先日TVを見ていたら、「ガイアの夜明け」という番組で「象印」という会社の事をやっていました。その時目を引いたのが、こ
の会社の製品で「炎舞炊き」という炊飯器が、特に美味しいご飯が炊けると評判で、高額ですがすごく売れているというのです。
自分が現在使っている炊飯器は、ドン・キホーテで5,000円くらいで安売りしていたパナソニックの一般普及品で、炊きあがりも
そこそこでしたので、これが標準かと思っていました。そして毎回4合炊いては冷凍パックして、食べる時に電子レンジで解凍す
るという食習慣でした。しかし心の奥では「高級炊飯器の美味しいご飯」というのを食べてみたいという、憧れはありました。
炊飯器を高級品に買い変えるにしても、どの機種が一番美味しいのか、というかそもそも「美味しいご飯」というのが、どんなも
のか知らないのです。巷にはあれやこれやの謳い文句の機種が山ほどあって、値段もピンキリでパンフレットではわかりません。
そんな時、偶然にも「美味しいと評判の・・・」という紹介があったので、この際とばかりに高価でしたが購入を決めました。
TVの影響というのは凄いもので、番組で取り上げるとたちどころに売れて、それに伴って商品がなくなるか、価格が1~2割く
らい跳ね上がるのです。そんなネットでの反応を知っているので、自分はすぐ翌日に一番安いと思われる価格でポチしました。
それでも82,700円でしたが、3日後に再度調べたら、安売り価格の商品は見事に姿を消して、安くて9万円台後半でした。
さてすぐに届いた製品は、外形は一周り大きくてしっかりしていて重いです。中の窯は5号焚きですからほぼ同じですが、それを
取り囲む部分が厚くて、何か装置が入っているようです。これがあの美味しく炊く工夫なんでしょうか。一般普及品と一番違うの
はメニューの項目の多さです。普及品は「普通のお米・炊きます」くらいですが、高級品は「硬い・柔らかい・粘りの程度」など
事細かに分類されています。また炊いてみて、「もうちょっと・・・で」と入力すると、微調整してくれるみたい優秀です。
というわけで、美味しいご飯が食べたいという欲求を満たすには、とても手間がかかることがわかりました。購入したのが9月の
16日でしたが、まだ今も、いつもの半分の量をいろんな設定で炊いてみて、どの設定がどんな食感なのかを調べています。
でも正直言って、お米のブランドや水加減によっても炊きあがりに微妙な違いが出るようなので、「美味しいご飯」の判定の決め
手は、なかなか難しいと思います。結局自分の嗜好に一番近い炊きあがりになる設定を、探す事になるのでしょう。
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