今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

仁風閣(鳥取県鳥取市東町2丁目)

2019年11月17日 | 博物館・美術館・記念館
訪問日 令和元年5月23日

仁風閣(重要文化財)
旧鳥取藩主池田仲博侯爵の別邸という名目だったが、最初から皇族の宿泊を意図して設計・建築されたといわれる






仁風閣がこの位置に建てられたのは、明治40年(1907)5月
フレンチ・ルネッサンス様式を基調とした白亜の木造瓦葺2階建て



当時、鳥取市の年間予算が5万円だったとき、この建物の建築費が4万4千円だったという



仁風閣の周辺は久松公園として整備されている。鳥取城の石垣が見える



観覧料は無料だった。爺にもメリットがあって嬉しい



室内の一部の資料は撮影禁止になっている



完成同年に行われた皇太子嘉仁親王(のちの大正天皇)の山陰行啓時の御宿所として利用された



随行したのは元帥海軍大将東郷平八郎
「天気晴朗なれども波高し」バルチック艦隊との日本海海戦に際し、大本営に打電した一文である



家系図を見ると由緒ある血筋ということがわかる



さて、各室の様子を撮っていく



「螺旋階段」 一番驚いたのはこの螺旋階段だ



この階段には支柱がない



日本の高い建築技術は芸術の域まで達していると思った



この階段を上がって2階に進む。貴族にでもなったような気分にさせてくれる



更に、先に進む



館名は、これに随行した東郷平八郎が命名したもので、同人の筆による額



「御寝室」



「御座所」 この建物の中で最も豪華なこしらえの部屋






「御厠」



「謁見所」



「御食堂」



寝椅子などもある



再び「螺旋階段」を上から見る



使用は禁止されている



廊下の幅もかなり広い。柱も洋風






階段を下りて一階に戻る



やはり気になるのはこの「螺旋階段」 一見の価値あり



撮影 令和元年5月23日

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