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●《全国民を勝負師に》…「さすがに六時間で可決させるのは無理だろうな」「だったら、賭けるか」(筆洗)

2016年12月11日 00時00分39秒 | Weblog


東京新聞のコラム【筆洗】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016120402000112.html)。

 《▼「文七元結」の左官屋長兵衛の場合は博打(ばくち)である。腕の良い職人だったが、仲間に誘われ手を出したのが運の尽き。借金まみれとなり、見かねた娘は吉原に身を沈める決意を固める…序盤は切なく身につまされる真面目な人間がふとしたことで転落。誰にでも起こり得る》


   『●「まん延する差別」な、「御持て成し」どころでない
        「うらあり」だったニッポン…「病んだ空気」が蔓延
    「《日本再生の切り札》《全国民を勝負師に
     (©橋下徹元大阪「ト」知事)なカジノ法案について、東京新聞の
     記事【カジノ法案 自民きょうの採決提案 公明は態度保留】
     (http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/CK2016120202000143.html)には、
     《安倍政権は観光客増加による経済成長を期待するが…》と
     あります。《観光客増加》ですって!? 《経済成長》だそうです。
     「軽罪」の間違いか? ギャンブル依存者が増加して、社会は
     「病む」方向に行くのではないですか。
       引用しているコラムは《観光にも大きなダメージを与えかねない
     と言います。とんだ《おもてなし》(表無)をしておいて、とんだ「うらあり
     (裏有)なニッポンだった訳です」

   『●《全国民を勝負師に》…「国民にギャンブルを
      奨励するギャンブル国家の道…憲政史上、由々しき法案」
    《景気は上向かず、アベノミクスの失敗をかわすためか、
     ついに国民にギャンブルを奨励するギャンブル国家の道を、
     言論の府とはいいがたい連中のいいかげんな審議によって
     成立させた憲政史上、由々しき法案となった》

 胴元のカネ儲けのために不幸を量産それに集るアサマシキ政治屋


 あ~あっ、衆院を通過しちゃったょ。あとは、参院が何を言おうとも…。「良識の府」は機能せず、をアベ様らは悪用。
 東京新聞の記事【カジノ法案が衆院通過 民進、自由、社民は退席】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201612/CK2016120602000245.html)によると、《衆院本会議で、自民党と日本維新の会などの賛成多数で可決…維新を除く野党は、衆院内閣委員会での審議が六時間弱と少なかった上、ギャンブル依存症増加への懸念が残るままでの採決に反発。民進、自由、社民三党は採決に加わらず、共産党は反対した》。

 ニッポンの美しい「言論の府」ですね。 《人間を不幸に陥れるばくちで経済成長をという発想自体がゆがんでいる》…「言論の府」で議論するような中味でしょうか?
 東京新聞の社説【カジノ法案 それが「美しい日本」か】(http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2016120702000137.html)によると、《カジノを解禁する統合型リゾート施設(IR)の整備推進法案が衆院を通過した。ギャンブルの副作用を直視せず、まともな議論を欠いたまま成立を図る動きは異常である。参院の良識は大丈夫か。…社会が抱え込みかねない負の側面と向き合わず、法案を押し通そうとする自民党や日本維新の会などは、国民の不安と不信を招いていることを自覚すべきだ。人間を不幸に陥れるばくちで経済成長をという発想自体がゆがんでいる》。


   『●アベ様参院選公約「子育て…」: 「3歳児、おなかすいて盗んだ」 
                      …アベ様のニッポン、病んでいないか?
   『●差別主義者を東京「ト」知事にできる、
      そんなニッポンの社会そのものが歪んでいる
   『●2016年報道の自由度ランキング72位: 
      「メディアは二流ならば社会も二流」、アベ政治も…粗悪
   『●「歳出抑制が狙い」ならば、教育破壊ではなく、
      「害遊」のカネバラマキ「害交」こそ何とかしなさいよ
   『●未来に投資しない国: 「そういうせりふは、
      ハコモノではなく、子どもたちのために言ってほしいものだ」
   『●そもそも、子どもたちのためにこそ 
       「ドブガネしている」税金を使ったらどうなのか?
   『●残酷な現実・・・自公支持者や「眠り猫」の皆さんのお好きな「格差社会」
   『●沖縄県「子どもを育てている県内世帯の3分の1以上が貧困」
                   …アベ様らは「思いやる」先を間違ている
   『●室井佑月さん、アベ様らによる「勝ち組への贔屓は
                  政治家の仕事じゃない、逆だ、逆」
   『●政治家の浅ましさ、政治の貧困:
     「あたかも完璧な貧困者でないと許さないかのような社会」は病んでいる

