高村 薫 もっとザワザワしてもおかしくないのに、ザワザワしない。 目の前の現実を見つめ、怒るときは怒らなければならない。今回はそれがありません。 それでは未来が見えてきません。未来が見えてくる社会にならなければ、それは復興したとは言えないのです。 |
☆多くの学者や評論家が、核燃料反応器の破損は一切なく、福島原発の事故は津波による電源破壊が原因だと言ってきた。 それは原子力村に所属している大勢力の大切な拠り所だった。 しかし現実は大地震が起きたその時点で容器にあってはならない不具合が生じたようだ。☆ 1号機、津波前に重要設備損傷か 原子炉建屋で高線量蒸気 2011/05/15 02:02 【共同通信】 東京電力福島第1原発1号機の原子炉建屋内で東日本大震災発生当日の3月11日夜、毎時300ミリシーベルト相当の高い放射線量が検出されていたことが14日、東電関係者への取材で分かった。高い線量は原子炉の燃料の放射性物質が大量に漏れていたためとみられる。 1号機では、津波による電源喪失によって冷却ができなくなり、原子炉圧力容器から高濃度の放射性物質を含む蒸気が漏れたとされていたが、原子炉内の圧力が高まって配管などが破損したと仮定するには、あまりに短時間で建屋内に充満したことになる。東電関係者は「地震の揺れで圧力容器や配管に損傷があったかもしれない」と、津波より前に重要設備が被害を受けていた可能性を認めた。 第1原発の事故で東電と経済産業省原子力安全・保安院はこれまで、原子炉は揺れに耐えたが、想定外の大きさの津波に襲われたことで電源が失われ、爆発事故に至ったとの見方を示していた。 地震による重要設備への被害がなかったことを前提に、第1原発の事故後、各地の原発では予備電源確保や防波堤設置など津波対策を強化する動きが広がっているが、原発の耐震指針についても再検討を迫られそうだ。 関係者によると、3月11日夜、1号機の状態を確認するため作業員が原子炉建屋に入ったところ、線量計のアラームが数秒で鳴った。建屋内には高線量の蒸気が充満していたとみられ、作業員は退避。線量計の数値から放射線量は毎時300ミリシーベルト程度だったと推定される。 この時点ではまだ、格納容器の弁を開けて内部圧力を下げる「ベント」措置は取られていなかった。1号機の炉内では11日夜から水位が低下、東電は大量注水を続けたが水位は回復せず、燃料が露出してメルトダウン(全炉心溶融)につながったとみられる。 さらに炉心溶融により、燃料を覆う被覆管のジルコニウムという金属が水蒸気と化学反応して水素が発生、3月12日午後3時36分の原子炉建屋爆発の原因となった。 |
☆沖縄にこれからもずっと米軍基地を存続させることで既得権益を維持したい勢力にとって、アメリカの上院議員の動きは気になるだろう。すぐには現実化はしないだろうが、ドル札を印刷でいくら増量しても価値が下がるだけで、国の財政は悪化する一方のアメリカの意向は、在外基地の縮小に向かいそうだ。その計画マップの中に普天間基地の移設問題も入っている。 以下「田中宇の国際ニュース解説」から一部引用。 5月12日、米議会の3人の有力な上院議員が、日本と韓国での米軍駐留について、米政府が新たな財政支出を減らせるようにするための提案を、米政府の国防総省に対して行った。この提案の中に、辺野古に基地を作って普天間基地の海兵隊を移転する計画について、時間的、財政的に実現不可能であると断言するくだりがあり、日本ではそこだけ注目されている。だが、この提案の本来の意図は、米政府の財政赤字問題を解決することだ。 http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-177043-storytopic-26.html 沖縄発の情報が重要 背景に米の国内事情 http://www.okinawatimes.co.jp/article/2011-05-13_17732/ 米政府、軍事費削減で方針転換 08年秋のリーマンショック以降、米政府は金融救済と景気対策に巨額の公金をつぎ込み、財政赤字が急増している。