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●「潰すなら、頭だ。」(室井佑月さん)…「立法府の長」気取りの行政府の長やウルトラ差別主義者・財務相ら

2018年11月08日 00時00分52秒 | Weblog

[※ 《#ケチって火炎瓶》「選挙妨害を暴力団に発注した方は、素直に挙手願います!東京新聞2018年8月27日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/近畿財務局OBの言葉に参った…真面目だから死ぬほど悩む】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240779)。
東京新聞の記事【「正直者だったから しんどかったろう」 森友改ざん・自殺職員の父】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201810/CK2018101602000119.html)。

 《「50年近く勤めてきた、本当に愛すべき、すべて人生過ごしてきた仲間たちと過ごしてきた仕事、誇りを持ってやってきたその職場が、そんな(森友)疑惑を持たれて全然説明できない」(自殺した職員の元同僚・近畿財務局OB)…あたしたちは切り離された無残な尻尾を見せられて、留飲を下げることに慣らされてやしないか?潰すなら、頭だ。》
 《上司の指示で改ざんを強要されたことが父親宛ての遺書に記されていたと明かし、財務省から説明がない状況に不満を漏らした》。

   『●山岡俊介さん「安倍さんが直接関わった疑惑。
      民主主義の根幹を壊す犯罪行為」…未だにニッポン国の首相…
   『●アベ様の《国民観、人間観には共通点が多すぎる…
      彼の目には私たちが己の財布、兵力、労働力だとしか…》
   『●《あっせん利得処罰法…口利きどころか、
      「詐欺」にまで“発展”する可能性》…片山「サ(ツ)ギ」議員殿
   『●防衛局(国)が国交省(国)に依頼し、国(アベ様)に
          忖度した審判を下す…ルール無視の出鱈目デキレース
   『●「中身が何もない」のは所信表明演説だけではない…
          アベ様自身に議員、いや、人として「中身が何もない」
   『●凶器・狂気な政権の暴走、凶器・狂気に何を言っても聞く耳持たず、
                        凶器・狂気な政権とは対話は成り立たず

 問題は「切り離されたシッポ」ではなく、シッポの根元。さらに、「」。シッポから切り離された胴体の「」。「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
 「潰すなら、頭だ。」(室井佑月さん)…その「頭」とは、「立法府の長」気取りの行政府の長・アベ様やウルトラ差別主義者・財務相兼副首相、最低の官房長官ら、だ。《彼は下の者がやったことなんて何とも思ってないでしょう》。

   『●元祖?・有言実行されない大見得・啖呵
        《報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞める》
   『●「「トカゲのシッポ切り」ではなく、「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
                          佐川事件でなくアベ様御夫妻案件

 日刊ゲンダイの記事【また居直り、スットボケ連発…全員“札付き”内閣の国民愚弄】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240858)によると、《「退官されたOBの方々の発言にいちいちコメントするのはいかがなものか」――。チンピラ大臣は、やはり反省の色ナシ。臨時国会は1日から衆院予算委員会がスタート。与野党の攻防が本格化したが、全員野球ならぬ全員“札付き”内閣居直り、スットボケ答弁の連発だ》。
 財務相や行政府の長はあまりに無責任。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/240779

室井佑月 作家
1970年、青森県生まれ。銀座ホステス、モデル、レースクイーンなどを経て97年に作家デビュー。TBS系「ひるおび!」木曜レギュラーほか各局の情報番組に出演中。著書に「ママの神様」(講談社)、「ラブ ファイアー」(集英社文庫)など。

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
近畿財務局OBの言葉に参った真面目だから死ぬほど悩む
2018/11/02 06:00

     (自殺した男性職員の写真を手に岡山県内の自宅で
      取材に応じた父親(C)共同通信社)

「50年近く勤めてきた、本当に愛すべき、すべて人生過ごしてきた仲間たちと過ごしてきた仕事、誇りを持ってやってきたその職場が、そんな(森友)疑惑を持たれて全然説明できない」(自殺した職員の元同僚・近畿財務局OB)

 これは25日放送の「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、近畿財務局のOBたちが、取材に答えたときの言葉。

 インタビュアーに、

   「真相にたどりついていない今の状況を財務局の職員はどんな思いでいる?」 

と聞かれ、そう答えていた。あたしゃ、泣きそうになっちゃったよ

 インタビューには、もっと肝心なこと、たとえば文書の改ざんは上からの指示がないとできないとか、国民を欺き犯罪行為に等しいことをしでかした佐川元理財局長を褒め称える麻生大臣が、大臣でいつづけるなどあり得ないとか、そういう話もでてくる。

 でも、あたしは冒頭の言葉に参った。

 森友問題があって、悪くいわれることの多い近畿財務局、そして官僚たち。

 しかし、ほとんどの官僚や公務員は、真面目に仕事をしてるんだよね。

 真面目だからこそ、不正に協力しろといわれれば、死ぬほど悩む

 番組に出てきたOBたちは、みな良い顔の爺さんたちだった。何十年も誇りを持って仕事をしていた人の顔だ

 安倍政権下では問題が起こると、末端に責任を押し付けトカゲの尻尾切りをする。

 あたしたちは切り離された無残な尻尾を見せられて、留飲を下げることに慣らされてやしないか?

 ちょっと前までうまくやっていた(と思われる)人が、落ち目になって、方々からボコボコにされるのを眺め、気を晴らすっていうかさ

 きっと、それじゃ問題は解決しない。きっちりトカゲ一匹を、陽の当たるところに引きずり出さないと。そして、説明があるならその口から聞いてやろう

 潰すなら、頭だ。
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http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201810/CK2018101602000119.html

「正直者だったから しんどかったろう」 森友改ざん・自殺職員の父
2018年10月16日 朝刊

◆「上司に強要された」遺書に


 学校法人「森友学園」への国有地売却に関する決裁文書改ざんを巡り、三月に自殺した財務省近畿財務局の男性職員=当時(54)=の父親(83)が岡山県内の自宅で取材に応じた。「真面目で正直だったから、しんどかったろうに」。上司の指示で改ざんを強要されたことが父親宛ての遺書に記されていたと明かし、財務省から説明がない状況に不満を漏らした。

 最後に会ったのは二月中旬。帰省した際、こたつで世間話をしたが、仕事のことは触れなかった。「今から考えれば少し元気がなかった。精神的に疲れてたんじゃろう

 数週間後の三月七日、男性は神戸市の自宅で命を絶った。病院で対面。きれいな顔で眠っているようだった。父親宛ての七、八枚の遺書には本省の指示で改ざんを強要されたとして、思い悩んだことが書かれていた。

 「(改ざんをやらされ、あんなことになった。もう帰ってこん」と父親。改ざんの方向性を決めた当時の理財局長佐川宣寿(のぶひさ)氏は男性の自殺から二日後、国税庁長官を辞任。無念の死が報われたような気がして「ほっとした感じはあった」と話す。

 財務省は六月、改ざんに関する調査報告書を発表。近畿財務局職員が本省の度重なる指示に強く反発し、改ざん作業から外れたとした。この職員が男性なのか定かではなく、父親はどのように関わったか気になっている。財務省側から説明はなく「息子は一人でしよったわけでもない。同僚もおるはずなのに、なぜ出てきて真相を話してくれないんか」と不快感を示した。

 今月二日に発足した第四次安倍改造内閣で留任した麻生太郎財務相については「そりゃ悔しさや腹立たしい気持ちはある。彼は下の者がやったことなんて何とも思ってないでしょう」と、険しい顔で語った。
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●「戦争に関する資料が隠ぺいされたことにより、子孫たちに正しい歴史を伝えることができなくなった」

2018年08月24日 00時00分28秒 | Weblog

[【NNNドキュメント’18/南京事件Ⅱ ―歴史修正を検証せよ―】(2018年5月13日)↑]



リテラの記事【『報道特集』が日本軍の戦犯証拠隠滅の実態を明らかに! 安倍政権の歴史修正主義と公文書改ざんの原点】(http://lite-ra.com/2018/08/post-4190.html

 《日本の加害戦争責任の全貌を見えづらくした要因は、日本にこそある。それは、敗戦直前、日本政府や軍が責任逃れのために戦時資料の焼却処分を行ったからだ》。

   『●『朝日新聞』が「アベ様の犬HK」化しないことを望む:  
           相対的に「大変にマシな報道機関」はどこか?
    《…太平洋戦争時、日本陸軍経理課の軍人として慰安所設置の
     任務に就いた「産経のドン」故・鹿内信隆産経新聞からリベラル色を
     一掃し、極右タカ派の論調でこの新聞を塗り固め自民党政権と
     深く結びつくことでマスコミ業界の大物として君臨した鹿内が、
     さらに驚くべきことを「自慢話」として得意げに語っていたことが
     判りました…》
    《もちろん、こうした事実を産経新聞をはじめとする右派、保守派が
     知らなかったわけはない。少し前に中曽根康弘元首相が
     「土人女を集め慰安所開設」していたという戦時記録を紹介したが、
     今回は自分たちが中興の祖とあおいでいる人物が自社の単行本で
     軍の組織的な関与を認めていたのだ》

   『●「業界の失いつつある信頼」の回復への第一歩:
       NNNドキュメント’15『南京事件 兵士たちの遺言』
    《『NNNドキュメント』(日本テレビ系)が、自民党が「否定」する
     「南京事件」を検証したのだ。その内容は、元日本軍兵士の証言や
     当時の日記といった“一次資料”を取りあげ、さらに矛盾や
     不自然な点がないか、番組取材班が徹底的に裏取りを試みる
     というものだった》

   『●加害者性と被害者性…「私たち一人一人が被害者となり、
              加害者となり得る戦争。戦争はどこかで今も…」
    「【記憶の澱/NNNドキュメント’17】…。
     《先の大戦の記憶を、今だからこそ「語り、残したい」という人々がいます。
     …心の奥底にまるで「」のようにこびりついた記憶には「被害」と「加害」、
     その両方が存在しました》」
    「リテラの記事【明石家さんまが「戦争のために税金を
     納めてるんじゃない!」「武器に金使うなら税金収めない」と
     国税局に抗議】…証拠隠蔽・虚偽答弁で昇格された佐川宣寿
     国税庁長官殿に聞かせてやりたいよ、全く」

   『●【南京事件Ⅱ―歴史修正を検証せよ】…
     「「公文書」がいかに重要な意味を持つかを、社会に毅然と示した」
    《番組を通じて「公文書」がいかに重要な意味を持つかを、
     社会に毅然と示した
    《戦中の軍による戦争犯罪・残虐行為を記録した日本側の公文書は、
     敗戦の1945年8月15日の前後に、その多くが焼却されている。
     証拠隠滅のためだ》
    《翻って現在、安倍政権下の日本では、公文書のあり方が問われている
     政府が、存在するものを「ない」と平気で嘘をつく役人が国民の
     知らぬところで文書を改ざんするあるいは「特定秘密」と言って、
     人々の目の届かないところに葬り去ろうとする。こうした政府による
     公文書の隠蔽や改ざんは現代社会の根底を揺るがすと同時に、
     のちの“事実の検証”を著しく困難にさせるものだ


 彼・彼女らの御望みの証拠(証拠隠蔽にもかかわらず、実際には証拠は存在)が無いことが、〝歴史〟が無かったことになる訳がない。いま、アベ様政権の下、過剰な「忖度」などの滅公奉僕精神により、証拠隠滅を図ったとしても、アベ様御夫妻案件やオトモダチ・取巻き連中の悪事が歴史上無かったことにはならない。決して忘れることなく、指摘し続けるだけだ。

 《戦争に関する資料が隠ぺいされたことにより子孫たちに正しい歴史を伝えることができなくなった》…《この廃棄処分が歴史を歪め歴史修正主義を生み出す温床》。
 《公文書は言うまでもなく、為政者の私物などではなく市民の共有財産だ。それが改ざんされたり、破棄されるということは、同時代の社会の根幹を揺るがす問題であると同時に、さらに後の世代がのちに振り返って事実を検証することを阻害するものであり、これは人類史において多大な損害だ。そう考えると、安倍政権の公文書改ざんと歴史修正主義は根っこのところでつながっている
 『●【南京事件Ⅱ―歴史修正を検証せよ】…「「公文書」がいかに重要な意味を持つかを、社会に毅然と示した」』でのリテラ記事でも同様な指摘がなされている…《こうした政府による公文書の隠蔽や改ざんは現代社会の根底を揺るがすと同時に、のちの“事実の検証”を著しく困難にさせるものだ》。

   『●『ペンタゴン・ペーパーズ』: 「報道の自由を守るには
        報道しかない」、でも、沖縄密約と西山太吉記者…
   『●広報…「livedoor NEWSも産経ニュースも、
      記事のタイトルがおかしくネ? ……腐ってんな」
   『●自衛隊PKO日報問題…「森友捜査ツブシ」選挙の
       ドサクサに紛れて人治主義国家ニッポンの人事考査が再び

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http://lite-ra.com/2018/08/post-4190.html


『報道特集』が日本軍の戦犯証拠隠滅の実態を明らかに! 安倍政権の歴史修正主義と公文書改ざんの原点
2018.08.15

     (TBS公式HPより)

 戦後73年が経ち、今年も8月15日を迎えた。今夏も各メディアで戦争を振り返る企画が組まれているが、8月11日に放送された『報道特集』(TBS)の「戦争と記録 大量焼却のワケ」はまさに、現在につながる問題を鋭くえぐった特集だった。

 第二次世界大戦における日本の加害事実や戦争責任について言及すると、歴史修正主義にまみれた安倍応援団ネトウヨは、アメリカやソ連の一方的な主張や資料に基づくでっちあげなどとがなり立てる。実際は日本兵の証言などもありそれ自体ウソなのだが、しかし日本の加害や戦争責任の全貌を見えづらくした要因は日本にこそある

 それは、敗戦直前、日本政府や軍が責任逃れのために戦時資料の焼却処分を行ったからだ。

 ポツダム宣言受諾後の8月14日に閣議決定された焼却命令は、東京だけではなく、地方にまでおよんだ。『報道特集』ではその一例として、広島県福山市に残されていた8月17日に焼却された書類を記したリストを紹介。そこには、徴兵関係や日中戦争に関する書類が焼却されたと記されており、また、番組では軍人名簿が焼かれたことで、恩給の給付に支障をきたした地方自治体があるとも紹介されていた。

 『報道特集』は加えて、実際に焼却に携わった人からの証言も複数紹介している。

 まず、逓信省航空局で暗号を翻訳する業務についていた前沢正己氏は、上司の命令によりありとあらゆる資料を防空壕のなかに入れて焼却処分したと語る。それは電話帳まで燃やすという徹底ぶりで、焼却には2日ほどの時間をかけ、防空壕のなかの空気が足りなくなってなかなか燃えずに大変だったと振り返る。

 戦争に関係する書類を燃やしていたのは、役所だけでなくメディアも同様だった。同盟通信の写真部に勤めていた渡辺清氏は、上司からの命令があり、日比谷公園で書類を焼却するよう言われたと証言している。ちなみに、焼却する理由について上司から説明はなかったという。

 終戦当時内務省の官僚だった故・奥野誠亮元法相は後年、公文書焼却の指示についてこう明かしている。

   「ポツダム宣言は「戦犯の処罰」を書いていて、戦犯問題が起きるから、
    戦犯にかかわるような文書は全部焼いちまえ、となったんだ。
    会議では私が「証拠にされるような公文書は全部焼かせてしまおう
    と言った。犯罪人を出さないためにね。会議を終え、公文書焼却
    指令書を書いた」(読売新聞2015年8月11日)

 番組でも「戦犯処理されたら気の毒だから、犯罪人を出さないようにするために公文書を焼けと言った」と会見で語る奥野の映像を紹介している。

 ようするに、終戦直後に各所で急きょ書類が燃やされたのは、戦争責任の追及を免れるためであり、戦争犯罪に関する証拠を隠ぺいしようとする意図からだった(1946年1月3日にはGHQから復元命令を出されている)。

 ノンフィクション作家の保阪正康氏は番組内のVTRに出演し、終戦直後に行われた公文書の焼却は、自らの保身や責任逃れのために行われた「後世の人間に対する侮辱」とこう評価した。

