Caramba!/Lee Morgan
(Blue Note BST84289)
アートブレイキーの許を離れたモーガンはブルーノートへ快作を連発し、サイドワインダーによってレーベルを代表するトランペッターとしてジャズファンは以外にもその名を充分に知らしめる事になったのは皆さんご存知の通りです。それ以後も魅力的な作品をリリースして行きますよね。後期の4200盤以降も人気盤”Cornbred"をはじめ”Delightful Lee", そして本日アップの"Caramba"へとつながって行きます。
この"Caramba"等はモーガンのの中でも人気薄のアルバムでしょうが、68年の録音で1960年代後期を代表するアルバムに仕上がっています。メンバーはMorgan(tp), Bennie Maupin(ts), Cedar Walton(p), Regonald Workman(b), Billy Higgins(ds)の五重奏団です。タイトル曲の”Caramba"が収まったA面もそれなりですが、モーガンの真骨調はB-1の"Cunning Lee"です。ミディアムファストの曲調に乗った縦横無尽のプレイと哀愁のあるテーマが魅力の佳曲です。B面ラストの"Helen's Ritual"はモーガンの死に関わったヘレンの名が使われているのが興味深いですね。
所有盤はリバティの青白ラベルのステレオ盤です。ひょっとしてこのリバティがオリジナルだったりして・・・。何と言っても60年代後期の雰囲気が出た女性のカバーが好きですね!