新幹線のグリーン車の中で「社長」と呼べば殆どの人が振り返ると言う笑い話があります。こちらアメリカ進出の日本企業にも日本の親会社から派遣されている社長がごまんといます。いわゆるサラリーマン社長の典型です。日本に買えれば単なるちょっと大きな歯車のひとつくらいです。それがアメリカで言葉もしゃべれず悪さをするのです。日本を出たのだからもっと視野を大きく持ってとか、思えばまだしも、「俺のやり方」を誇示するのでアメリカ人との良くない摩擦が頻発です。たぶん言葉も喋れないので間の通訳役をする従業員との関係もあるのでしょうが、丸の話が、三角になったり、四角になったり、空いた口がしまらなくなります。
昨夜はオハイオ北西部にトルネード注意報が出されました。ローカルテレビではその状態を時事刻々と下面の端に地図と、上部にスーパーで出していました。４月の最終週にはアラバマ地区にトルネードがタッチダウンして、私達の会社の仲間も二人が家を失い、他数人にも大きな被害が出ました。そんな彼らを少しでも救済しようと、昨日の会社はドレスダウンデイで募金を集めました。キリスト教の影響で慈善心の強い人たちです。お陰で約８０人より５００ドル相当のお金を集めることができました。それに会社が同額を拠出（カンパニーマッチ）して現地に送ります。家を新築するには保険など巨額の費用が必要ですが、仲間を思う気持ちが伝わることを祈っています。