   「後世の人間に対して、この戦争を客観的に検証しろということの放棄
    私たちの世代への侮辱だと私は思っています。次の世代への侮辱
    ですね。次の世代は、戦争について歴史的な検証をする必要が
    ありますね。そこから逃げたわけですね。
    僕はこの罪のほうが大きいと思う」


■安倍政権の公文書改ざんと歴史修正主義は同根でつながっている

 現在82歳で、戦争を知る世代の毒蝮三太夫氏も怒りを滲ませた。戦争に関する資料が隠ぺいされたことにより子孫たちに正しい歴史を伝えることができなくなったからだ。

   「戦争っていうのはこんなに悲惨で、こんなにむごいもので、
    狂ったように相手を殺すんだということをね、いま我々は
    言っていかないと。運が良かっただけですよ、知らなかったのは。
    自分の歴史というのを糧として生きてるんだもんね。だから、
    書き残すとか振り返るというのはとっても大事ですよね。それが
    正しくなければ、非常にゆがんだ報告が残るわけでしょ」

 まさに、この廃棄処分が歴史を歪め歴史修正主義を生み出す温床となっている。実際は、日本軍の残虐な行為を証明する旧日本軍兵士の証言や、戦時記録も僅かに存在するが(たとえば、中曽根康弘や故・鹿内信隆元産経新聞社長の日本軍による慰安所運営に関する証言など)、公文書がほとんど残されていないのをいいことに、歴史修正主義者たちは「証拠がない」などと主張しているのだ。

 繰り返しになるが、日本の戦争責任や加害の実態の全貌を見えづらくしている最大の要因は責任から逃れるために公文書という一級の第一次資料を破棄するという、日本のあまりに卑怯な行為だ

 しかも、この都合の悪いものは捨ててしまえという卑怯なやり口は現在にもつながっている。毒蝮氏は先の発言のあと、こう付け加えていた。

   「改ざん。よくいま平気でやるような時代になった。怖いね

 毒蝮氏が指摘している通り、安倍政権下の日本では、終戦前後の日本で行われたことと、そっくりな文書破棄や改ざんが次々と起きている自衛隊の日報隠ぺい森友学園に関する決裁文書の改ざんなど、公文書に関する前代未聞の不正行為が発覚している。

 また、終戦直後の日本と現在の日本とでは、上に立つ人間が自らの保身や責任逃れのために公的文書を不正に扱うという点以外にも、もうひとつ共通点がある。TBS報道局の金平茂紀氏は、実際に公的書類焼却の現場に立たされたのは、組織のなかでも下のほうにいた人間であったことを指摘しながらこのように語った。

   「破棄に関わっていた人たちが自分たちのことを『下っ端、下っ端』って
    言ってたでしょ。上の人が下の人に対して汚いことを押し付ける
    という構造は、まったくいまと同じ構造だと思うんですよね。
    森友のときも自殺した人というのは、いちばん現場に近い人だったんですよね」

 公文書は言うまでもなく、為政者の私物などではなく市民の共有財産だ。それが改ざんされたり、破棄されるということは、同時代の社会の根幹を揺るがす問題であると同時に、さらに後の世代がのちに振り返って事実を検証することを阻害するものであり、これは人類史において多大な損害だ。そう考えると、安倍政権の公文書改ざんと歴史修正主義は根っこのところでつながっている

 安倍政権によっていまも現在進行形で“歴史の改ざん”が行われているという事実。戦争責任から逃れるために戦争の記録を焼き捨てたという事実。この2つの事実を私たちはもっと重く受け止めるべきだろう

(編集部)
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●もはやニッポンに「民主主義の看板を掲げる資格はない」…アベ様は「盲目的に服従しない者には弾圧で…」

2018年08月04日 00時00分16秒 | Weblog

[※ 東京「ト」迷惑防止条例壊悪案 (『サンデーモーニング』2018年3月25日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/「憲法改正CM」は“表現の自由”議論とは明らかに次元が違う】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233456)と、
斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/繁華街なのに近所迷惑? 新宿区デモ禁止の根拠が凄まじい】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/234428)。

 《こんな連中に動かされる国で生きる私たちは不幸だ。かねて危惧されてきた言論封殺の奔流が、ここへきて一気に進んでもいる。東京・新宿区が、デモの出発地として使える区立公園を現在の4カ所から1カ所に減らすことを決めた…ある市民活動家が憤るのは、デモ禁止それ自体に対してだけではない。今回の措置は、議会にも諮られず、区長と職員らの判断だけで進められた。当初はヘイトスピーチ対策が目的だとされていたのに、実際にはすべてのデモが対象だった、という顛末も、悪質な詐術ではなかったか》。

 《当初はヘイトスピーチ対策が目的だ》と小さく産んでおいて、《すべてのデモが対象だった》と大きく育てた訳だ。《悪質な詐術》師たちによるトんだ「ト」条例壊悪。表現の自由言論の自由集会の自由…が東京「ト」から無くなり、やがては、大阪「ト」へ波及して、沖縄に「輸出」され、全国に広がっていくことでしょうょ。もはやニッポンに「民主主義の看板を掲げる資格はない」…アベ様や小池百合子「ト」知事らは「盲目的に服従しない者には弾圧で…」という訳だ。なにせ、《デモもテロ》ということで、市民がテロリスト呼ばわりされる国ですからね。沖縄では、市民がデマ・ヘイトな悪罵を投げつけられ、暴力的に市民が排除される。

   『●「ウソつかない。TPP断固反対。ブレない。」、騙す阿呆に、騙される阿呆
   『●政治家の耳には市民の反対の声は届かず: 特定秘密隠蔽法案が衆院通過
   『●どこに「民主主義」「世論の共感」?、
           特定秘密隠蔽法: 反対・廃案の声は届かないらしい
   『●「数十万人単位のテロリスト」のいる
       「そんな国の与党の首脳」が隠蔽法の本音をポロリ
   『●辺野古高江裁判とヒラメ…《「人権のとりで」としての
         司法がその役割を果たさず、行政と一体化すれば…》
   『●「2大ファシスト」「独裁者」のための憲法違反の
      「ト」な「デモ封じ条例」=東京都迷惑防止条例壊悪案
    「リテラの記事【官邸前で「安倍は嘘つき」と声をあげたら逮捕?
     東京都でデモや直撃取材を取り締まれる恐ろしい条例が成立寸前!】…。
     《憲法で保障された市民のデモや抗議活動、ジャーナリストによる取材を
     取り締まることが可能になる、共謀罪にも通じる弾圧・ファシズム条例案》。
     …青木理さんは、東京都迷惑条例について。「名誉を害することを告げる
     「監視していると告げる」「みだりにうろつく」…デモ集会ビラが抵触したり、
     取材を規制することに、なると。…」
    「この「数多」のアベ様御夫妻案件のドサクサに紛れて、一体、トファ・キトは
     何を考えてるのか…。《「乱用の危険が大きい」…市民活動や報道を
     萎縮させる》ことで、一体どんな「ト」政を目指しているのだろう。似た者同士、
     似た体質のアベ様の「政」を支援するつもりだろうか? 《抜き打ち立法や
     憲法無視は安倍首相と同じ独裁者の常套手段だ》《事実上、小池都知事と
     安倍首相という“2大ファシスト”がタッグを組み、市民を上から
     押さえつけようというのだ》…怖い世の中になったものだ」

   『●アベ様の「政」の下、「護憲派に集会の会場を貸さない自治体が増え…。
                     自治体こそ市民への忖度を怠るな」

    「日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/自治体は市民へ忖度怠るな】…。
     《安倍内閣が始まったころから護憲派に集会の会場を貸さない自治体が
     増え始めた…★市民が改憲か護憲かを判断するためのセミナーや
     シンポジウムに参加して最新の議論を学ぼうとすることが政治的中立を
     犯すのだろうか。それを市長や教育長が判断することが極めて越権行為だ
     自治体は市民の要求をジャッジする立場にない。判断するのは市民自身だ
     自治体こそ市民への忖度を怠るな》」

 司法は独裁者に忖度して政治判断を乱発し、司法判断を放棄するような国。警察や検察は行政府の長の意のまま。行政を監視すべき立法府は、あのザマ…。両院の議長や各委員会の委員長の醜悪な与党贔屓な運営。

   『●「森友、加計、準強姦事件の3つ…
      諸悪の根源である“主犯”は目の前にいるのだ」=アベ様御夫妻
    《安倍首相と近しい関係といわれる元TBSワシントン支局長の
     山口敬之氏に「レイプされた」と会見で訴えた詩織さんの
     「準強姦事件」も“本質”は同じ。事件を握り潰したと報じられたのは、
     菅官房長官の秘書官だった警視庁の中村格刑事部長(当時)。
     現在は共謀罪を担当することになる警察庁組織犯罪対策部長だ。
     犯罪を平気でもみ消す、と批判されている人権軽視の警察官僚が、
     犯罪を恣意的につくり出しかねないと懸念されている悪法の責任者
     就いているなんて、これぞ悪夢だ

   『●アベ様政権は大阪地検特捜部長を函館地検検事正に昇進させ、
                  「森友問題の幕引きを一気に図る魂胆」
   『●《日本の刑事司法はおそろしいほどに後進的…
       代用監獄…人質司法》…さらに、司法取引まで投げ渡す大愚
   『●「安倍首相のようなクソ」と取巻き…「安倍内閣の問題点を 
               簡単に挙げただけでも2時間45分になった」
   『●トリは災害対応そっちのけで博打合法化案を議論…
          《憲政史上最悪の…「国権の最高機関」という国会》
   『●スゲエなぁアベ様、露骨…忖度な太田充理財局長に
       《論功行賞で、財務省きっての花形ポストがプレゼント》


 《カネのある側に大量のCMを流されたら投票の公平などあり得ない。自民党やバックにいる財界の腹ひとつで、すべてのCM枠を買い占めることさえ可能なのである。どれほど広告費がかかろうと、改憲さえできてしまえば最後、半永久的に戦争でガッポガッポ儲けることができてしまう》。

 言論の自由や表現の自由を守るべき、頼りのマスコミやジャーナリズムも…。斎藤貴男さんは、《「憲法改正CM」は“表現の自由”議論とは明らかに次元が違う》…民放連はそこまで考えているのか? 民放連はカネさえ儲かればそれでいいのか? 《でもさ、この時期だ。魂まで売り飛ばしちまったら、俺たちマスコミは、今度こそ、オシマイだよ》。

   『●ビンラディン暗殺・私刑に喝さいを叫ぶ国民
   『●自民若手批判できないアベ様・・・
     「「報道がそれで抑圧される、そんな例があったら私は辞める」と明言」
   『●テレ朝問題: 「これは圧力です」なんて答える訳がない!  
                 「私は辞める」なんて考える訳がない!!
   『●『ヒトラー選挙戦略』へ推薦文を書ける 
     高市早苗氏は「公平」とか、「倫理」「法」とか口にできるのか?
   『●「クレショフ効果」と「電波停止」「メディアコントロール」:
                「電波」な「凶器」高市総務相が暴走中
   『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を
         権力者が都合のいいように変え、信じ込ませようと》…
   『●「これは相当に見つけにくかろう」…というか、
     真に《不存在》な無い物(国民の信用)は見つけようがない
   『●『ペンタゴン・ペーパーズ』: 「報道の自由を守るには報道しかない」、
                            でも、沖縄密約と西山太吉記者…

   『●「だが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた
      相当情けない国家」(阿部岳さん)だなんて、哀し過ぎる

   『●「公平にしないと国民投票は成り立たないもの」…
       「公平・公正」、自公お維キトに最もほど遠い言葉
   『●放送法「四条の規律を撤廃することは、
      自由の拡大ではなく、自由縮小」…報道へのアベ様の不当な政治介入
   『●「規制の少ない通信と放送」…がもたらすのは
      「総安倍チャンネル化」、「アベチャンネルに成り下がる」
   『●岸井成格さんの〝遺言〟「真実を伝えて、権力を監視する」…
               「報道に携わる人間は重く受け止めなくては」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/233456

斎藤貴男 ジャーナリスト
1958年生まれ早大商卒業、英国・バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。『日本工業新聞』入社後、『プレジデント』編集部、『週刊文春』の記者を経て独立。弱者の視点に立ち、権力者の横暴を徹底的に批判する著作を出し続けている。消費税の逆進性を指摘する著作も多数。「機会不平等」「安心のファシズム」「戦争のできる国へ 安倍政権の正体」「ちゃんとわかる消費税」など。

二極化・格差社会の真相
「憲法改正CM」は表現の自由議論とは明らかに次元が違う
2018年7月18日

 衆院憲法審査会の幹事懇談会で、この12日、日本民間放送連盟(民放連)のヒアリングが実現した。いざ憲法改正が国会で発議された場合に備える国民投票法改正案の審議過程で、野党がテレビCMの規制を主張しているためである。

 民放連は席上、CM規制に否定的な姿勢を示した。「政治的表現の自由、意志の表明が制約される」危惧が強調されたという。かねて反対の立場を変えていないというだけではあるのだが、方針転換を望みたい。

 憲法改正のCMは、日頃の“表現の自由”とは明らかに違う次元の問題だカネのある側に大量のCMを流されたら投票の公平などあり得ない自民党やバックにいる財界の腹ひとつで、すべてのCM枠を買い占めることさえ可能なのである。

 どれほど広告費がかかろうと、改憲さえできてしまえば最後、半永久的に戦争でガッポガッポ儲けることができてしまう。しかも洗脳のツールはテレビだけじゃない。新聞も雑誌も、電車の中吊りも駅の看板も、もちろん、ネットだって。

 CM枠だけにとどまるはずもない。たとえばフジテレビはさる6月20日深夜、「名探偵コジン」なるドラマを放映した。「コナン」のもじりかどうかはどうでもよい。問題は、これがドラマとCMを一体化させたアドフュージョンだったことなのだ。

 ドラマの中でCMも展開する。その商品やサービスに主人公の性格を物語らせ、事件の謎を解く鍵とする“新しい広告手法であるという。

 CM中のシーンでは、それとわかる表示がされてはいた。だから視聴者をだましているとはいえないが、CM部分を見ないと理解できなくなるドラマなら番組全体が広告なのであって、新種のステマみたいなものだ。

 「コジン」は、不自然なほどにつまらなかった。どのみち今回はスポンサー向け。一般には警戒されず、プロの監督やアドマンなら、視聴者に刷り込みたいメッセージをいくらでも面白く、巧妙に挿入できることくらい承知している金主にだけ伝わればいいということか。

 フジと組んだ電通のプレスリリースには、“アドフュージョンを今後、バラエティーや映画、スポーツ、ゲームなどにも活用していきたい”旨の記述があった。それやこれやでも買い占めていただけば、それはあらゆるメディアがウハウハだ。

 でもさ、この時期だ。魂まで売り飛ばしちまったら、俺たちマスコミは、今度こそ、オシマイだよ
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/234428

斎藤貴男
二極化・格差社会の真相
繁華街なのに近所迷惑? 新宿区デモ禁止の根拠が凄まじい
2018年8月1日

     (東京都新宿区の新宿中央公園、奥は代々木公園(C)共同通信社)

 国会がチンピラの巣窟になって、一体どれくらいの歳月が流れただろう。先に提出された内閣不信任案の趣旨弁明では、立憲民主党の枝野幸男代表が的確な政権批判を展開したが、もはや権力のイヌになり切った大マスコミは黙殺し、何もなかったことにされた。

 こんな連中に動かされる国で生きる私たちは不幸だ。かねて危惧されてきた言論封殺の奔流が、ここへきて一気に進んでもいる。

 東京・新宿区が、デモの出発地として使える区立公園を現在の4カ所から1カ所に減らすことを決めた。8月1日から実施する予定だそうだ。

   「中でも新宿駅に近い柏木公園がデモ禁止にされるというのが許せない。
    市民にとってデモは数少ない主張と表現の場。それさえ認められない
    のであれば、私たちは権力のどんな横暴にも抵抗ひとつできないことになる

 ある市民活動家が憤るのは、デモ禁止それ自体に対してだけではない。今回の措置は、議会にも諮られず、区長と職員らの判断だけで進められた当初はヘイトスピーチ対策が目的だとされていたのに、実際にはすべてのデモが対象だった、という顛末も、悪質な詐術ではなかったか。

 デモ禁止の根拠も凄まじい。区は「近所迷惑」を挙げ、担当のみどり土木部の部長が東京新聞(6月28日付朝刊)の取材に、「私自身、住んでいる家の近くの公園に警察がしょっちゅう来て、デモがあるのは嫌だ」。

 デモが周辺住民の生活に影響を及ぼさないとは思わない。だが、それだけで表現規制が正当化されるならもはやこの国に民主主義の看板を掲げる資格はない。しかも柏木公園は、住宅地ではなく、日本一の大繁華街のド真ん中にあるのである。

 東京では新宿区以外にも、デモ禁止の公園が加速度的に増えている公立の集会施設でも反権力的な内容の集会は拒否されたり、老朽化した建物が放置され、廃館に持っていかれたりするケースが相次いでいる

 自民党の石破茂氏が2013年にブログで公にした「デモもテロ」を思い出す。特定秘密保護法案をめぐる国会周辺のデモが続いた時期だった。そしてアベ首相は、盲目的に服従しない者には弾圧で応える姿勢において、おそらくは彼の上を行く

 市民運動「集会・デモぐらい自由にやらせろ! 実行委員会」は31日夕、新宿区役所に抗議を申し入れ、また東口アルタ前で情宣活動を行う。闇の時代には一刻も早くピリオドを打たせなければ
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●アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」…《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚達

2018年05月21日 00時00分06秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



東京新聞の村上一樹清水俊介両記者によるインタビュー記事【異例の「滅公奉私」 閣僚・知事・大臣秘書官経験 片山善博氏に聞く】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018051802000131.html)。

 《学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡り、柳瀬唯夫(ただお)・元首相秘書官は首相官邸で学園関係者と三回会い、安倍晋三首相に報告しなかったと国会で説明した。うち一回は愛媛県と同県今治市の職員が同席したという》。

   『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
                  …五日後の「秘密会議」に太田充氏も

   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様、そりゃぁ~ないでしょ!  
                           質問主意書による「急な質問」?
   『●国家戦略特区諮問会議議長・アベ様は、 
      2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった?
   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
                「2017年1月20日まで…知らなかった」?


