String Jazz Quartet/Vinnie Burke
(abc paramount ABC-170)
(abc paramount ABC-170)
弦楽四重奏団と言うとクラシックミュージックでは、良くあるフォーマットですが、ことジャズとなるとかなり珍しい。弦楽器をメインにしたジャズグループは結構珍しく、おそらくハシリになったのはチコ・ハミルトン辺りかも知れません。本日は、タル・ファーロウ、エディ・コスタとのトリオの一角として知られるビニー・バークのアルバムを行ってみます。このグループがまさに弦楽四重奏でヴァイオリン、ベース、チェロ、ギターのカルテットです。一曲だけにドラムスが入りますが、ほぼストリングジャズといっていい内容と思います。
メンバーはVinnie Burke(b), Dick Wetmore(vln), Calo Scott(cello), Bobby Grillo(g)のカルテットですが、超目玉はKenny Burrell(g)の参加です。何と9曲中5曲で彼の演奏が聴け、相変わらずのブルージーなプレイを楽しませてくれます。バレルの参加するA-1"A Night In Tunisia", A-2"Let's Do It", A-4"Blues For Skeeter", B-2"Blues for Esquire", B-4"Sweet And Lovely"の5曲が光りますね。特にバレル自信のオリジナルブルース"Blues For Skeeter"でのプレイは誰が聴いてもバレルという素晴らしさです。バークの重厚なピチカートが中心ですが完全に主役を食ってます。そして、サプライズはヴァイオリンのピチカートプレイ、これがなかなかに新鮮です。
所有盤はabc paramountのオリジナルモノラル盤です。ヌードの女性をあしらったカバーも珍しいですよね。ちょっと変わった編成ですが、ブルージーで楽しめるジャズに仕上がっています。
そういえば似てますね。‘Blues and Other Shades of Green’もabc paramonutですよね。この盤は国内盤で所有していますが別ジャケです。たぶん同じデザイナーなんでしょうね。
http://www.amazon.co.jp/Blues-Other-Shades-Green-Urbie/dp/B000OYAST0/ref=sr_1_1?ie=UTF8&s=music&qid=1229438391&sr=8-1
によく似ていると思いました。