狙ったアンビシャスは直線内から一旦は先頭に立つかという
狙い通りのレースで、外から伸びてきたモーリス、リアルスチール
ステファノスの後の4着に終わった。
勝ったモーリスは文句なく強かった。というかムーアが凄い騎手だと
改めて思い知らされた。これはもう仕方がない。
アンビシャスの敗因は、いろいろある。通った内がこの日は伸びない。
外伸びの馬場だったということもある。それでも横山典は内を突くという
選択をした。3番枠という枠順もあったのだろう。これも騎手が選択した
以上、結果をとやかく言っても仕方がない。もう少し流れたらと音無調教師は
コメントしているが、それもあったろうがボクはフラットでない外伸び
馬場に敗因があると思っている。
勝ったモーリスは、ボクはマイルに特化してきての2000mは全幅の
信頼はおけないで距離に対しては、こなすにはこなせるが2000mが
得意の今年のメンバーではどうかなと見ていたが、見事なまでに
2000mでも最強馬だと証明してみせた。調教でマイラーを
中距離のトップホースに変身させた堀調教師の手腕を誉めたい。
菊花賞のサトノダイヤモンドをステイヤー仕様に変身させた
池江寿調教師と堀調教師は社台や大馬主が信頼して2億円も
する馬を預けるだけのことはある。
08年の天皇賞を思い出す。1着ウオッカ、2着ダイワスカーレット、
3着ディープスカイと入って、レコード決着の1.57.2だった天皇賞。
このレースでボクは11番人気のカンパニーで勝てると信じていた。
最後方から最内をメンバー最速の上りで追い上げたが、ハナ、クビ、
ハナの4着に負けてしまった。ボクはなぜかカンパニーで自信満々だった。
結果はショックだった。11番人気で4着ならいいって思うかもしれない。
でもウオッカに勝てると思っていた。レース前にそれを言ったら友だちに
笑われた。翌年の09年の天皇賞カンパニーは5人気で前年と同タイムの
1.57.2で2着スクリーンヒーロー、3着が1番人気ウオッカで見事に
天皇賞に優勝した。
ボクとアンビシャスの挑戦はまだまだつづきます。