 《愛僕者》(©浜矩子さん)の《僕難》に振り回される官僚たち。「タンカ《議員辞職》」や苦し紛れの言訳「オトモダチの関与を知らなかった」との辻褄を合わせるために、アベ様のためならば「異例の「滅公奉私」」ですか? 情けなく、そして、哀れ。

   『●前川喜平前文科次官、「本来、できてはいけないものが
             完成した。見たくないものを見たという感じだ」
   『●元経産省出身の慶大教授・岸博幸によると
      「どうやら経産省では文書書き換え・改ざんは日常茶飯事」らしい
   『●「なぜ面会したのか。首相はどう関与しているのか。
       まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは」ネェ?
   『●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し
          …ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも…
   『●加計学園問題で、菅良二「今治市長は“お仲間”のため
           行政のルールをねじ曲げたの?」(室井佑月さん)
   『●彼/彼女らにこそ「超監視」を! 「市民総出で見張り、
           がんじがらめにしておかなければ、危険すぎる」
   『●アベ様は「「愛国者」ではなく「愛僕者」…
        彼が「国難」と言う時は「僕難」…愛僕者に付ける薬」無し
   『●《極右のタニマチ》達の悍ましさ…
      アノ「安晋会」副会長・アパホテル元谷外志雄代表とアベ様の深~い関係
   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
                「2017年1月20日まで…知らなかった」?

    「《記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない》…
     記憶の限りでは、会っていない、だって? 会ってるじゃん。やはり
     《首相案件》だった訳ね。《記憶の限界に挑んで》下さいな。
     早く思い出せばよかったのにね、柳瀬唯夫首相秘書官殿。
     証人喚問では、佐川宣寿・財務省前理財局長のような
     《刑事訴追の恐れ…》という言い訳はできませんょ。」

   『●首相案件…「もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。
                     …それほど怖い人なのか?」(室井佑月)

    「【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/「首相案件」否定の柳瀬氏…
     証人喚問に立った佐川氏みたい】…《朝日新聞のスクープとは、
     愛媛県や今治市の職員、加計学園幹部が2015年4月2日に首相官邸で、
     当時の柳瀬首相秘書官と会談した際、県が作成したとされる
     記録文書について。その文書には真っ先に「本件は、首相案件
     となっており……」と書かれてやんの》」

   『●アベ様御夫妻案件噴出…「敵か味方か、
      贔屓するか排除するか、好きか嫌いか分けたがる」首相の情けなさ
   『●広報…「livedoor NEWSも産経ニュースも、
        記事のタイトルがおかしくネ? ……腐ってんな」

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201805/CK2018051802000131.html

異例の「滅公奉私」 閣僚・知事・大臣秘書官経験 片山善博氏に聞く
2018年5月18日 朝刊

 学校法人「加計(かけ)学園」の獣医学部新設を巡り、柳瀬唯夫(ただお)・元首相秘書官は首相官邸で学園関係者と三回会い、安倍晋三首相に報告しなかったと国会で説明した。うち一回は愛媛県と同県今治市の職員が同席したという。地方自治体の職員が官邸で首相秘書官と面会することはよくあるのか。知事、閣僚、大臣の秘書官を経験した片山善博・早稲田大大学院教授に聞いた。 (聞き手・村上一樹清水俊介

 -鳥取県知事を務めた経験から、県職員が官邸で首相秘書官と面会したことをどうみるか。

 「一般的にはまずない。県から『課長が行きます』などと首相秘書官に面会予約を取るなんてあり得ない。個別の政策でお願いがあれば、各省庁に行く。今回のケースは加計学園が窓口となって面会予約を取り、同行したのだと思う」


 -柳瀬氏は面会について「首相からも政務秘書官からも指示は全くなかった」と説明している。

 「不可解だ。民間人や自治体職員と、首相や政務秘書官の指示もないのに面談することは通常ない。もし『会ってほしい』と連絡がきて、『首相の友人が経営する学校法人だから邪険にできない』と思ったら、どう対応するか首相に意向を聞くはずだ」


 -自治相秘書官時代、面会依頼にどう対応したか。

 「政治家は、表向き仲良くしている人でも本当は会いたくないことも多い。だから秘書官が会う前に、大臣の腹の内を聞く。そうしないと大臣に迷惑がかかる可能性がある。私は全部、大臣に対応方針を相談した


 -柳瀬氏は首相に面会内容を報告していないと説明。首相も「国家の重大事でもない限り、途中段階で説明を受けることはほとんどない」と国会答弁した。

 「信じ難い話だ。途中経過は聞かないとしても、出だしと結末は聞いているはずだ。もし首相が一切何も聞いていないのであれば、柳瀬氏は首相から全く独立して、加計学園に対して私設コンサルタント業をしていたことになる


 -二〇一五年四月二日に柳瀬氏と学園関係者が会った後の同七日、首相は加計学園の加計孝太郎理事長と会っている。

 「直接か間接かは別として、柳瀬氏が(面会について)首相の耳に入れないことは考えられない。そうでないと首相が(加計氏と会った際に)赤っ恥をかくかもしれない」


 -疑念を晴らすために安倍政権がすべきことは。

 「全部正直に話すことだが、できていないから、国民が納得できない状態が一年以上続いている。官邸はばれたら、ばれたところだけ苦し紛れに認めている。組織のダメージコントロールとしては一番稚拙なやり方だ」


<かたやま・よしひろ> 東大卒業後、自治省(現総務省)入省。梶山静六自治相の大臣秘書官など歴任。1999年に鳥取県知事選に出馬し初当選し、2期務める。2010年、民主党の菅直人政権で、民間人閣僚として総務相を務めた。66歳。
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●アベ様は「「愛国者」ではなく「愛僕者」…彼が「国難」と言う時は「僕難」…愛僕者に付ける薬」無し

2018年05月16日 00時00分33秒 | Weblog

【↑(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51JcZRoa2mL._SX336_BO1,204,203,200_.jpg)】



日刊ゲンダイのコラム【浜矩子/墓穴に転がり込んだ安倍政権に自ら息の根を止めさせろ】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228408)。

 《昨年6月に「どアホノミクスの断末魔」(角川新書)という本を書きましたが、本当にその通りの断末魔になってきたなとつくづく思います。政権が崩れていく時というのは、多面的な問題が次々噴出するものなんですね。ついにはセクハラやそれをめぐる低レベルな発言まで出てきて、もう末期的です》。

   『●「膿」で出来上がった政権、政党…ウルトラ差別主義者= 
                麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?

 《安倍首相は「徹底的に膿を出す」などと言っていますが、そもそも政権そのものが本質的に膿の塊膿が全部流れ出れば何も残らないでしょう》…全く同感。
 「ドアホノミクス」(©浜矩子さん)経済も、あらゆる内政・害交が無茶苦茶。
 「もっと大事な問題がある」だって!? アホかっ! 《政治課題が山積していればこそ、きれいに掃除して、まっとうな環境づくりが急務」》。アベ様の「積極的平和主義」を愛する公明党・山口那津男代表も、加計問題について「どんな国政上の意味あるのか」と仰ったそうだ。もう、自民党と合体しては如何か?
 浜矩子さん曰く、アベ様は《「愛国者」ではなく「愛僕者」。国ではなく自分を愛している。だから彼が「国難」と言う時は「僕難」と思った方がいい。愛僕者に付ける薬はありません我々は一致して、愛僕者を葬り去るべく、力を合わせるしかない》!

   『●「「トカゲのシッポ切り」ではなく、「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
                          佐川事件でなくアベ様御夫妻案件
   『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって 
           「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?
   『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
                  …五日後の「秘密会議」に太田充氏も

   『●「新聞をお読みにはならない」財務相: 切り離し不可の「頭」…
                     「責任」なんて言葉はそのオツムには無し
   『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
      アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える
   『●「真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めて」
        →「首相…のためなら、自民党はどうなっても」(筆洗)
   『●「なぜ面会したのか。首相はどう関与しているのか。 
        まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは」ネェ?
   『●斎藤貴男さん「家柄だけのボンボン爺さんの
      チョイ悪ぶりっ子ほどみっともないものはない。恥を知ろう…」
   『●「謝罪会見の場に、被害女性を散々おとしめた 
      麻生氏の姿はなかった」…ウルトラ差別者の責任は有耶無耶?
   『●青木理さん「特定のメディア組織に属してはいても、
       記者が本来奉仕すべきは、広い意味での読者や視聴者」
   ●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…
             …ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも…
   『●加計学園問題で、菅良二「今治市長はお仲間のため
          行政のルールをねじ曲げたの?」(室井佑月さん)

   『●彼/彼女らにこそ「超監視」を! 「市民総出で見張り、
            がんじがらめにしておかなければ、危険すぎる」


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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228408

     浜矩子 同志社大学教授
     1952年、東京生まれ。一橋大経済学部卒業後、三菱総研に入社し英国駐在員事務所長、
     主席研究員を経て、2002年から現職。「2015年日本経済景気大失速の年になる!」
     (東洋経済新報社、共著)、「国民なき経済成長」(角川新書)など著書多数。


墓穴に転がり込んだ安倍政権に自ら息の根を止めさせろ
2018年5月5日

     (野党が欠席した衆院予算委(C)日刊ゲンダイ)

 昨年6月に「どアホノミクスの断末魔」(角川新書)という本を書きましたが、本当にその通りの断末魔になってきたなとつくづく思います。政権が崩れていく時というのは、多面的な問題が次々噴出するものなんですね。ついにはセクハラやそれをめぐる低レベルな発言まで出てきて、もう末期的です。

 具体的な問題は、財務省、厚労省、文科省、防衛省という「役所の不祥事・疑惑」という形なので、自民党も「官僚機構に振り回される自分たちは被害者だ」というポーズで事を収めようとしました。しかし、それで納得するほど国民はバカじゃない役所のトップの大臣は政治家なわけで、政治家が責任を取らなければおかしいということを国民は分かっている

 麻生財務相にしても、この期に及んで悪あがきを続けているのだから救いようがありません。麻生財務相が辞任すると政権の屋台骨が崩れるので安倍首相が困る、などと解説されていますが、そういう次元でしかものを考えられないというのもこの政権のお粗末さを物語っている

 加えて、財務次官のセクハラ問題で、女性記者が次官との会話を録音したデータを週刊新潮に渡したことについて、自民党の衆院議員がある意味犯罪だと失言したり、「#Me Too」のボードを掲げて抗議した野党の女性議員に対して、別の自民党議員がセクハラとは縁遠い方々とツイッターに書き込んだり口を開けば、下劣さを露呈するばかりなのに、彼らはそうなることにさえ気が付かない。知性のなさは目を覆いたくなるほどです。政権が崩れる時というのは、こうしてあらゆる形で愚劣ぶりがほとばしり出てしまうのでしょう。


■「」に付ける薬はない

 安倍首相は「徹底的に膿を出す」などと言っていますが、そもそも政権そのものが本質的に膿の塊膿が全部流れ出れば何も残らないでしょう

 政治家が下心や野望を達成するために政策を私物化すると、結局、墓穴を掘るということがよく見えてきましたね。こうなったら、政権側が自分たちで墓穴を掘って、そこに転がり込み、自ら息の根を止めるよう徹底的に追い込んでいく必要があります。それが今の野党の仕事です。野党側のペースで総選挙に持っていければいいですね。

 野党はとことん審議拒否したらいい嘘やごまかしの安倍政権とは、マトモな議論が成立する余地はありません空気が悪すぎて呼吸のできない部屋では、議論すればするほど、呼吸困難に陥ったり、一酸化炭素中毒になったりしてしまう。まずは部屋を浄化しなければなりません。北朝鮮情勢や貿易戦争などもっと大事な問題があるなどと、野党を批判する向きがありますが、政治課題が山積していればこそ、きれいに掃除して、まっとうな環境づくりが急務です。

 安倍首相は「愛国者」ではなく「愛僕者」。国ではなく自分を愛している。だから彼が「国難」と言う時は「僕難」と思った方がいい。愛僕者に付ける薬はありません我々は一致して、愛僕者を葬り去るべく、力を合わせるしかないと思っています

浜矩子/同志社大教授)
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●彼/彼女らにこそ「超監視」を! 「市民総出で見張り、がんじがらめにしておかなければ、危険すぎる」

2018年05月15日 00時00分02秒 | Weblog

【↑(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51JcZRoa2mL._SX336_BO1,204,203,200_.jpg)】



日刊ゲンダイのコラム【斎藤貴男 二極化・格差社会の真相/自らには性善説 主客を転倒させた権力者にこそ監視の目を】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228598)。

 《提案がある。首相以下の国務大臣と与党政治家、いわゆる高級官僚一人一人の会話および通信内容と位置情報、移動や商品・サービスの購買履歴等々、すなわち言動のすべてを監視し、即時公開させるシステムを実現できないか。その際は各人にID番号を割り振って一元管理するとよい。と言うと大層のようだが、何のことはない。…主客をひっくり返そうよというだけの話だ》。

 提案に、大賛成だ。超監視社会なんて、大反対。でも、《自らには性善説》…な《首相以下の国務大臣と与党政治家、…高級官僚》の(青木理さん)『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」…を見せつけられるにつけ、粉飾国家の情けない姿を見せつけられるにつけ、彼らにこそ、ジャーナリストや市民による強力な「超監視」が必要。

   『●青木理さん「冤罪」「マイナンバー」
     「監視・管理されたがり社会」、金子勝さん「もんじゅ「廃炉」?」
   『●『ルポ 改憲潮流』読了(2/3)
   『●「アベノミクス選挙という愚」
      『週刊金曜日』(2014年12月05日、1019号)について
   『●室井佑月さん、「なんで2週間余りの祭りのために、
        大切な人権を蔑ろにされなきゃならないの?」
   『●当局の解釈次第で恣意的に内心を罰し、
      お互いを監視・密告しあう社会…「平成の治安維持法」の完成
    「当局の解釈次第で恣意的に内心を罰し、お互いを監視・密告しあう社会
     …そんな超監視社会を目指す自公、それを支持するオメデタイ皆さん。
     《ジョージ・オーウェルが描いた一九八四年の「世界」》。ここでも、
     デンデン王国「裸の王様」を支える公明の酷さ、醜さ。
     「学会さん」はな~にも感じないのだろうか?」

