今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

臼杵磨崖仏 その3(大分県臼杵市深田)

2020年02月05日 | 名所・旧跡
訪問日 令和元年6月8日

臼杵磨崖仏(国宝・特別史跡)
磨崖仏は4か所に分かれて所在し、それぞれ古園石仏群、山王山石仏群、ホキ石仏第一群、ホキ石仏第二群と称される

古園石仏群
地元に伝わる「真名野長者伝説(炭焼き小五郎伝説)」では、磨崖仏は亡くなった娘の菩提を弔うために長者が彫らせたとされている
磨崖仏は山岳仏教の衰退と共に忘れ去られ、1000年の風雨に曝され続けることとなった
劣悪な環境の中で仏頭の多くが剥落した
中でも、最も有名な古園石仏群の大日如来像の仏頭は、1993年(平成5年)に保存修復が完了するまでの間、仏体下の台座に置かれたままであった



古園石仏群は全13躯で、金剛界大日如来坐像を中心に、その左右にそれぞれ如来像2躯、菩薩像2躯、明王像1躯、天部像1躯を配する









「多聞天立像」



右側の石仏



「伝降三世明王坐像」



「観音菩薩坐像」



「伝普賢菩薩坐像」



「伝不空成就如来坐像」



「伝無量寿如来坐像」



大日如来坐像



左側の石仏



「伝阿しゅく如来」



「伝宝生如来坐像」



「伝文殊菩薩坐像」



「勢至菩薩坐像」



「不動明王坐像」



「伝増長天立像」



望遠レンズに替えアップで






古園石仏群に置かれていた昔の写真
大日如来像の仏頭が、仏体下の台座に置かれたままになっている



仏頭修復にあたっては、元の姿に戻すべきという意見と、臼杵のシンボルともなっている像の姿を大きく変えることを憂慮する意見との間で激しい論争が起きた



元の位置への修復が国宝指定の条件として文部省(当時)から提示されたため、最終的に元の位置へ復元されることとなった















臼杵磨崖仏全景。建物の中に石仏が安置されている



撮影 令和元年6月8日

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