67camper's Blog

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ユニークなカバーが印象的な一枚だ!

2008-06-26 03:05:18 | jazz & vocal
Lennie Niehause vol.5 The Sextet/Lennie Niehause
(Contemporaray C3524)

 アルトサックスで、これぞウエストコーストジャズとなるとやはりコンテンポラリのアート・ペッパーの諸作が思い浮かびますよね。でも、その時代ペッパーの影に隠れながらしっかりとウエストしてくれるアルバムを制作してくれたのがレニーだと思います。中でもvol.5のユニークなカバーはだれしも一度はレコード屋さんで目にしたことがあるのではないでしょうか?本日はこのレニーのコンテンポラリ盤をアップしますね。

 メンバーはこれぞウエストコーストジャズという布陣です。Lennie Niehaus(as), Bill Perkins(ts, fl), Jimmy Giuffre(bs), Stu Williamson(tp, vtb), Buddy Clark(b), Shelly Manne(ds)のセクステットです。レニーの艶やかなアルトが全編でfeatureされますが、ユニゾンのテーマやブリッジ部分のリフなど極めて効果的なアンサンブルが全く気持ちがいいですよね。A面冒頭の、"Thou Well"など最初からこのテーマのユニゾンとバディ・クラークのしまったウォーキングベースの対比が聴ける好トラックと思います。A-5の"Take It From Me"のソロのリレーも見事でスチュのヴァルブトロンボンなどは、まずイーストのサウンドではあり得ないでしょう。B-1の"Belle OF The Ball"でもバディのウォーキングベース, レニーのアルト、そして厚いアンサンブルが聞こえます。絶対、あおらない、でしゃばりのないシェリー・マンのドラム見事です。カバーに目がいってしまうアルバムですが内容は極上のWEST COAST JAZZといった感じです。

 所有盤はContemporaryのモノラル盤オリジナル、Demonstration Copyです、センターレーベルにも大きな"NOT FOR SALE"のスタンプがみられます。国内盤はもっとカバー全体が黄色だった印象ですが、このカバーかなり退色した印象です。プロモのカバーが白いというのは聴いたことがないしなあ・・・