4番人気のウインカーネリアンの逃げ切りで2着に2番人気で5番手のナミュールが入った。単純に考えれば前残りで決まったレース結果でした。
1番人気がジャスティンカフェ、2番人気がナミュールだったことからも、馬券を買った多くのファンは差し追い込みの瞬発力勝負を予想したのでしょう。結果的にはナミュールがいつもの位置取りよりも前につけたのが好走の要因となりました。
それでは、なぜジャスティンカフェもナミュールのようにもっと前につけないのか。あるいは早めに仕掛けないのかと思う人もいるでしょう。特にジャスティンカフェから馬券を買った人は、そう思うことでしょう。
それは、結果から言うと「出来ない」ということです。上がり最速の33.3の脚を使っているジャスティンカフェが好位の2〜3番手につけられれば、それは勝てます。でも残念ながら「出来ない」。もし、出来るものなら引退間近でジャスティンカフェに乗って「1着が欲しかった」とレース後コメントした福永祐一騎手は好位につけたはずです。
ジャスティンカフェのキャラは、馬柱を見れば分かるようにスローペースを上がり32秒台や33秒台で追い込むタイプですね。とりわけ毎日王冠はスローではないMペースではあったがメンバー最速の33.8で追い込んでサリオスの2着したレース内容が評価されての人気だったと思います。
東京新聞杯は勝ちタイムが1.31.8でここ10年では最速でした。2019年のインディチャンプが勝った年が1.31.9で前半34.5後半34.7です。今年の前半34.4後半34.7と酷似しています。それで勝ち馬のインディチャンプが6番手から、2着のレッドオルガも同じく6番手と好位からでした。そしてインディチャンプの騎手は福永祐一なので、もしジャスティンカフェが好位を取れる馬だったら福永騎手はそうしたに違いありません。
土曜日の東京芝の傾向を見ても、前残りでした。5Rの未勝利の勝ったサトノトルネードが4番手、2着のトロピカルライトが6番手から、逃げたサロンドブラックが粘って3着。続く6Rの新馬戦も勝ったラッジオが逃げ切って、2着は5番手からの1番人気フレーヴァード、3着が3番手からのバロンゾラーレでした。
もっと顕著だったのはメインレースの早春ステークスです。逃げた12番人気のサペラヴィが2着に残り、勝ったククナは3番手、3着のチャックネイトも3番手から、1番人気のサンストックトンは8番手から上がりは勝ったククナの34.1と差のない34.2でしたが8着に敗退しています。
ということで、東京新聞杯はスローの瞬発力勝負になると思った大方の予想を裏切るMペースとなったのは、1000m57.1で逃げてペースを演出した三浦騎手のファインプレーとも言える。またイメージ的に追い込み一手のナミュールを好位につけた横山武の好騎乗だったと思う。
繰り返しますが、分かっていてもジャスティンカフェは好位を取れない馬。福永騎手のミスではありません。競馬ではよくあることです。分かっていても出来ない馬の取捨、これが東京新聞杯の教訓です。
ボクは予想は、ウインカーネリアンからの馬単マルチ総流しでしたが馬券は買っていません。後からは何とでも言えるので、信用してくれなくても一向に構いません(笑)
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