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私のつれづれ草子

書き手はいささかネガティブです。
夢や希望、癒し、活力を求められる方の深入りはお薦めしません。

納税は美徳

2010-09-18 | 5考える
いつからだろう、納税が愚行かのように言われ始めたのは。

節税の名のもとにとられる納税回避の様々なハウツー。

望ましくない税の使われ方を議論される機会は大いに増えるべきだと思うが、納税が美徳であることの宣伝がもっとされてしかるべきではなかろうか。

どこか、方向性が間違っていると思えてならない。
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両方良いは頬かぶり

2010-06-13 | 5考える
あれもこれも強化って…そんな旨い話があるわけがない。

「両方良いは頬かぶり」っていうのは下町育ちの祖母が言っていた言葉。
右の耳も左の耳も寒くないように、両方覆っているスタイルはドロボーさんの格好でしょう。
そんな旨い話があるわけがない訳で、お気をつけ遊ばせってことらしい。

少し前に、黄金色の設計図を見せられて、結局材料の手当てなんていっそ出来ていなくって「絵に描いた餅」でしたものね。

その餅にくれべればいくらかましなのかも知れないけれど、コロッと騙されるかなぁ…そんなに。
みんな純朴で疑うことを知らないから。

また同じ罠にかかってしまうかな。

でも、今度罠にかかってしまえば、もうアウトね。
だってほら、本丸は山伏になって更なる修行中だもの。
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ふるさと納税

2010-05-28 | 5考える
宮崎県にふるさと納税をした。

ネット上で納税したい旨の申請書フォームを打ち出し、ファックスして納付書を送ってもらい、銀行へ出向いて納税するという、実にまどろっこしい手順をあえてとった。

それでも、ファックス申請から納税を終えるまでに一週間かからなかった。

お役所とやり取りして、案件が完了するまでに長い期間がかかるのに慣れっこになっているこの頃なので、そのスピーディさに呆気なささえ覚えた。

お役所にしてみれば、納税する気持ちの変わらないうちにってことだろうか。

遠方から嫁がれた友人に聞いた話だが、相続で引き継いだ故郷の不動産を、自治体に寄付するという決断をなさった折、○○百キロ離れた故郷の自治体から、手続きの為に担当職員の方が出張してみえたという。

お役所に納税するということは、そういうことなのだなぁと思った。

まぁ私のふるさと納税など、ほんのわずかな額だから比較にはならないのだが。

和牛ステーキをこよなく愛する私のささやかな気持に応えるべく、ふるさと納税には「○○に使ってください」と使途を明記する欄が設けてある。

「口蹄疫対策にあてて下さい」と指定することができるのだ。

ふるさと納税だけでなく、一般の税金においても納税時一筆書くことが許されると良い。
その統計をきちんととれば、納税者の意思が明確になるではないか。

税の使い方こそが政治だと思うから。
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三年寝太郎

2010-05-18 | 5考える
今朝の日経コラムに「三年寝太郎」の話が引き合いに出されていた。

「寝太郎」を引きながら、やって欲しくも無いことばかりつつきまわし、挙句やるべきことをほったらかしの政権を「時の盗人」と強く批判している。

「そうだわね、確かにね」と思うのだが、引き合いに出された「三年寝太郎」は昔から私が愛してやまない昔話の主人公である。

ぐうたらで、怠け者の「寝太郎」が、何の努力もなく夢をきっかけに出世するというお話で、勤勉・誠実・正直を語り継ぎたい昔話の中にあって、異色のストーリーだ。

決して文部科学省推奨のお話とはならず、日経の記者さんも「何がいいたいのか」と好意的ではない。

日経の記事が引いた民話では「寝太郎」はただの怠け者であるばかりか、インチキと騙しの悪人でさえあるという内容らしい。
善人から巻き上げる悪人はちょっとぉ…とは思うのだが。

山口の民話だったと思う。
山口の道の駅などで「寝太郎」という地酒を見つけると、いつも買おうかどうしようかしばしば悩む(酒に弱いので結局買わないのだが)。
萩のある山陰側ではなく、山陽側が民話の舞台だからだろうか、維新の原動力となったかの地が「寝太郎」を語り継いだのも不思議な気がする。

