一鉄草魂  鉄道風景と乗車記 

美しい信州の風景を五感で感じながら
日本の鉄道風景を求めて・・・

木崎湖の縁に青田と電車かな

2023-08-09 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「木崎湖の縁に青田と電車かな」なんて一句詠んでみました。
「きざきこの へりにあおたと でんしゃかな」 季語・・・青田
木崎の縁には青田が細長く伸びてそれに沿うように大糸線が伸びる。
観光列車の乗客は北アルプスが見えなくなると仁科三湖を楽しむことになる。

撮影日 2023.07.16 13:16 信濃木崎~稲尾

駅前で狙う大物夏の湖

2023-08-08 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「駅前で狙う大物夏の湖」なんて一句詠んでみました。
「えきまえで ねらうおおもの なつのうみ」 季語・・・夏の湖
稲尾駅前の木崎湖では大物の木崎マスが釣れる釣り場があるらしい。
ボートに乗らずともルアー釣りが楽しめる絶好の釣り場なのである。

撮影日 2023.07.16 13:17 稲尾駅

対岸の青田に停まる汽車二両

2023-08-07 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「対岸の青田に停まる汽車二両」なんて一句詠んでみました。
「たいがんの あおたにとまる きしゃにりょう」 季語・・・青田
木崎湖の対岸に稲尾駅があり、鉄道模型のように2両の列車が停車する。
その列車をモーターボートが湖上から追い抜いて行く。

撮影日 2023.07.16 12:48 稲尾駅

日焼けの背電車気にせず鱒狙う

2023-08-06 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「日焼けの背電車気にせず鱒狙う」なんて一句詠んでみました。
「ひやけのせ でんしゃきにせず ますねらう」 季語・・・日焼け
何時間粘っているのか、日焼けした背が真っ赤になっている。
その背中も通過する電車も気にせず、一心不乱に鱒を狙っている。

撮影日 2023.07.16 13:31 稲尾~海ノ口

虹鱒の反転ありや背に電車

2023-08-05 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「虹鱒の反転ありや背に電車」なんて一句詠んでみました。
「にじますの はんてんありや せにでんしゃ」 季語・・・虹鱒
木崎湖は木崎マスが有名だが、俳句では虹鱒。喰った!とマスが
体を翻して反転する。背には電車が通過して行く。

撮影日 2023.07.16 13:31 稲尾~海ノ口

夏の湖撓らぬ竿やジョイント音

2023-08-04 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「夏の湖撓らぬ竿やジョイント音」なんて一句詠んでみました。
「なつのうみ しならぬさおや ジョイントおん」 季語・・・夏の湖
湖上で何人もの太公望が竿を出しているのだが・・・撓る竿がない・・・。
電車のジョイント音だけが湖上に響いてくる。

撮影日 2023.07.16 13:30 海ノ口~簗場

釣果あり?電車の窓の日焼け顔

2023-08-03 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「釣果あり?電車の窓の日焼け顔」なんて一句詠んでみました。
「ちょうかあり? でんしゃのまどの ひやけがお」 季語・・・日焼け
何処かで遊んで来たのか、電車の窓には日焼けした顔が見える。
その人が釣果があるのか気にして顔を窓に近づけて湖上を眺めていた。

撮影日 2023.07.16 13:22 稲尾~海ノ口 

大糸線車窓に広がる姫女苑

2023-08-02 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「大糸線車窓に広がる姫女苑」なんて一句詠んでみました。
「おおいとせん しゃそうにひろがる ひめじょおん」 季語・・・姫女苑
大糸線沿線も耕作放棄地が所々に広がり、ヒメジョオンが咲き誇っている。
美しい日本の原風景がひとつ、またひとつと消えていく。

撮影日 2023.07.16 10:45 簗場~南神城

電車来て一斉に揺れ姫女苑

2023-08-01 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「電車来て一斉に揺れ姫女苑」なんて一句詠んでみました。
「でんしゃきて いっせいにゆれ ひめじょおん」 季語・・・姫女苑
夏ソバの花かと見間違うほど遠目では良く似ているヒメジョオン。
電車が来ると線路脇のヒメジョオンが一斉に揺れた。

撮影日 2023.07.16 10:45 簗場~南神城

田が消えて姫女苑咲く線路脇

2023-07-31 14:45:00 | 大糸線(JR東日本)
「田が消えて姫女苑咲く線路脇」なんて一句詠んでみました。
「たがきえて ひめじょおんさく せんろわき」 季語・・・姫女苑
かつては田んぼだった場所が耕作放棄地となってしまったのか・・・。
ヒメジョオンが咲く荒れ地に変っている。国土が地方から荒廃していく。

撮影日 2023.07.16 10:37 簗場~南神城