阿智胡地亭のShot日乗

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  1942年生まれが東京都江戸川区から。

諏訪・御柱祭  諏訪大社上社の各地区、「メドデコ」準備本格化、  信濃毎日新聞

2016年03月07日 | 諏訪便り

 

各地区で用意したメドデコ用の木を並べ、本番で使う組み合わせを決める氏子たち=原村払沢

氏子たちに見守られながら、メドデコに「金澤」と書く野口さん

 諏訪大社御柱祭に向け、上社の御柱を曳行(えいこう)する各地区で、御柱の前後にV字形に取り付ける丸太「メドデコ」の準備作業が本格化している。
今回の御柱祭から円滑な曳行のため、メドデコの長さを6メートル以内に制限。6日は諏訪市の諏訪大社本宮で長さを確認した上で焼き印を入れる。
各地区は5日、長さを調整したり、地区名を書き入れたりする詰めの作業に取り組んだ。

 「本宮四」の御柱を担当する原・泉野地区(諏訪郡原村・茅野市)は、材料となるナラ材計22本を原村払沢の信州諏訪農協集荷施設に搬入。
メドデコ作りなどを担う「斧方(よきがた)」の氏子が、木落としや川越しなど場面ごとの長さに切断。木の形などを基に計14本を選んだ。
原村の斧長(よきちょう)の清水由巳さん(67)は「本宮四にふさわしいメドデコをそろえることができた」と喜んでいた。

 「前宮一」を曳行する富士見・金沢地区(同郡富士見町・茅野市)に所属する茅野市金沢地区は、メドデコに地区名を書き入れる「入魂式」を
金沢地区で開催。氏子約50人が見守る中、地元の書道家野口宗治さん(70)が「金澤(かなざわ)」とゆっくりとしたためた。

 入魂式は前回2010年の御柱祭で「本番に向けて気を引き締める機会にしよう」と始めた。曳行や木落とし、川越しなどで御柱の前部に
取り付ける計4本に書き入れた野口さんは「時間をかけて作ってきたメドデコなので、文字を書くのは緊張した。ありがたい機会をもらえた」。
宮坂義政大総代(68)は「みんなの魂がメドデコに入った。安全で事故のない祭りにしていきたい」と話していた。

(2016年3月 6日掲載)


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