私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

アナウンサーさえも

2009-07-14 | 5考える
天皇陛下がカナダに長期ご訪問中でいらっしゃる。

毎日のニュースで、陛下の動静がトピックスのように報じられる。

今日も、ニュース番組の終盤に近い頃あいでそのご様子は伝えられたのだが、某民法BSの若い女性アナウンサーが、陛下のご様子を「~へ行きます」とかなんとか…敬語抜きで伝えていた。

アナウンサーは日本語のプロであって、日本語の特徴の最たるものである敬語表現のにおいて、その頂点にある天皇の動態を伝える時に、敬語を用いないなんていうのは愚の骨頂だと思うのだが。

「私は、日本語がうまく使えないアナウンサーです」と大声でふれているようなものだ。

時代が少し前なら袋叩きだとおもうのだが、そこのところどうなのだろう。
アナウンス部の部長は訂正とお詫びのコメントを読み上げないのか?
「ニュース降板するべし」といったクレームは届かないのか。

NHKのアナウンサーでさえ、時々「??」と首をかしげる日本語の方がいらっしゃるのだから、民放のアナウンサーにそれを求めるのは無理なことだろうか。

それにしても、乱れ過ぎている。

言論の自由やなにやかにやを守ろうとするのであれば、既成の常識やマナーはしっかりと押さえておかないと、正当な主張ができなくなる時代がやってくると思うのだが。

何とも情けないという思いに落ちる私であった。
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嫌いになってしまうと

2009-07-13 | 雑観
嫌いになってしまうと、どうにもこうにもならなくなる。
(どうにもこうにもならなくなる…は方言か?ちょっと懐かしい響きだ)

数か月前、ある会議で(怒りにまかせてブログにも書いてしまったが)、その立場にあって、信じがたい残念な発言をなさった年配の女性に対する嫌悪感が収まらないのだ。

次第〃に老いが隠せなくなっていらっしゃるが、相変わらずお達者な声を響かせておられるその方の声を聞くや否や、こめかみがピクピクして、体全体がこわばるような気がする。

そんな時は、目を決して合わせないように会釈だけして、彼女の前を通り過ぎるのだが、またまた直接対峙せざるを得ない局面が訪れた場合、果たして私は耐えられるだろうか。

御自身の人生に対して確固たる自信をお持ちになっていて、派手に発信しておられるものの、衰えは隠せず…それとも、天然の御性格なのか、何度も何度も、同じ相手に対して同じ発言をなさる。
デリカシーのない君主型の発言を…。

「そのお尋ねは、このシュチエーションで確か3度目だと記憶しておりますが…」と、言ってはならない切り込み方を、私は止めることができるだろうか。

「押さえて、押さえて…」と、私をなだめる声を強くする必要がありそうだ。
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哀しい光景

2009-07-12 | 12怒る
七月に入ってから出現しはじめたそれを見つけたのは、今日で4回目だろうか。

早朝のゴミ出し時、遅い時間の帰宅時、駐車場の片隅にアサヒスタイルフリーの500ml缶が一つ、きれいに飲み干した状態で置いてあるのを…。

常日頃、比較的きれいに片づけられている駐車場なので、そんなゴミの存在は目を引くのだ。

マナーがないし、非常識な人物の行為であることに間違いはないのだが、いつもかならずアサヒスタイルフリーの500ml缶が一つというのは…その向こう側に哀しいおじさんの姿がほの見えてしまい、あれこれ想像せずにはいられない。

暑くなったというのに、そのおじさんは、自宅での飲酒を禁じられているのだろうか。
糖質0を謳い文句にしている商品のようだから、この春の健康診断で高脂血症や糖尿病の危険性を指摘され、奥方から禁酒を約束させられているにもかかわらず、帰宅しての一杯が止め難いとか…。
車を運転して駐車場まで到着したところで、壁際の片隅で500mlを流し込み、証拠物件の缶を自宅まで持ち帰る訳にゆかないので、空き缶を置いてご帰宅か。

…ということは、当マンションの住人に左様な哀しきおとーさんが存在するということだろうか。

願わくば、近隣の別マンションの住人であることを祈ったり。
当節のことだから、下手人!?はおじさんではなく、単にマナーのないおねーちゃんだったりして。

哀しいドラマをあれこれ想像しているうちに、すっかり気持ちが冷え冷えとしてしまった私は、ほとんど一年ぶりぐらいでビールを手に取り、エビスとサッポロ黒ラベルを購入して帰宅。

代わりに、きっちり飲んであげます。
高カロリーの肴をテーブルに一杯並べて。
だって、哀しすぎますもん。

決して飲める口ではないので、そのまま冷蔵庫で賞味期限を過ごしてしまうかもしれないけれど。
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佐○急○の新人ドライバー

