2011年04月27日(水)
今夜、私は何を書いたらよいのでしょうか? 憐れみと愛情を引き裂いた、この地震という災害 突然の雷が落ちたその瞬間 わたしたちはどこに逃げたらよいのでしょうか? あなたはなぜ我々を襲ったのですか? 私の穏やかな家は唐突に持ち去られてしまいました かけがえのない兄弟たち そして、年老いた父母 彼らを無辺世界のどこへ連れ去ったのですか? ああ、私の故郷そして家族、友人 私がこの海の底にいたなら、 なんとしてでも探し出してみせるのに 澄みきった海の、たった一度の高まりで 黄金より大事な魂たちが 青空にかかっていた虹のように消え去りました 私の心友である日本のみなさん 私は今宵、あなた方の道が見えるように バターランプをともしました 地震で命を落とした朋友のみなさんが安らかな眠りにつくことができますよう 何万ものバターランプで道を照らし、 祈りの言葉を捧げて、 旅立ちをお見送りいたします 海老原志穂(チベット語アムド方言研究者)訳 引用元 |
(2011/04/27 08:15) 県の放射線相談1万件超す 福島県が東京電力福島第一原発事故を受けて開設した「放射線に関する問い合わせ窓口」への相談件数は、26日までに一万件を超えた。「子どもに母乳を与えても大丈夫か」「放射能がうつると他県でいじめられた」など涙ながらの訴えが連日、電話越しに響く。未曽有の原発事故が県民生活に深い影を落としている実態があらためて浮かび上がった。 ◇ ◇ 「子どもを外で遊ばせても大丈夫か」。矢吹町の30代の女性は電話口で声を震わせた。喉と腹を痛めた本宮市の30代の男性は、おびえたような息遣いで返答を求めた。「放射線が原因ではないのか」 福島市の県自治会館に3月17日に設けられた窓口は、放射線量の調査結果などが発表されるたびに、3回線ある電話がパンク状態になる。相談で最も多いのが健康に関する問い合わせで、全体の3割以上を占める。 原発事故の長期化で、風評被害に関する相談も後を絶たない。県北地方の60代の女性は毎日、他県に避難した娘家族を思い浮かべる。「放射能がうつると、いじめに遭っている」との連絡を受けたためだった。「何とかならないのか」と、すがるような思いで相談員に対応を求めた。 「県外で給油を断られた」「車に傷を付けられた」「農産物の取引を断られた」といった苦情も頻繁に届く。 ◇ ◇ 相談は県職員や県職員OBらが受け付けている。国や県の資料を手に助言しているものの、相手はなかなか納得してくれないという。 「放射線が目に見えないだけに疑心暗鬼になっている。心の底から安心してもらうまでにはなかなか至らない」と窓口の責任者は打ち明ける。その上で一刻も早い原発事故の収束とともに、住民が過度に不安感を抱かないよう丁寧な情報発信を国に求めた。 ◆放射線に関する問い合わせ(26日)▽件数=210件(累計1万993件)▽問い合わせ窓口=(電話)024(521)8127 |
2011年04月27日水曜日 福島の農家、怒り爆発 東電本店前で抗議 「原発収束を」 東京電力福島第1原発の事故で被害を受けた福島県内の農業者約150人が26日、東京都千代田区の東京電力本店前で抗議活動を行った。むしろ旗を掲げ、出荷停止となったキャベツやホウレンソウなどを手に怒りを訴え、速やかな事故の収束と賠償を強く求めた。 抗議活動は農民運動全国連合会が企画。千葉、茨城両県などからも約100人が参加した。代表者数人が本店内に入り、早期の事故収束と賠償などを求める要請書を手渡した。応対した社員は「承りました」などと話したという。 須賀川市の農家樽川美津代さん(61)は夫久志さんの遺影を抱きしめて参加。久志さんは先月24日、「原発の事故で福島の農家はもう終わりだ」と言い残し、64歳で自ら命を絶った。 美津代さんは、昨年夏に久志さんが種をまいた春キャベツ十数個を持ってきた。東電本店前で「原発からの放射能を止めてほしい。もう、うちの人のような悲劇を繰り返したくない」と涙ながらに訴えた。 第1原発から23キロの計画的避難区域内で酪農を営む葛尾村の佐久間哲次さん(35)は、福島市の避難所からやって来た。年間売り上げは1億円に近づき、今月中に法人化する予定だったが、「事故がすべてを変えた」と嘆く。2日に1度、餌を与えに通うが、世話ができず、生まれたばかりの子牛や病気にかかった成牛が死んでいくという。 佐久間さんは「牛舎に行くたびに牛の死体を処分している。事故で家を捨てる前、家族6人で泣きながらご飯を食べた。東電には牛を普通に飼える日常を返してほしい」と訴えていた。 |