連銀が米国債を買い支える策(QE2)も今年6月で終わり、米国内外の投資家の間には米国債を忌避する傾向が目立ち、新興市場諸国はドルを外貨準備の通貨にすることを避け、ドルに代わる備蓄手段として金地金が高騰している。米議会では「政府が財政赤字を減らさない限り、これ以上赤字を増やせないようしてやる」と主張し、財政赤字の法定上限額の引き上げを拒否する動きが強まっている。 米政府は財政緊縮が必須となり、聖域だった軍事費(防衛費)の削減に着手する動きが始っている。米国の軍事費は10年で倍増した。米政界は、世界中の米軍駐留費用を見直そうという話になり、その一つが今回の、日韓での駐留米軍の移転事業に関する財政切り詰めの議員提案だった。 全文はこちら |
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☆100点満点の配分方法はないと思う。世の中だいたい2:8で動いている。うまくそしてズルく立ち回る人は必ずいる。その2割の連中に渡さないために、 本当に困っている8割の人にも配布しないというのは「机上の正義の追及」だ。 |
☆警視庁がやったことを知ったとき、法治国家の警察の最高組織がやるにしては前後見境のない、小児的な行いだなあと感じた。外部を見ることが出来ない、内部抗争のいきががかりだけで内輪もめがそのまま出てしまったのでは。 本件の仕舞を裁判所がどうつけるか注視する。☆ アレフが警視庁側を提訴 長官銃撃の捜査結果公表で「名誉棄損」 産経新聞 5月12日(木)18時10分配信 【訴状によると、警視庁は昨年3月30日の時効成立を受けた会見で「オウム真理教の信者グループが、教祖の意思の下に、組織的・計画的に敢行したテロであった」と結論づけた。また、公式ホームページで約1カ月間、捜査結果概要を公表した。 アレフ側は「時効成立で立件が法的に不可能となったにもかかわらず、行為者のように指摘され、名誉や信用が著しく毀損された」と主張。警視庁玄関などに謝罪文を張り出すことも求めている。】 以下弁護士落合洋司さんのブログから引用。こちら ⇒名誉毀損訴訟になれば、公表した側(本件では警視庁)が、公表事実の真実性や、真実と信じた相当な理由を立証する必要があります。必然的に、収集した証拠について立ち入らざるを得ず、どこまで立証するか、難しい対応を迫られることになるでしょう。立証が不十分であれば訴訟に負けてしまい、立ち入れば立ち入るほど、本来、公表すべきではない事項を訴訟の中で明らかにすることになってしまいます。起訴もできなかったような事件で、警視庁がこういった余計なことをしたばかりに、無用な紛争まで生じさせ、どこまで愚かなのかとあきれますね。 訴訟で負け損害賠償金を支払うことになったら、東京都は、警視庁内の責任者に、少なくとも重過失があるものとして求償し、愚かな行為による都民の負担をできる限り軽減してもらいたいものです。 |
電車の中に入っていくと二人席の一つが空いていたが、窓際の席には若い男が大きく足を 広げていた。もう少し先を見ると女性の横が空いていたのでそちらに座った。 そんな荷物なので、孫を見せに実家に里帰りした帰りかなと思いながら座っていると、窓の外を見ながら子供に小声でひっきりなしに話し掛けている。 赤ちゃんはおとなしく膝の上に抱かれて立とうとしているが、まだつっぱるだけで立つことは 出来ない。 横を見ると赤ちゃんがこちらに向き直って扇子の動きをじいっと見ている。 つい「パタパタ」 「パタパタ」と言いながら赤ちゃんの顔にも風が行くように扇いでみた。 「ごきげんさんやね。ぐっすり眠ったあとかな」とお母さんに言うと「そうなんです」と言った。 黒い瞳の可愛い男の子だった。しばらくこの子と目を合わせていた。彼はまったく視線を外さない。 気持ちよさそうに風を受けて私をじっと見つめる。 ほんとやねえ、おじさん、と 言っているように思えた。 「丈夫な子ぉに育ちや~」と言って席を立つと「ありがとうございます」と彼女が言った。 親子の乗った電車は速度を上げて普通電車を追い越していった。 |
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