取れなかったか。人選は、違たのかな。
「<パリオリンピック(五輪):陸上>◇9日◇男子400メートルリレー決勝◇フランス競技場
3走桐生から4走上山へ この時はトップだった
【パリ=藤塚大輔、木下淳】日本は5位だった。最終の4走をトップで迎えて37秒78のシーズンベストを出したが、
最後にかわされて2大会ぶり3度目のメダル獲得はならなかった。優勝はカナダで37秒50、2位は南アフリカ37秒57、3位は英国で37秒61だった。米国はバトンミスで失格となった。
“リレー侍”は1走から順に坂井隆一郎(大阪ガス)→サニブラウン・ハキーム(東レ)→桐生祥秀(日本生命)→上山紘輝(住友電工)とつないだ。雨の中、米国が受け渡しに失敗する中、日本は3走の桐生がトップでリレー。メダルが見えたが、上山が4人にかわされて5着でフィニッシュした。
サニブラウンは「もっともっと思いっきり出れたかなと思います。加速自体も悪くなかったんですけど、もっと思いっきり出てたら、早い段階で桐生さんに渡して加速に乗ってもらえたんで、 それでそっから山に渡すところまで、もっともっと前に渡せたのかなと思うんで。こればっかりは本当にぶっつけ本番でやって、シーズンベスト出したっていう感じにはなりましたけど、まだまだ足りないですし、自分も本当にどこでも行けるように、もっともっとバトン練習しなきゃいけないなっていうのは改めて感じたとこだと思います」と悔しがった。 桐生は「メダルを狙っていたところ届かなかったので悔しい」。坂井も「本気でメダルを狙ってましたし、いけるタイムだと思ってたので、本当に悔しいですね。
最後にまくられた上山は「1番で持ってきてもらって、どんなリードでもしっかり守らないといけないところを、本当に悔しい結果になったので『本当にすいません』って話もしましたし、本当に頑張った結果といえばそうかもしれないですけど、まだ力が足りなかったなと思います」と肩を落とした。
日本は16年リオデジャネイロ五輪で過去最高に並ぶ銀メダルを獲得。
21年東京五輪では決勝で1走から2走へバトンがつながらず、無念の途中棄権となっていた。その巻き返しを誓って花の都を走ったが、あと1歩のところで及ばなかった。 エースのサニブラウンは「本当に金メダル目指して、みんなで切磋琢磨(せっさたくま)してきましたけども、本当に努力の末 叶わず。この反省点を踏まえて、来年の東京の世界陸上であったり、
28年のLAでのオリンピックで、しっかり日本の皆さんの前で金メダルを取りたい」と懸命に切り替えていた。」
サニブラウン・ハキーム選手の使い方。
なぜ、最後に使わないのか。
上山紘輝選手では、弱い。
バトンの練習より、最後の総力が、問われるもだ。
「坂井隆一郎(大阪ガス)→サニブラウン・ハキーム(東レ)→桐生祥秀(日本生命)→上山紘輝(住友電工)とつないだ。雨の中、米国が受け渡しに失敗する中、日本は3走の桐生がトップでリレー。メダルが見えたが、上山が4人にかわされて5着でフィニッシュした。」
逆でも、5着ではない。
先頭が負けると終わりではない。
サニブラウン・ハキーム選手と、先頭の選手が、後半にあると、勝てた。