67camper's Blog

管理人67camperの空冷VW、北米輸入住宅、キャンプ、ジャズ、自転車、アコギ、カメラ、アメカジに関するログです。

Teddy Edwardsのプレステッジデビュー盤

2007-11-04 07:01:18 | jazz & vocal
Nothin' But The Blues!/Teddy Edwards
(Prestige 7518)


 おそらく初めてエドワーズのテナープレイに初めて触れたのはBrown & Roach In Consert(GNP)だったと思います。この盤ではハロルド・ランドとエドワーズの2人のプレイが収録されていますが,ビギナーの自分にはテナープレイヤーには全く耳が行ってませんでした。LA在住のエドワーズは当然ながらパシフィックやコンテンポラリー等西海岸名門ジャズレーベルに吹き込みが多い訳ですが、本日は3大レーベル,東海岸のプレステッジでの初リーダー盤(66年録音)をアップしますね。

 メンバーはTeddy Edwards(ts), Walter Davis Jr.(p), Paul Chambers(b), Billy Higgins(ds), Phil Orlando(g), Montego Joe(conga&bongos)のセクステットです。演奏は各面3曲の6曲構成でブルースあり、バラードあり、オリジナルありで彼のテナーそしてコンポーザーとしての実力をじっくり楽しめる構成です。A-1のタイトル曲"Nothin' But The Blues"はMontegoのcongaに導かれて始まるアーシーなブルースで彼のブルージーなテナーがすばらしいですね。またA-2の”Games That Lovers Play"やマイフェアレディのA-3"On The Street Where You Live", そしてこの盤の白眉とも言える大スタンダード”But Beautiful"に聴かれるバラードプレイは聴きモノですよ。共演者では,ベテランWalter Davisのリリカルなピアノもなかなかの好演ですよね。オーランドは新鋭ギターリストですが,この時代のギターにありがちなアグリーなプレイはなくメインストリーマー的プレイで好ましいですよね。

 所有盤は残念ながらドリルホールがありますが、プレステッジのブルートライデントのステレオ盤です。RVG録音らしい,インパクトの強い音が最高ですね。