プレレジデント・オンラインで面白い記事を見つけました。「パソコンでアイデア整理をする人は仕事ができない」。記事自体はアイディア整理の仕方の話なのですが、その中でこんな箇所がありました。下線部は私が引きました。
手書きの効能は、実は脳科学の観点からも立証されています。「手書きで文字を書く」のと「キーボードを打つ」のでは、脳の働きがかなり違うというのです。 ノルウェーのスタヴァンゲル大学とフランスのマルセイユ大学の共同研究では、手書きとタイピングの双方の状態で脳の働きをMRIスキャンした結果、手書きをしている人の脳でのみ、言語処理に関わる「ブローカ野」が活性化することがわかりました。また東北大学の研究でも、自分の指先を使う手書きが脳の前頭前野を活性化させるのに対して、デジタルツールを使った場合には活性化しないという結果が出ています。
前頭前野というのは、記憶や学習にも深く関連する部位で、思考や創造性、理性をつかさどっています。簡単に言えば、手書きで文字を書く行為は、タイピングやスマホのフリック操作とは違って、指先を繊細に動かす必要があるので、脳がフル活動しているということです。その分、脳が活発に働くので、記憶にも残りやすくなります。 デジタル入力した内容は、必ずしも我々の脳内で情報処理されるとは限りません。パソコンやスマホで入力したのに覚えていないということは割とよくありますが、手書きで書くと、身体が行為そのものを記憶します。ですから内容を思い出そうとしたときにも、「ああ、あのときこんなふうに書いたはず」という具合に、すんなり記憶を呼び起こすことができるのです。
なんか納得。経験則的にはまさにその通りと言う感じですし、感覚的には従来から記憶の際には手を動かせとか、アイディアを出すときには書きなぐれ、みたいなことは言われてきました。となると、やはり「写経」も原則手書きの方がいいということになりますかね。
こちらの記事の内容につき、昨日の配信で言及されていましたね。私もデジタルネイティブ世代ではないので、手書きで定着させたいと思います。
一点、写経について教えていただきたいです。
私は、短文事例問題(答案構成の検討と予備校の解説講義を受講したもの)の答案を素材として写経を行おうと考えています。
その場合、写経は対象となる問題を絞って繰り返し写経すべきなのか、1問につき1回程度で終わらせて、どんどん色々な問題を書いていくべきなのか、いずれが適切でしょうか
試験対策の進捗としては、勉強開始1年程度、基礎講座・論文講座の受講は完了し、今年の予備試験短答はボーダーレベル(法律科目125点、計158点)ですが、まだ答案作成自体の経験は浅く、これから起案数を増やしていこうと考えている段階です。
ご教示いただけますと幸甚です。
早速のご回答ありがとうございます。
頂戴したアドバイスどおり、多種多様な問題で写経していきたいと思います。
結果がどうなるかはわかりませんが、まずは7月に向けて全力で論文対策を進めていきたいと思います。
先生の情報発信は気づきが多く、非常に参考にさせていただいております。これからもよろしくお願いします!