「寝太郎」のようなヒーローは、時代が豊かであってこそ許される存在だろう。
少しずつ世の中が窮屈でゆとりを失ってゆくと、かの「寝太郎」タイプの存在は許容されない。

地中海の恵みに育まれたギリシャでは、5人に1人が公務員だとか。
今時「パソコン操作手当」なんてものが支給され、年金は現役時代の9割が保障されていたという。
国家が破綻状態で、それが7割になるといって大規模なデモにつながっている。

リストラ効果あって黒字続出決算のニッポン企業では、リストラの為に給与の3割カットなんて話はもう十数年来あちこちで耳にしてきた。

エリートを集めた形の国家公務員の給与が、地方公務員のそれよりずっと低く抑えられているのはもう二十年も前からの話だと記憶している。

粉飾決算?でEU入りしたギリシャのつけを、堅実財政のドイツなどが肩代わりしたくないと言っているのは良く分かる。

生き方は、お金の使い方にあるという表現は誤っていないと思う。

理想は、大胆かつ繊細・緻密に。

日本の国の中にギリシャ型とドイツ型があって、そのどちらが多数派となりうるか。
ギリシャ型であっても未来はないので、早急にドイツ型の勢力を固めるべきだろうけれど、そうなってくると「寝太郎」は禁書となるだろう。
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数珠つなぎとでもいおうか

2010-02-11 | 5考える
ビーズの玉をつないでゆく様に、どうやら周囲に変化の兆し。

何が出来てくるのかはわからない。

けれども、クリアからイエロー、イエローからアクアマリンと色の違うビーズが次々に連なっていく。

恐ろしくもわずらわしい状況に至らないことを祈るこの頃である。
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縁がない

2010-01-23 | 5考える
「この人とは縁がないのだなぁ」とつくづく感じることがある。

幼いころからとても好きな人(ちなみに相手は母と一つ違いの女性)だったのだが、人間関係が深まりそうになると、何かしら事件がおこって無かったことになる。

お互い、要所要所でかなり頼もしい存在だと感じてはいるはずなのだが、じっと寄り添って人生を語ったり、歩んだりする関係にはならないのだ。

そして、恐らく、決定的に人生観が異なっているところがあるので、深く語りあってしまうと、どこかできっと破綻してしまう人間同士なのだ。

もし、私を守護してくれている存在があるとしたら、その守護者が「その御仁と関わるのは止めとけ…あとあと面倒を抱え込むことになるから」といっているような気もする。

そして、生涯に渡ってずっと、その人物との関係が余り深くならないように、流れをつくってくれているような。

そんなことを考えた奇妙な一日だった。
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K18の意味

2010-01-07 | 5考える
今年になって知ったのだが、K18(18金)というのは、金の含有量が75%の金製品だという意味であるらしい。

K24(24金)というのが、金の含有量が100%の状態。

K18になると18/24の割合で金が含まれているので、75%の金に25%の他金属が加えられた合金であって、金含有の比率は高いが純金ではないという訳。

ちなみに、加える金属の種類によって色合いはシルバーっぽくもなり、黄色にもローズカラーにもなる。

金製品と一口にいっても、WG(ホワイトゴールド)・YG(イエローゴールド)・RG(ローズゴールド)などと多彩な色合いの製品が出来るのも、この含有金属の性格によるのだそうで…ご存じだったろうか。

常識なのかもしれないが、今までまるで興味のない分野で、私にとってはこの年になって初めて知った事実だった。

ちなみに、K24(24金)という表示方法は日本でとられている表示方法だそうで、国際標準ではないという。

うーん、知らないということは怖いことだ。
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師走の風景

2009-12-30 | 5考える
師走の街を久しぶりにぐるっと歩いてみた。

数箇所の目的地をつなげて描いた、円周状の移動線に重なった某デバートにふらりと寄り道。

去年は大晦日に、見たこともない急ごしらえのセールチラシが新聞折り込みではさまれていて、私のハラハラドキドキを誘った某デパートだ。

今年。流石に、地下の食料品売場は、迎春準備の食品を買い込む人々でごった返していたが、上の階に上がってゆくと直ぐに客はまばらになった。
いなくなっていたはずのエレベータガールの姿を、何年振りかで目にしたが、某デパートだけではなく、どこの百貨店も窮状に変わりはあるまい。

