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ジョー・ターナーのブルースフィーリングが素晴らしい!

2010-03-10 05:27:50 | jazz & vocal
The Boss of The Blues/Joe Turner
(Atlantic 1234, reissue)


 ジャズとブルースは切っても切れない関係があることは皆さんご承知の通りです。黒人の悲哀を中心とした、その場の感情吐露を12小節3コードにのせた単純な音楽でがブルーノートを駆使することで独特の雰囲気をかもしだすところが素晴らしい音楽ジャンルと思います。ブルースシンガーにもいろいろありますが、カンザスシティ出身のジョー・ターナーも250ポンドを超える体躯から繰り出されるバリトンによる歌唱は抜群です。晩年のパブロ録音にも登場しますが、彼の名をジャズファに強く印象づけたのはこのアトランティク盤ではないでしょうか?

 ブルースのボス、ジョー・ターナーが歌うカンザスシティジャズの副題の通り、カンザスの名手たちを従えたこのアルバムは最高です。ターナーのブルースフィーリングあふれるボーカルが聞き物ですが、共演陣の好演も見逃せません。Joe Newman, Jimmy Nottingham(tp), Lawrence Brown(tb), Pete Brown(as), Frank Wess, Seldon Powell(ts), Pete Johnson(p), Freddie Green(g), Walter Page(b), Cliff Leeman(ds)という名手ぞろいです。個人的には2人のピートのプレイが素晴らしくブルージーでいい感じです。特にジョンソンのブルースプレイは"The Master Blues Pianist"の名をほしいままにする好演ですね。Brownのボントロもいいですし、グリーンのザクザクギターが効果的なのは言うまでもないですね。トラディショナルを含むブルース中心の選曲も好感が持てますね。

 所有盤はアトランティックのオレンジ/グリーンの再発輸入カット盤です。ターナーを知るには格好の一枚ですね。


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