   『●沖縄でのプレ「平成の治安維持法」実験…
       《実験の結果、今の国民の無関心は国に自信を与えてしまった》
   『●「平成の治安維持法」、その目的は明確…
      「国家ぐるみで個人を監視」(岸井成格さん)し、社会を委縮
    「『マガジン9』の対談記事【マガ9対談 矛盾だらけの国会議論と、
     「テロ等準備罪」という印象操作│保坂展人さん×鈴木耕さん】
     (http://www.magazine9.jp/article/taidan/33141/)」

   『●「平成の治安維持法」…「一般人がこの国からいなくなり
          嫌な世の中になるのは時間の問題」(政界地獄耳)
    「「平成の治安維持法」が完成することで、「国家ぐるみで個人を監視
     (岸井成格さん)し、社会を委縮させる。超監視社会密告社会
     =《嫌な世の中》だとは感じないらしい与党・自公や「癒」党・お維の支持者の皆さん。」

 超監視すべき典型例は、《自らには性善説》ばかりの行政府の長はもちろん、「(詐称)罪無」相です。《監視されるべきはどちらなのかは明々白々だ》。

   『●「「トカゲのシッポ切り」ではなく、「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
                          佐川事件でなくアベ様御夫妻案件
   『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって 
           「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?
   『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
                  …五日後の「秘密会議」に太田充氏も

   『●「新聞をお読みにはならない」財務相: 切り離し不可の「頭」…
                     「責任」なんて言葉はそのオツムには無し
   『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
      アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える
   『●「真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めて」
        →「首相…のためなら、自民党はどうなっても」(筆洗)
   『●「なぜ面会したのか。首相はどう関与しているのか。 
        まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは」ネェ?
   『●斎藤貴男さん「家柄だけのボンボン爺さんの
      チョイ悪ぶりっ子ほどみっともないものはない。恥を知ろう…」
   『●「謝罪会見の場に、被害女性を散々おとしめた 
      麻生氏の姿はなかった」…ウルトラ差別者の責任は有耶無耶?
   『●青木理さん「特定のメディア組織に属してはいても、
       記者が本来奉仕すべきは、広い意味での読者や視聴者」

 そんなことも思わずはいられない、あまりの酷さだ。行政府の長夫妻やウルトラ差別主義者の罪は何度有耶無耶にされ、そして、今ものさばっているし、今後も、続いて行きそうではないか…。

 《“マイナンバー”のモデルは電子立国エストニアの番号制度だとうそぶきながら、権力側の人々の情報公開を怠らない同国の美点には触れない》…これは、消費税にも言えることな相似形。つまり、…:

   『●斎藤貴男さん、税率を上げても「「スウェーデンのような
           高福祉国家を目指すんだ」なんて、誰も言わない」
    《税率だけはどんどん上がるのに、「スウェーデンのような高福祉国家を
     目指すんだなんて、政治家は誰も言わない…むしろ、
     どんどん社会保障は削られてアメリカ型の社会になっていっている

==================================================================================
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/228598

     斎藤貴男 ジャーナリスト
     1958年生まれ早大商卒業、英国・バーミンガム大学大学院修了(国際学MA)。
     『日本工業新聞』入社後、『プレジデント』編集部、『週刊文春』の記者を経て独立。
     弱者の視点に立ち、権力者の横暴を徹底的に批判する著作を出し続けている
     消費税の逆進性を指摘する著作も多数。機会不平等」「安心のファシズム
     戦争のできる国へ 安倍政権の正体」「ちゃんとわかる消費税など。

二極化・格差社会の真相
自らには性善説 主客を転倒させた権力者にこそ監視の目を
2018年5月9日

     (主客をひっくり返そう(C)日刊ゲンダイ)

 提案がある。首相以下の国務大臣と与党政治家、いわゆる高級官僚一人一人の会話および通信内容と位置情報、移動や商品・サービスの購買履歴等々、すなわち言動のすべてを監視し、即時公開させるシステムを実現できないか。その際は各人にID番号を割り振って一元管理するとよい

 と言うと大層のようだが、何のことはない。どれも他ならぬ私たち自身が彼らに日々やられているか、これからやられる予定になっていることばかり主客をひっくり返そうよというだけの話だ

 なぜなら、彼らのほとんど全員は、放置しておくと何を始めるかわからない権力をかさに差別し、暴力を振るう民主主義そのものが破壊された戦争の準備はもはや総仕上げの段階だ。彼らがどこまでも居座るのなら、せめて市民総出で見張り、がんじがらめにしておかなければ、危険すぎるではないか

 彼らはこれまで、市民には性悪説己らには性善説を勝手に適用して、監視社会の網を張り巡らせてきた。いや、権力と巨大資本こそ全能の神であり下々は虫けらだという思い込みがなければ、“マイナンバー”だの顔認証機能付きの監視カメラなどという醜悪な発想が湧いて出てくるはずもない道理だが、それをまた支配される側の人々が喜々として受け入れてきたのも事実である。

 だが、ばかげた大前提など狂気でしかなかった。テロは確かにあり得ても、その可能性や想定される被害と、すでに彼らによって私たちがかぶらされ、今後も増大していくに違いない災厄を比較してみれば、監視されるべきはどちらなのかは明々白々だ。テロへの備えを言うなら、米軍の戦争への加担や、独善的な国威発揚五輪をやめるだけでも相当な効果が期待できよう

 私は本来、あらゆるタイプの人間監視に反対する立場である対象が権力者であろうと、だ。デジタル監視社会の恐怖を描いたハリウッド映画「ザ・サークル」にも、それで悪事が露見して集団リンチに遭う政治家が登場していたと記憶する。

 ただ、現在のこの国では人間社会の約束事が通じない愚劣な悪鬼どもが神の高みから人間様を監視している本末転倒。“マイナンバー”のモデルは電子立国エストニアの番号制度だとうそぶきながら、権力側の人々の情報公開を怠らない同国の美点には触れない。許せぬ。

 日本の監視社会は完成の域に近づいている。すぐに解体させるのが困難ならば、とりあえず監視の順序を改めることだ
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●加計学園問題で、菅良二「今治市長は“お仲間”のため行政のルールをねじ曲げたの?」(室井佑月さん)

2018年05月14日 00時00分18秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



日刊ゲンダイの記事【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/今治市長は“お仲間”のため行政のルールをねじ曲げたの?】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227516)。

 《「(備忘録で面会を認めた)県は県の方向性でコメントしたのだろうが、私どもはあくまでも非公開」(菅良二今治市長)…「『一緒に取り組んできた仲間に迷惑がかかる』と繰り返し、明言を避けた。面会相手の氏名も『控えたい』とした」 それにしてもこの人、まだ「仲間」って言葉を繰り返すんだ?

 愛媛県知事の発言に対して、一方、菅良二今治市長…《迷惑をかけるとヤバいお仲間は誰なのか? もうバレバレですな? でもって、今は自己保身。カッコ悪ぅ》。《お仲間》=アベ様やその取巻き連中やオトモダチに気を使う今治市長。他の発言もスゴイ…《この問題に忙殺されて本当に日本は大丈夫かと思う》、《それは国がやっていることだし、総理が全部やってくれていることなので…》だってさ。先日のコラムでの室井佑月さんの至言《もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。……それほど怖い人なのか?》

   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
                「2017年1月20日まで…知らなかった」?

    「《記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない》…
     記憶の限りでは、会っていない、だって? 会ってるじゃん。やはり
     《首相案件》だった訳ね。《記憶の限界に挑んで》下さいな。
     早く思い出せばよかったのにね、柳瀬唯夫首相秘書官殿。
     証人喚問では、佐川宣寿・財務省前理財局長のような
     《刑事訴追の恐れ…》という言い訳はできませんょ。」

   『●首相案件…「もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。
                     …それほど怖い人なのか?」(室井佑月)

    「【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/「首相案件」否定の柳瀬氏…
     証人喚問に立った佐川氏みたい】…《朝日新聞のスクープとは、
     愛媛県や今治市の職員、加計学園幹部が2015年4月2日に首相官邸で、
     当時の柳瀬首相秘書官と会談した際、県が作成したとされる
     記録文書について。その文書には真っ先に「本件は、首相案件
     となっており……」と書かれてやんの》」

   『●アベ様御夫妻案件噴出…「敵か味方か、
      贔屓するか排除するか、好きか嫌いか分けたがる」首相の情けなさ
   『●広報…「livedoor NEWSも産経ニュースも、
        記事のタイトルがおかしくネ? ……腐ってんな」

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227516

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
今治市長は“お仲間”のため行政のルールをねじ曲げたの?
2018年4月20日

     (菅良二今治市長(C)日刊ゲンダイ)

「(備忘録で面会を認めた)県は県の方向性でコメントしたのだろうが、私どもはあくまでも非公開」(菅良二今治市長

 これは、加計学園獣医学部をめぐり、愛媛県と今治市の職員らが、2015年4月に首相官邸を訪れた際の面会内容について、今治市長が報道機関の取材に応じたときのコメント(16日付の毎日新聞電子版より)。

 市長は一応、市職員に聞き取り調査をしたみたいだ。だけどその内容については、

   「『一緒に取り組んできた仲間に迷惑がかかる』と繰り返し、
    明言を避けた。面会相手の氏名も『控えたい』とした」

 それにしてもこの人、まだ「仲間」って言葉を繰り返すんだ? この問題は、一部のお仲間のため行政のルールをねじ曲げたんじゃないかという疑惑なのに。

 仲間のために、情報公開しないって? 加計学園に96億円もの血税を巻き上げられた今治市民、32億円の血税を巻き上げられる愛媛県民、いいや、それだけじゃない、大学には全国の国民の血税も注がれる。多くの仲間じゃない人間は、疑惑の全貌解明を願ってるんだけど

 でもって、この人、加計学園問題を追及する野党について「この問題に忙殺されて本当に日本は大丈夫かと思う」なんて言っちゃってんの。

 あんた、当事者だろうが。こんなネトウヨみたいな人が市長でいるほうが大丈夫かと心配になってくる。

 つーか、今治市長の関係者は昨年5月、テレ朝の報道ステーションのインタビューに応じ、市長に加計学園のことについて話をしたとき、市長が「それは国がやっていることだし、総理が全部やってくれていることなので、地元はどうこういう話じゃもうなくなってる」と言ったと、証言している。ネットに映像が残ってる。

 迷惑をかけるとヤバいお仲間は誰なのか? もうバレバレですな? でもって、今は自己保身。カッコ悪ぅ。
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●青木理さん『情報隠蔽国家』…「客観的な事実すら隠蔽し…ねじ曲げて恥じない為政者たちの姿」を報じも…

2018年05月13日 00時00分33秒 | Weblog

【↑(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51JcZRoa2mL._SX336_BO1,204,203,200_.jpg)】



AERAの田沢竜次氏による記事【さすらいのジャーナリスト、安倍政権の「隠蔽の構造」暴く】(https://dot.asahi.com/aera/2018042700005.html)。

 《『情報隠蔽国家』は、安倍政権による「隠蔽の構造」を暴き、警察権力と政権中枢が結びつく恐るべき社会に警鐘を鳴らす時評コラム、ルポ、インタビューだ。著書に『日本の公安警察』『国策捜査』などがある著者の青木理さんに、同著に寄せる思いを聞いた》。

   『●「「トカゲのシッポ切り」ではなく、「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
                          佐川事件でなくアベ様御夫妻案件
   『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって 
           「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?
   『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
                  …五日後の「秘密会議」に太田充氏も

   『●「新聞をお読みにはならない」財務相: 切り離し不可の「頭」…
                     「責任」なんて言葉はそのオツムには無し
   『●壊憲への暴走: シビリアンが暴走し、
      アベ様の「我が軍」も既に暴走を始めているようだ…戦慄を覚える
   『●「真相解明は大切。だが、ウソをつくのは認めて」
        →「首相…のためなら、自民党はどうなっても」(筆洗)
   『●「なぜ面会したのか。首相はどう関与しているのか。
        まさか、そこのところはどうも思い出せぬでは」ネェ?
   『●斎藤貴男さん「家柄だけのボンボン爺さんの
      チョイ悪ぶりっ子ほどみっともないものはない。恥を知ろう…」
   『●「謝罪会見の場に、被害女性を散々おとしめた
      麻生氏の姿はなかった」…ウルトラ差別者の責任は有耶無耶?

 最悪の官房長官らが沖縄ではやりたい放題に「森」や「美ら海」を殺し続け、市民を分断し、反対派を乱暴に「檻」に閉じ込め、ときに、(山城博治さん、目取真俊さんら)不法拘束しようがどうしようが「本土」ではほとんど問題視しない、《前川スキャンダル》をマスコミが垂れ流す、行政府の長やウルトラ差別主義者を放置して何の責任も問わない、野党のせいで国会が不正常であるかような言説で囃し立て、行政府の長らや与党のおかげで1年以上も空転していたことには触れもしない、等々々々々…腐りきった政権や与党を放置…《政治の劣化に言論で対峙するのはジャーナリズムの役割》ではないのか? 《客観的な事実すら隠蔽し、時にねじ曲げて恥じない為政者たちの姿》を報じず、報道やジャーナリストの意味はあるのか?

 「大竹メインディッシュ」ゲストが青木理さん(01:08:00辺り)のこの「大竹まこと ゴールデンラジオ」も必聴もの。室井佑月さんも含めての、金曜恒例「大竹紳士交遊録」の金子勝さん(1:47:00辺り)の部分も、是非。


【大竹まこと ゴールデンラジオ 2018年05月11日
 (https://www.youtube.com/watch?v=HgF99trtUg0)】

   『●青木理さん「冤罪」「マイナンバー」
     「監視・管理されたがり社会」、金子勝さん「もんじゅ「廃炉」?」
   『●『超・反知性主義入門』の小田嶋隆さんインタビュー、
            「そういう政権を選んだ国民にも危険な兆候」
   『●最後っ屁に期待する: 古舘伊知郎さん、
      この際ですから全部ぶちまけてから降板を! 矜持を示して!
   『●失われる「メディアの作法、矜持」…
      「権力を監視する機能が失われ」、しかも、アベ様の「思う壺」
    「青木理さん、「権力と距離を置かなくちゃいけないなんていうのは、
     かつてはごく当たり前の作法としてメディア内で共有されていた」」

   『●「検察・警察も冤罪防止のために“前向き”」?…
      刑事訴訟法の「改正案が成立すれば、新たな冤罪を生む」
   『●古舘伊知郎・岸井成格・国谷裕子・青木理さん… 
      アベ様に「厳しい立場だった人」達は偶然の一致なのか?
   『●スガ殿が「粛々」とジャーナリズムを破壊していく
            ~「安倍政権の圧力、狡猾なやり口」~
   『●自己責任であり、「公共の迷惑」なのか?: 
      青木理さん「「知る権利」を保障し、「公共の利益」である」
   『●異常過ぎる非情な自己責任論者達…
      安田純平さんの「罪は、人々が『お上』と呼ぶ政府に反抗したこと」?
   『●「あとの祭り」: 「自民党きっての極右議員」「極右思想」大臣
                    …こんな防衛相が誕生しちゃいました
   『●青木理さん『日本会議の正体』…「民主主義体制を
        死滅に追い込みかねない悪性ウィルスのようなもの」
   『●アベ様、稲田・高市氏「この国の政権の重要閣僚が
       ヘイト団体と仲良し」…どの辺が「インテリジェンス」?
   『●青木理さん「供述が立証の柱…もっと物証が欲しい。
         「通信傍受を縦横無尽に使いたい。司法取引も」と…」
   『●ソレは既に彼らの手中…「大量監視の始まり。
      日本にこれまで存在していなかった監視文化が日常のものに」
   『●2017年都議会議員選挙: 「「安倍政治」を許さない」
      →自民党亜種・トファや公明に投票? 理解不能
   『●青木理さん、逃れられない歴史的責任…
      「朝鮮半島が平和になるために日本は努力をしなくてはいけない」
   ●アベ様は、「政治への強い志も知の蓄積の
      気配すらも見られなかった」(青木理さん)…原点回帰な9条壊憲
   『●「竹やりで…」「特攻艇・震洋」「人間機雷・伏龍」…
        「最も戦争に接近した八月」に「愚かな戦争に学ぶ」
   ●内田樹さん「泥靴でふみにじられた戦後立憲政治の常識」…
             国権の最高機関という素朴な願望も打ち砕かれる
    「青木理さん、前川喜平・前文科事務次官インタビューについて。
     「特定秘密保護法もそう、通信傍受法も強化された。そして、ついに
     共謀罪。…思い出したいのは、前川さんが出会い系のバーに行っていた、
     なんてことをなぜ官邸がつかめたのか? …警察である可能性が高い。…」
     (『サンデーモーニング』2017年6月25日)」

