今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

車中泊旅行 東北編 その1(鍵掛け岩・仏ヶ浦)

2013年10月08日 | 車中泊
2・3日前のあるテレビで片付けられない人の部屋をきれいにするという内容の番組を途中からだが、しっかりと視てしまった。
片付ける側の主役の女性も、生活が荒れていた少女時代は、部屋の床が見えないくらい汚かったと写真を公開しながら話していた。
就職試験も失敗続き、当然仕事もなく時間があったので部屋をかたづけだしたそうだ。
そうすると、自分にも変化が起こり就活もうまくいくようになり、現在の仕事に就いたといっていた。

その荒れていた少女時代の部屋より私の今の部屋の方がずっと汚い。
荒れた生活をしている訳ではなく、現職の時よりもさらに充実した生活を送っているのに。
ということは、ただ単に片付けられない男ということか。努力はしようと頭では考えているが行動できない。
しかし、テレビを視た直後だけに何かを実践しなければならない。
そこで、最初に思いついたことが、外付けハードディスクの整理をするということだ。
「見た目より中身」を優先したのかもしれない。


初の車中泊旅行(東北編)
驚いたことに初めてフェリーに車を乗せ東北地方を旅行した時の写真がそのハードディスクの中に入っていた。
平成17年7月25日から30日の記録だ。最近、ブログのネタも少なくなってきていただけに嬉しい。
今日から数日はこの旅の紹介となる。

若い頃から車が好きで日産車のチェリー、シルビヤ・スカイライン・フェアレディZと乗り継ぎマツダのワンボックスカー(ボンゴシリーズ3台)から、初めてトヨタ車のアルファードに。
納車は旅行の1週間前。自宅から函館港まで約300Kmだが慣らし運転も兼ねてちょうどいい練習になった。
函館港で一夜を車内で過ごしたが、フラットシートではないため仮眠程度で熟睡はできなかった。
フェリー乗船の際も初めての経験なので緊張したことを思い出す。



写真の母と娘は、私とは無関係だが、函館山を見ている姿がよかったのでついシャッターを押してしまった。
8年前の出来事だが記憶にははっきりと残っている。
この女の子も今は高校生か大学生になっているはずだ。
 


大間港に着き大間崎を見たあと国道338号線を南下していると、美しい景色と駐車場があったので立ち寄った。
「鍵掛け岩」と呼ばれ縁結びの神として信仰を集めている。



佐井村「新・観光三景」と自分たちで決めているところが面白い。



動物の顔に似た岩など美しい風景だ。






名勝・天然記念物 「仏宇陀(仏ヶ浦)」
さらに南下すると道路沿いに展望台があり数台車が駐まっている。私も展望台からの景色を眺めてみると「あっと」驚く光景が眼下に。



100メートル以上の高低差がある急峻な地形で車道を通せず、近年整備の歩道のみが海岸に通じる。
階段が続き所要約15分だが結構疲れる。



断崖により陸上から近付くのが困難な土地で、長らく地元民のみに知られる奇勝であった。



陸奥湾口の平舘海峡に面した峻険な海岸沿いに2キロメートル以上に亘り、奇異な形態の断崖・巨岩が連なる。
緑色凝灰岩を主とした岩石が非常に長い間の海蝕を受けた結果形成されたものである。



海上からでなければその全体像は把握できない。
佐井村佐井港およびむつ市脇野沢港からの観光船が一般的な交通手段。






宗教家の青木慈雲は霊界の入口であるとした。



文人で、登山家・紀行家の大町桂月は、1922年9月に下北半島を訪れた際、仏ヶ浦を見て強い感興を覚えた。



「神のわざ 鬼の手つくり仏宇陀 人の世ならぬ処なりけり」の和歌をもってその奇観を賞した。 
 

 

撮影 平成17年7月25日

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