 年金もカットされ…自公支持者は一体どんな社会を目指しているの? 文句も言わず、せっせと自公や翼賛野党に投票できる、まったく不思議。
 日刊ゲンダイの記事【依存症の4割が高齢者 カジノで老後破産深刻化の恐れ】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/195119)、《衆院内閣委員会で「カジノ解禁法案」が可決され、今国会で成立する公算が大きくなった。いまから懸念されているのは、これでますます「老後破産」が増えるということだ》。


 生産性なきカジノ…無駄な「賭け」に夢中な今の国会にソックリ、生産性なき〝議論モドキ〟。
 沖縄タイムスの【社説[カジノ法案可決]審議の形骸化は深刻だ】(http://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/74161)、《11月30日に審議入りしたばかりだった。審議時間は2日間でわずか6時間自民党が採決を強行したために、論点の多くが議論もされず、積み残されたままだ》。

 観光客が増えたり、景気が良くなる!?…バカなギャンブル法案、《全国民を勝負師に》法案で《日本再生の切り札》(©橋下徹元大阪「ト」知事)だってさ、アホらしい。「沖縄差別」で虐げられる沖縄…《沖縄はカジノ法案に目もくれず、潜在的な魅力を磨き上げる観光振興に力を注ぎたい》、さすがに賢明。「本土」と違う、政治的な洗練さ。
 琉球新聞の【<社説>カジノ解禁法案 国民不在の成立認めない】(http://ryukyushimpo.jp/editorial/entry-406147.html)、《唐突かつどさくさ紛れに、国民生活に悪影響を与えかねない重要法案を数の力で成立させるのか…翁長雄志知事はカジノ導入を「考えていない」と明言している。沖縄はカジノ法案に目もくれず、潜在的な魅力を磨き上げる観光振興に力を注ぎたい》。

 《「般若心経」唱え時間消費》…アタマオカシイんじゃないのか? そりゃぁ、《消費》じゃなくて、浪費。どこが「言論の府」なのか? 笑いさえ漏れたと云う。ニッポンの美しい「言論の府」で一体何が〝議論〟されていたのか? 放置する委員長、正気??
 アサヒコムの記事【カジノ審議中、「般若心経」唱え時間消費 自民・谷川氏】(http://www.asahi.com/articles/ASJD556HXJD5UTFK00C.html?iref=comtop_8_07)、《推進派である自民党の谷川弥一・元文部科学副大臣(長崎3区)が「(質問)時間が余っている」と言って、法案の内容とは直接関係のない般若心経を唱えて解説し、自分の持ち時間を費やす場面があった》。

   『●《全国民を勝負師に》…「国民にギャンブルを
      奨励するギャンブル国家の道…憲政史上、由々しき法案」
    「お維の現大阪「ト」知事が《国民の方を全く見ず日本のこと
     考えず党利党略、個人的な好き嫌いで物事を考える》…なんて
     言葉を吐くのは噴飯ものでしょう。オタクの橋下徹元大阪「ト」知事
     一体何なんですか? 他党を《バカな政党だ》なんて云えるほどに、
     自党のお維は偉いのか? 政界を引退したはずのお維の
     フィクサーはカジノにご執心で、おまけに、《日本再生の切り札
     《全国民を勝負師に》(©橋下徹元大阪「ト」知事)だそうですが、
     一体どちらの党が《バカな政党》ですか?
       胴元が必ず儲かる訳で、利権・カネの匂いが紛々なんですが、
     お維が《バカな政党》という党の議員が大変に良い質問をしています。
     それに対して自民党やお維の議員は《「政治資金規正法にのっとって
     適正に処理している答弁するにとどめた》そうです。
     《議論に入る前提として、カジノ業界や業界団体、遊戯産業関係業者、
     業界団体からの政治資金パーティー券の購入、さらには政治団体への
     寄付はそれぞれある》…のであれば、素直に答弁すべきでしょうに、
     直ぐにバレることを…一体どっちが(お維支持の大阪人の好きな)
     「アホ」なのか?」

