晴耕雨読なくらし

じねんじょに夢をかけるおじさんの物語

土脉潤起

2021-02-20 06:07:04 | 季節のたより
今日から月曜日にかけて一気に暖かくなるとのこと。
今は七十二候で言うと土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)です。
冷たい雪が暖かい春の雨に代わり生きている大地に潤いをあたえる頃。
寒さもゆるみ、眠っていた動物も目覚め始めます。 

ウイキペディアによると七十二候とは、
古代中国で考案された季節を表す方式のひとつで、
二十四節気をさらに約5日づつの3つに分けた期間のこと。

各七十二候の名称は、気象の動きや動植物の変化を知らせる短文になっている。
中には「立冬」第三候で、
「雉入大水為蜃」(キジが海に入って大ハマグリになる)のような実際にはあり得ない事柄も含まれている。
古代中国のものがそのまま使われている二十四節気に対し、
七十二候の名称は何度か変更されており、
現在の「立冬」第三候は「金盞香(きんせんかさく) 」である。 

日本では江戸時代に入って渋川春海ら暦学者によって、
日本の気候風土に合うように改訂され「本朝七十二候」が作成された。
現在では1874年(明治7年)の「略本暦」に掲載された七十二候が主に使われている。

人は古代から季節の移ろいを事細かく自然と風情を調和させて生きてきた。
そして日本は中国大陸からの文化をいかに生かしていることか。

現代に生きる我々は日本のルーツともいえる中国とは、
もっともっと仲良くして多くを知り学びたいものだが、
政治の悲愴と民族のエゴがそれを引き裂いている。
今は地球史の一瞬に過ぎないだろうから、
次の一瞬に期待しよう。

< 大陸の文化受け継げど今侘し >
コメント
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