堀江貴文・ホリエモンが、証券取引法違反の罪に問われた「ライブドア事件」で、最高裁から上告を棄却された。 ☆Wikipediaから引用。 「上告審の性格及び上告審での審理 [編集]上告審の法的性格は法律審であり、原則として上告審では原判決に憲法違反や法律解釈の誤りがあるかを中心に審理される。原則として上告審は、下級審の行った事実認定に拘束されるが(民訴法311条1項)、民事訴訟においては事実認定に経験則違反がある場合、事実認定の理由に食違い(矛盾)がある場合には原判決を破棄することがある。刑事訴訟においても、判決に影響を及ぼすべき重大な事実の誤認があって原判決を破棄しなければ著しく正義に反すると認めるときには、原判決を破棄することができる。 上告審が法律審であるとの性格から、原則として証拠調べを行うことはない。 このこともあり、上告を棄却するときは、口頭弁論を経る必要はないとされており(民訴法319条、刑訴法408条)、実際に上告審で弁論が行われることはほとんどなく、書面での審理に限られるのが普通である。」 ☆今回の報道の中で、本件を担当した最高裁判所の裁判官の名前を掲載した新聞は一つもない。最高裁の裁判官の弾劾投票の参考にしようにも名前が掲載されないのではどうしようもない。 担当裁判官は公務として行うわけで、世界のどんな新聞でも判決を出した裁判官の名前は当然、報道される。 しかし日本の新聞やテレビはもう長い間、担当検事や判事の名前を活字にしない。 なぜ当然の報道をしないのだろうか。「司法記者クラブ」を通じて、司法官庁から出すなと指示されているからだろう。司法と報道業界の談合は、くにたみの利便を無視して、仲間内だけの権益を守ろうという卑しさの最たるものだ。 このサイトでようやく担当裁判官の名前を見つけた。ただし2009年3月の時点での最高裁第3小法廷の裁判官名。 氏名 在任期間 出身分野 藤田宙靖 2002年9月30日 - (2010年4月5日) 大学教授 堀籠幸男 2005年5月17日 - (2010年6月15日 裁判官 那須弘平 2006年5月25日 - (2012年2月10日) 弁護士 田原睦夫 2006年11月1日 - (2013年4月22日) 弁護士 近藤崇晴 2007年5月23日 - (2014年3月23日) 裁判官 参考 「堀江貴文被告緊急記者会見」 堀江被告は黒いTシャツの上からカーキ色のシャツを羽織って壇上へ。弁護人の弘中惇一郎弁護士から正午すぎ、最高裁から上告棄却決定が届いたと連絡があったという。「長い上告趣意書を出していたが『上告理由に当たらない』というだけで軽くスルーされた」と苦笑いを浮かべ、終始淡々とした表情だった。(神戸新聞ニュース) その1 「ゆっくり刑務所の中で本でも読みたい」 その2 「マスコミの歪んだ正義感で犯罪者にされる」 その3 「日本では、お上に逆らったら首を切られる」 その4 「テレビの仕組みを変えたかった」 その5 「ニコ動を見る子供が大人になったとき、メディアは変わる」 |
(04/26 10:06) 鹿追のバイオガスプラント 故障の発電機いつ復旧? 【鹿追】国内最大級の十勝管内鹿追町のバイオガスプラントで、故障した発電機が、福島第1原発事故による風評で、再稼働の見通しが立たなくなっている。製造元のドイツの技術者が、放射能汚染を恐れて訪日を拒んでいるためで、プラントを運営する町は困惑している。 発電機は家畜ふん尿から製造したガスを燃焼して電気や温水を作るコージェネレーション発電機2基のうちの1基で、全体出力300キロワットの3分の2を担う。 町によると、発電機は故障のため昨秋から製造元のシュミット社で修理が行われ、現在は日本に輸送中だが、据え付けや点検をする技術者が「原発事故の日本には行きたくない」と、派遣を拒んでいるという。 町は4月中に発電機を据え付け、5月中に再稼働させる予定だった。稼働遅れで年間600~700万円の売電収入が減れば、今後の事業にも影響を及ぼしかねない。 |
