さあ、有馬記念だ。まだホープフルSがあるといっても気持ちは追い込まれている(笑)
そこで最終(?)有馬記念は菊花賞2着のボルドグフーシュを買おうかと思っている。なぜか。引退を控えた福永祐一が乗るから? それもある。
有馬記念というのは、例えば武豊がまたがったオグリキャップが最後に絵に描いたように復活をしたり、トウカイテイオーが1年いう長期休養明けで勝ったりとドラマティックな結末になることは、よくある。鞭を置く祐一がボルドグフーシュでグランプリホースになる。出来過ぎな結末をお膳立てしてみた。
見方を変えれば、菊花賞でレコード決着になった勝ち馬のアスクビクターが出ない。ハナ差2着のボルドグフーシュに出番はないか。菊花賞からグランプリ有馬記念を制した馬は、この10年でゴールドシップとサトノダイアモンドの2頭、ブラストワンピースが菊4着から戴冠している。古くはトゥザワールドが菊16着から有馬2着、菊花賞馬キタサンブラック、ワールドプレミアが3着とボクは個人的には菊花賞から有馬記念のローテーションはいいと思っている。
血統的なことをいうなら、父スクリーンヒーローからゴールドアクターが有馬記念を勝っている。ロベルト系からは昨年のエピファネイア産駒のエフフォーリアが勝っているように、血統的な裏付けもある。つまり東京の2400mなどと違ってスタミナやパワーが要求されるコースだ。息の長い追い込みを持ち味にするボルドグフーシュにはうってつけの舞台ではなかろうか。
その上に3歳馬ということで、古馬より2kg軽い斤量で走れるのも有利に思える。ダービー後に今年の3歳馬のレベルの高さが言われましたが、現実に天皇賞をダービー2着のイクイノックスが勝った。ダービー3着馬のアスクビクターモアが菊花賞レコードで勝ったハナ差のボルドグフーシュは遜色ないのではないか。
いやいや、それは3000mで今度は2500m だという声が聞こえます。確かにそうです。それでダービー3着のアスクビクターモアにハナ差と言えども負けた馬が、ダービーでアスクの上位だったイクイノに勝てるか。そうですよねえ。そこが競馬の面白いところなんですよ。
イクイノックスは東京で東スポ杯2歳で32.9、天皇賞で32.7という鬼脚で勝っています。ダービーの末脚も33.6と速い上がりの脚を使っています。ボルドグフーシュはスローの阪神のゆきやなぎ賞で33.3の速い上がりがあるとはいえ、上がりの脚は34や35です。但し、ほとんどのレースでメンバー最速。
つまり、有馬記念では32や33で上がるレースにはならない。速いペースで行って持久力勝負になるはずなので、適性としてはイクイノックスにはどうかなと思う。
それならタイトルホルダーが速いペースで逃げて、上がり36で上がるので有力ではないか。確かにそれはある。そうなったらあれよあれよと見るしかない。ただ前言を翻すようで申し訳ないのですが、持久力勝負でありながら、ほんの少しの切れがいるのではというのがボクの見立てです。
この件はもう少し追って書きます。