2012年08月06日(月)
木綿子さんは、何気ないつぶやきの中で放射能汚染の不安を打ち明けます。あの日から変わった日常、そして先の見えない将来。
一方、廣瀬さん。15歳で被爆し、50年以上原爆の恐ろしさを訴えてきました。木綿子さんの不安をやわらげようとメッセージを送る日々。しかし、ナガサキと同じ苦しみを背負うかもしれないフクシマの子供たちに心を痛めています。 世代を越え、遠く離れながらも、心通わす二人。互いが生きる“ヒバクの今”を描きます。 朗読:柳生博(俳優)・川口春奈(女優 |
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朝日新聞デジタル社会記事2012年8月6日7時1分.
被曝隠し「以前から」証言続々 車内に放置や預かり役も 関連トピックス原子力発電所 東京電力. 被曝隠しの主な手口 東京電力福島第一原発で働く30代男性は今年5月、原発構内の免震重要棟の駐車場に止めたワゴン車の後部座席に約20組の「3点セット」を見つけた。その日の被曝(ひばく)線量を表示する線量計「APD」、長期間の累積線量を測るバッジ型線量計、そして作業員の身分証がひとくくりに束ねられていた。3時間後にのぞいてもそのままだった。被曝線量の限度を超えたら原発で働けなくなるため、線量計を残して現場へ向かったと確信した。その後も同じ光景を5回ほど見たという。 【特別報道部から】原発で働いた経験のある方から労働の実態について情報を求めます 40代男性は3~4月、同じ駐車場で特定の車の中に10組以上置かれているのを10回ほど見た。別の車内で見かけたこともある。 東電は被曝隠しについて「把握したことはない」としてきたが、今月3日に下請け作業員がAPDをつけないで働いたと発表。過去に同様の事例があったと記者会見で認め、調査に乗り出す方針を明らかにした。 鉛カバーによる被曝隠しを報道した後、原発で働いた人の体験談が相次いで寄せられ、10人以上が取材に応じた。その証言から、昨年の原発事故の前から各地で被曝隠しが横行していた実態が見えてきた。(青木美希) ☆自分達と同じ日本国民ながら、下請け会社の現場作業者の健康と生命を引き換えに「電力を安定供給する」と言ってきた電力会社の社員と経営者たち。 人間の基本的な倫理・道徳というものを失った集団が、今また力をためて盛り返す勢いだ。 |
このままでは『国破れて山河あり』ではなく、日本という国は間違いなく『国破れて電力会社あり』になる。
原発報告書 質疑の見通し立たず 8月5日 4時50分 NHKニュース 国会の原発事故調査委員会がまとめた報告書を巡って、野党の一部からは質疑を行うよう求める意見が出ていますが、各党の間で具体的な調整は進んでおらず、国会に提出されて1か月となる今も質疑などが行われる見通しはたっていません。 国会の原発事故調査委員会は、先月5日、東京電力福島第一原子力発電所の事故について、歴代の規制当局と東京電力の経営陣の安全への取り組みを批判したうえで、「自然災害」ではなく明らかに「人災」であるなどとした報告書をまとめ、衆参両院の議長に提出しました。 これについて、国民の生活が第一やみんなの党などからは、委員長を務めた黒川清元日本学術会議会長を参考人として国会に招致して、質疑を行うべきだという意見が出ています。 また、先月31日に開かれた衆参両院の議長や副議長らと、調査委員会の委員を務めた有識者らとの会合では、報告書の提言を踏まえて速やかに国会に原子力の問題に関する常設の委員会を設置する必要があるなどという指摘が出されました。 しかし、これまでの原子力政策や原発の再稼働などを巡って、各党の間で意見が分かれていることもあって、具体的な調整は進んでおらず、報告書が国会に提出されて1か月となる今も質疑が行われる見通しはたっていません。 |
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