引用開始・・ きょう参院議員会館で、福島県の学校の校庭利用における「被曝限度年20ミリシーベルト」の撤回を求めて「福島老朽原発を考える会」などが原子力安全委員会、文部科学省と交渉しました。 回答はひどいものでした。文科省の担当者は「放射線管理区域」とは何かさえ知りませんでした。原子力安全委員会は諮問から回答までわずか2時間で、会議も開かず「20ミリOK」を決めたとのこと。菅政権は福島の子どもたちを見殺しです。 交渉に先立って、福島から来た一人のお母さんが以下のような発言をしました。ICレコーダの録音から起こしたものなので、聞き間違いなどがあることはご容赦ください。 -ここから- 私はただの主婦です。5人の子どもを育てている主婦です。ここにいる方のような学問も知識もありません。わが子の命を守りたいとここに来た。 生きることの大切さを子どもに伝えてきたつもりだ。その生きる大切さを一瞬のうちに奪われてしまった現実を伝えたい。 福島の子どもたちは学校の中に押し込められて、ぎゅうぎゅうづめで通っている。それが20ミリシーベルトという数字が発表になったその日に、教育委員会は「もうここで活動していいです」と言ってきた。本当にそれで安全なのか分からないまま子どもを学校に通わせるのは不安だというお母さんはたくさんいる。 家庭の中でも、お父さんとお母さんの意見が違う、おじいちゃんとおばあちゃんの意見が違う。子どもたちはその中で翻弄されて、家庭崩壊につながっている家庭もある。学校に送り出した後に、罪悪感で涙するお母さんもいる。いろんなことが起こっている。 私たちただの主婦が分かるように説明してください。東大や京大や慶応や早稲田を卒業した人たちが地域に住んでるんじゃないんです。私たちは中学や高校しか出ていない。でも、子どもを守りたいという母親の気持ちはどこに行っても、日本中、世界中いっしょです。それを、あなたたちのような安全なところでのうのうと毎日を生活している人たちに数字だけで決められたくない。半径10キロ以内のところに対策本部を持ってきなさい。 どんな思いでとどまっているか、知らないでしょう。私たちは離れられないんです、あの場所を。生まれた時からずっと何十年も住んでるんです。子どもたちも、おじいちゃんおばあちゃんも、あの場所を離れたら…。 こんなひどいことをしておいて、数字の実験? ふざけんじゃないよ。 こんなことが許されるんですか。私はとてもじゃないけど冷静な気持ちでこの場にいられない。あなたたちの給料、あなたたちの家族を全部、福島県民のために使いなさい。福島県民を全員、東電の社員にしなさい。給料を払いなさい。そして安全を保障してください。 私たちは子どもたちを普通の生活に戻してあげたいんです。母親のこの願いをかなえてください。 ここまで。 引用元 ☆文部科学省の係官の説明の動画もあります。 |
文部省が原発をめぐる教科書の記述の変更を要求 こちらから引用。インタビューは動画で見ることが出来ます。 インタビューズ (2011年04月25日) 「危険」の書き換えを求められた教科書執筆者・大谷氏に聞く 文部省(現文部科学省)が1980年、原発の放射線漏れの危険性を指摘する中学社会科教科書の記述の変更を、出版社と執筆者に要求していたことがわかった。 元中学校教諭の大谷猛夫氏は、1980年、日本書籍の中学地理の教科書を執筆した際に、原発について、「原子力発電所には放射線もれの危険という問題があり、発電所建設予定地ではどこでも住民の強い反対運動がおきている」という文章を書いた。 この文章は一旦は教科書検定を通過したが、その後科学技術庁から「子どもたちに誤解を与えかねない」とのクレームが入ったことを理由に、文部省から自主的な「正誤訂正」というかたちでの記述の書き換えを求められたという。 大谷氏は、元の文章から「危険」を「不安」に書き換え、「どこでも」と「強い」の二語を削除した。最終的には「原子力発電所には放射線に対する不安という問題があり、発電所建設予定地では住民の反対運動がおきている」という記述が教科書に残ることになった。 大谷氏によると、氏が執筆した日本書籍以外にも、当時地理教科書を出版していた8社のうち5社に、それぞれ文部省から原発の記述に関して自主的な訂正を求められたという。 大谷氏はまた、学校の教育現場には東京電力などから大量のパンフレットなどが送られてきていたという。その扱いは担任の判断に委ねられていたが、学校も原発に対する世論形成に携わっていたのではないかと、大谷氏は当時を振り返る。 ☆原発利権集団には中心人物がいて、指示を出しているようだ。 |
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