   『●「自衛隊、防衛出動か。射殺ですか」=
      「聴衆の問題意識を喚起する趣旨」…等々の「ト」な閣議決定を乱発
   『●国会審議形骸化: 与・(癒党込み)野党の国会質問時間の配分は
                        実質「9.5時間対4.5時間」なのね?
   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」からの
      この1年間の無駄…泥縄で有耶無耶にするつもり?
   『●「2大ファシスト」「独裁者」のための憲法違反の
       「ト」な「デモ封じ条例」=東京都迷惑防止条例壊悪案
   『●「新聞をお読みにはならない」財務相:
      切り離し不可の「頭」…「責任」なんて言葉はそのオツムには無し
   『●青木理さん「特定のメディア組織に属してはいても、
       記者が本来奉仕すべきは、広い意味での読者や視聴者」

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https://dot.asahi.com/aera/2018042700005.html

さすらいのジャーナリスト、安倍政権の「隠蔽の構造」暴く
田沢竜次
2018.5.5 11:30 AERA #安倍政権 #読書

あおき・おさむ/1966年生まれ。共同通信記者を経てフリージャーナリスト、ノンフィクション作家。著書に『日本の公安警察』『国策捜査』『絞首刑』『日本会議の正体』『安倍三代』など(撮影/写真部・青木理


【↑(https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51JcZRoa2mL._SX336_BO1,204,203,200_.jpg)】
(情報隠蔽国家 青木理 著)

 『情報隠蔽国家』は、安倍政権による「隠蔽の構造」を暴き、警察権力と政権中枢が結びつく恐るべき社会に警鐘を鳴らす時評コラム、ルポ、インタビューだ。著書に『日本の公安警察』『国策捜査』などがある著者の青木理さんに、同著に寄せる思いを聞いた。

*  *  *

   〈すべての事象に共通するのは、政権の都合や行政の自己保身を
    優先するあまり、客観的な事実すら隠蔽し、時にねじ曲げて
    恥じない為政者たちの姿である〉
    (第1章「日米同盟の暗部と葬り去られた国家機密」から)

 本書が世に出て以降の現在進行形の事態、暴かれつつある事実の数々は、まさに「情報隠蔽国家」というタイトルをダイレクトに体現しているようだ。本書は「サンデー毎日」誌上で発表したルポや連載コラムをベースに、加筆・修正や書き下ろしを加えた「さすらいのジャーナリスト」(TBSラジオから)青木理さんの時評&インタビュー、状況への発言などを一冊にまとめたもので、出るべくして出た必読の書といえる。

   「安倍政権の特徴は、官邸中枢を占める人脈を経済産業省人脈
    警察人脈で固めているところ。特に警備・公安警察の人脈が
    政権のど真ん中に突き刺さっているのは、政治への警察の位相が
    ものすごく上がっていることを意味します」

 青木さんは1990年代、共同通信記者時代に公安警察の暗躍を追い続け、『日本の公安警察』を上梓した。以降、特定秘密保護法改正通信傍受法共謀罪法などが次々と成立し、「安全・安心」のための監視カメラの増加など、治安当局の権限は増すばかりだ。「共謀罪と公安警察と前川スキャンダル」の章でも、官邸と結びついた公安警察の一部門が政治家や官僚などの「身辺調査」に動き回る衝撃的な実態が描かれている。

 〈従順に屈服する者は優遇して褒美を与える一方、従わない者は容赦なく切り捨て、踏みつけ、果ては個人攻撃を加える現政権の薄暗い横暴と独善は一種の恐怖政治であり、民主主義とは最も遠い地平にある〉との指摘は、本書に収められた現役自衛官や元・公安調査官の実名告発、北海道警の組織犯罪にも通底する。

   「治安維持に法律が必要だというのであれば、どこかで歯止めを
    かけるシステムを確立しておかないとまずい。本来そうした議論を
    するのが政権の側であるはずです。何の歯止めもなく警察に武器を
    与えている今の政治はすごく劣化していると思いますよ」

 政治の劣化に言論で対峙するのはジャーナリズムの役割である。〈私たちはまさに暗闇の中に立たされていないか〉という青木さんの警鐘は、読後ますます深刻に響く。試されているのは一人一人が事実を見極める力だ。本書はそのための一助となり得るだろう。(ライター・田沢竜次)

※AERA 2018年4月30日-5月7日合併号
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●広報…「livedoor NEWSも産経ニュースも、記事のタイトルがおかしくネ? ……腐ってんな」

2018年04月30日 00時00分34秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



週刊朝日のコラム【室井佑月森姐、頑張れ!」】(https://dot.asahi.com/wa/2018041800008.html)。

 《livedoor NEWSも産経ニュースも、記事のタイトルがおかしくネ? 森姐モリネェ)が「何がしたかったのか」、わからないほうがおかしい。……腐ってんな。…議員としてそういう真っ当な仕事をしている者の、後押しをするのが真の報道の姿だと思うけど。もう、この国はめちゃくちゃだ》。

 決して「こんな人たち」と呼ばれる側に立つつもりの無いアベ様広報紙の宣伝官の皆さん。《財務省職員は迷惑を被った》ってよく言うよな~。《……腐ってんな。》…、ホントに。国会の質疑を見ているのか? 広報なので、言っても詮無いが、《議員としてそういう真っ当な仕事をしている者の、後押しをするのが真の報道の姿》。

   『●大見得を未だに実行しないウソ吐き…
     森裕子さん「安倍首相の存在そのものが、私は憲法違反だと思います」
    《安倍晋三首相の存在そのものが、私は憲法違反だと思います
    《人権をないがしろにするその最たるものが戦争であります
     …最後に、自民党があの醜悪な憲法草案で削除した、憲法第97条
     本当にすばらしい文章です》

 ウルトラ差別主義者・財務相や行政府の長といった「頭」を切り離してはいけない…アベ様広報機関に負けるな!

   『●「「トカゲのシッポ切り」ではなく、「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
                         佐川事件でなくアベ様御夫妻案件

 で、福島選出なのに復興を私物化とはね…呆れる。
 リテラの記事【安倍首相派閥の吉野正芳復興相が復興を私物化! 原発汚染土中間施設の工事で秘書が支援者企業を「下請けに入れろ」】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3929.html)によると、《復興大臣・吉野正芳氏…巨額復興関連事業をめぐり、“吉野氏を支援する地元選挙区の建設業者”をその下請けに入れるよう、吉野氏側が秘書官や環境省官僚を通じて受注ゼネコンに“圧力”をかけていたという疑惑》。
 どうして、コウイウノには突っ込まないのかな? 《議員としてそういう真っ当な仕事をしている者》は、吉野正芳復興相の方なのですか?

 一方、加計問題では…学生が可哀そうになってくる事態が。あの大学の学生は、何を学ばされているのか?
 リテラの記事【加計学園獣医学部の講義で、小川榮太郎の「モリカケは朝日の捏造」デマ本が参考書に指定! ヘイト本、日本スゴイ本も…】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3960.html)によると、《講義のシラバス…柳井徳磨氏による「現代人の科学A」という科目…「教科書」…中国・韓国・モンゴルヘイト本を多数出版している宮脇淳子氏の『日本人が教えたい新しい世界史』…「参考書」の欄にも、極右雑誌「WiLL」やヘイト本の出版で知られる出版社ワックが発行する『日本人はなぜ「小さないのち」に感動するのか』(呉善花)…それ以上に驚いたのは、なんと、こんな書籍までが「参考書」として挙げられているのだ。〈「森友・加計事件」朝日新聞による戦後最大級の報道犯罪小川榮太郎/飛鳥新聞社〉(原文ママ)》。頭がクラクラする、一体どんなセンスか? アベ様の「政」も無茶苦茶なら、オトモダチの最高学府の「教育」もデタラメ。

   『●質問主意書ゼロ件なのに、あんなに質問したがっていた
            自民党議員の皆さん達、実際に質問したことは?
    「リテラの別の記事【「森友・加計は朝日の捏造」と断定し朝日から抗議を
     受けた小川榮太郎の安倍擁護本を自民党が大量購入!】…
     《…そんな“安倍タイコモチ”の代表のような人物が先の総選挙投票日
     直前の10月18日、これまた安倍政権べったりの極右雑誌
     
月刊Hanada」の発行元・飛鳥新社から“森友・加計報道の検証本”
     と称して出版したのが…その中身はやはりというべきか、
     “安倍首相の完全な潔白”を主張し、疑惑を追及する報道を徹底的に
     「偏向」と批判するもの…選挙期間中に打たれた異例の中吊り広告
     そして自民党の大量購入》。
       《フェイクの塊》…トホホな「陰謀論と妄想」、それを自民党が
     大量購入って、まさか、それって税金じゃぁないでしょうね?」

==================================================================================
https://dot.asahi.com/wa/2018041800008.html

室井佑月森姐、頑張れ!
連載「しがみつく女」
2018.4.19 07:00 週刊朝日 #安倍政権 #室井佑月

     室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。
        「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。
        テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴った
        エッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中

 モリカケ問題だけでなく、イラクの自衛隊日報問題でも新たな事実が明らかになり、政権が大きく揺れている。作家・室井佑月氏は、森裕子議員の一件を報じた各媒体に疑問を呈す。

【この記事のイラストはこちら】
https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018041800008_2
(c)小田原ドラゴン

*  *  * 

 4月7日付のlivedoor NEWSに、

   「何がしたかったのか 野党議員・森裕子(ゆうこ)氏が
    財務省の前で5時間居座り」

という見出しがアップされた。内容は産経ニュース「財務省に5時間居座りの森裕子氏『パフォーマンスじゃないのよ!』」である。

   〈自由党の森裕子参院議員(61)が3月30日、財務省の
    決裁文書改竄(かいざん)問題をめぐり、国有地処分に関する
    データ管理端末を確認する目的で財務省を突撃した。
      職員や衛視らが退去要請を繰り返すも、森氏は「国民の代表」たる
    使命感からか、まったくひるまず、5時間にわたり居座った〉

のだそうだ。

 livedoor NEWSも産経ニュースも、記事のタイトルがおかしくネ? 森姐リネェ)が「何がしたかったのか」、わからないほうがおかしい

 記事は、

   〈財務省職員は迷惑を被っただろうが、森氏は「パフォーマンスではない」と強弁した〉

とつづく。

 ……腐ってんな

 官邸の指示があったかどうかは不明だとしても財務省は公文書の改ざんをしたわけだ。しかも、この期におよんで、ちょろちょろちょろちょろ新たな事実が発覚する。

 公文書の改ざんは、この国を根底から覆す事態である。官邸は関与してないというならば、与党のみなさんも森姐につづけよ! それがお仕事でしょうが

 でもって、議員としてそういう真っ当な仕事をしている者の、後押しをするのが真の報道の姿だと思うけど。

 もう、この国はめちゃくちゃだ

 4月8日付の「しんぶん赤旗日曜版」のスクープによれば、吉野正芳復興大臣が、復興関連事業をめぐり、彼の支援者である建設業者を下請けに入れるよう圧力をかけたとか。復興予算にまで私利私欲を絡めるとは、汚すぎる

 安倍政権じゃなければ吉野大臣は辞任問題は総理の任命責任まで発展するのかもしれない。が、もうこの国はそれどころじゃないのだった。

 それにしたって、メディアが箸休め的に扱うのは、森姐の悪口じゃないだろ吉野大臣いけよ! そんな小物は今、二の次っていう場面なのかしら。

 もう、いろいろ起こりすぎておる。

 厚労省の裁量労働制のデータの捏造財務省の決裁文書の改ざん防衛省のイラク日報の隠蔽

 前二つは官僚のせいにできそう。だが、防衛省、自衛隊の隠蔽に関しては、そうできない。シビリアンコントロールができてないといわれ、ヤブ蛇になるからだ。

 外交も上手くいっているとはいえない。この国は、世界のはぐれ雲みたいになってきた。

 この先、この国どうなるの?

 ただひとつわかっていることがあるとすれば、あの方を中心に国を動かした結果、こうなったってことだよな。

※週刊朝日 2018年4月27日号
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●「膿」で出来上がった政権、政党…ウルトラ差別主義者=麻生太郎財務相の「責任」は有耶無耶に?

2018年04月26日 00時00分25秒 | Weblog


沖縄タイムスの赤嶺由紀子記者によるコラム【[大弦小弦]どうみても脅しや威圧としか思えない…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/239198)。
リテラの記事【セクハラ次官の「人権」持ち出しかばった麻生太郎財相が「女性に参政権を与えたのが失敗」…他にも女性蔑視発言連発!】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3957.html)。

 《▼財務省の事務方トップの公僕がこれでは、政府が掲げる「女性が輝く社会の実現」も説得力はない。中立な視点で「(うみ)を出す」作業を急ぐべきだ》。
 《財務省が、福田淳一事務次官のセクハラ問題について、被害者である女性に名乗り出ろと恫喝するようなあり得ないコメントを発表…麻生太郎財務相もまったく反省の様子はなく…逆ギレしてこう述べたのだ。「こちら側も言われている人の立場も考えないと。福田の人権はなしってわけですか」》。

 アベ様らの言う《女性が輝く社会》の実情なんてこんなものだ。「膿」で出来上がった政権、政党。《「(うみ)を出す」作業》をすれば、何も残らない、空・無・空虚・虚無。

   『●「女性が輝く社会」の「女性を愚弄した発言」…
       「タマ除けを産めよ殖やせよ勲章をやろう」(鶴彬さん)
   ●ニッポンの司法は完全に破壊…事件の密室性だけでなく、
                 捜査も検察審査会も「Black Box」
     「日本のマスコミは、なぜ詩織さん事件について騒がないのか?」」
   『●TBS「ドラマ部門が勇気ある行動を起こした
       ということなのかもしれない」…その「放送された意義」
   『●ニッポンのマスコミも完全に破壊…鬼畜なアベ様広報官犯罪、
                       司法の「Black Box」に踏み込めず
   『●日本のマスコミは準強姦事件についてなぜ騒がないのか?
             …「日本の国会やメディアは…関心がないようだ」

 それにしても、囲み取材でのウルトラ差別主義者の相変わらずのキレた物言い、恫喝。大変に不快、見るに堪えない。ウルトラ差別主義者=麻生太郎財務相の「責任」は、何時もの如く有耶無耶になるのでしょうね、きっと?

   『●麻生太郎氏「だれも気づかないでかわった。
                あの手口に学んだらどうかね」
   『●麻生太郎氏「ナチス発言」、やはり有耶無耶に
   『●炭坑王一族の末裔による凄まじいまでの暴言・差別意識
   『●情報は統制される: 知らなかったでは済まされない、騙されたでは済まされない
   『●「言い過ぎを批判された政治家が自己弁護する、あまり効き目のない常套手段」
   『●3人がそろいもそろって「外交音痴も甚だしい」、
       「3人の発言で日本外交の程度の低さが際立った」
    「「武装難民」って一体何だ? 遥か海を渡ってくる「難民」が「武装」? 
     「ワンピース」のようにビスケットか何かで武装しているのか? 
     《ヘイトクライム》を呼び起こしかねない《ヘイトデマ》を平気で
     垂れ流す「ト」なヒトだ。ナチス発言同様、有耶無耶なんでしょうね、どうせ。
     《確信犯なナチス擁護…ウルトラ差別主義者・麻生太郎殿のその体質は
     野中広務氏による大叱責でも変わらず》。アベ様広報紙サンケイや、
     それを許す自公お維トファ支持者・地元民にも大きな問題」

   『●確信犯なナチス擁護…ウルトラ差別主義者・麻生太郎殿の
            その体質は野中広務氏による大叱責でも変わらず
   『●「首相は…「任命責任は私にある」と大見えを切るものの
             何ら責任とやらを取ったことがない…「無責任」」
   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」からの 
         この1年間の無駄…泥縄で有耶無耶にするつもり?

