今、出発の刻(たびだちのとき)

車中泊によるきままな旅
<名所旧跡を訪ねる>

相馬中村神社(福島県相馬市中村字北町140)

2024年04月13日 | 神社・仏閣
訪問日 令和5年10月16日

相馬中村神社<別名:妙見中村神社>
相馬氏の始祖である「平将門」が承平年間(931年 - 937年)に下総国猿島郡に妙見社を建立したことに始まるといわれる
別名「妙見中村神社」と呼ばれ、南相馬市の「相馬太田神社」「相馬小高神社」とともに「相馬三妙見社」の一つとして知られている


社号標



神馬






狛犬






神橋から境内に入る



鳥居
額には社号の「相馬中村神社」



皇大神宮遥拝所
この遙か先に伊勢神宮がある






神楽殿






北野天満宮









社務所



相馬野馬追(国の重要無形民俗文化財)
平将門公ゆかりの伝統的な神事「相馬野馬追」では、出陣式の舞台となっている
伝説によれば、相馬野馬追は今から一千年以上もの昔、相馬氏の遠祖とされる平将門が
下総国小金ヶ原(現在の千葉県北西部)に放した野馬を敵兵に見立てて
軍事演習に応用したことにはじまったと伝えられている




相馬野馬追 - Google 検索 ←クリック

手水舎



ここにも馬が



祭神:「天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)」



鳥居



この石段なら難なく行けそうだ



狛犬






石段の途中で、あることに気付いた
手すりの横に違った表情の馬が並んでいる



自分好みの馬を探して選んでみた(競馬の調子が悪いと悩む自分と重ねた)



拝殿(重要文化財)
現在の社殿は寛永20年(1643年)に中村藩2代藩主 相馬義胤(相馬氏第18代当主)により建立された



拝殿内の様子



奉納額もやはり馬



扁額には「妙見中村神社」
明治時代に入って廃仏毀釈により本尊の「妙見菩薩が廃棄」され、相馬中村神社と改称した









本殿・幣殿・拝殿(重要文化財)
日差しが強すぎるため反対方向に移動する



幣殿・本殿と続く
現在の社殿は、ほぼ20年ごとに都合10回の修理を重ねてきている



本殿(重要文化財)
祭神:天之御中主神(あめのみなかぬしのかみ)



本殿横の戸が換気のためだと思うが開いていた
本殿内を観る機会などないので、なかの様子をうかがってみた
「鏡」とその奥には黒塗りの宮殿(重要文化財)が見えた



仙台市から参拝に来られた男性から声を掛けられた
男性からは、祭神の「天之御中主神」について説明を受けた



天地開闢の時にあらわれた神で
神名は天の真中を領する神を意味し、「古事記」では神々の中で最初に登場する至高の神だと
帰り際、確認して見ると「天上界第一位の神」との記載があった



社殿周辺を歩いてみた

御水神舎



国王社
「国王社」の額の文字の横に「平親王将門■」<*■漢字が読めない(ヨの下に大)>と書かれていた
平将門については、NHK大河ドラマ『風と雲と虹と』を視聴しその存在を知った
最近読んだ「空也」という小説のなかでも登場し魅力的に描かれていた



松尾神社



塩釜神社・黄金神社






奉納額が納められている建物



奉納額









旅の楽しさは人との出逢いであるが、声かけ頂いた男性から多くを学ぶ事ができた
別れ際に「仙台にもいい神社がありますよ」と言われた



令和3年(2021年)2月13日の福島県沖地震で鳥居が損傷した
その後、2021年12月にステンレス製の大鳥居(高さ7.4m)が神社に寄進された



中村神社の親子杉(天然記念物)



撮影 令和5年10月16日

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