2009-07-04 | 12怒る
最近、通信販売で必要なものを購入することが続いた。

代済みだったり、代金引き換えだったり、状況も宅配業者も様々なのだが、表題の運送業者の不在通知がどうも妙な具合。

代済み商品は、不在時、宅配ポストに入れられているのが常なのだが、代済みの小品であるにもかかわらず「持ち帰りました」通知が投入されている。

「何で?」と不可解だった。

同日、やはり代済み商品が他の業者さんの配達であったのだが、これは通常通りちゃんと宅配ポストに預けられていた。

この奇妙な「持ち帰りました」通知には、ちょっと対応しかねて、そのまま再配達要請しないままでいたところ、翌日、別のドライバーさんによって「宅配ポストに預けました」という通知と共に小荷物は到着した。

そんなことがあって先日
「代引き商品があるのですが、よろしいでしょうか?」と佐○急○のドライバーから電話がかかる。

「どこからの商品ですか?」と尋ねると

「○○さんからの商品です」とそのドライバーが私の苗字を平然と口にする。
しかも、違う名字の読みで。

「私から私あてで代引き商品が届いているのですか?」とありえない返答に重ねて尋ねると

しばしの沈黙の後
「ちょっと待って下さい」といって、ようやくある通販業者の名前を伝えられる。

…変だぞ。
佐○急○という会社のドライバーさんは、本来個人事業者のような立場で、効率最優先の意識が恐ろしく高い。
体育会系の動きで、そんな間抜けな対応をするドライバーにはであったことがないのだが。

数分後、電話のドライバーがあらわれ、またまた正しくない読みで名字を呼ばれ、荷物が手渡された。
ひょろ長く青白い若者で、佐○急○のドライバーというより、家電量販店で研修中の販売員さんのようなもの言い。

それでもって、商品代金をポロポロ落としながら受け取って、金額の確認もさらっと怪しい様子。

たまらず
「普通、代金がいくらいくらですが…って電話で確認されますけれど」と問えば

「わかっていらっしゃるかと思って…」
「申し訳ございません」という応答。

おいおい…。
どこからの商品で、いくらの代金かちゃんと伝えた上で来ないと、持ちあわせがなかったらどうするんだい?

同じころ、別に届く予定のある品物があったとしたらどうするの?

やはりらしくない。
彼は、タイヤの擦り減りさえも最低限で済むように計算して運転するドライバー集団の中で、ちゃんとやっていけるのだろうか?

「持ち帰りました」通知を入れて、小さな荷物を配達しなかったのは、間違いなく今日のドライバーだ…と思いながら、その効率の悪さを指摘してくれる先輩はいないのか?早くそのスタイルを改めないと、生き残れないぞ…と、老婆心なのだった。

辛くなるので、あの業者が配送担当する商品は、当分購入したくないなぁ…と思いながら、そのらしくない新人ドライバーがいい出会いを得て鍛えられることを祈った。
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ふてぶてしき猫いとおし

2009-07-03 | 8病む
癌の再検査の結果が陰性とでた。

「果たして何をどうしておくべきか…」と擬陽性の判定をもらって以来、かなり真面目にあれこれ考え続けたのだが、ひとまず安心だ。
丁寧なDr.は、もう一度3ヶ月後に細胞診してくれるそうだが。

「ほっ」とするや、お腹がゴロゴロしはじめ、消化不良気味。

「本当にデリケートな心の持ち主だ」と我ながらあきれる。

雨上がりの午後「売れない、貸せない、住めない…」と、三拍子そろった(嘆)古家の様子を見に行けば、またまたご近所のお行儀の宜しくない子供が敷地に入り込み、飲み散らかした飲料の空き容器を拾うことになる。

ガレージの屋根に黒い影…。
果たして、何を残していったのやら。

生モノだけは勘弁してほしい…と恐る恐る庭からのぞいてみれば、まさに生モノ。

茶トラとサバトラの中間柄の毛で、よく太ったお猫様だった。

私は猫は好きなのだが、この古屋近辺でみかける猫は、どの猫も警戒心が大で、2~3m以上の距離を保ってすぐに逃げ出してしまうのだ。

しかし、この波板屋根のお猫様、逃げ出すどころか身じろぎもせず、丸くなった体勢を保ち続ける。
具合が悪いのか?とも思ったのだが、そうでもないらしい。

デジカメを向けると瞼を開き、白目!をむく。

まるで「座頭一」のようだ。

実にふてぶてしく、私など少しあやかりたいくらいだが、余りの凄味にそれ以上かまうのは躊躇され、用事を済ませるやそそくさと引きあげた。

この勝負、文句なく完璧な私の負けであった。
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