67camper's Blog

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地味~・ヒースは過小評価ですが,これ良いですよ!

2013-06-22 13:14:35 | jazz & vocal

On The Trail/Jimmy Heath
(Riverside 9486, reissue)

 ジャズ界に於いて,兄弟プレイヤーは結構ありますがジョーンズ兄弟と並んで有名なのがヒーズ兄弟ではないでしょうか。パーシー,ジミー、アルバートの3人,ジョーンズブラザーズに比べるとやや地味な印象がありますが,やはり3人ともモダンジャズの歴史においてはかなり重要な役割を果たしているのではないでしょうか?本日の主役はこのヒース兄弟の真ん中,JIMMY HEATHです。印象が薄いので「地味~・ヒース」なんて書いてしまいましたが,作編曲の手腕も有名ですし,サックスプレイヤーとしても古くから活躍している逸材です。ブルーノートのマイルスとかJJの録音にも頻繁に登用されていますから、実力的にも十分なのでしょうね。本日はJimmy HeathのRiverside盤をアップいたします。

 録音は64年, とにかくメンバーが出色です。Jimmy Heath(ts), Kenny Burrell(g), Wynton Kelly(p), Paul Chambers(b), Albert Heath(ds)のクインテットです。A-1のタイトル曲は意表をつく選曲ですよね。"On The Trail", このゆったり感が最高にリラックスできます。 同年3月にケリーが発表した"It's All Right"でも取り上げられていた曲ですよね。バレル,チェンバースはこのときも録音に参加していますよね。おそらくヒースがこれに触発されたのではなんて想像しても楽しいですよね。ヒースのサックスは結構硬質でコルトレーンを思わせる雰囲気を感じるのは自分だけでしょうか?"Vanity", "I Should Care"のバラードも良いですが、B-1のヒースのオリジナル,Gingerbread Boy"がすばらしい!ケリー,バレルの好調度が伝わって来る演奏ですよね。

 地味な印象故,過小評価のサックス奏者Jimmy Heathを代表する一枚と言っても過言ではないでしょう!所有盤はウェイブの再発ですが,米盤はターコイズのRIVERSIDE盤しか見たことがないですが,マイク&リール盤って存在するのでしょうか???