今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

松峯山 金剛輪寺(滋賀県愛知郡愛荘町松尾寺874)

2022年07月18日 | 神社・仏閣
訪問日 令和4年5月21日

松峯山 金剛輪寺
天台宗の寺院 西明寺、百済寺とともに湖東三山の1つ
聖武天皇の勅願で行基の開創、創建は天平9年(737年)または天平13年(741年)と伝えられる
平安時代前期の850年頃に、天台宗の円仁(慈覚大師)によって再興された
源義経が木曾義仲追討武運必勝、北条時宗が佐々木頼綱に命じた元軍降伏などの祈願をしたといわれている

総門(黒門)
江戸時代初期の建立で、全体的に黒色を施していることから「黒門」とも呼ばれる



「わけいりて 佛の恵み 松の峯 嵐も法の 聲かとぞきく」



境内案内図



受付を終え本堂までの「長~い」参道を歩く
他の湖東三山(西明寺、百済寺)は複数回訪れているが、金剛輪寺は二度目となる



西谷堂
江戸時代の建立



本尊:阿弥陀如来像



赤門






白門
明寿院(本坊)の入口になる



黒門から緩やかな上り坂が続いてきたが、ここから本堂までの坂や階段が辛い



参道横には千体地蔵と風車が置かれている



金剛輪寺を避けていたのはこの参道が辛かったことも一因
息切れで辛くなると休息し写真を撮る



参道を横切っているのは自動車道で、受付に申し出ると利用できる
今回が最後と思っていたので徒歩を選んだが……



二天門(重要文化財)
室町時代前期の建築
寺伝では、元来は楼門だったが、2階部分が失われたものという



仁王像
二天門に着いた頃には息切れが激しく雨も降ってきたため急いで仁王像を撮る
カメラにもレンズにもブレ防止機能が付いているのだが(汗~笑)



写真は7枚残っていたが、まともなのはこの一枚だけだった






手水



銅鐘(滋賀県指定文化財)



本堂(国宝)
本堂は、元寇の戦勝記念として近江守護佐々木頼綱(六角頼綱)によって建立されたとされる
<須弥壇金具に弘安11年(1288年)の銘>






天正元年(1573年)、織田信長の兵火で湖東三山の1つである百済寺は全焼し、金剛輪寺も被害を受ける
現存の本堂・三重塔は数百メートルの石段を上ったはるか奥にあるため、見落とされ、焼き討ちをまぬがれたのではないかという説もある



本尊:聖観音立像(秘仏)
行基が一刀三礼で制作した「生身(なまみ)の観音」と呼ばれる像






本堂横の花



案内板



本堂入口
堂内には重文の仏像が多く安置されている



三重塔(重要文化財)
ここを訪れた目的の一つがこの三重塔を撮ること






三重塔の全体を撮るために周囲を歩いてみたが難易度が高い
木々の葉が落ちた冬の雪の日が狙い目だという









雨が本降りとなり、滑る足もとに気をつけながら下りる



石仏群









名勝 明壽院庭園






桃山期の庭






江戸初期の庭









書院



護摩堂



庭園について全くわからないのが残念なところだ



明壽院玄関



撮影日 令和4年5月21日

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