二言瓦版

「復讐は神に所属する。」 「旧約聖書」


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株式の名言など。

いい、図書館

2017年04月30日 13時03分09秒 | ニ言瓦版
デーリー東北のコラムは、最上である。


「作家の高田宏さんがわが国初の近代的国語辞典『言海』の編纂(へんさん)を題材にした評伝『言葉の海へ』を執筆した際、所縁(ゆかり)の図書館や図書館スタッフの親切が身に染みたという
▼『言海』は文部省職員だった大槻文彦が明治8年、近代国家の証しとして国語辞典の編纂を命ぜられ、作業に着手。予算不足で出版話が立ち消えになるなど受難を乗り越え、24年にやっと自費出版にこぎ着けた
▼彼は妻子を失う悲しみのどん底で作業を続け、編纂は足掛け17年に及んだ。その縮刷版を古本で入手、拾い読みしていた高田さんはいつか彼の生涯を描きたいと念じていたが、その背中を押したのは図書館だった
▼難しいと思っていた住まいの古地図は都立中央図書館にあり、大槻家の文献は宮城県立図書館の職員が一日がかりで根気よく調べてくれた。また他館からも資料を取り寄せ、電話で所在を探してくれたという
▼高田さんは後書きに「昔は威張っていたが今は開かれた図書館が増えた」と感謝を記した。図書館あったればこそ―だったのかも。筆者も〝今日のものを今日探す〟無理なお願いで最寄りの図書館を困らせている
▼わが国最古となる八戸市立図書館(前身は八戸書籍縦覧所)は1日に1千人以上が訪れ、2千冊近くを貸し出す〝知の貯蔵庫〟。多岐にわたる要望に臨機応変に応じてくれるスタッフに感謝である。今日は図書館法公布の図書館記念日。」


図書館の日か。

失望、試練のときは、図書館がいいかもしれない。
浪人、定年退職で、行くところがない人は、本を読むのは、図書館。
そして、知る、先の道。
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