「不合格者」とは言っても、その範囲は広いものがあります。論文順位2000番~3000番程度、3500番以下~、短答落ち、受け控え組など「不合格」の一言で括るにはあまりにも実力差があります。当然、各人の置かれている状況は大きく異なるので、試験対策の方針も各人各様となります。この点強く意識した上で、合格者の話を聞いたりする必要があります。
論文順位が3000番程度までの人や、論文順位はもっと悪くても短答で8割以上の高得点を取っている人は、来年逆転合格の可能性はかなり高いと言えます。来年新規参入してくる層から一定数の合格枠をもぎ取れる可能性がある人たちです。何故なら、このグループは基礎力にはあまり問題がなく、単に「論文の書き方」に問題を抱えている人たちだからです。ですから、試験対策として基本的には、答練や答案ゼミ、個別指導などが最適です。過去問題と採点実感等の分析も非常に重要です。「合格登山」の行程で言えば、既に八合目あたりまできており、あともう一息のところで滞留している層と言えます。翌年一気に順位を上げて合格する人たちは、このグループの人たちです。
相談させていただきたく,コメントいたします。
先ほど,成績通知書が届きました。
私は,短答は8割を超えたのですが,論文は4000番に限りなく近い3000番台でした。
公法は合格ラインを越えたものの,他は軒並み「80以下」でした。この一年,模試でもこの傾向が続いており,どうにか脱却しなくてはと思っています。
基礎力に問題がある(短答はとれるが,L2レベルが出来ていない)と思われるので,瀬戸さんがおっしゃっていた方法をとりはじめました。論点について初見のものが出てきたりして,今まで何をやっていたのかと自分にあきれています。
趣旨・規範を含めた論証を,反射的に書けるようになったら,加藤先生がおっしゃっていた方法をとりたいと思っています。
このような方針でよいと思われますでしょうか。
初投稿&いきなりの長文で,申し訳ありません。お時間ありますときに,回答いただけましたらありがたく存じます。
さて、ご相談内容ですが、「知識はある程度あるが、論点抽出能力に難がある」という感じでしょうか。L2対策を年内に集中してこなして、年明けからL3対策というのが良いように思えます。今焦って本試験型の答練を受けても得るものは少ないかもしれません。急がば回れ、です。
いつでも書き込んでくださいねー!応援しています!来年逆転勝利です!
今さらですが、お礼を言わせて下さい
ありがとうございました
各人、合格するために必要なことが何なのか、分かりにくいというのが司法試験のいやらしいところです。少しでもお役に立てて光栄です。
修習とその後の人生、思いっきり楽しんで下さいね~🎶