2012年02月26日(日)
風力発電:拡大へ国支援を 北海道の市町村など要望 毎日新聞 2012年2月19日 22時24分 北海道北部での大規模風力発電施設の建設を目指す大手情報通信会社「ソフトバンク」(東京都)と地元11市町村の研究会は19日、風力発電を拡大するため、送電線の整備や規制緩和などを求める要望書をまとめ、政府に提出した。 研究会によると、道北地方には現在、約17万キロワットの風力発電施設があり、道内の5割近くを占める。潜在力は国内の約17%にあたる約2600万キロワットとされるが、道北地方の送電線の容量が小さいことなどから拡大が困難となっている。 要望書は「自治体や電力事業者だけでは解決ができない」として、(1)道北地方を重要電源開発地区と位置づけ、積極的に送電線を整備する(2)農地や国有林に立地する際に支障となる農地法や森林法などにある規制の緩和(3)事業が継続できる買い取り価格と買い取り期間の設定--を政府に求めている。 19日、北海道稚内市であった会合で、研究会代表の森利男・苫前町長らが要望書を本多平直首相補佐官に手渡した。本多氏は「官邸で要望書に目を通すより、現地に来ることは意義深かった。要望は持ち帰ってしっかり総理に伝えたい」と語った。森苫前町長は「国の対応に期待したい」と述べた。 研究会は昨年12月に発足。2回目となる19日の会合には11市町村とソフトバンク、道などの関係者約40人が出席した。参加者からは「イラン危機などで原油価格の高騰が危惧される。エネルギー危機として迅速に対応してほしい」との意見も出た。【金子栄次】 |
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原発北西は「年50ミリシーベルト超」分布 環境省測定 (2012年2月25日 福島民友ニュース) 環境省は24日、東京電力福島第1原発事故を受けた警戒区域、計画的避難区域で実施した放射線量の測定結果を公表した。最高値は双葉町山田の年470ミリシーベルト(毎時89.9マイクロシーベルト)、最低値は同町中田の年5.8ミリシーベルト(毎時1.1マイクロシーベルト)。 同省は測定結果を警戒、計画的避難両区域の再編や、両区域内の除染実施計画策定に反映させる。 測定は昨年11月7日から1月16日にかけ、両区域の計9市町村の居住地を中心に100メートル四方ごとに実施。文部科学省が公表してきた航空機モニタリングと同様の汚染分布を示した。 年50ミリシーベルトを超える地点は原発から北西方向にかけて分布。原発南側の5~10キロ圏内でも広範囲に確認された。一方、文科省の推計で年20ミリシーベルト超の飯舘村では、20ミリシーベルト以下の地点が混在していることが示された。 |
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原発事故調、海外専門家から批判続出 2012年2月26日 02時14分 中日新聞 福島第1原発の事故をめぐり、政府の事故調査・検証委員会が海外の原子力専門家から意見を聞く会合は25日、2日間の日程を終えた。専門家からは、日本の原発事故への備えの甘さや、政府による「冷温停止状態」宣言の拙速さを批判する声が相次いだ。 米原子力規制委員会(NRC)元委員長のリチャード・メザーブ氏は、事故現場で線量計が作業員に行き渡るまで3週間もかかったことを問題視し、「信じられない対応だ。もっと早くそろえられたはずだ」と批判した。 フランス原子力安全局長のアンドレ・ラコスト氏は、1999年の茨城県東海村での臨界事故や、2004年に関西電力美浜原発で起きた配管破裂事故を例に挙げ「日本では5年に一度、事故が起きていた。大事故があるなら日本だと思っていた」と、教訓を十分に生かしてこなかったことが大事故につながったとの認識を示した。 韓国原子力協会長・張舜興(チャンスンフン)氏は、政府の「冷温停止状態」宣言に疑問を呈し「原子炉内の状態を特定せずに、どうして安全と言えるのか」と、拙速さを批判した。 事故調も、安全意識の甘さがなぜまかり通ってきたのか、今夏の最終報告で解き明かす考え。委員長の畑村洋太郎・東大名誉教授は「安全文化という考え方に真正面から向き合わなければならないと感じた」と述べた。 |
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府知事、出資金返還求める意向 花博協会、14億評価損 2012年2月24日 12:27 大阪日日新聞 大阪府が出資する財団法人「国際花と緑の博覧会記念協会」(大阪市)が仕組み債への投資などにより14億円の評価損を抱えていることが判明し、松井一郎府知事は24日、出資金の返還を求める意向を明らかにした。 協会は1990年に大阪で開かれた「国際花と緑の博覧会」の翌年、府と大阪市による各2億円の出資などで設立。花博の剰余金に加え、府市の寄付各15億円を緑化活動の支援事業などに充てている。 知事は報道陣に「なぜ仕組み債を買わないといけないのか。ああいう団体とは関係を切る。全額返せと言いたい」と述べた。国交省OBらが勤務しており「完全に国の天下り団体だ」と指摘。 |
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双葉町長 “仮の町”で一緒に生活を 2月26日 7時49分 NHKニュース 原発事故のあと茨城県つくば市で避難生活を送っている福島県双葉町の住民の下を、25日、双葉町の町長が訪れ、各地で生活している双葉町の住民が一緒に生活できる「仮の町」とも言える地域を作る構想を提案しました。 この話し合いは、原発事故のあと全域が警戒区域に指定された双葉町の井戸川克隆町長が、茨城県や埼玉県などで避難生活を送っている町民の意見や要望を聞こうと開きました。 つくば市並木の集会場で開かれた話し合いには、双葉町の住民30人余りが参加しました。 この中で井戸川町長は、「双葉町に帰れるまでの間、もう一度、住民が一緒に生活できる環境を用意したい」と述べ、茨城県や埼玉県などに避難している住民が1つの場所で生活できる「仮の町」とも言える地域を作る構想を提案しました。 参加者からは、「子どもたちのために1日も早く作ってほしい」とか「場所や実現の時期を早く示してほしい」といった声や、「仮の町を作ったとしても仕事があるのか」といった意見も出されました。 井戸川町長は、町民の意向を聞きながら場所や時期を決めたいとして、新年度=平成24年度から検討会議を立ち上げる方針を示しました。 |
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