阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

東日本大震災が起こった後「阿智胡地亭の非日乗」が掲載したエントリーから [ 2011年03月26日土)のブログ]

2023年04月30日 | 東日本大震災ブログ
2011年03月26日(土)
 
吉田福島原発所長の判断があったからまだ今がある。

☆今回の未曽有の大事故でも、この非常時の全体処置を現場の親方に頼っている。この吉田さんという親方(所長)の存在は本当にありがたい。

 しかし彼にはこれから起こりうることへの全体の指揮権はない。

顔が見える東電の技術担当最高役員などが前面に出て指揮すべきだろう。

また、原発事故の現状と対策については枝野内閣官房長官ではなく、東電の役員が前面に出て国民と世界に向けて説明をしていって欲しい。

東電は、弁護士上がりの枝野さんにいつまで、自らの代役を負わせるのだろう。

一部引用・・

ある政府関係者は東京電力の対応に怒りをあらわにする。

「(3月14日に)2号機の燃料棒が露出したとき、東電側は『全員撤退したい』と伝えてきた。撤退したら終わりだった。

絶対に止めなければならなかった」あの時点で撤退とは無責任極まりない。 この政府関係者は、事故の初動から東電の対応に不信感を抱いていた。

   中略

「放水作業のなか電線工事をすることは作業員の安全を確保できるものではなかった。何が起こるかわからないからだ。

本店と現地は何時間も議論した。本店は『自衛隊の放水は止めてもらえ』とまでなった。だが吉田所長が『やる』と判断した」

 ぎりぎりの選択だったが、この工事は成功。現場でも本店でも拍手が起きた。

「本店がいろいろと言っても吉田所長は『評論家はいらない』と取り合わなかった。

彼がいなければ現場も本店もパニックだったろう」(東電関係者)。

全文はこちら

 
 
福島原発の現状と 石橋克彦さんの国会証言

Fさま

教えて頂いた、石橋克彦さんが2005年に国会で話された証言内容は、怖いほどこの3月に日本で起きた原発震災のことを予測していますね。

現在多くの人がこのサイトをclickして読んでいるようです。

これを読んだから、知ったからと言って、すぐに行動なり生活を

変えることが出来ないのは辛いところですが、改めて読み返しています。

◎そしてまた、昨日福島第一原発の3号機だけが原子力発電の燃料が他と異なっていることをネットで知り、次のような田原総一朗のメルマガでも知りました。

「しかし、それよりも深刻なことがある。
黒煙をあげた3号機である。
自衛隊や消防がテレビで一生懸命に放水している。
なぜ3号機にみんな一生懸命なのか。

それは、1号機から6号機のなかで
3号機だけ特別の原子炉だからである。
3号機はプルサーマルなのだ。
プルサーマルだと何が問題か。
プルサーマルは使用済燃料をリサイクルするので
非常に効率はいいのだが、燃料にプルトニウムを利用している。
プルトニウムは非常に危険なものだ。
もし3号機が爆発したらプルトニウムが拡散する。」


◎また、昨日内部被ばくの概念を知りました。

レントゲン照射などを例にする外部被ばくとは全く別物
のようですね。

ユーストリームで言っていましたが、

内部被ばくを避けるために当面、個人として出来るのは、

・雨の降り始めは傘をさしての外出もしない。

・葉菜類は水道の流水で念入りに洗う。

・外出から帰宅したら、玄関先で衣服をよくはたいて埃を落とす。

・空中の放射能物質はマスクでは防ぎきれないが
花粉症用のマスクは多少なりともブロックする可能性がある。
 いずれにせよ気休めでも外出にはマスクをした方がいい。

などのようです。

昨夜、ブログに掲載したユーストリームのやりとりは4時間を越えます。上記のようなことがかなり話されています。

テレビ局には絶対呼ばれない、医療現場を歩いてきた世間的には


エラクない研究者や医者が何人か電話口に出て話をしています。

一人の人は、現場に行かないと何もわからないと沖縄から
昨夜福島に入り、福島で電話で参加しています。

これからは「見ざる言わざる聞かざる」で過ごすのも一法。
また、「カッと目を見開き、耳の穴をかっぽじって」見たくもない
聞きたくもないことを見聞するのも一法。
ここまで来れば その選択にいい悪いはありません。

「最悪の想定」は日本人である私にはとても受け入れたくないことだと、
あらためて実感しています。

 阿智胡地亭 辛好 拝

 
あえて最悪のシナリオとその対処法を考える

全文引用・・ 作業員が被曝し、タービン建屋内の水から通常の1万倍の放射能が検出されするなどの事態を受け、遂に原子力安全・保安院は25日、

福島第一原発3号機で「原子炉のどこかが損傷している可能性が十分にある」ことを認めたが、実際は津波や相次ぐ爆発、海水注入や放水などの影響で、

ほとんど全ての計器類が止まっているため、政府も東電も肝心の原子炉が現在どのような状態にあるのかを正確には把握できていないのが実情のようだ。

 大量の核燃料が入った原子炉が相当の損傷を受け、しかもそこから核燃料が漏れ出している可能性があるにもかかわらず、

「確認ができないので不確かな情報は出せない」というのが政府・東電の一貫した立場のようだが、果たして本当にそれでいいのだろうか。

しかも、燃料漏れが指摘される福島3号機は、プルトニウムを含むMOX燃料を使ったプルサーマル原子炉なのだ。 

不必要なパニックは避けなければならないことは言うまでもない。しかし、人体や環境に長期にわたり不可逆的かつ深刻な被害をもたらす原発事故は、

予防原則の立場に立ち、常に「最悪の事態」を想定して対応する必要があることも事実だ。  そこで、今週のマル激では特別番組(無料生放送)として、

ここまで確認された情報をもとに、あえて現在の原子炉がどのような状態にあり、そこから想定し得る「最悪の事態」は何なのかを、専門家らとともに検証する。

また、そのような「最悪の事態」にどう対応すべきかについても、放射線の専門家らに意見を聞く。引用元と、専門家の意見聴収の動画はこちら

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