私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

きゃんきゃん営業担当とビリビリ御老人

2008-11-22 | 12怒る
先日、某金融機関の営業担当さんと話さなくてはならない事態に陥った。
契約確認をしたいのに、十分な情報が手元にない状態の営業担当さんは、最初から高飛車な物言い。

正しい日本語で、高圧的に言葉を投げてくる。
相当ストレスがたまっておられるのか、確認ができないことで上から圧がかかっているのか。

きゃんきゃん仰っても、やんわり語りかけられても、事実はひとつであり、説明する内容は変わらない。
しかし、そのときの印象は、相手の話し方によって全く違ったものになる。

そのときの印象が、後々大きな決断をしなくてはならない時の選択を左右するのだが、今、ひとつの思いでいっぱいのきゃんきゃん営業担当さんには先のことは見えていない。

方や、脳卒中で左脳のブローカ野を障害してしまった御老人の話。

人の話はほぼ理解できているのだが、自分の意思を言葉にすることができなくなっているので、ほとんど言葉による自己主張ができない。

「きゃんきゃん」も「かりかり」も出来ないのだから、当人のストレスたるや想像するに余りある。

その御老人の額に手を置いていると、大抵、指先からビリビリと激しい気の流れを感じる。脳の中で、伝えたいことを言葉にしようと、神経細胞がじだんだ踏んでいるに違いない。
恐ろしいばかりのエネルギーで、額に置いた手は、しばらくしびれたようになってしまう。

御老人と私の間に、同じ感性があれば、感じとれるのはビリビリ感だけでなく、その意思だったりするのだろうが、カナシイカナあまり共感することがない間柄の親子(!)だったので、情愛だけでその想いを受け止めることができないのだ。

今日も、ビリビリ御老人の大いなるエネルギーだけを感じて、その意は量れなかったな。
コメント
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