阿智胡地亭のShot日乗

日乗は日記。日々の生活と世間の事象記録や写真や書き物などなんでも。
  1942年生まれが東京都江戸川区から。

神戸大震災のあと、神戸市東灘区から佐賀県唐津市へ移転した蕎麦屋の「狐狸庵」さん

2015年02月07日 | ゲストルーム

新居浜勤務時代に寮でよく麻雀をした、現在は佐賀県小城市に住む友人 中尾さんから久しぶりにメールが来ました。
⇒「こんにちは、今日、浜玉町の狐狸庵のそばを食べに行ってきました。山深く分け入って本当に狐、狸が出てきそうな所でした。
中々、コシのあるそばで食べるほどに美味しくなる感じでした。後ろの客はうどんを食べていましたが、だし汁を吸ったとたんにうまい!を発していました。
こちらでもじわじわと人気が出てきているようです。ご主人、奥さんと話をしましたが、神戸の阿智胡地亭さん、名前の記憶はあるが顔が思い出せないと言っておられました。
メール出しておきますと言ったらよろしくとのことでしたよ。携帯で店の写真を取ってきましたので添付しておきます。」
 2009年に関西在住の同期入社仲間5人で肥前の旅(クリック)をした時に、Nさんに『狐狸庵』のことを話していたので、覚えてくれていて店を訪ねたようです。











 中尾さんありがとう。当方もお二人のお顔は忘れましたが、蕎麦が旨かったという強い記憶があります。人里離れたところで繁盛しているのもあの超一流の蕎麦の味のせいでしょうね。


2006年04月10日(月)掲載


佐賀で開業していた蕎麦屋さん


1)1995年の1月17日の前日まで、家から浜側へ歩いて15分の住宅街に蕎麦屋がありました。無口な夫婦が二人でやっている7,8人入れば一杯になる小さな店でした。
蕎麦は大好きなのですが、この店で食べる蕎麦はそれまでに食べたどの町、どの店より美味しかった。月に数回は行っていたのですが、あの震災の瞬間に木造の店がつぶれてしまいました。
 震災から半年ほど経過して、家も近所もある程度落ち着いた頃、そろそろ店が再建していないかと元の店のあったところへ行きましたが、小さな木の板が立っていて「佐賀に帰りました。
神戸に戻れるかどうかはわかりません」と書いてありました。
 その後も未練が断ち切れずに、もしかしたら元の場所に戻って店を開いているかもしれないと思い、散歩のたびに7,8回寄って見ました。
そのうち店は借家だったのか取り壊され、別の建物がたったので諦めざるを得ませんでした。
店の名前は「狐狸庵」と言い、近くに住む落語家の桂文珍さんとよく店で顔をあわせました。彼も蕎麦が好きで通っていたようです。

2)そして先日、神戸新聞を読んでいて「うわっつ」と奇声を上げて相方に怒られました。
なんとあの夫婦の記事が出ていたのです。彼らは元気に佐賀県の唐津市浜玉町山瀬と言う所で蕎麦屋を開業して、繁盛しているようでした。
嬉しくなりました。良かったなあと思いました。
長年馴染んでいたあのご夫婦が、ちゃんと佐賀で店を持たれたのかどうか、長年気になっていたことが氷解して、胸のつかえが取れたような気がしました。
いつか佐賀に行けたら、もう一度あの「狐狸庵」のザル蕎麦を2枚食べたいと思います。

2月9日追記:他の方のブログの画像付「狐狸庵訪問記」がありました。こちら

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杉原紙の原料コウゾの川さらし、    神戸新聞動画報道から

2015年02月07日 | SNS・既存メディアからの引用記事
奈良時代から伝わる杉原紙の産地、兵庫県多可町加美地区で、原料のコウゾを漂白する川さらし作業が最盛期を迎えている。
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