 日刊スポーツのコラム【政界地獄耳/「国民の望むこと」誰もやってない】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804180000148.html)によると、《小池晃が言うように「財務省は女性記者に名乗り出るように求めている。結局、(女性記者が)出て来られないだろうと思ってやっているとしか思えない。セクハラ対応の大原則は被害者保護だ。政府がやったこと自体がセカンドレイプになると思うし、はっきり言って恫喝(どうかつ)だ」の説明に国民はうなずくだろう》。

 世界に「恥」を発信。恥ずかし過ぎる。
 リテラの記事【海外メディアも財務省・福田次官セクハラを報道!“女性活躍”を謳いながら、次官をかばう麻生財相、安倍首相を批判】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3958.html)によると、《セクハラの加害者を徹底して守り、被害者は出てこいと恫喝する大臣の姿は、もはや正気の沙汰とは思えない。政権へのダメージ分散を目的とした時間稼ぎはミエミエだが、連中がどう言い繕おうとも、すでにこの問題は海外でも一斉に報じられている》。

   『●泥棒に縄をなわせる…その縄で財務相やアベ様を縛る訳がない! 
                        《与党の関与なき公正な委員会》が必要
   『●「「トカゲのシッポ切り」ではなく、「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
                          佐川事件でなくアベ様御夫妻案件
   『●「新聞をお読みにはならない」財務相: 切り離し不可の「頭」…
                     「責任」なんて言葉はそのオツムには無し

 泥縄=【頭】は、自分の首に縄を掛けない。掛ける訳がない。「シッポ」の批難と同時に、「頭」にも責任をとらせないと。第一、辞職でなく、「シッポ」はクビでしょうに。国税庁長官も辞め、事務次官も辞め…【頭】のオツムには「責任」なんて云う言葉は思い浮かばないのかね?
 東京新聞の記事【福田財務次官を更迭 セクハラ疑惑で引責】(http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2018041801002159.html)によると、《麻生太郎財務相は18日、財務省の福田淳一事務次官(58)の辞任を発表した。森友学園に関する文書改ざん問題に加え、週刊誌でセクハラ疑惑が報じられた責任を問われており、事実上の更迭とみられる。財務省では文書改ざんで佐川宣寿前国税庁長官(60)が3月に辞めたばかり。事務方トップの辞任で「最強官庁」の信用失墜と安倍政権への打撃は必至だ》。
 琉球新報の真っ当な【<社説>財務次官セクハラ更迭 麻生氏も責任とり辞任を】(https://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-703459.html)。《被害者への配慮に欠ける傲慢(ごうまん)な対応をとり続けた揚げ句の醜態だ。週刊誌が報じた財務省の福田淳一事務次官による女性記者へのセクハラ疑惑を巡り、麻生太郎財務相は福田氏を事実上更迭した。当然であり、むしろ遅過ぎた。麻生氏も任命責任をとって退くべきだ》。
 東京新聞の記事【麻生氏に再び責任論 かばい続け…トップ2人辞任】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/economics/list/201804/CK2018041902000142.html)によると、《福田淳一次官の辞任によって、森友学園の文書改ざんを受けて辞めた佐川宣寿(のぶひさ)前国税庁長官に続き、わずか一カ月あまりで、財務省の官僚トップが相次ぎ職を追われた二人をかばい続けて事態を悪化させた麻生太郎財務相の責任が問われるのは確実だ》。

 東京新聞の記事【「セクハラ1年半前から」 社員への被害 複数回 テレ朝会見】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/list/201804/CK2018041902000168.html)によると、《「女性社員はセクハラ行為について事実をあいまいにしてはならないという思いを持っている」。…一年半前から福田氏にたびたびセクハラを受けていたと明らかにした。一方で女性社員は上司にセクハラを報道するよう相談したが、取り上げられなかったことから週刊誌に持ち込んだといい、同社は「深く反省している」とも述べた》。
 日刊スポーツの記事【玉川徹氏、テレ朝女性記者の行動「正しかった」】(https://www.nikkansports.com/entertainment/news/201804190000261.html)によると、《玉川氏は、取材で知り得た情報を第三者である週刊新潮にわたした女性記者の行為について「公益通報だったんだろうと思う。会社に上げても上に上がらない、と。本当は我々は伝えるべきメディアだから、これはテレビ朝日で伝えなければいけなかったんだと思います。だけど彼女はそれを伝えることができないと考えて、きっと正義感と良心から週刊新潮に持ち込まざるを得なかったんだと思う」と私見を述べ、「彼女がやったことは正しかった」と言い切った》。
 テレ朝も反省を述べた。さて次は、囲み記者達をも恫喝したウルトラ差別主義者殿の責任だ。

 最後に、東京新聞の記事【セクハラ疑惑 辞任で終わらせるな】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018041902000175.html)によると、《「官庁の中の官庁」といわれる財務省の人権意識がこの程度であれば政権全体のそれも推して知るべしだ》。
 《財務省の人権意識》…行政府の長は歴史修正主義者、財務相からしてウルトラ差別主義者なんですもの…。

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/239198

[大弦小弦]どうみても脅しや威圧としか思えない…
2018年4月18日 07:49 セクハラ 財務省 赤嶺由紀子

 どうみても脅しや威圧としか思えない。福田淳一財務事務次官が複数の女性記者に露骨な性的表現を度々使ったとされるセクハラ疑惑を巡って、調査に乗り出した財務省の手法のことだ

▼疑惑を解明する調査として、同省記者クラブ加盟社の女性記者に「協力」を求めた。セクハラを受けた人に、名乗り出て話してという乱暴な「お願い」は時代錯誤も甚だしい。しかも、調査の委託先は財務省の顧問弁護士ら

▼取材源の秘匿に関わり、被害者側の仕事をさらけ出すことにもつながりかねない。財務省側は、名乗り出ないだろうと高をくくってはいないか。出てこないと見越してうやむやにできるとみているのではないか

▼福田氏はセクハラを否定する一方、「女性が接客する店」では、言葉遊びを楽しむこともあると言う。店ならいいという認識は、そもそもセクハラへの意識の低さ、差別意識の表れともいえる

▼財務省の事務方トップの公僕がこれでは、政府が掲げる「女性が輝く社会の実現」も説得力はない。中立な視点で「(うみ)を出す」作業を急ぐべきだ

▼ことしのピュリツァー賞に選ばれたのは、ハリウッド映画界の大物プロデューサーによるセクハラ疑惑を追及した報道。表面化しづらい被害体験を証言する動きにもつながっている。人権侵害を許さない国の姿勢が問われている。(赤嶺由紀子
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http://lite-ra.com/2018/04/post-3957.html

セクハラ次官の「人権」持ち出しかばった麻生太郎財相が「女性に参政権を与えたのが失敗」…他にも女性蔑視発言連発!
2018.04.17

      (自由民主党HPより)

 財務省が、福田淳一事務次官のセクハラ問題について、被害者である女性に名乗り出ろと恫喝するようなあり得ないコメントを発表し、大きな批判を浴びている。おおよそ近代民主主義国家の官公庁とは思えない人権意識のなさには、唖然とさせられたが、その親分である麻生太郎財務相もまったく反省の様子はなく、きょうも記者団の取材に対し「女性が名乗り出なければ事実の解明は難しい」などと強弁。あげく「財務省の顧問弁護士による調査は公平性に欠けるのでは」「セクハラと名乗り出にくいのでは」などと問われると、逆ギレしてこう述べたのだ。

   「こちら側も言われている人の立場も考えないと。
    福田の人権はなしってわけですか」

 被害者女性の人権など一顧だにせずに、セクハラ・パワハラ加害者である日本の官僚トップの人権を考えろなどと言うのだから、その“人権感覚”には呆れ果てるしかない

 しかし、それもある意味、当然かもしれない。というのも、麻生財務相は男社会・永田町のなかでも、群を抜いた女性差別主義者だからだ。いまネット上では「FRaU」(講談社)2008年5月号に掲載された麻生氏の「仕事ができるということをアピールしすぎ」といった発言が女性蔑視的だと話題になっているのだが、この政治家の「女性の人権否定」はそんなレベルではない

 たとえば2006年の講演会で、女性の性被害についてこんな発言をしている。

   「夜、日比谷公園で女が一人で歩いている。考えられない。
    しかもそこそこの顔をしているやつでも襲われない。
    この国はやたら治安が良いんだ」

 いったいどこからツッコめばいいのかと言いたくなるが、ようは、女性が夜に一人で歩いていたら襲われても当然、顔がいい女性ほど襲われる、と言っているようなもの。これでは、福田次官のセクハラなどセクハラのうちじゃないくらいに思っていても不思議ではない。あれだけ決定的な証拠を突きつけられても更迭しないのも、結局は性暴力やセクハラに対する問題意識が根本的に欠如ているからなのだろう。


「子ども2人は最低限の義務」「婦人に参政権を与えたのが最大の失敗」

 また2009年には国会で「私は43で結婚してちゃんと子どもが2人いましたから、一応最低限の義務は果たしたことになるのかもしれない」と、“子どもは2人産むのが義務”と発言。その後撤回したが、「女性は子どもを産む機械」(柳澤伯夫)同様、女は子を産んで当然だと考えていることがありありとわかる。

 そして極めつけはこの発言だろう。

   「東京で美濃部革新都政が誕生したのは婦人が美濃部スマイルに
    投票したのであって、婦人に参政権を与えたのが最大の失敗だった」

 1983年の高知県議選の応援演説で言い放ったひと言だが、「女性に参政権を与えたのが失敗」って、麻生氏の本音がいかなるものか実によくわかる。「与えた」という上から目線もいかにも麻生氏らしく「お前に与えてもらったわけではない」というのは声を大にして言っておきたいが、ようするに「女性に人権などいらない」と言っているのだ。

 このような人権感覚でよく「福田の人権はなしってわけですか」などと言えるものだと思うが、これも安倍政権お得意の詐術だ。自分たち権力が追及を受けたときだけ人権をもち出す、例のアレである。

 先日本サイトでは、安倍首相が「左翼は人権侵害が平気」と述べた発言を紹介したが、連中はこういうときだけ自分たちの人権をがなりたてながら弱者の人権を踏みにじるような政策や発言をくり返してきたのだ。

 とくに麻生は、女性だけでなく、高齢者、難民、病人などあらゆる弱者の人権を踏みにじる発言をくり返している。こんな連中にこれ以上政権を任せていたら、人権も利権もオトモダチだけのもので、「下々の者に人権を与えたのが最大の失敗だったと言い出すのも時間の問題だろう。

(編集部)
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●「だが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた相当情けない国家」(阿部岳さん)だなんて、哀し過ぎる

2018年04月22日 00時00分33秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



沖縄タイムスの阿部岳さんによるコラム【[大弦小弦]首に縄をかけられ、フセイン元大統領の像が引き倒される…】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/234440)。
ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/世界から「粉飾民主主義国家」】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804090000221.html)。

 《重要書類をまともに扱えず、探せという指示すらきちんと伝わらない。こんな政府が、大量の兵器を抱えていることが恐ろしい》。
 《★無論、現在も含めて改ざんや隠蔽、粉飾データを使い続けている国はあるだろう。しかし民主主義の充実とともに、そういった方法で先進国に近づこうという考えは消えていくだが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた相当情けない国家なのではないか》。

 《そして世界からの我が国に対しての評価やレッテルは粉飾民主主義国家ということになろう》…恥ずかし過ぎる。《だが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた相当情けない国家なのではないか》…あぁ、情けない。

   『●自衛隊PKO日報問題…「森友捜査ツブシ」選挙の
        ドサクサに紛れて人治主義国家ニッポンの人事考査が再び
    《タイミングを考えれば、陸自内日報データをめぐる対応について
     安倍首相と相談していたと見るのが自然だろう。
       いや、それ以前から、黒江事務次官は安倍首相に指示が求めていた
     可能性も否めない。そもそも、日報問題でもっとも重要なのは、
     南スーダンへの安保法に基づく駆けつけ警護の任務を付与した
     PKO派遣に際して、日報に「戦闘」状態にあることを裏付ける
     “不都合”な記述があったために、組織的に隠蔽が行われた
     のではないかということだ》

   『●「粉飾された「美しい国」」…
     「「夫人、ひいては首相の顔をつぶすわけにはいかない」という恐怖政治」

    「「粉飾された美しい国」…「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」を
     引き金に公文書「書き換え」という名の「捏造」=犯罪がまかり通る、
     「「夫人、ひいては首相の顔をつぶすわけにはいかない」という恐怖政治」な
     ニッポン、恥ずかしき「非文明的な国」」

 《“不都合”な記述…組織的に隠蔽》…。小泉純一郎氏やアベ様らが唱えた「非戦闘地域」の惨状は、南スーダンやイラクの日報を隠蔽・改竄・破棄してまで、隠したかったことだ。PKOなどと呼べる状況ではなく、そこに居るべきではなかった自衛隊のすぐ側に、「戦闘」が在ったことを示していたはずだ。事実、PTSDによる、多数の自衛隊員の自殺者が出たと言う。イラクや南スーダンPKOの「実態」を、アベ様や稲田朋美元防衛相が公開できる訳がない。「戦闘」が明らかになっていれば、戦争法や「新安保法に基づく「駆け付け警護」の新任務」の自衛隊への付与など、議論の根底から吹き飛んでいたはずだ。遅くはない、直ぐに出来ることはあるはず。

   『●高畑勲監督…「『火垂るの墓』…どれだけの人が戦争の悲惨さを知り
                  …反戦映画の枠を超える名作になった」

   『●高畑勲監督「「人を殺したくない」という気持ちこそ」…
          日本の「侵略戦争」と「加害責任」を問うテーマは…

 モリカケ問題をはじめとして、「数多」の首相案件・アベ様御夫妻案件での様々な犯罪。データの改竄や文書の改竄・隠蔽・破棄。斎藤貴男さんは、《明白な事実や数字を権力者が都合のいいように変え、信じ込ませようとする》社会に…と。人治主義国家、「非文明的な国」、「粉飾民主主義国家

   『●ニッポンは民主主義国家? 《明白な事実や数字を
         権力者が都合のいいように変え、信じ込ませようと》…
    「【論壇時評「思考を奪う言葉の操作」中島岳志】…《言葉が書き換えられ、
     消去されるという事態》…ニッポンは民主主義国家なのか?」
    「ジョージ・オーウェルの小説『1984年』の《ディストピア(反ユートピア)》
     …そして、「ビッグ・ブラザー」。ニッポンではとっくに、斎藤貴男さんの言う
     《明白な事実や数字を権力者が都合のいいように変え、
     信じ込ませようとする》社会に」

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http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/234440

[大弦小弦]首に縄をかけられ、フセイン元大統領の像が引き倒される…
2018年4月9日 07:44 阿部岳

 首に縄をかけられ、フセイン元大統領の像が引き倒される。イラク戦争を象徴する場面。名護市の稲葉博さん(67)は15年前の9日、バグダッドの広場にいた

▼突然、隊列を組んだ市民約20人が現れた。米軍の侵攻を歓迎し、一緒に像を倒す。「あんなのやらせですよ」。実際、駐留米軍は歓迎どころか攻撃の対象になり泥沼にはまった

▼稲葉さんは戦争を阻止する「人間の盾」になろうと現地入りした。ミサイルが頭上を飛び、米兵に銃を向けられ、トラックに山積みの遺体を見た

▼2014年、たまたま訪れた沖縄が米軍のイラクへの出撃拠点だったことを知る。「日本も沖縄も加害者だった」。ちょうど辺野古新基地の建設が始まり、「また同じことが起きる」と、反対運動に加わった。そのさなかに罪に問われ、一審有罪判決を受け控訴している。身をもって戦争を体験した稲葉さんの総括は続く

▼一方、開戦を全面支持し、後に自衛隊を派遣した日本政府。イラクに大量破壊兵器なかった米英の指導者が誤りを認めた後も押し黙ったまま

▼政治家が都合の悪い事実に目をつぶる。自衛隊は意向をくむかのように現地部隊の日報を隠蔽(いんぺい)していた。重要書類をまともに扱えず、探せという指示すらきちんと伝わらない。こんな政府が、大量の兵器を抱えていることが恐ろしい。(阿部岳
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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804090000221.html

