのことだ。
いったい何が起こっているのか。彼我の差は何を意味するのか。
片や、アリの這い出る隙もない監視社会で、生産性と消費の虜としてのみ生かされる私たち。一方では道義心のかけらもなく、一切のチェック機能を封殺し、世襲した権力を弄ぶとっつぁん小僧ども。両者が被支配と支配の関係にあり、そのまた上に米国が君臨しているのが日本の現実だ。監視社会の目的はこの構図の徹底なのだと知ろう。
このままなら未来は、肥だめのようなディストピア以外にあり得ない。日本社会のありかた、そこに生きる人間の自由が、今度こそ一から問い直されなければならない。
=====================================================
=====================================================
【https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/202002270000068.html】
コラム
政界地獄耳
2020年2月27日7時57分
「口頭決裁OK」森法相を糾弾せよ
★政府はついに文書改ざんでは飽き足らず公務員が文書を残さないこと、決裁のプロセスのつじつまを合わせるために「口頭決裁」は決裁方法として合法と言いだした。法相・森雅子は弁護士だが、自分の発言がどれほどの意味があるかわかっているのだろうか。
★25日、元検察官で自民党元法相・山下貴司が「口頭決裁を問題視する向きもあるが」と問うと森は「決裁には口頭の決裁もあれば文書の決裁もあり、どちらも正式な決裁だと理解している。文書における決裁を取らなければならない場合というのは決められているわけだが、今回はそれにあたらない」と胸を張った。山下も「民主党政権時代に法務省に勤めていたが、山ほど口頭で了解を取っている」と「民主党時代から」を強調して同調した。問題はそれがおかしいとたださなかった山下の倫理観と資質ではないのか。すべてが書類と印鑑という方式で組み立てられている我が国の行政決裁システムを森はいとも簡単に「自在に変更できる」と言い放ったと同様だ。過去に決裁された文書があろうともいつの間にか(日付もなくていい場合もあると言いだしたから)口頭決裁で変更できるというご都合主義を法相が認めたのだ。これでは「私がいいと言ったらいいのよ」と言っているのに等しい。「もう行政にも司法にも信頼がないと思われてもこのまま進みます」と法相が言い放ったのだ。
★民主国家、法治国家として積み上げて来たものを一瞬に壊した法相の「口頭決裁」に新聞はあまりにもおとなしい。この発言の持つ恐ろしさを読者に示してくれず、事態をあきれて見せるばかりだ。なぜこんなものは駄目だと糾弾しないのか。何本かの怒りの原稿が散見されたが、新型コロナウイルスのニュースにとられて既に不問に付されている様相だ。だがネットの中は熱い。「立証出来ない物を証拠としてはならないは基本」「まるで『私が法律』と言わんばかり」「それなら確定申告は電話で済まそうかな」と皮肉る。国民は健全だ。(K)※敬称略
=====================================================