晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

東風解凍

2021-02-04 06:08:43 | 山野草鳥花
昨日からは七十二候の一つ『東風解凍(はるかぜこおりをとく)』です。
東風解凍とは周期的な低気圧の通過により、
春の兆しとなる暖かい春の風が吹き始め、
冬の間張りつめていた氷を少しずつ解かし始める頃です。
予報によると週末の土曜日あたりから東風解凍に近づくのかな。 

昨日の外はうすら寒く作業小屋に籠っていました。
キィキィキィ・・と消え入るような小声で外から野鳥の囀りです。
カメラを手に外へ出てみると隣りの柿の木にいました。


ツグミです。
殆ど鳴かないからツグミと呼ばれたそうだが鳴かないわけでない。
かといってヒヨドリみたいに甲高くは鳴かない。

明らかにこちらの存在を確認しているはずだが、
逃げるそぶりは見せなかった。
かっては霞網で人間の犠牲になった故、
警戒の遺伝子はもう癒えたのだろうか。

ちょっと歩いては立ち止まって胸をはる
” だるまさんが転んだ ” 姿は有名ですね。


3月になればシベリアへ帰っていくので後一ヵ月しか見れない。
それにしても鳥の首はどうなっているのだろう。
180℃後ろに首を曲げれるし視力は人の10倍以上という。

一茶が渡り鳥をいくつか詠んでいます。
/ 喧嘩すな あひみたがひに 渡り鳥 /
/ 渡り鳥の 真似が下手ぞ むら雀 /
/ 渡り鳥 一芸なきは なかりけり /

ならば私も拙句
< 遺恨ないと世の和願うは鶫芸 >

コメント
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