二言瓦版

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知らなかった

2014年07月26日 06時26分28秒 | ニ言瓦版
うまみ調味料の日か、知らなかった。
7月25日。


「誰もが一度は調べた経験があるのではないか? 自分の誕生日が「何の日」なのかを。先日、筆者の誕生日が「山の日」に認定されるという珍事が起こった。もともと「ガンバレの日」「マッシュルームの日」というインパクト薄めの日だったのだが、日本初の8月の祝日制定ということで格上げされた感に胸が躍る。

これまで友人にもスルーされてきた8月11日の誕生日も「山の日」となればチョットは思い出してもらえるかも……。そんな切ない雑念を抱きつつ「今日は何の日」シリーズを調べていたところ、奇妙な日を発見。

7月25日、「うま味調味料の日」……とある。一体全体どんな経緯で「うま味調味料」の日が認定されたのだろうか。

■キーパーソンは「日本の10大発明家」だった
「うま調味料の日(7月25日)」の由来を調べていると、そこには「日本の10大発明家」に選ばれた1人の人物の功績が深く関係していることが分かった。

今から約100年前、東京帝国大学で理学博士の学位を取得した(1902年)池田菊苗博士は、「滋養のある粗食を美味しくすることで栄養補給に貢献したい」という強い志から、昆布だしのうま味成分の研究を進めていたという。そんななか博士は現在ではおなじみのあの成分を発見した。

それがうま味成分、「グルタミン酸」だ。博士は当時、これを「具留多味酸」と表記したのだとか。

そんなグルタミン酸をより使い勝手のよい調味料にすることに成功した博士は、1908(明治41)年に「グルタミン酸塩を主成分とする調味料製造法」として特許を取得。その記念すべき日が7月25日だったというわけだ。

翌年1909年には調味料「味の素」として鈴木製薬所(現在の味の素株式会社)より商品化・発売され、現在までの約100年間日本人の食卓に欠かせないものとして愛され続けている。博士の功績は今なお高く評価されており、こうした経緯から「日本の10大発明家」にも選定されたのだ。「日本の10大発明家」とは、なんとも凄そう……。池田博士の他にどういった面々が選ばれているのだろうか。

まず、この「日本の10大発明家」という称号は、1985(昭和60)年の4月18日、日本における産業財産権制度が100周年を迎えたことを記念して特許庁が選定、顕彰されたものだという。現在も、特許庁のロビーを訪れると、この偉大な発明家たちのレリーフが飾ってあるのだとか。

たとえば、木製人力織り機を発明した豊田佐吉はこの1人だ。彼は現在のトヨタグループの基礎を作った創設者で、生涯で特許権84件や実用新案権35件などを発明したスゴイお方。現在の産業界の基盤を作ったと言ってよい人物だ。

続いて、真珠の養殖とブランド化などの業績が讃えられている御木本幸吉も忘れてはならない。ミキモトと言えば現在でも世界屈指の真珠ブランドとして名高いが、御木本氏はそのミキモト真珠店(現在のミキモト)の創業者にあたる。また、1910年に物質としてビタミンを初めて抽出、発見することに成功した鈴木梅太郎も、この10人に数えられている。

こうしたラインナップを見ても分かるように、「10大発明家」たちの発明品は現在の私たちの生活に不可欠なものばかり。池田博士が発見したグルタミン酸ナトリウムも、これらと並ぶ一つなのだ。

■うま味調味料はサトウキビからできていた!
池田博士によって発明され、今では私たちの食卓にかかすことのできないうま味調味料。ところで、このうま味調味料が何でできているかは、ご存じだろうか。

うまみ調味料の代名詞「味の素」を調べてみると……原材料はなんと、天然のサトウキビだという。
そう、「味の素」は、天然のサトウキビやキャッサバ(芋)、トウモロコシといったものを原料にしているのだ。これらを絞り糖蜜を生成し発酵させる。この発酵過程で糖蜜中の糖分がグルタミン酸へと作り替えられるそうだ。」


日本人は、凄い人が、いるのか。
10人。
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