政界地獄耳
2018年4月9日9時27分
世界から「粉飾民主主義国家」

 ★森友学園の疑惑は、公文書改ざんの全容がおぼろげながら見えてきそうだが、実態は財務省理財局と国交省航空局を軸とした両省の疑惑と言えそうだ。防衛省の日誌隠蔽(いんぺい)シビリアンコントロールの視点から見ても現場を掌握できていない大臣と幹部たちの責任は重い。いずれも国民には見せられない資料やデータは隠すか破棄するか、いや破棄したことにして隠し通すが日常的にまかり通っているという実態があぶり出された。

 ★厚労省のデータ改ざんにしても国民や国会議員をだましてでも省益や国益につながるものがあるという発想が中央官庁に根強いということだろう。そうだとすれば首相・安倍晋三が繰り出す好景気を象徴するアベノミクス成功、または効果があることがうかがえる数値やデータの数々もこれ本物ですかと疑ってみることが必要になる。OECDや国連加盟国でのさまざまな“国家の作成したデータに基づく”我が国の序列にさえ変化が出てくるのではなかろうか。そして世界からの我が国に対しての評価やレッテルは粉飾民主主義国家ということになろう。

 ★無論、現在も含めて改ざんや隠蔽、粉飾データを使い続けている国はあるだろう。しかし民主主義の充実とともに、そういった方法で先進国に近づこうという考えは消えていくだが我が国は成熟国家になってから粉飾を始めた相当情けない国家なのではないか。実行犯である官僚、それをつかさどるべき政治家。いずれの劣化も相当ひどい。またそれを問題ないとかこの程度のこととうそぶく政治家や国民も相当まひがひどいといえる。防衛省は第1次安倍政権時代の07年に防衛庁から昇格した。やはりまだ早すぎたのかもしれない。今回の日報隠蔽は相当の人事的処分の覚悟が必要だが、内閣府防衛庁への組織降格も本気で考える必要もあるかもしれない。(K)※敬称略
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●アベ様御夫妻案件噴出…「敵か味方か、贔屓するか排除するか、好きか嫌いか分けたがる」首相の情けなさ

2018年04月20日 00時00分03秒 | Weblog

[※ 「こんな人たち」 報道特集(2017年7月8日)↑]



週刊朝日のコラム【室井佑月「もう嫌、一日も早く」】(https://dot.asahi.com/wa/2018041200061.html)。

 《裁判の過程で物事が明らかになっていくという話は、やっぱり誰かが疑問を挟まないといけなかったんだと思う。そのまま流していたら、森友問題の収束を狙った誘導と思われかねない…一日も早く、彼は過去の人となって、その話題が毎日、出てこない世の中になってほしい》。

 《もう嫌、一日も早く》…ほんとうに、そう。第二次アベ様政権発足以来、ず~っと、ウンザリしている。《一日も早く、彼は過去の人となって、その話題が毎日、出てこない世の中になってほしい》…待ち遠しいなぁ。毎日毎日、クビを長くして待っていたのに、あの「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」からでさへ、1年以上が経過してしまいました。1日も早く、大見得・啖呵が有言実行されないでしょうかねぇ。
 《アメリカは正しいと決めていて、周辺のアジア諸国は敵認定選挙前に出演するテレビ番組も好き嫌いで選び、読売新聞と産経は好き、朝日と東京と毎日は嫌い》…あぁ、情けないニッポンのリーダー。

   『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
                「2017年1月20日まで…知らなかった」?

   『●首相案件…「もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。
                     …それほど怖い人なのか?」(室井佑月)


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https://dot.asahi.com/wa/2018041200061.html

室井佑月もう嫌、一日も早く
連載「しがみつく女」
室井佑月 2018.4.13 11:30 週刊朝日 #安倍政権 #森友問題

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中


 森友問題で揺れる安倍政権。作家・室井佑月氏は、安倍首相が大好きか、大嫌いかで“分断”されてしまった状況が「かなりきつい」と指摘する。

【この記事のイラストはこちら】
https://dot.asahi.com/print_image/index.html?photo=2018041200061_2
イラスト・小田原ドラゴン

*  *  *

 出演しているワイドショーで、共演者に叱られた。番組では、森友問題、証人喚問を受けた佐川氏が起訴されるかされないか、起訴されるとしたら、その裁判の過程で明らかになっていく、という話題を扱った。

 あたしはこの流れに違和感を持った。

 だって、森友問題で、佐川さんは、疑惑の中のひとつのパーツにすぎない。

 公文書の扱いに関しては具体的なことがわかるかもしれないが、佐川さんが自分のところで食い止めるんだ、そう腹をくくったら、動機の部分は正直にいわなくてもいいんじゃないか。

 佐川さんが起訴されたとしても、国民の多くが知りたい、なぜそんなことをしたという部分は出てこないかも

 だからあたしは、ほかの方法もないのか、たとえば野党がいってる国政調査権とか、そう口にした。

 そしたら共演者に、今回は検察を軸に話を進めているので進行を妨げるな、個人的な疑問を挟むな、と叱られた。普段、その人は親切な良い人だから、あたしはその場ですみませんと謝った。

 しかし、時間が経つにつれ、もやもや感が大きくなる。

 裁判の過程で物事が明らかになっていくという話は、やっぱり誰かが疑問を挟まないといけなかったんだと思う。そのまま流していたら、森友問題の収束を狙った誘導と思われかねない。

 安倍政権になってから、世の中がギスギスしている

 右か左か、高所得か低所得か、若者か高齢か……世の中の分断が、加速しているみたいだ。

 安倍さん以前からそういうことはあったかもしれないが、もっとふんわりとしたオブラートに包まれたようなものだった。

 もう嫌だ、こういうの

 というようなことをいうと、それ、安倍政権とは関係ないんじゃ……、すべて安倍さんのせいかよ、という人もいるだろう。

 でも、あたしは関係ないとは思えないのだ。安倍さん自身がそういう人じゃん国内の身近な人にも、外国との付き合い方も、敵か味方か、贔屓するか排除するか、好きか嫌いか分けたがる

 アメリカは正しいと決めていて、周辺のアジア諸国は敵認定

 選挙前に出演するテレビ番組も好き嫌いで選び、読売新聞と産経は好き、朝日と東京と毎日は嫌い

 いいや、それぞれの新聞社の中でも、安倍擁護派と反発派で真っ二つに分かれ、揉めていると聞いた。

 なぜそうなるのか?

 安倍さんが、これだけ長く首相をつづけられたのは、運も才能のうち、たしかに彼に強烈なカリスマ性みたいなものがあるんだと思う。

 だからこそ、彼が大好きなのか、大嫌いなのかということでも、我々は分断された。

 その分断が、かなりきつい。

 一日も早く、彼は過去の人となって、その話題が毎日、出てこない世の中になってほしい

※週刊朝日 2018年4月13日
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●首相案件…「もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。…それほど怖い人なのか?」(室井佑月)

2018年04月19日 00時00分54秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



日刊ゲンダイのコラム【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/「首相案件」否定の柳瀬氏…証人喚問に立った佐川氏みたい】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/227047)。
同じく、コラム【高橋乗宣 日本経済一歩先の真相/1強支配に終止符を 不祥事連発の安倍政権が居直る閉塞感】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227018)。

 《朝日新聞のスクープとは、愛媛県や今治市の職員、加計学園幹部が2015年4月2日に首相官邸で、当時の柳瀬首相秘書官と会談した際、県が作成したとされる記録文書について。その文書には真っ先に「本件は、首相案件となっており……」と書かれてやんの》。
 《口裏合わせの3日前に、安倍首相は「私や妻が払い下げに関係していれば、首相も議員も辞める」と国会で豪語。やはり、この首相答弁が役人たちを「忖度」へと突き動かしたのではないか》。

 カケ問題、柳瀬唯夫首相秘書官殿は、早く「記憶を取り戻」した方がよくない? 証人喚問でもウソの上塗りをするつもり?、…息吐く様にウソをつく行政府の長を庇うために。

  『●加計学園を巡る「狸賽」イカサマ話…「悪巧み」しておいて
                 「2017年1月20日まで…知らなかった」?

    「《記憶の限りでは、愛媛県や今治市の方にお会いしたことはない》…
     記憶の限りでは、会っていない、だって? 会ってるじゃん。やはり
     《首相案件》だった訳ね。《記憶の限界に挑んで》下さいな。
     早く思い出せばよかったのにね、柳瀬唯夫首相秘書官殿。
     証人喚問では、佐川宣寿・財務省前理財局長のような
     《刑事訴追の恐れ》という言い訳はできませんょ。」

 リテラの記事【これが「首相案件」の始まりだった? 柳瀬唯夫首相秘書官が、安倍首相、加計理事長と一緒にゴルフに興じた日】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3945.html)によると、《「4月からすでに開校しているという事実もある」 開校しているから不正はないって何を言っているのだろう無理やり開校させたのはあんたじゃないか。…安倍首相と官邸スタッフ勢揃いのゴルフに加計理事長がなぜか参加…じつは、201356柳瀬首相秘書官、加計理事長、安倍首相がともにゴルフに興じているのである》。
 《2015年4月2日》どころか、《2013年5月6日》に《柳瀬首相秘書官、加計理事長、安倍首相がともにゴルフに興じ》ていました。一方、アベ様曰く「2017年1月20日まで、オトモダチの関与を知らなかった」…どう説明するつもり? 「首相案件」・アベ様御夫妻案件であることは明白。
 いったい何時になったら、「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」…《妻や私、事務所が関係していたら総理も国会議員も辞める》と高らかに大見得・啖呵をきられた記念すべき日なわけですが、それを有言実行してくれるの? 

   『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
                         …五日後の「秘密会議」に太田充氏も

 一方、森友問題は…すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まりました。太田充氏も参加していたことがバレた、五日後の「2017年2月22日」の「秘密会議」。佐川宣寿(当時)理財局長共々、最低の官房長官とな~にを話したんでしょうね、興味津々。
 噴出する首相案件・アベ様御夫妻案件…《「すぐ分かるウソをついてまで何を守ろうとしたのか》? 《もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。…それほど怖い人なのか?》。

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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/geino/227047

室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
「首相案件」否定の柳瀬氏…証人喚問に立った佐川氏みたい
2018年4月13日

     (元首相秘書官の柳瀬唯夫・経済産業審議官(C)日刊ゲンダイ)

   「国会でも答弁していますとおり、当時私は、総理秘書官として、
    日々多くの方々にお会いしていましたが、自分の記憶の限りでは
    愛媛県や今治市の方にお会いしたことはありません
    (柳瀬唯夫経済産業審議官・元首相秘書官)

 これは10日付の朝日新聞のスクープに関して、柳瀬氏が出したコメント。

 朝日新聞のスクープとは、愛媛県や今治市の職員、加計学園幹部が2015年4月2日に首相官邸で、当時の柳瀬首相秘書官と会談した際、県が作成したとされる記録文書について。

 その文書には真っ先に本件は、首相案件となっており……」と書かれてやんの。

 国会で追及され、会ったことさえ否定していたくせに

 いいや、まだ否定してんのか。ただ、否定に言い訳を混ぜておる。

 冒頭のコメントを分かりやすくすると、

   「当時はなにしろ毎日たくさんの人と会ってたから……。
    愛媛県や今治市の人とは、たぶん会ってないような…
    …うーん、自分の記憶によるとそう

 でも、柳瀬氏のコメントは、最後にこう締めくくっているんだよね。

   「したがって、報道にありますように、私が外部の方に対して、
    この案件が首相案件になっているといった具体的な話を
    することはあり得ません」

 首相案件という部分だけはしっかり否定。なんだか、森友問題で証人喚問に立った佐川氏みたい

 ほんとに似ている。佐川氏が国会で嘘をつき出したのは、国会で安倍首相が、「私や妻が関わっていたら、総理も議員も辞める」と発言してから。

 一方、こちらも、加計学園理事長の加計孝太郎氏と安倍さんは腹心の友で、行政を歪めてまで獣医学部を新設したといわれているが、安倍さんはわたしの意向は入りようがないそう国会で言い切っちゃったから

 もうバレバレですよ。いつまでかばうの、あんな人。……それほど怖い人なのか?
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https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/227018

高橋乗宣
日本経済一歩先の真相
1強支配に終止符を 不祥事連発の安倍政権が居直る閉塞感
2018年4月13日

     (退陣する気などさらさらない(C)日刊ゲンダイ)

 森友学園への国有地格安払い下げを巡り、財務省が学園側への口裏合わせの依頼を認めた。昨年2月20日に理財局の職員が地中ごみの撤去について、学園側の弁護士に「撤去費が相当かかった気がする。トラック何千台も走った気がする虚偽の説明をするよう持ちかけたというのだ。

 当日の国会で佐川宣寿前理財局長は必要な廃棄物の撤去は適切に行ったと答弁。太田充理財局長は、この答弁と整合性をとろうとしたために要請したと説明したが、実際に「トラック数千台」が走っていなければ、こんなウソは即座にばれる

 太田局長は「大変恥ずかしいことで、申し訳ない」と深々と頭を下げたが、謝って済む問題ではない。佐川前局長も口裏合わせを持ちかけた職員も「すぐ分かるウソをついてまで何を守ろうとしたのか。その真相解明が重要だ。

 口裏合わせの3日前に、安倍首相は「私や妻が払い下げに関係していれば、首相も議員も辞める」と国会で豪語。やはり、この首相答弁が役人たちを「忖度」へと突き動かしたのではないか。

 財務省の森友文書の改ざんも、政権に都合の悪い部分がかき消された。自衛隊のイラク派遣時の日報が見つかったのは昨年3月。南スーダンPKOの日報隠蔽で国会が騒然としていた時期と重なる。1年以上もひた隠しにしたのも、ダブル隠蔽が与える政権へのダメージを回避しようとした役人の忖度とみられても仕方がない。

 今や国民全体の奉仕者であるべき役人がお上のご意向」ばかりうかがう。そのためなら、公文書をずさんに扱い、改ざんまでやってのける。三権分立を否定する忖度行政は許しがたい

 この状況を生み出したのは、どう考えても内閣人事局の弊害だ。官邸が人事権を掌握し、役人の昇進と降格を管理することで国民でなく、自分たちの奉仕者へと変化させた

 その力で政権の方針や政策に役人たちを従わせるのなら、まだましだが、この政権はお友だちびいきの自己利益のために人事権を乱用する。個人的な「悪巧み」を隠すため、役人に見て見ぬふりを無理強いしているかのようだ

 どの世論調査でも内閣支持率は下がっているが、安倍首相たちは退陣する気などさらさらない。自民党内も安倍1強支配が続き、首相のイスから引きずり降ろす動きも見られないかくして不祥事連発のトンデモ政権がふんぞり返って居直っていられるのだ

 実にもどかしい政治の閉塞感を打ち破るためにも、自民党内から野党と連携し、安倍1強支配を終焉させる勢力が現れないものか。秋の自民党総裁選を待たずに「安倍降ろし」が吹き荒れることを期待したい。
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●「新聞をお読みにはならない」財務相: 切り離し不可の「頭」…「責任」なんて言葉はそのオツムには無し

2018年04月11日 00時00分52秒 | Weblog


東京新聞の社説【麻生財務相発言 このレベルの大臣では】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018033102000166.html)。
久田将義責任編集TABLO』(http://tablo.jp/)の記事【青木理・連載『逆張りの思想』第五回/森友問題・麻生太郎財務相の「謝罪会見」なのに謝罪する気、永遠のゼロ】(http://tablo.jp/serialization/aoki/news003085.html)。

 《麻生太郎財務相が「森友の方がTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」と述べた問題は、これまで多々ある暴言の域を超えている。改ざん事件の責任をとり身を引いたらどうか》。
 《「シモジモのみなさん、わたくしがヨシダシゲルのマゴのアソウタロウであります」…麻生氏は首相らと同様政治を3代世襲する"由緒正しきお家柄"。シモジモの我々としては、チンケな企業や役所のトップとは違うのだと拝察し、ありがたく戴くしかないということか。まるで封建時代みたいな話だが》。

   『●確信犯なナチス擁護…ウルトラ差別主義者・麻生太郎殿の
            その体質は野中広務氏による大叱責でも変わらず

 《…締結…ペルー…日本の新聞には一行も載っていなかった…》というデマ三連発な赤っ恥。《断固反対》だったはずのTPPの方が大事なんていう御方。《由緒正しき…》ウルトラ差別主義者。人としての《レベル》は最低。
 財務相は、切り離してはいけない「」「御頭」、でも「責任」なんて言葉はそのオツムには無し