   『●テイクテイク…な「民進に信用がないのを
     野党で支える構造をわかっていない」「なぜ偉そうに上から目線」

 『サンデーモーニング』(2016年12月4日)yによると、識者は、地域に「荒廃だけを残す」と。カジノ法案=ギャンブル中毒法案。そして、相も変わらず、現大阪「ト」知事は、(法案に否定的な)「民進党はバカな政党だ」と吠えていました。お維に言われるようでは、民進党も御仕舞いですね。《日本再生の切り札》《全国民を勝負師に》なんて寝言を言ってた橋下徹元大阪「ト」知事はお維のフィクサー。
 お維から《バカな政党》と蔑まれた党の幹事長であり、元首相・ムダ氏にまで反論される酷さ。リテラの記事【横田一「ニッポン抑圧と腐敗の現場」① 議論なきカジノ法案衆院通過の暴挙 推進議員の献金疑惑も浮上!?の官邸主導売国法の本質』(http://lite-ra.com/2016/12/post-2749.html)、《これに対し野田幹事長は、こう反論した。「自分たちが一生懸命推進しようとする法案に対して(他者が)異論を言ったり慎重な姿勢を取ると『バカ』という表現をするのはあまりにも品位のない、見識のない、狭量な意見だ」》。ムダ氏にしては、御尤もな意見。珍しくマトモな言説。


 さて、最後に。年金カット法案についてですけれども、なんて傲慢な人たち、でしょうね。一事が万事。「沖縄破壊」についても同様。
 日刊ゲンダイの記事【室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」/安倍首相、そもそもあなたの語る日本語がわかりづらい】(http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/194932)、《「私が述べたことを全くご理解頂いていないようでは、(審議を)何時間やっても同じですよ」(25日、安倍晋三首相)…これは公的年金の支給額を引き下げる新しいルールを盛り込んだ年金制度改革法案を審議している衆院厚生労働委員会での、安倍首相の発言だ》そうです。アベ様の「語る日本語」を《ご理解頂》ける方が「言論の府」や「良識の府」に居る訳も無く、なんて「傲慢」なアベ国の国王様。さすがに、今時、世界でも珍しい「人治主義国家」ニッポン。「民主主義」の放棄。
 

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http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/hissen/CK2016120402000112.html

筆洗
2016年12月4日

 古典落語、特に人情噺(ばなし)には三道楽(さんどら)煩悩でつまずく人物があふれている。「飲む打つ買う」。やめなければ。そう思ってもやめられぬ。今でいえば依存症と呼ばれるか▼「文七元結(ぶんしちもっとい)」の左官屋長兵衛の場合は博打(ばくち)である。腕の良い職人だったが、仲間に誘われ手を出したのが運の尽き借金まみれとなり、見かねた娘は吉原に身を沈める決意を固める▼幸せな結末が待っているとはいえ、序盤は切なく身につまされる真面目な人間がふとしたことで転落。誰にでも起こり得る▼長兵衛をこしらえるかもしれぬ賭場を開くのに何も国がお先棒を担ぐことはあるまいに。カジノを解禁する法案が今国会で成立するやもしれぬ▼カジノで経済成長、地方の活性化というけれど、博打、ギャンブルである以上、それで不幸になる人もいるだろう。なによりも、博打で負けた人の恨みのこもった金まで当て込んで成長」「活性化とは、了見違いも甚だしい。他の国にもカジノがある。それはそうだが、カジノに手を染めぬことをまっとうと考える国があってもおかしくはないし、それは誇ってよい▼それにしても世間で意見が分かれる法案が約六時間の審議で衆院委員会を通過とは乱暴にすぎる。「さすがに六時間で可決させるのは無理だろうな」「だったら、賭けるか」。ふざけた博打が与党内で行われていたとしか小欄には思えぬ。
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