小市民としては、たまっていたポイントを今日使い切ってしまおう!と思いきる。
何の根拠もないのだが、世間の空気がそう誘う。

不況の影は、深く広く差している。
その影が深くなるに従って、世間の尺度も変わってくる。

目を背けていた公園の浮浪者を、思いがけず優しい視線で追っている。
また、趣味が異なるので、やはり視界から外していた、殊更に貴金属で身を飾り、これでもかとブランドで全身を包む御婦人を、恐ろしく冷静に分析しながら眺めている。
一昨年までと、対象を眺める私の胸に、湧いて来るものがまるきり異なっているのだ。

お家グルメさんたち御用達の高級食材店。
今月久々に訪れてみると、そこも様変わりしていた。
酒類コーナーの在庫が数カ月前の1/2になり、その他の食材の棚も棚卸を待っているかのように奥行きが浅くなっている。

旨いもの探索のHPブログは、秋から更新がストップしている。

その風景を補うように、奥に引っ込んでいた笑顔の素敵なマネージャーが、常に売り場に出て作業なさっている。

ここも苦しいやりくりが続いているに違いない。
デパ地下で入手困難な美味しいものが、コンパクトな店内にしっかり居場所を確保され、ファンも多い大好きな店舗だが。

シャーロック・ホームズにはまっている私には、最近、コナン・ドイルの時代の英国の風景が気になって仕方がない。

活力を失い、代々の遺産を守りながら生きている貴族達。
あからさまな階級社会では、生活レベルによって住み分けがなされている。

スラムには浮浪児がウヨウヨいて、到底はい上がれないファミリーもいれば、商売上手な外国人が、彼らだけの社会を築いていたりする。

中間に沢山いるはずの労働階級の存在感は、恐ろしく薄い。

似たり寄ったりの社会が、我がニッポンで現実のものとならないことを…。
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この冬の健康法

2009-11-28 | 5考える
今年は早くから冬らしい寒さに見舞われている。

友人のお宅のある地域が、古くからの農地で、地元の農家の方が
「今年はカメムシが多いから寒い冬がやってくる」
と言ってらしたそうだ。

カメムシ…正式な名称を知らないが、茶色い平たい兜を背負って飛び、ちょっかいを出すと悪臭を放つ昆虫だ。

私はというと、まだ11月だというのに毎日ホッカイロを背中か腰に貼り、腹巻で武装、外出時にはマスクをして動き回っている。

腹巻なんて代物を自分が愛用するようになるなんて思いもしなかったが、これが存外すぐれもので、もうすっかり手放せなくなっている。

おかげで虚弱な私が、例年はとうにゴホゴホいっていてもおかしくない季節模様だというのに、まだ風邪らしい風邪をひいていない。

ただ、11月だというのに、この先どうするのかねぇ…とは思っている。
過剰防衛になっているのかもしれない。
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貧しくなる覚悟

2009-11-14 | 5考える
街に華やかな電飾が輝き始め、師走の気配を今年も感じるようになったが、景気の良い話はついぞ聞かない。

国の税金割り振りグループは、男詐欺師が女詐欺師に転換したかのようなあり様だ。

大借金を抱え込んでいるのは承知しているが、それでも何かしら上手に虚飾を繰り返してやりくりしていたのが、国の将来を託すための資金にさえレッドカードを割り振り「お金がないのよあきらめて」と容赦ない。

余程幸運な風が吹かない限り、首の回らなくなった詐欺師は、結局いつか破綻する運命なのだが。

そろそろ、気持ちのどこかで貧しい国に生活する国民としての覚悟をしておいたほうが良いのかもしれない。

アメリカに戦争で負けるまでの前後、我が国はとっても貧しい国だったのだ。

食物は配給で、遵法精神を貫いて配給食糧しか口にしなかった人は、栄養失調で亡くなったりしていたという。

終戦前は、ビシネスが成り立つ資源などなく、大人は徴用されて国家の為に労働を提供していた。

時代の幸運な風と、従順で生真面目で生命力にあふれた国民が、貧しい国を経済大国と呼ばれるニッポンにつくりあげたのだ。

今のニッポン人には、その頃のニッポン人にあったバイタリティが残っているだろうか。

「経済大国と呼ばれるとても富める国だったのよ」と、全くイメージ出来ない子供たちに語って聞かせなければならない時代が来ないとは限らない。

金至上主義の大国にすり寄り、商売上手なご近所さんに美味しいところを持って行かれ、冴えないただの島国になってしまいはしないか。

しっかりしよう、ニッポン人。
しっかりしよう、私。
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