   『●「「トカゲのシッポ切り」ではなく、「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
                          佐川事件でなくアベ様御夫妻案件

 そして、もう一つの切り離してはいけない「」であるアベ様ときたら…。
 東京新聞の記事【改ざん念頭?「高い倫理観持て」 首相、新人官僚に訓示】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201804/CK2018040402000256.html)によると、《新人官僚約七百五十人を前に訓示し「国民の信頼を得、負託に応えるべく高い倫理観の下、細心の心持ちで仕事に臨んでほしい」と呼び掛けた。学校法人「森友学園」に関する公文書改ざんや、陸上自衛隊イラク派遣部隊の日報が発見された問題を念頭に置いた発言とみられる》…。
 《倫理観》って、あなた…もはやマンガだね

   『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって
           「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?
   『●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった
                  …五日後の「秘密会議」に太田充氏も


 最低の官房長官殿は、行政府の長に加えて、《民主主義システムの破壊行為》財務省の責任者にも地位に恋々としがみつく」な~、と罵声を浴びせないのだろうか?
 《改ざん事件の責任をとり身を引いたらどうか》《地位に恋々とせず、国民のために潔く、速やかに辞任したらどうなのか》…適切な主張の東京新聞、そのコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2018040202000131.html)によると、《ただ、その大臣にも新聞を読む習慣を身に付けていただきたい一心から引用した。もちろん、麻生太郎財務相である▼「森友の方がTPPより重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」。先週の国会答弁で、的外れな新聞批判を展開して大恥をかいた。財務省は森友をめぐる文書改ざんを行った当事者である。その最高責任者反省どころか報道に責任を転嫁するとはあきれるばかりである▼しかも、まともに新聞を読まないで報道批判をしているらしい。今からでも遅くない。新聞で「反省」「責任」「言語道断」の正しい意味ぐらいはぜひとも理解していただきたい▼そんなに手厳しいことを書いても大丈夫かって。心配はないと思う。どう勧めても、その大臣は新聞をお読みにはならない》。

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2018033102000166.html

【社説】
麻生財務相発言 このレベルの大臣では
2018年3月31日

 麻生太郎財務相が「森友の方がTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」と述べた問題は、これまで多々ある暴言の域を超えている。改ざん事件の責任をとり身を引いたらどうか

 国のトップ官庁で公文書改ざんという前代未聞の不正を許した大臣としての責任をみじんも感じていないかのような傲慢(ごうまん)である。

 事実誤認に基づく氏の発言は毎度のことだが、当事者意識を全く忘れ、報道機関をおとしめるような暴言は看過できない。

 麻生氏は二十九日の参院財政金融委員会で、学校法人「森友学園」をめぐる新聞の報道姿勢に不満をまくしたてた。

 米国を除く十一カ国による環太平洋連携協定(TPP11)が八日に署名されたことについてのやりとりの中で、麻生氏は「日本の指導力で、間違いなく、締結された」と強調。「茂木大臣がゼロ泊四日でペルーを往復しておりましたけど、日本の新聞には一行も載っていなかった」と発言した。

 続けて「みんな森友の方がTPP11より重大だと考えているのが日本の新聞のレベル」と述べた。

 しかし、茂木敏充経済再生担当相が出席した署名式の開催地は、ペルーでなくチリである。署名式の記事は、本紙を含め大手各紙が九日付夕刊や翌十日付朝刊で詳しく報じている

 三十日の同委員会で批判が相次ぐと、麻生氏は「森友に関し、公文書を書き換える話は誠にゆゆしきことで遺憾の極み。軽んじているつもりは全くない」「森友と比較したのがけしからんという点については謝罪させていただきたい」と釈明に追われた。

 だが、釈明すれば済む問題ではない。公文書を改ざんし、国会で虚偽答弁を繰り返したことはTPP11と同じく重大事である。

 「新聞が一行も報じていない」といった虚偽ポスト真実)を平気で多用たり、TPP11に比べ大したニュースでもない森友問題を報じ続ける新聞の方がおかしいといった印象操作を繰り返す

 「ナチスの手法に学べばいい」と発言したこともあるように、国民は簡単にだますことができる、政治家は国民をだましてもいいと考えているのではないか。国民の納める税金を差配する要職を任せるには、とても値しない

 「平成の政治史に残る事件」(自民党の小泉進次郎筆頭副幹事長)である。地位に恋々とせず、国民のために潔く、速やかに辞任したらどうなのか。
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http://tablo.jp/serialization/aoki/news003085.html

青木理 「逆張りの思想」
森友問題・麻生太郎財務相の「謝罪会見」なのに謝罪する気、永遠のゼロ青木理
2018年04月03日 森友問題 謝罪会見 財務省 青木理 麻生太郎

 以前から、この国の「謝罪会見」には違和感を覚えていた。さまざまな企業にせよ、役所や警察といった公的組織にせよ、不祥事を起こした際の「謝罪会見」は判で押したようにほぼ同じ。

 まず、社長や幹部らトップ陣が会見場に現れ、あらかじめ準備した謝罪文を読みあげたりしたあと、揃って立ちあがり「大変申し訳ありませんでした」と言って深々と頭を下げる。その瞬間、カメラのフラッシュが一斉に光り、翌日の新聞やテレビにはその場面が大きく報じられる。以上、終わり。

 中にはいきなり土下座したり、号泣したり、そんな例もなくはないが、普通の組織ならばほぼ相似形。本当に謝罪するつもりがあるのか、心から謝罪しているのか、とりあえずはやらないと許されない儀式と化しているみたいで、それを当然のことのように報じるメディアの側も含め、なんだか不思議な日本的光景だと感じていた。

 その違和感を見事に打ち破ったのが、財務相兼副総理の麻生太郎氏である。

 あらためて記すまでもなく、首相や首相の妻の関与がささやかれる森友学園問題をめぐり、財務省が犯した公文書改竄(かいざん)前代未聞の犯罪的行為国権の最高機関たる国会=立法府を改竄文書で欺くのは、行政府に対する立法府のチェック機能を根本から蝕み、後世に伝えるべき歴史まで捻じ曲げる民主主義システムの破壊行為でもある。

 そんな所業に手を染めた財務省の動機や改竄の真相はいまなお不明だが、財務相である麻生氏はまごうことなき責任者仮に改竄を指示していたにせよ、指示も関与もしていなかったにせよ、まったく知らなかったとしても監督責任は免れないのだから、本来は行政府の長である首相ともども辞任するのが筋だと僕は思うが、麻生氏にそんな気はさらさらないらしい。

 もちろん、「謝罪会見」は開いた。一応は「謝罪」も口にした。それは財務省が改竄を認めて国会に報告した3月12日のこと。ただ、正式な会見ではなく、メディア業界では「ぶら下がり」などと呼ばれる即席の会見だった。

 冒頭、事務方が用意したらしき文書を読みあげた麻生氏は、「極めてゆゆしきことなのであって、誠に遺憾、私としても深くお詫びを申しあげる次第です」と語った。だがその瞬間、頭は1ミリたりとも下げず。いや、会見の間中、1度たりとも頭は下げず。しかもすべての責任は理財局以下の部下にあると断言し、あるメディアの記者が質問をいくつか重ねると、こんなことまで口走って会見を仕切りだす始末。

   「1度も2度も質問せず、もうちょっと分散してくれねえかな」

 皮肉を込めて書くのだが、唖然とするほどに見事。すべての責任を部下に押しつけ、心から謝る気など永遠のゼロ。そればかりか、つい先日の国会では、こんなことまで言いだした。

   「(TPP11が)日本の指導力で締結された。こないだ茂木大臣が
    0泊4日でペルーを往復したが、日本の新聞には1行も載っていなかった
   「日本の新聞のレベルはこんなもんだなって経済部のヤツにボロカス言った」
   「みんな森友の方がTPP11より重大だと考えてるのが
    日本の新聞のレベル。政治部ならともかく経済部もこれかと、
    おちょくりにおちょくり倒した記憶があります」

 これもまた、見事なほどむき出しの本音。しかもこれ、報じられているように、なにからなにまで間違いだらけ。TPP11はまだ「署名」段階だし、その署名地は「チリ」だし、この件は各紙とも「大きく」報じている

 つくづく思うのだが、不祥事を起こした民間企業のトップが同じような態度を会見などでとればメディアや世論の総バッシングを浴び、下手をすればその企業は潰れてしまうだろう。しかし、麻生氏はいまも財務相の座にあり、大した批判も浴びていない。判で押したような「謝罪会見」にも違和感を覚えるが、これほどの開き直りと傲岸不遜な振る舞いが許されるのは、いったいなぜなのか

 既知の政治記者たちに尋ねてみると、これまた口を揃えて「あれが麻生さんのパーソナリティだから」と語る。ある政治記者は「生粋の名家育ちの麻生さんは、頭を下げて謝ったことがないんでしょう。頭は下げるためにあるんじゃなく、帽子をのっけるためにあると思ってるんじゃないですか」と言って笑う。

 そういえば少し前、自民党で幹事長などを務めた山崎拓氏にインタビューした際のことを思い出す。麻生氏と同じ福岡出身の山崎氏によれば、麻生氏はかつて初出馬した際、街頭演説で聴衆に向かってこう言い放ったという。

   シモジモのみなさん、わたくしがヨシダシゲルのマゴのアソウタロウであります

 この逸話を明かして苦笑した山崎氏は、県議あがりのたたき上げ政治家だが、対する麻生氏は首相らと同様政治を3代世襲する"由緒正しきお家柄"。シモジモの我々としては、チンケな企業や役所のトップとは違うのだと拝察し、ありがたく戴くしかないということか。まるで封建時代みたいな話だが。(青木理・連載『逆張りの思想』第五回)
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●すべては「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」に始まった…五日後の「秘密会議」に太田充氏も

2018年04月10日 00時00分29秒 | Weblog

[※ 自公選挙公約「子育て…」小躍りするアベ様日刊ゲンダイ(2017年12月19日)↑]



ニッカンスポーツのコラム【政界地獄耳/モンスター官庁つくったのも安倍】(https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804060000268.html)。

 《★すべて昨年2月17日であることが分かってきた。同日の衆院予算委員会。民進党衆院議員・福島伸享が質問に立ち、…とただした。 ★「適正な価格で売っている」が佐川の答弁だった。また同日、首相・安倍晋三はあの名せりふ…》。

 つまり、その日は…「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」。《妻や私、事務所が関係していたら総理も国会議員も辞める》と高らかに大見得・啖呵をきられた記念すべき日。昭恵様だけでなく、「事務所」も含めて、です。やはり、《すべて昨年2月17日である》ことが、明らかになってきました。

   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」からの 
         この1年間の無駄…泥縄で有耶無耶にするつもり?
   『●「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」が
        公文書「書き換え」という名の「捏造」=犯罪の引き金
   『●アベ様の大見得「あまたある」…「数多ある」のはアベ様による
                 息吐く様なウソの数とアベ様御夫妻案件の数

 そして、理財局のキーパーソンは、佐川氏の前任者・迫田英典氏に加えて、太田充・現理財局長であることも分かってきました。国会での更なる追求が必要です。「2017年2月17日はアベ様のタンカ記念日」から五日後の《昨年2月22日》、最低の官房長官と佐川宣寿(当時)理財局長、そして、実はしれっと同席していたことがバレた太田充・現理財局長…《財務省側が報道後初めて森友問題の詳細を説明した場》《“秘密会議”》で、一体、な~にが話し合われたのかな?
 日刊ゲンダイの記事【国会で異様な慌てぶり 太田理財局長が隠した秘密会議同席】(https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/226528)によると、《太田充理財局長が、問題のカギとなる“秘密会議”に出席していたことが発覚…会議が開かれたのは…昨年2月22日。…佐川宣寿理財局長が菅官房長官と面会し、財務省側が報道後初めて森友問題の詳細を説明した場…。…会議の2日前には、国有地値引きの根拠である地中ゴミの撤去工事を巡り、理財局職員が森友側に口裏合わせのウソをつくよう求めていた疑いも浮上…当時の総括審議官は太田局長自身だ。…佐川氏が証人喚問で、前任者から森友案件について引き継がれていなかった旨を証言しましたから、太田氏の方が事情に精通しているはずです。昭恵夫人の名前があった改ざん前の文書の存在を知っていた可能性もあり得ます…太田局長は必死になって“秘密会議への同席を隠していたわけだ。ひょっとして、改ざんの“主犯”は太田局長か》? かなり衝撃的な国会答弁。

   『●「「トカゲのシッポ切り」ではなく、「頭の切り離し」」(森裕子さん)。
                  佐川事件でなくアベ様御夫妻案件

   『●《その(貸し付けの)段階で(昭恵夫人は)名誉校長を引き受けていた》
                      =「関係」…そして、福田会問題

   『●菅義偉・最低の官房長官は、今なぜ、アベ様に向かって
           「地位に恋々としがみつく」とは言わないのですか?

   『●アベ様の大見得「あまたある」…「数多ある」のはアベ様による
                  息吐く様なウソの数とアベ様御夫妻案件の数

 それにしても、アベ様は、なぜ、まだ「恋々」と「議員」でいるのか不思議でならないですね? こんなに《数多》な事件、《あまた》なアベ様御夫妻案件が続々と出てきておきながら。《“秘密会議”》で説明を受けていた最低の官房長官殿は、行政府の長に「地位に恋々としがみつく」な~、と罵声を浴びせないのか?
 リテラの記事【地下鉄出口封鎖、通行阻止…官邸前デモの過剰警備がひどい! 拡大する抗議封じ込めのため官邸が警視庁に圧力か】(http://lite-ra.com/2018/04/post-3932.html)によると、《新たな事実が次々に発覚している森友文書改ざん問題。一昨日にはNHKのスクープにより、安倍首相が「私や妻が関係していたら総理大臣も国会議員も辞める」と答弁した3日後の昨年2月20日、財務省理財局の職員が森友学園に口裏合わせのために嘘の説明を求めていたことがわかったが、さらにその2日後である22日には、菅義偉官房長官が当時の佐川宣寿理財局長や総括審議官だった太田充・現理財局長らを官邸に呼び出し、説明をおこなわせていたこともわかった》

 百万歩譲って、たとえ「詐欺を働く人物」らに騙されていたとしても、たとえ忖度だけだったとしても、《最高責任者は首相だ中央官庁をコントロールできず追い込まれるのも、モンスター官庁をつくったのもその最高責任者だ》。地位に恋々としがみついているのは、一体誰か?

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https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201804060000268.html

政界地獄耳
2018年4月6日9時42分
モンスター官庁つくったのも安倍

 ★すべて昨年2月17日であることが分かってきた。同日の衆院予算委員会。民進党衆院議員・福島伸享が質問に立ち、森友学園の約8億円の値引きの根拠となるゴミの撤去について当時の理財局長・佐川宣寿に対し「ダンプカー4000台分ぐらい」になるはずと指摘。「4000台のダンプカーが行き交いすれば、当然やっていることはわかりますけれども、実際に工事をやったかどうかは確認されておりますか」とただした。

 ★「適正な価格で売っている」が佐川の答弁だった。また同日、首相・安倍晋三はあの名せりふ、「私や妻が関係していたということになれば、まさに私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げておきたい」と啖呵(たんか)をきっている。このゴミの存在を前提に、後日首相は「ゴミがあるんだから8億円の値引きは当然」と野党の質問を退け、勾留中でまだ司法判断の出ていない前森友学園理事長・籠池泰典に「詐欺を働く人物」とし、「こういう人だったから妻はだまされてしまったんだろう」との答弁もしている。

 ★4日のNHKによれば昨年2月20日、つまり予算委員会の3日後、財務省理財局の職員が森友学園に電話で「トラックを何千台も使ってゴミを撤去したと言ってほしいと要求、学園側は「事実と違うのでその説明はできない」とはねつけていたいきさつを大阪地検がつかんでいると報じた。首相の国会答弁も根底から崩れるが、財務省のやりとりを首相が承知していなくとも、首相は「自分も財務省にだまされた」とは言えないだろう。首相の一連の発言は都合のいい部分だけを切り取りそこをテコに弁解の理屈を構築したことになる。防衛省、厚労省、文科省でいろいろな問題が起きているが、その最高責任者は首相だ中央官庁をコントロールできず追い込まれるのも、モンスター官庁をつくったのもその最高責任者だ。(K)※敬称略
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