The Amazing Nina Simone/Nina Simone
(Colpix CP407)
ありきたりのジャズ・ボーカルや白人美人歌手のか細い声のボーカルばかり聴いているとき、出会ったニーナ・シモンには正直面食らった印象がある。出会ったきっかけも結構戦慄でした。当時ニーナの名前ぐらいは知っていたのですが、女性暗殺者を主人公にした映画「アサシン」でサスペンスたっぷりの緊張感を駆り立てるニーナの歌声にノックアウトされてしまいました。太めのボイスでソウルフルに唄うボーカルスタイルが特徴的ですし、黒人奴隷解放運動に関連した曲を唄ったりやボブ・ディラン、ビートルズ,バカラックなど幅広いレパートリーはかなり異色なシンガーですよね。。1958年のベツレヘム盤で名声をえて、コルピックスレーベルでその才能が開花しますよね。本日はそのコルピックス第一弾をアップいたします。
ご存知のように,ニーナはピアノの腕も確かでジュリアード音楽院で学んだ才媛でもあります。ここでも得意の弾き語りからBob Merseyのオケでの歌唱までニーナの魅力を余すことなく紹介しているのが特徴です。スピリチュアルの”Children Go Where I Send You"からジャズスタンダードの”Stompin' At The Savoy", "It Might As Well Be Spring", "Willow Weep For Me"までレパートリーの広さはさすがですね。
所有盤はコルピックスのゴールドラベルのブルーワックス/モノラル盤です。イスに座って唄うモノクロのニーナとバランスよく配されたロゴが印象的なジャケットも気に入っています。
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